109 Es+Gossip/Amnesia
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ヤニク! 今日がお前の命日だ!
2014/02/06(Thu) 05時頃
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― 早朝・森 ―
[男は深い夜の森を歩いていた。 木々の根を踏みつける足が重い。
肩に背負った赤の神の加護は、今もって健在だが、一度呪いで侵した欠片が剥がれるほどに、己の身体へ反動を齎した。 強大な影響を及ぼす呪術を司るだけに、負担も大きい。 人を呪わば穴二つとは良く言ったもの。
ハ、と短い息を零し、ランプを持って集まるドール達から離れた場所で肩を大樹に寄せた。 空にぽっかりと浮かぶ月は大分欠けている。 黒夜の終わりが近いのだ。
いや、黒夜だけではなく、全ての。 男はレンズ越しの瞳を細め、薄く唇を開いたまま、白々しくも見下ろす無慈悲な女王を仰いでいた。]
(6) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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― 回想・森 ―
[トレイルに近づいた時に、微かに動く気配があった。>>5:331 動けるのか、と問うた声には、煙が欲しいとか細く鳴いた。
崩れるように落ちかけた指先を咄嗟に拾い上げ、燐寸箱ごと冷たい手を握りこむ。 彼が力を限界まで使ったのは、見ていれば分かる。]
―――…、
[眉間に皺を寄せ、緩やかに首を振る。 否定の意ではなく、脆くなりそうになる自身の心を叱咤するためだった。
燐寸を側薬で擦って、燐の燃える仄かな香りを立て。 ジジ…と焼け付く音を鳴らし、彼の咥えた紙巻の先を焔で炙った。 強すぎる赤の色とも違う、穏やかな橙の火が零れて、足元で弾けて消える。]
(7) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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[揺らめく紫煙をジッと眺めながら、何か言わねばと口を開き、また閉ざす。 彼の間に横たわる深い約束。 それ以上のものを、彼に求められなかった。
それが強欲と呼ばれる事は知っていて。 傲慢な願いだとも知っていた。 彼にどれ程を捨てさせたかも分からない。
それでも、微笑む彼に、赤き盾としての本懐を見る。]
(8) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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[微かな声で問われ>>5:332、自身の左手を開いた。 褐色の肌が覆っているが、この手は随分と血塗られている。 子供にまで刃を振るうとは、考えたことも無かった。
だが、後悔をしてはならない。 顔を上げ、前を見ねばならない。 そうして、自分を律さねばならない。
今は未だ。
トレイルの指先が手繰るままに任せ。 皮膚の焦げる音を聞いた。 ジクリとした炎症は、褐色の肌にも確かな円環を刻む。 痛みに呼気を散らすことも、彼から目を逸らすこともせず、ただ、心臓を捧げた。]
(9) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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―――……Zakhor,Al Tichkah.
[赤く焼けた左の薬指。 結んだ小指も、繋げた薬指も。
己を熱くさせる。]
(*0) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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[囁き受けた呪いが、己を生かす。 皆、己に生きろと呪いのように奏でる。
Gossipは人の口に上る度、威力を増すと知っているかのよう。 忘れない、と紡いだ言葉は、最早彼に届かない。]
(10) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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[たとえ、彼がどんな果てを見ようとも。 たとえ、彼が煉獄で灰になるまで劫火に焼かれたとしても。]
(*1) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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[忘れえぬ名を一度呟いて、約束の円環嵌る指を握りこんだ。 何もかもの、終わりが、直ぐそこまで近づいている。*]
(11) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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― 現在・森 ―
[暫し、息を整える為に取った休息。 ジリ、と痛みが左手から上がり、微かに片目を歪めて手元に視線を落とす。
自分も強欲になったものだが、彼も大概だ。 無論、彼はそれに見合うだけを支払った。 次は己の番だ。
静寂に耳を澄ませたところで、小さな羽音が聞こえた。]
――…蜂…?
[爪ほどに小さい蜂が一匹、己の下へと蛇行しながら訪れる。 それがトレイルの撒いた術式の唯一残った一匹だと知れた。 針を恐れず、指を差し出せば、心得たように左の薬指に止まる。]
(12) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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[良く似たものだと、双眸を緩めると、飛び立つ気力も失った蜂ごと引き寄せ、自らの指を噛み切った。 血の匂いに誘われ、指腹まで辿り着いた蜂が己の鮮血を啜る。
術者を失った魔蟲を手懐けるには、何が一番効くか知っていた。 黄金色に似た鮮やかさを失い、漆黒に染まる蜂が親指ほどの太さに膨らむ。 まだ、動いてくれるらしい。
カードは全て切ってしまった。 あとはこの身一つ。
黒き蜂をスーツの隠しに誘い、男は背を持ち上げた。*]
(13) 2014/02/06(Thu) 21時頃
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/* >>12>>13が蟲姦フラグだとこの海のリハクの目を(ry トレイルは蟲好きかな?
大局のフラグは散々立てたし、のんびり見守りつつ、 行動出来そうなら赴いてみるかな。
(-19) 2014/02/06(Thu) 22時頃
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― 現在・→城内 ―
[森からドールが去った後、時間をずらして古城へと戻る。 この鳥篭で風切り羽を切られていないものは幾らもいない。 吸血種が三人、人が二人。――そのうちの片方は既に、人をでは無くなってしまったが。
部隊長は怒りに駆られたか、はたまたもっと大きな陰謀が渦巻いているのか。 森で拾った三人は、アムネシアへと送られただろう。 末路を厭い、悔やむ資格は自分には無い。
いつも、いつだって、非情な選択をしてきた。 今更、正義等と唱える心算など無い。 そんな見方を変えれば脆く崩れ去るものを指針とはしていなかった。]
(30) 2014/02/06(Thu) 23時頃
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[ドール達が騒がしい。>>16 収容者が多かったからではない。 耳を過ぎていく噂話は、殆ど怨嗟のよう。 それなのに、システマチックな投獄は続けられる。>>#0
不穏は蔓延り、城を飲む。 切欠を作ったのは己であるが、一石は波紋を呼び、歪みを生み出す。
足早に大広間へと向かう途中、フィリップの背を見かけたが、声を掛けられよう筈もなかった。>>24 蒼白を浮かべた横顔は、柳の如く構える彼に似つかわしからぬ。
彼のような男があんな顔をする事態など数限られている。]
(31) 2014/02/06(Thu) 23時頃
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[そして、自分は、そんな事態に心当たりがある。
大広間へと足を進めた男が見たものは、凄惨な光景。 ケースを棺に見立てて納められたポートレイト。
瞬間、動揺を隠し切れずに息を呑み、目を見開いた。>>16]
(32) 2014/02/06(Thu) 23時頃
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[強靭な肉体を持つ吸血種を殺す為には手順が要る。 その手順を踏まねば、吸血種を殺す事は不可能だ。
それを部隊長は理解している。 殺す為に生かし、辱めている。
肉の削げた両足に、焼かれた顔は視線も合わない。 焦げた髪の色が微かに彼の面影を残すだけ。
見せしめのように張り出された肖像写真。 そして、終焉を綴る一文。>>18]
(33) 2014/02/06(Thu) 23時頃
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[彼の身が無事で済まないことは知っていた。 いや、知らされていた。 自らが黒幕であると名乗り出る意味を、あの聡明な頭が理解せぬはずもない。
内頬を噛み切った口の中に血の味が拡がった。 男の胸に生まれるのは確かな怒り。 両手に握りこんだ指が震える。]
(*2) 2014/02/06(Thu) 23時頃
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[己は選択した。
一度目は汽車に乗ったとき。 祖国の地は踏めぬだろうと思いを抱いて。
二度目は彼の傍を離れたとき。 赤き盾の覚悟を受け取って。
三度目は今。 強く握り締めすぎた両手から痺れが上がり。 憤怒に燃える黒き双眸が輝く。]
(35) 2014/02/06(Thu) 23時頃
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[彼が整えたのは、場だ。 己の使命を後押しするための。
剣もなく、爪もなく、切り札も持たない。 だが、この足に火を入れる。
左手が痛み、喉が渇き、奥歯を噛み締めた。 竦みそうなる足を鼓舞し、踵を返して向かう先はドールを捕まえ聞いた日和見の男の部屋。 この城に残る数少ない吸血種である、フィリップの元。]
(36) 2014/02/06(Thu) 23時半頃
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― →フィリップの部屋 ―
[ガン、とノックにしては礼節の足りてない無粋な音が響く。]
日和見の。居るか。
[そして続けるのは、在室を問う声。 彼は明朝、アムネシアに送られる。
狙いを定めるのなら、もうその時しか残されていない。 吸血種である彼より余程、暴力的な男は、もう一度彼の部屋の扉を叩いた。]
(37) 2014/02/06(Thu) 23時半頃
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[三度目の殴打を扉に掛けた時に、中で動く気配があった。>>40 持ち上げていた腕は下がり、代わりに開かれた扉。 己は挨拶もせずに、彼の肩を押しやり、部屋に足を踏み入れた。]
悪いな、扉の立て付けに拘るほど余裕がない。
[相手の部屋であるから、と言う要素は度外視にして、後ろ手で扉を閉め切れば、彼へと視線をやり。]
アムネシアにあの男が居るのだろう。 周囲の暗さに目は慣れたか? 私は暗いと嘆くより、明りを付ける方が性に合う。
[端的に口火を切れば、広間のポートレイトを見たことが知れる。 その上で、彼に向かい口を開き。]
(51) 2014/02/07(Fri) 00時頃
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―――私に協力しろ。
嘆きも、祈りも、願いも届かない。 待つだけでは、欲するものは手に入らない。
【部隊長は、このアラン・リベレイターが殺す。】
[生き急ぎすぎないようにとの忠告を無視する男が、一等強い*呪を放った。*]
(53) 2014/02/07(Fri) 00時頃
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[いつも、いつでも。 絶望を焼く赤の色。
約束を交わした薬指が、チリリと痛んだ。*]
(*3) 2014/02/07(Fri) 00時頃
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― フィリップの自室 ―
[彼の言葉に僅かな違和感を覚えながらも、瞳を眇めて口を開いた。>>56]
そうして自分に言い聞かせているだけだろう。 [変わらない彼は、変わらないとまるで自分に言い聞かせるように聞こえた。 いや、或いは、変わりたくないとも。
彼がどのような状況で覚醒したかは知らない。 ただ、流れに押されて、此処まで辿り着いたのだろう。]
(69) 2014/02/07(Fri) 19時半頃
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協力すると踏んでいる。
[彼の語尾が持ち上がり続けても、己は言い切った。>>57 彼が考えもなく、不変を抱いて居るのではないことくらい知れる。 彼の強さは己の目指すものとは違った形をしているが、己よりも余程、善良なはずだ。 己は彼の数日前の自己申告などまるで信じていなかった。] 私は唯々諾々と甘受する生き方はしない。 悔いるべきなら後でやる。 お前は私に協力する。 お前は火柱の立つアムネシアを、見たくない筈だ。
[彼の濃い緑色の瞳と、黒の双眸がぶつかり。 損得勘定を口にする彼が、それほど利を得たがっているとは見えない。 自己愛の為に、保守に回るとも、決して見えなかった。]
(70) 2014/02/07(Fri) 19時半頃
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[そう、この男は。 自身の創より、人の創を厭う。 人を傷付けることを厭う。
罰は受けるべきと紡いだ口で、正論奏でた身で。 彼は必ず、仲間を救う算段に手を貸す。
己は、真っ向から視線を合わせると微かに声を潜めて囁いた。]
(-72) 2014/02/07(Fri) 20時頃
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今日、投獄されるお前にしか成せない。 アムネシアに放り込まれる時、出来るだけ派手に暴れろ。 注意を引け、何を使っても構わない。
[城に残った吸血種は限られ、油断と言う名の隙を突くなら今宵が最後。 黒夜が明ければ、きっと断罪は下される。>>60
選ぶ。と同じ言葉で問いかけた彼に返す。 彼は必ず選択するだろうと、ある種の期待を込めて。]
選んでもらわねば、ならない。 もう一人、人間が居ただろう。 アイツを巻き込んででも、騒ぎを作れ。
そうすれば必ず――――…、
(71) 2014/02/07(Fri) 20時頃
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お前の仲間は助けてやる。
[彼が捨ててしまった人の生。 変わりに二年かけて築いた信頼。 それを試すように。
或いは、それを選んで欲しくて。 男は、どれ程ぶりか、“願う”ように、乞うた。]
(-73) 2014/02/07(Fri) 20時頃
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[反逆者の交渉。 彼が頷けば、相手の立場は悪いものになるだろう。 投獄の縄が掛かる身、失敗すれば今度の標的は彼になる。
牢獄で織り成されている拷問が彼に向かう可能性も十分にある。 だが、それでも己は彼に選択を迫る。
秤がどちらに傾くか。 牢での安寧を選ぶか、己に賭すか。 彼に向けるは、二つに一つ。*]
(72) 2014/02/07(Fri) 20時頃
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/* 色々拾ってしまったので、アランの破綻が激しいけど、 まぁ、何とかエピで整えよう。
(-74) 2014/02/07(Fri) 20時頃
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