169 きみがおとなになるまえに
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/* ヴェスさんはいちいち言動が天使だよな
(-4) 2015/09/23(Wed) 10時半頃
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そっか、……何か、良いものは見られた? 俺たちも随分あちこち回ったけど──、キネーンは、やっぱり大きな街だね。 道中、立ち寄った場所でも、子どもは殆ど見かけなかったよ。 ……此処に、来るまでは、ね。
[ヴェスパタインから返ってきた答えに、小さく目を瞬いて、訥々と言葉を紡ぐ。>>+2 2人の関係や、此処に至るまでの経緯などは知る由もなかったけれど。 はにかむ顔は決して悪いものではないようだったから、此方も微笑み返して。 尋ね返されれば、ううん、と少し目を泳がせる。]
似たようなものかな。 ……ただ、俺たちの場合は、……俺が、外を見てみたくて。
[外──"楽園"を。 そこまでは言わずに、此方も少し誤魔化すように。]
(+4) 2015/09/23(Wed) 22時半頃
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[お互い様、という言葉に、少しほっとしながら、差し出された手をぽかんと見つめる。 次いで、ふは、と笑い声を零した。]
仲直りの握手なんて、何年ぶりかな。 じゃあ、──ごめんね、許してもらえる?
[差し出された手を軽く取って、握り返す。 喧嘩したわけじゃないのにね、という声には、全くだ、と笑いを返して。 ゆきへと問いかける>>+3ヴェスパタインを眺めながら、ふと笑顔を引っ込める。]
……2人は、これからどうするつもり?
[自分とゆきは、まだ、比較的此処に馴染みやすい方だと思う。 藤乃も、ショーの裏方として衣装を作っていたとはいえ、その技術を生かしてタリンで出来ることはいくらでもあるだろう。 ただ、レンタルサービスに従事していたマリオなんかは、タリンに留まるならば、大きく生き方を変えることになるかもしれない、と。 そんなことを、頭の隅で思ったものだから。 未だ決めかねている最中かもしれないとは思いつつ、尋ねてみる*]
(+5) 2015/09/23(Wed) 22時半頃
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/* ヴェスかわ。 寝る詐欺
(-8) 2015/09/24(Thu) 00時半頃
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/* ちょこっと発言作ったので明日朝には落としたいな。じやないと次が夜になっちまう…… ヴェス絡んでくれてありがとうありがとう。ジェフとヴェスは大人組の天使枠……
(-9) 2015/09/24(Thu) 01時頃
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[ヴェスパタインが語る声を、頬を緩めたまま聞く。 ゆきがそんな風に、何かに関心を示しては藤乃の手を止めるようなことは、きっと酷く少なかっただろうけど。 それでも、物珍しいものを見かければ、2人で足を止めて眺めたりはしていただろう。 そんなことを思い出しながら、相槌を打って。 けれど、不意に複雑そうに逸らされた目に、ああ、と思う。]
(+18) 2015/09/24(Thu) 08時頃
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[ここは──タリンは、長閑で平穏な街だ。 "こども"にとっても。また、"こども"と共に穏やかに過ごすことを望む大人にとっても、そこは正しく理想郷ではあるだろう。 街の人々も、外から来た藤乃たちに不審な顔を向けることなく、快く受け入れてくれている。
そこは確かに、追い求め続けた"楽園"ではあったけれど。 自分たちが今迄生きてきた環境を根底から覆すような、この街の生き方に戸惑う思いがあったとしても、きっと無理はない。
30と少し。この世界に置いては藤乃の生はまだまだ短かなものではあったけれど。 一応"大人"と呼ばれる側には分類されるからか。そのぐらいの想像はついた。 藤乃とて、最初は、本当にこんな場所があるのかとさえ思ったのだ。 見目の歳と精神の歳。それがかけ離れていればいる程、戸惑いは大きいだろう。 そう思ったから、柔い声で言葉をかける。]
(+19) 2015/09/24(Thu) 08時頃
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無理も、ないんじゃないかな。 此処は、あまりにも──違い過ぎるから。
[俺だって最初は驚いたよ。本当にこんな街があるのか、って。 そんな風に付け加えて]
……でも、随分穏やかな街だしね。 急かす誰かがいるわけでもないんだ、2人でゆっくり話し合えばいいんじゃないかな。
[そこまでを伝えて、笑む。 そんな時だろうか、ゆきが服の裾を控えめに引いたのは**]
(+20) 2015/09/24(Thu) 08時頃
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……ゆき?
[裾を引く手の力は、小さくとも、藤乃の視線をゆきへと向けさせるには十分で。>>+17 訝しげに、首を傾げる。 だけど、その様子はいつもとどこか違うような、──ああ、見下ろす視線からでは今ひとつ読み切れないのがもどかしい。 ただ、静かな声で紡がれた願いは、きちんと聞き取れたので。 了解、というように、裾に絡んだままの手に、自分の手を柔く重ねる。 次いで、ヴェスパタインへと視線を戻して]
ごめん、立ち話になってしまったね。
少なくとも、俺たちは此処に留まるつもりでいるし……、 また今度、時間が許せば食事でも。
[そんな風に2人へと手を振り、背を向ける。 ゆきの手を引いて、歩き出した*]
(+21) 2015/09/24(Thu) 21時半頃
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[そうして、ひとまずはゆきの言葉通り、外へと足を向ける。 外に出た途端、日差しの眩しさに目を細めながらも、ゆきと視線を合わせるように屈みこんだ。 よくそうするように、白い髪をさらりと梳いて、細やかな違和感の元を探るように目を合わせる。
「外を散歩したい」という言葉とは裏腹に、その表情はどこか陰っているようにも見えて。]
……具合でも、悪い?
[思わず額にも手を当てて、首を傾げて問うけれど、それにはきっと首を横に振られてしまっただろう。 それでも、やっぱり胸の内の小さな違和感は拭えなかっただろうから。]
──どうかした?
[ゆきの両手を、包むように握りこんで。 出来るだけ、柔い声で尋ねてみる*]
(+22) 2015/09/24(Thu) 21時半頃
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[この子のこんな声を初めて聴いた、と思った。>>+24 うたっている時のそれとはちっとも似つかない、惑い揺れる、声。]
……ゆき、
[返事に窮して、藤乃もまた戸惑ったように名前を呼ぶ。 それでも、その問いへの答えはひとつだけ。]
──タリンは、"楽園"だよ。
[ゆきが導いてくれた、ゆきに導かれた場所だから。 それは、藤乃にとって揺らぐことのない、答え。 言い切ってしまえば、それはゆきへの返答と言うよりも、自分の心へと響いて。 気持ちを立て直すように、藤乃は、いつもの穏やかな笑みを浮かべる。 ゆき、と、今度は静かに、いつもの優しい声で呼ぶ。]
(+26) 2015/09/24(Thu) 22時半頃
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……長く生きていると、ね。 自分のそれまでの生き方に納得していてもいなくても、 環境が変わることに、気持ちが驚いて、ついてゆけなく感じることもあるんだ。
[勿論、それが良い変化であっても、と付け加えて。]
あの2人は、たぶん、俺たちよりも長く生きているから。 選ぶことに、少し時間がかかることも、あるんだよ。
……2人が、タリンに住まうことを選んでくれたらいいのにね。
そしたら、皆で、うたを歌えばいい。 その時は、ゆきが、俺たちの歌の先生になってくれる?
[そんな風に、冗談めかして笑う。 それは、まるっきり、綺麗な大人の回答だ。]
(+27) 2015/09/24(Thu) 22時半頃
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[だけど、この時。 たぶん、小さな小さな波紋は、藤乃の胸に落ちて。 それは、すぐに掻き消えてしまう程に細やかなもの。
──神の御使いにも似た、白い小さな子ども。 彼に導かれて、自分はタリンへと辿り着いたけれど。 揺れたアイスブルーの瞳は、ただの、10歳の子どものそれでしかなくて。
だから、何か、この時。 もっと違う言葉を、藤乃は持っていたんじゃないか、と。 そんなことを、一瞬だけ思ったのだった*]
(+28) 2015/09/24(Thu) 22時半頃
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/* いきなり饒舌に喋りだした……どうした……
(-16) 2015/09/24(Thu) 22時半頃
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/* 中身はなんかもう、10歳のこどもをこんだけ崇拝して家族ごっこみたいな感じで、お前がいちばんゆきをもの扱いていうか偶像崇拝ていうかそういうあれじゃねーか!ってすごい腹たってくる感じなのでちょっと解消に向けて動かすつもり……
(-17) 2015/09/24(Thu) 23時頃
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/* 甘やかしたがりの大人の図は、自分のためでゆきのためじゃないんだよねという感じで。ここにきてやっとちょっとPLがPCをああなるほど……と飲み込めてきた感……本当に……迷走長かった……
(-18) 2015/09/24(Thu) 23時頃
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