191 The wonderful world -7 days of MORI-
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― 或る少女の 見ていた 背 ―
「 ―― ぁ 痛っ 」
[ 喧噪から外れたところで、 蛇口をひねって 大量の水を脚にかける。 砂と血にまみれたそれに ひとり 苦笑していた。 作る表情が 苦笑ばっかりになってきた。 そんな 中学生。 ]
(67) 2016/06/11(Sat) 14時頃
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[ 体育の時間 だった。 勉強が苦手だから運動ができるとか、 そんなお約束展開が無いほどに、 頭も体力も"足りない"私だから。 だからそりゃあ まあ 50m走>>1:655なんて 勘弁してほしいし、 そのくらーい気持ちのままに、わかりやすく転ぶわけだ。 いつものことだった。 保健室に行きなさい、とか。 洗いに行ってきなさい って 先生に言われることも、 大丈夫?って 心配してくれる 数少ない友達も。 くすくすわらう 多くのおんなのこたちも。
努力しても いっつも転ぶんだ。 そうして諦める 私も。 ]
(68) 2016/06/11(Sat) 14時頃
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[ ぜんぶ ぜんぶ。 適当に水で流して、適当に拭いて。 そうすれば 痕が残ろうが治るから。 ずっとそうしてきたから。
だからね どうか 心配しないでほしい。 きみは私を振り向くこと無く、 ただ ずっと 前を見ていて。
そしてどうか、 足を引っ張りたくないと そう思っているのに。 思うばかりで全然結果に出ない私を、 どうかきみが、怒っていませんように。 ]
(69) 2016/06/11(Sat) 14時頃
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[ 駆け抜ける背は どこまでも 遠かった* ]
(70) 2016/06/11(Sat) 14時頃
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― 4day・中央エリア ―
[ ――― ちゃんと 布がまかれている ]
[ と いつかと異なる己の脚を、 ぼう と見ていたのが 今日の 目覚め。 見覚えのあるパーカーだったから、 きっとパートナーがやってくれたのだろう。
日の境目、曖昧な記憶であるから、 きっとお礼も言えていない。 ]
(80) 2016/06/11(Sat) 14時半頃
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[ いつかと違って、傷をふさいだものだし。 逆に返しづらい から。 再び畳んで 今度は己が持ったまま。 脚の傷はといえば、昨日ほどの痛みは無かったし、 普通に動かせる程度には回復していた。 どうしてだかは やっぱりわからないけれど。 まあ 回復したのなら それで良い。
幸運にも近くにいたパートナーと、 ミッションのメールを確認して。 ]
(81) 2016/06/11(Sat) 14時半頃
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食欲の権化 食い逃げ犯…?
[ 東西南北。 これは多分 エリアのこと だろう 多分。 食欲の権化、とくれば まあ単純に。 おなかすいてるのかなあ とか 思うわけで。 通り過ぎていく女子高生の声を拾えば>>8。 ああ食い逃げ犯とやらは失楽園を襲った?のか とか。 思うことは 色々あるのだけど。 ]
(82) 2016/06/11(Sat) 14時半頃
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……ぱせりとか 大丈夫なのかな。
[ あそこも飲食店だ。 食い逃げ犯が東西南"北"にいるのならば、 手がかりでも得られないかと、 パートナーの手首を掴んで、北エリアへ駆ける。
―― 脚は たまにもつれかけるけれど。 きっとその度 手を引かれたから、 転びは しなかった* ]
(83) 2016/06/11(Sat) 14時半頃
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― →北エリア・宵越屋前 ―
[ 宵越屋付近から北エリアに入り込む。 ぱせりが近いのはこちらだから、と。
が、踏み入れて 数歩。 足下に刃が飛んで 爆発音が響きわたる>>@2ものだから。 昨日のブザーを思い起こさせるようなそれに、 つぅ と 冷や汗が垂れた。 立ち止まって、建物の影に隠れ。 隣に立ったパートナーを見上げて。 ]
(90) 2016/06/11(Sat) 15時頃
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なんか沢山いるね…?
[ 遠くに見えるぱせりには、 失楽園のように何か騒ぎが起った訳でも無い ようで。 でも それでも ノイズがいるということは。 昨日の熊同様 ビンゴなのかもしれない と。 と ぐるぐる 思考がいったり きたり。
―― でも まあ。 とりあえず "食い逃げ犯"を探そうという結論に。 手がかりがなさそうなのは残念ではあるけれど、 それでも あの文面だと "いる" はずだから。 ]
(91) 2016/06/11(Sat) 15時頃
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[ 戦わなければならないと考えれば、 ここでとうとう パーカーを返した。 汚してごめんなさい と、相当頭を低くして礼して。
…なにせ、己のサイキックってやつは。 両手が空いててもなんにもできないけれど、 両手がふさがっててもなんにもできないのだ。
準備が出来たのならば、ひとつ 合図のように頷こう。 そうしてふたり 音と刃の中に飛び込む。 避けるのは、己の手を引くパートナーに任せることにした。 手を引っ張られながら、危なっかしく避けて。 そうして己は 彼の剣を 作りだそう。 コンクリートと ビルと。 そんな灰色の世界を 淡い光が舞う。 ]
(93) 2016/06/11(Sat) 15時頃
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[ 爆弾を投げていると言っても、 絶え間なく投げ続けるなんてことは きっとない。 必ずどこかに隙が出来るはず だから――
と ない頭をフル回転させて、 爆弾を投げられた方向を向いて、 止んだ瞬間 剣を投擲する。
やれたかな じゃあなくて。 やれた という 確信が確かにあった。 そうして宵越屋を通り過ぎ、まずは一体。 MORIスカイタワーの前を駆け、さらにもう一体倒した時。 クロネコ像を―― いや 正確 には。 その上に いる 奇妙なもの>>#2 を捉えて。 ]
(94) 2016/06/11(Sat) 15時頃
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……青い 豚?
[ なんとも力の抜けた声で、見たままに呟いた。 近くにいる死神よりも先に目を引いたものだから、 パートナーと正反対。 赤パーカーの存在に気付くのは もう少し あと** ]
(95) 2016/06/11(Sat) 15時半頃
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…桐原君、青い豚っているの?
[ などと。 目の前のよくわからない存在に対しての疑問を、 パートナーに問いかけてしまった時だ。 声 を、かけられて>>@17。 ぱっと 弾かれるように視線を向ける。 パートナーの背に隠れるかたちで、 死神が何を仕掛けてくるのか 構えていた。
足下の狐が 跳ねて 駆け出す。 首にかけられた小袋に首を傾げるも、 続く"サブミッション"とやらを聞けば、合点がいった。
同時に。 ]
(143) 2016/06/11(Sat) 21時半頃
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…………おにごっこ……
[ げぇ って。 嫌がっているのを隠そうともせず、復唱>>@18。 ただでさえ走るのが得意で無いというのに、 ノイズと 四つ足のいきものと 鬼ごっこなんて。 勘弁願いたいところで。
実際スルーも可能だと言うし、 本当ならそのまま、有り難くスルーするところだけど ( パートナーがどうするかは ともかくとして )
捕まえたら良いことがある と、言われてしまえば、 悩ましくなってしまうもので。 ]
(145) 2016/06/11(Sat) 21時半頃
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………
[ どうしよう って 顔で。 ベンチに戻っていった死神から、 パートナーへと視線を遣った。
彼の言葉を聞きながら、一歩 二歩。 とりあえずは、と。 青い豚に近づいて その様子を窺ってみることに する。 ]
(147) 2016/06/11(Sat) 21時半頃
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[ 目の前に 青い豚。 飛べない豚がなんとかかんとか、 よく聞く そういう豚は青じゃ無かったなあ とか。 どうでもいいことを思いつつ。 そろそろと近づいて、 そうっと 触ろうとして みる。
みるけれど。 ]
(186) 2016/06/11(Sat) 23時頃
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…ん、んー?
[ こつん と。 壁にでも阻まれているみたいに、触ることが出来ない。 何度繰り返しても駄目で、 首を 傾げる。 ]
……物理じゃ駄目っぽい?
[ あたまを使うのには、向いてないんだけどなあ。 なんて 他に何が出来ると聞かれたら、 特に何も無いのだけど。 そんなことを思いながら、メールの文面を思い出す。
食欲の権化。 食い逃げ犯。 ――― おなかすいてるのかなあ>>82 と 思ったのは、少し前の己だった。 ]
(187) 2016/06/11(Sat) 23時頃
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……食べ物持ってくれば いいの?
[ 自問自答でもあり、パートナーへの問いかけでもあり。 死神にも届くような声量だったけれど。 はて、パートナーはともかく、 つかみどころのなさそうな、 赤い死神からの答えはどうだったか。
正解だったとしても、己は食べ物なんて持ってないわけで。 きっとパートナーもそうで。 見えぬ刃を放ち、爆弾を投げてくるノイズが―― もしくは、 あの狐がうろちょろしている、 北エリアを駆ける羽目になりそうだ、と 肩を落とした* ]
(188) 2016/06/11(Sat) 23時半頃
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[ パートナーは。 サブミッションをクリアする方向で、 考えているらしかった>>203。 やるならばどうにか頑張るしか無いのだが、 …本当に足引っ張らないかなあ と、 ただただ、それが不安だったり して。 ]
(205) 2016/06/12(Sun) 00時頃
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[ そうして。 ふ と 視線を外せば 来訪者>>190。 翼は無いから、きっと参加者だろう。 ぺこんと頭を下げて、 ]
あ、えっと…この豚、…多分。 ミッションの 食欲の権化とか、食い逃げ犯…? …だと、思うんですけど。 触れなくて。
[ 試しにもう一度、青い豚へ手を伸ばすけれど。 案の定、先ほどと同じ>>187。 ]
(206) 2016/06/12(Sun) 00時頃
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…さっき、なんですけど。 狐…ノイズを追いかけるサブミッションを出されて。 あれを追いかけて捕まえるとか、 倒して小袋手に入れれば、良いことがある、みたいで。
…私たち、これからきっと やるんですけど。 おじさまたちは、どうされますか?
[ あっちとあっちに逃げていきました、と。 片手で方向を示しながら、問いかける。
まだ掴んでいるだろう、パートナーの手首に触れる力は、 見知らぬ 参加者 への緊張で、 ほんの少し 強くなった。 ]
(207) 2016/06/12(Sun) 00時頃
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/*
【森は】おじさまたちと言ってしまっていた件について【何が見えている】
(-57) 2016/06/12(Sun) 00時半頃
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[ どうやら見ていたらしい>>225。 宵越屋とモリ美術館。 どちらもエリア内なのが救いだったか。
本当は。 目の前の参加者のように、 パートナーと、ばらけられれば良かったのだけど。 生憎…己はひとりだけじゃあ どうにもならない から。
だから 提案は、頷く他に無い。 ]
(237) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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わかりました。
[ 宵越屋に―― 小津 と名乗る人が言えば、 警戒も少しは解けたもので、 森です と 名乗っていて。 再びお辞儀をして、彼の背を見送った。
豚と 死神と。 それから自分たちが残されて。 手早く行こう と。声を拾って>>235。 ]
(239) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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―― 桐原君 あの、 私…走るの遅いというか 上手くないから えっと…… 転んだら…ごめん なさい。
[ なんとなく 目が見られなかったから。 掴んでいた手の力を緩めて、俯いて呟く。
嫌な顔を されないだろうかと。 そう思ってしまう から。
やっぱり最後まで顔を見られずに、 歩む彼の背を追うだろう。 ]
(240) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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― →モリ美術館 ―
[ 刃が風を切る音と。 何か―― 爆弾が 投げ込まれている音と。 雑踏と、喧噪とに混ざる うるさい"雑音"。 ここまでノイズと遭遇したことはあっただろうか。 よくわからないまま死んで、 ゲーム自体も始まっていない日に見た蛙とか。 ホテルの前で吹っ飛ばした、あの群れとか。 それくらい だろうか。 明確に異なる部分があるとするなら、 あのときよりも確実に、 ノイズが強力になっていると いうこと で。 ]
(241) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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―― なにあれ
[ 美術館まで駆ける最中。 北エリアを素早く動き回る、細長いノイズ>>@2と、 とうとうばったり 出くわす。 ( ―― 名前が、ぱっと出てこなかった )
姿が見えれば、いつもやっているように、 剣を投擲するけれど。 いかんせん体躯と素早さが合わさって、 なかなか仕留めることが出来ない。 ]
(242) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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えっと…… 沢山出せば良い?
[ 片腕を す と上げて。 光とともに 剣を作り出すけれど。
数本に対して一体。 昨日の熊ならともかく、あれを複数体相手となると、 しかも 刃も剣で受け止めながら となると。 なかなか 骨が 折れそうだった。
立ち止まって 問いかけてしまうこと。 どうしたって こういうところで頼ってしまうことに、 申し訳なさを抱きながら、パートナーへと呟いた* ]
(243) 2016/06/12(Sun) 01時頃
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アアーーーーーー勘違いしてる(倒すとか言ってしまった奴)
(-60) 2016/06/12(Sun) 01時半頃
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