169 きみがおとなになるまえに
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さっきの子、
[ 少し前に、彼女と話していたこどもを思い出す。 そういえば、劇場以外でこんなにこどもと会うなんて、とても珍しいことだ。 だから、少し気になった] どこから、きたんだろう。
(19) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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[ 自分の周りで見かけるのは、ショーで一緒だった子たち、そして、時折頼まれる礼拝で讃美歌を歌う際に見かける、プラチナブロンドの少女だけだった。 オーレリア、と。いつも横にいる、学者のような、少し、神経質そうな、”先生”に呼ばれていた彼女は、聖女だと聞いた。讃美歌を歌う為に壇上にあがる際に、おいのりをする姿を見かける。 目の前にいるユウガオだって、今、まさにショーをしているクラリッサだって、昔から自分に良くしてくれるマリオだって、みんなみんな、こどもが唯一集められるショーのキャストだった。 だから、それ以外のこども、というのは、とてもとても不思議に感じた。 今日は、何かが起こるんだろうか。 >>18藤乃がユウガオを誘うのを聞いて、どう?と、一緒に首を傾げながら、…は街を見渡した。いつもより少し、人が多く感じる]
(20) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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今日は、街が賑やかだね。 お祭りみたい。 [ 少し遠く、多分、劇場の方から、…の一番好きな曲が聞こえた。 クラリッサ、今日も踊っているの?歌っているの? 今日は誰と歌っているんだろう。 ぐっとこみ上げる気持ちを抑える事もなく、…は静かに歌いだした] 『 パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、 そこに住むある人によろしく言って、 彼はかつての恋人だったから 』
[ 気楽な鼻歌のような、それでいて子守唄のような、ふわりと軽い歌声を、唇に乗せた。 なぜかとても、歌いたい気分だった**]
(21) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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―とある日、キネーンシアターにて―
[ある日突然、楽屋に現れた、髪の長い、藤色の和服を着た男。 突然言われた、ステージからの追放宣言。ほとんど表情は変わらないけれど、少しだけ、目を見開いて驚いた。 商品として、自分が扱われているのは知っている。けれど、歌を歌えれば、それだけで、幸せではあったのだ。けれど、子供”らしく”笑顔が出ない自分を、養殖こどもなのではと罵るおとなが居る事も知っていた。 時折、舞台の上で歌う自分や、踊りと歌が下手な仲間に、心無い言葉を浴びせるおとなもいた。その度に、泣きたい気持ちを抑えて、必死に笑う仲間を見て、おとなが、こどもが、世界が、こうなってしまったのは、なぜだろうと考えた。 答えはたぶん、いろんなところに落ちている。 けれど自分には、関係ないことと思っていた。 愛想のない自分は、ただ、飽きられるまで、おとなになるまで、こうして歌い続けるだけだと。 だから、優しい笑顔と甘やかな声で自分を呼ぶそのおとなには、とても驚いたのだ]
(95) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ さぁ、帰ろう。俺たちの家に。そう言われて、ゆき、と名を呼ばれた。 ゆき? それは、あのひらひらと空から落ちる、冷たく白いかたまりの事だろうか。 不思議に思って、首を傾げた。 もしかして、彼は劇場にいる『ゆき』という少年と、自分を間違えているのだろうか。 こんなに白い髪の毛のこどもを見た事はないけれど、もしかしたら新しく入ってきたばかりなのかもしれない。 …は、歩みを止めてじっと藤乃を見上げた] ……僕、ゆきじゃないよ。
(96) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ そう言って、間違えた?と、首を傾げてみせた。 今ならまだ、間に合うだろう。間違ったこどもを引き取ってしまったなら。 しかし、藤乃は優しく笑うと、自分の頭を撫でた。 愛おしい存在を扱うように、その手は丁寧だった。 間違ってないよ、ゆき。今日から君の名前は、ゆきだ。 それはとても聞き慣れなくて、おへその奥がむずむずとくすぐったかった。 けれど、なぜか嫌な気分はしなかったのだ] じゃあ、
[ 横に並ぶ、自分より大きな手を握った]
家に帰ろう、藤。
[ それが、シルクがゆきになった日]
***
(97) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ のびやかに、波紋が広がるように、二人の歌声は響き渡る。…は、自分に視線が注がれていることに気付いていたけれど、特に気にはならなかった。 おとなに向かって笑いかけるユウガオを見て>>63、あぁ、やはり自分とは違う、と、少し感心する。 笑えない訳ではない。けれど、…の歌には、”欲”がないのだ。 機械仕掛けのオルゴール。ねじを巻いて、ただ歌うだけ。 生きていなくてもよかった。ただ、歌えるならば] [ だから…は讃美歌を歌う。生も死も欲もない、天の御使いとして。 おお主よ。御名を崇めさせたまえ。 教会のステンドグラスの光を浴びながら、神の名を謳っている間だけ、…は少しだけ、自分が生きているような気持ちになれた] [ …は生にこだわらない。 だからこそ、ゆきはいのちの歌を歌えなかった。 ]
(98) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ 遠くから聞こえる音楽が止まったと同時に、…も歌う事をやめる。 いつの間にか、周りにできていた人だかり。わっと上がる歓声。 知らない顔のおとな達が、にこにこと笑いながら自分に話しかけてくる。 けれど、愛想良く笑う事ができない…に気付くと、ある人はつまらなそうな顔で、またある人は舌打ちをしながら、一人一人と離れて行く。 時折、それでも優しく笑いかけて、飴をくれる老婆や青年も居たけれど、それでも大半は、こどもらしくない自分を見て、やはり落胆を表すのだ] [握られている、藤乃の手を小さく握り、ユウガオ、と横に居るユウガオに声をかけた。 顔にはやはり、表情は浮かばない]
クラリッサに、会いに行く?
[ >>38ステージに行ってみようと言っていた事を思い出して、ぽつりとやはり、静かに零すのだ*]
(99) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ ふと、何かを探すように辺りをきょろきょろと見渡すユウガオに、首を傾げる。>>150 どうしたの、そう聞こうと口を開いた時に、横から声をかけられた>>149] [ 彼のことは、よく知ってる。藤乃のお客さんで、マリオが、いつも一緒にいるひと。 何をしているのだろう、毎回、こども用の服をたくさん注文していく。 きっと、彼もこどもを商品にしている。詳しくは、わからないけれど。 それに対して、別に良い悪いという感情はない。ただ、そっと瞳を閉じるだけ。]
(186) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[ こんにちはとあいさつをされて、見知った二人にぽつりと挨拶をこぼす。けれど、それも束の間、ヴェスパタインと名乗ったおとこのおとなは、メロンパンを買いに慌ただしく離れて行ってしまった。 おとなになっても、甘いものが好きだったり、楽しいものを見て笑ったり。 それはまるでこどもと同じなのに、どうして人は、ただ数が少ないというだけで、こどもを特別視するんだろう。 やっぱり…には、よくわからなかった]
(187) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[ ふとそこで、いつも讃美歌を歌っている教会の神父に、少し立ち寄って欲しいと言われていた事を思い出す。きっと、次の礼拝のことだろう。一人で出歩くことはできないから、街へ出られるのはどうしても藤乃の仕事のついでになってしまう。だから、できれば今日行っておきたかった]
ユウガオ、まだここに残る?
[ 隣に佇む少女に向き直って、静かにそう尋ねた。彼女は、まだここに残って、何かしたそうに思えたから、言外に遠慮はしなくていいよという意味を含ませながら。 言葉少なな…の真意が伝わったかはわからないけれど、彼女は聡明だから、きっとわかってくれるだろう。 もちろん、彼女も一緒に行くならば、先ほどと同じように藤乃と三人で。*]
僕、教会の方に行かなくちゃ。
(188) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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