127 【完全RP村】P.S Episode2
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ー→白軍拠点ー
[転移魔法が作動する寸前、ジリヤが短く叫んで剣を振りかざす>>63。この距離で、避けるなんて出来っこない。 けれど閃光が間に合ったのか、予想した痛みに襲われることはなく。そのまま闇に包まれて、転移魔法に引っ張られるままに本拠地へ。]
ジリヤ…
[帰還するや否や床にへたり込んで、自分の肩をぎゅっと抱きしめる。 醒めた色でこちらを見ていた、片方だけの目。 この戦争でたくさん大切なものを失って、見たくないものを見て来たのだろうか。 無意識に、大好きだった友人の名を呟く。それを最後に、突然息が詰まった。]
(+0) 2014/07/18(Fri) 18時頃
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…っ、あ…!?
[背後からの怨嗟は、早口でよく聞き取れない。把握出来た単語から推測すると、ジリヤと会話していたことが彼…共に逃げてきた兵士の胸中に、疑心暗鬼を生んでしまったらしい。 弁解しようにも、首を締められ呼吸もままならない状態ではどうしようもなくて]
おにぃちゃ……ベネ、ト…オスカ…
[助けを求めて唇が動くけれど、喉からは僅かに掠れた音が出ただけ。 彼を自分から引き剥がそうとする周囲の声が、段々遠くなる。両手が力なく落ち、意識が暗闇に沈みかける中、とりとめもない考えが次々と浮かぶ。]
(+1) 2014/07/18(Fri) 18時頃
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(私を殺したら、この人は処罰されちゃうかな。)
(ベネットにあげる毒、まだストックあったっけ?) (オスカーの痛み止めも。棚にあったはず、だけど。)
(ジリヤ、またこっちに攻めてくるかな。) (みんなと戦うなんて、嫌だよ。ジリヤ。)
(……あの薬、ダメになっちゃった。) (お兄ちゃんが教えてくれて、上手く出来たと思ったのに。)
(ーーあぁ、もう一回だけ。) (会いたかった、なぁ。)
(+2) 2014/07/18(Fri) 18時頃
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………キョウ…
[最期の言葉が男の人の、しかも彼の名前だなんて知れたら、兄は怒るだろうか。 ずっと昔、子供の頃に似たようなことで叱られたのを思い出して、苦悶に歪んだ口許が少しだけ緩む。 閉じた瞼は深緑の瞳を覆い隠し、そのまま二度と開くことはなくなる。ヒトからモノへ変わったばかりのミッシェルは、心なしか穏やかな表情を浮かべていた。]
(+3) 2014/07/18(Fri) 18時半頃
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ー白軍拠点内・某所ー
[懐かしい声が聞こえる。もう一度と希った、彼の声が。 それに惹かれるようにして、ミッシェルは目を覚ました。機能しなくなった肉体を置き去りにして。]
…きょ、う……? こんなところに、どうして…?
[死んだはずなのに意識があることよりも、京介が変身もせず自陣にいることが信じられなくて。 身体を失った自分の声は、彼には届かないのかもしれないけれど。京介が膝をついた格好から立ち上がるのを見れば、思わず叫んでいた。]
待ってよ、キョウ! 行かないで!危ないこと、しないで…!
[部屋を去ろうとする彼の背中に、手を伸ばす。触れることは叶わなくても、認識されなくても、彼の行くところについていくつもりで。]
(+4) 2014/07/19(Sat) 01時頃
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…キョウ?聞こえてる、の? ねぇ、ミミの声、わかる?
[反応が返ってくると、思わず声が弾む。こんな形ではあるけれど、再会が叶うなんて思っても見なかったから。 馬鹿だと改めて言われると>>21、びくっと身を竦ませて…竦む身体なんて、もうないのだけれど。それでもふわりと宙に浮いて、彼の後に続く。]
っ、ごめん…でも、だって! ここで戦闘なんかしたら、キョウが…?
[言いかけたところで、また新たな来訪者。 懐かしい愛称で、ミッシェルを呼ぶ声>>22。さっき別れを告げたはずの顔と、その隻眼に浮かぶ感情に気づくと、翡翠が困惑に揺れた。]
ジリヤ、やめて!違う! キョウのせいじゃないの!
[京介に敵意を向けるジリヤ>>23に必死に話しかける。でも京介とは違い、彼女には声が届いてくれないらしい。 ふたりとも、傷ついて欲しくないのに。 涙こそ流れないものの、今にも泣き出しそうな顔で京介を見上げる。 お願いだから、ジリヤに手を出さないでほしいと。]
(+5) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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[こちらの声に応えてはくれなかったけれど、京介がジリヤを傷つけることはなかった。ほっとすると同時に、胸の奥が痛む。見守ることしか出来ないのが、こんなに辛いことだったなんて。]
キョウ…待ってよ、ミミも行く。
[淡々と部屋を出ようとする京介>>25に続き…一度だけ、振り返る。 ミッシェルの死を悲しみ憤ってくれた。ジリヤの中には、あの頃の優しさがまだ根付いている。それが彼女を苦しめていると知りながら、彼女が心を失っていないことは嬉しくて。 どうか無事に、兄や仲間たちに遭わずに帰ってほしい。そう祈って京介の背中を追いかけた。]
[だから、その後に起きたことは知らない>>28>>29。彼女が咲かせてくれた氷の華の美しさも、心を凍らせてしまったことも、何も。**]
(+8) 2014/07/19(Sat) 13時半頃
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