26 堕ちる、花 ―Degeneration―
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ソフィア! 今日がお前の命日だ!
2011/03/14(Mon) 01時頃
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――寝室――
[気分が沈むから浮上しようとメールを読み返す]
んー……
[ぐたーっと寝転んだままぽちぽち返信を打つ。 これまではメールも余りしなかった。 したとしても用件のみを伝えるものばかりだったから それ以外を記すのにはまだ慣れない。 何度も読み返して妙なところがないのを確認する。 最後の一文は消そうかどうか悩んで結局そのままにした]
(1) 2011/03/14(Mon) 01時頃
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Sub: そんな事ないよ
ピアならきっと受かるよ。 相手役は僕だから役を演じやすいんじゃないかな。 幼馴染だった二人が大人になって再会して恋に落ちる。 ほら、簡単そうだろ? ヘクターは親友役だって言ってたかな。
こっちもタイミングが悪くて。 事務所に行ったけど君に会えなかった。 明日は会えるといいな。 ピアの顔がみたいよ。
(-12) 2011/03/14(Mon) 01時頃
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[ごろごろしながらもう一通メールを打つ。 グレイスンに宛てたメール]
Sub: 平気
辛いとかそんな事考えた事もないよ。 無理なんてしないから大丈夫。
[ラトウィッジはこれから如何するのかとか 監視員じゃないなら此方の邪魔をするのかとか そんな事も書いていたが読み返してざっくり消去した]
(*0) 2011/03/14(Mon) 01時半頃
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[ガイドの言葉にうんうんと頷いて]
悪いと思うならもう怪我するような事はダメだよ。 チームで仲間なんだから私にも相談すること!
[迷うような間があけば、ぱちぱちと瞬きを繰り返し]
無理じゃない。 リッパーがそれなりの金額積むならオーナーだって 私をリッパーのとこに送るんじゃないかな。
[後でお仕置きしたことが知れたら怒られはするだろうが そんなことはあまり気にはしていなかった]
(*1) 2011/03/14(Mon) 01時半頃
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[手にした携帯電話が震える。 すぐにメールを開き目を通した。 少しだけ頬が緩むがそれを見る者は居ない。 何度も読み返しているうちスクロールできる事に気付いた]
……あれ。
[空白が続く。 諦め掛けた時、漸く見えた其れ。 驚きの後浮かぶのは疑問]
(10) 2011/03/14(Mon) 02時頃
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Sub: だって
ずっと役者してるからね。 演技の練習するならいつでも付き合うよ。 指導とかそんな大層なことは出来ないけど。 うん、ピアの成功を祈ってるからね!
お弁当? 事務所に行ったら鍵かかってたんだよね。 ピアのお弁当食べそびれた。残念。
……ピア。 何かあったの?
[最後の一文に違和感を感じ問いを投げた]
(-22) 2011/03/14(Mon) 02時頃
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そんなこと言われるなんて思わなかった。 ガイドは私におかあさんになって欲しいの?
[くすくすと悪戯に紡ぐ音色。 なれないと分かっているが代わりを請け負うのにはなれている。 報告についてはこくんと満足げに頷く気配]
…………でも?
[途切れた言葉に疑問が浮かぶ。 オーナーのイメージするキャロルの姿で奉仕する事はあった。 昔、恩を受けたその人にも同じ事をしていたからこそ もう一人の自分が大切に扱われ成功をおさめた。 それはもう一人の自分の知らぬこと]
(*3) 2011/03/14(Mon) 02時半頃
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ジェレミーってあのリストチェックした人ね。
[上に報告が上がっていたから一応名は聞いていたが もう一度聞く事になろうとは思っていなかった]
それならガイドは外で待機してれば良かったのに。
[クレームの処理。 それに関して私を適材と言ったのはガイド自身。 無理するなと言われればきょとんとして]
無理はしないよ。柄じゃないし。 ン、おやすみ、ガイド。良い夢を。
[微かに歌うような音色を滲ませ通信を終える]
(*4) 2011/03/14(Mon) 02時半頃
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[立て続けに入るメール。 いつもはそんなことないのに今日に限って多い。 不思議そうに文字を目で追ってゆく。 時折意味が分からないのか首を捻り]
いっそ電話すれば良いのかな。
[筆不精な方だからそんな呟きが漏れるが]
んー……。
[結局返信を打つ事にしたらしい。 ごろんと仰向けになりポチポチ文字うち]
(14) 2011/03/14(Mon) 02時半頃
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[宛先はラトウィッジ]
Sub: え?
それって同じことなの?
ジェレミーがリストにチェックいれたから チェックいれられたクライアントからクレームがきたんだって。 だからガイドがジェレミーを連れてお詫びに行った。
[隠す必要性など感じていないのか それはあっさりと明かされる。 二通分の返事を一通にまとめて送った]
(*5) 2011/03/14(Mon) 02時半頃
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Sub: もちろん
ピアのためならいくらでも付き合うよ。 オフはあわせてもらえないかマネージャーに頼んでみる。 先輩なんてよばれるの、ちょっと照れるな。
食べたかったな、おいなりさん。 もっと早くに戻ればよかった。 うん、朝一番にでも事務所にいってみるよ。
本当に大丈夫?
ピアならどんなかっこでも可愛いと思うな。
[ピアの身に起こった事を知らないけれど あの長い空白のあとの一文には何か感じていて。 もう一度確かめるような一文を添えた]
(-29) 2011/03/14(Mon) 03時頃
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[メールを送り終えた所で携帯が再び震えを伝える。 今度は電話の着信を知らせるもの。 はたりと瞬きして相手の名前を確認した。
悩むような間。
ふ、と吐息を零しそれを受ける]
(19) 2011/03/14(Mon) 03時頃
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[通話ボタンを押し携帯を耳に宛がう]
ラトウィッジ? え、クライアントはリッパーだけど。
[リストにはマリアンヌの名で記されていたはずで]
どうしてそんな事知りたいの?
[問い掛けは多分妥当なもの]
(*6) 2011/03/14(Mon) 03時頃
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なぁんだ、通じちゃうんだ。
[少しだけ残念そうな声]
ジェレミーがどうなったかは聞いてない。 気になるならガイドに訊いてみると良いよ。 さすがに、まさか、なんて事態にはなってないと思うけど。
[リッパー相手なら怪我はしそうなもの。 キャロルの想定するまさかは死であり それ以外は想定内と認識している]
んー、別にいいけど。 この件には関わらない方が良いよ。
(*7) 2011/03/14(Mon) 03時半頃
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なぁんだ、リッパーで通じちゃうんだ。
[少しだけ残念そうな声]
ジェレミーがどうなったかは聞いてない。 気になるならガイドに訊いてみると良いよ。 さすがに、まさか、なんて事態にはなってないと思うけど。
[リッパー相手なら怪我はしそうなもの。 キャロルの想定するまさかは死であり それ以外は想定内と認識している]
んー、別にいいけど。 この件には関わらない方が良いよ。
(*8) 2011/03/14(Mon) 03時半頃
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[ラトウィッジに対して忠告するのは 多分仲間と認識したままであるせい]
あ、切れた。 面倒な事にならなきゃ良いけど。 毎日クレーム処理なんて、……
[困る、とそう呟きかけたくちびるは閉ざされて 諦めにも似た色の眸が携帯を見詰めている]
(*9) 2011/03/14(Mon) 03時半頃
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Sub: こちらこそ
心配しなくても大丈夫だよ。 それに一緒に練習できたら僕も演技が磨けるし。 ピアは勉強熱心だね。 何だかくすぐったいけど、よろしくね。
ありがとう、ピア。 楽しみにしてるよ。
大丈夫なら良いけど…… 無理はしちゃダメだよ。
(-34) 2011/03/14(Mon) 03時半頃
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[電話が終わればメールの返事が来ていた。 目を通し返事を打ち込み、送信する]
今日は色々あったな……。
[呟いて見上げた天井は遠い。 携帯に触れていないもう片方の手をすっと伸ばした。 ぴんと伸びた指先が視界の端に映りこむ。 きゅっと空を掴んで其方へと視点を移ろわせ]
あ、明日の予定マネージャーに聞いてない。
[聞いても覚えていないのにそんなことを呟いた。 否、正確な時間を覚えていないだけで 何となく内容と流れくらいは覚えている。 知らずとも迎えにくるだろうという結論に至れば 男は眸を閉じて枕を引き寄せた**]
(27) 2011/03/14(Mon) 04時頃
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[キャロルとしての仕事が残っている]
ソフィアのお迎えかぁ。 そういえばあの子何処にいるんだろ。
[商品の名簿を確かめれば住所も携帯番号も直ぐに知れた]
迎えに行けるけれどさすがにクライアントはおやすみ中かな。 朝一番に連絡して連れていく、と。
[結局一夜クライアントを焦らしてしまうこととなったが その分クライアントの望みを叶えれば良いだけのこと。 うんうんと頷いて暫しまどろみの中へ]
(*10) 2011/03/14(Mon) 04時頃
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―― 早朝 ――
[クライアントはソフィアに一目惚れしたのだと言う。 思い込みの激しい所が難点だがそれ以外に問題はない客。 可愛い彼女を自分のものにしたいのだとも言っていた。 ウェディングドレスを着せる事を望むクライアントに 愛想良く返事をして電話を切る]
ウェディングドレスね。また目立つものを選んでくれる。
[面倒くさそうに呟き]
さて、どうしようかな。やっぱり呼び出すのが無難かな。
[近くのスタジオを貸し切り注文のドレスを手配した]
(*11) 2011/03/14(Mon) 04時半頃
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―― 朝 ――
[準備が整えばソフィアの携帯に電話する。 それはソフィアが一人きりで眠っている頃だった。 彼女が電話を受ければグラビアの撮影があるから来て欲しいと告げる。 場所を伝え彼女を呼び出し、キャロルはスタジオで待つ事にした。 スタジオにはいつもの黒服たちが撮影スタッフに変装している]
芸の細かいこと。
[笑ってその様子を眺めながらソフィアの到着を待った]
急に呼び出してごめんね。早速で悪いけどこれに着替えてきてくれる?
[真っ白なウェディングドレスを差し出した。 ソフィアは*素直に着替えてくれるだろうか*]
(*12) 2011/03/14(Mon) 04時半頃
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[黒服――といっても今は撮影スタッフに化けている彼等の人数が いつもより一人多い事に気付いたのは少ししてから。 見慣れない姿を観察するように鋭い視線を投げる。 全ての黒服を覚えているわけではないが自分の手足として使える者は だいたい把握していた。 見慣れぬ彼が誰かすぐには気付けない]
ねずみでも紛れ込んだ……?
[独り言ちているうちに着替えたソフィアが姿を現したから 彼がラトウィッジであると知れるのは少し後のこと。 ソフィアに向き直り微笑んで]
すごく似合うよ。
[これならクライアントも満足するだろう、と]
(*13) 2011/03/14(Mon) 14時頃
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[さすがに撮影ごっこまではするつもりが無かったらしい。 スタッフに化けた黒服も撮影の手順など知らないから動きは鈍かった。 違和感を感じたらしいソフィアの声にキャロルは肩を竦める]
共演者がまだとか気のきいたこと言おうよ。 ……でも、仕方ないね。
[ソフィアの意識を奪う彼等。 大きな騒ぎになる前に動いたことは評価できる]
少し遊んでも良いかと思ってたけれど 私が触れたらクライアントもやきもちやくかな。
[ソフィアの仕事風景も見たいというクライアントの要望で スタジオの映像も彼に送っていた]
(*14) 2011/03/14(Mon) 14時頃
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[今回の依頼主であるノックスも待ちきれぬ頃か。 黒服たちに抱えられるソフィアを見下ろす]
クライアントに大事にされるといいね、ソフィア。 あの執着心はちょっと厄介かもしれないけれど……
[聞こえぬと知りながら掛けられる言葉]
君は何処まで耐えられるかな……?
[クライアントの玩具となる彼女が壊れぬようにと思うのは ノックスの執着と自分の執着を重ねてのこと。 言葉にせぬまま彼女が運ばれるのを見送り片付けの指示を出す]
(*15) 2011/03/14(Mon) 14時頃
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[オーナーに連絡を取る。 見慣れぬ男の話をそれとなく訊けば 彼がラトウィッジであると知らされた]
彼を監視員として使うんですか?
[首を傾げ問えば少し違うと言われた。 オーナーの考える事はよくわからない。 こてんと首を傾げて小さく唸るが]
協力者、と、そんな認識で良いでしょうか。 あ、それなら彼にも通信機を渡して下さい。 彼との連絡で電話が塞がっていたらオーナーも困りますよね。
[悪戯な音を滲ませ婀娜に囁きそれを強請る。 ラトウィッジがオーナーに接触すればそれは渡されるか]
(*16) 2011/03/14(Mon) 14時半頃
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はい、商品の引渡しは完了しました。 経費分もクライアントに上乗せですね。 勿論、心得てますよ。
[ソフィアの件をオーナーに報告し]
あ、ガイドが怪我したと聞きました。 リッパーの相手なら私も――…
[どうして呼ばれなかったのか抗議の言葉は オーナーの一喝に掻き消された]
危険なのは解ってます。 危険だからこそ人手が多い方が良いと……
(*17) 2011/03/14(Mon) 14時半頃
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[ガイドの考えは正しい。 良い返事を貰えぬまま宥められ諭されて電話は切られた]
私だって出来るのに……
[自信家であるからこそ呟きは漏れる。 力を認めてもらえぬようで悔しい]
はぁ……。 どうして解ってくれないかなぁ。
[オーナーの方も我儘なキャロルに同じ事を思っているかもしれないが キャロル自身はそれを我儘と思いはしないし 自らの提言を間違いではないと思っている]
(*18) 2011/03/14(Mon) 15時頃
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――朝――
[専属マネージャーの迎えが来れば車に乗り込んだ。 事務所に寄ってから仕事に向かうつもりだったが]
――…あれ、事務所そっちじゃないよ?
[反対方向に向かう彼に疑問を投げる。 彼はそんな時間ないと焦り気味に言った]
時間ないって…… もしかして、君、寝坊したとか? あー…、もう、仕方ないなぁ。 事務所でピアのお弁当残ってたら食べるつもりだったのに。
[元々朝食は食べない性質だが食べる気でいたから がっくりと肩を落し落ち込んだよう。 イアンからの電話があったのはその頃で知らないと返事はするが 何かあったのか聞く前に電話は切れてしまったか]
(83) 2011/03/14(Mon) 15時頃
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[男性向け服飾誌の表紙撮りの為にスタジオに連れていかれる。 その後はその雑誌に載るインタビューがあり 朝から慌しく仕事に勤しんでいたからメールに気付くのは遅れた。 服飾誌の仕事が終わって着替えてから また移動の為に車に車に乗り込む。 携帯電話に入っているメールをチェックして]
何かあったかな……?
[珍しい相手からのそれに首を捻った]
(85) 2011/03/14(Mon) 15時頃
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