人狼議事


181 アイスソード伝記

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【人】 星間帆走 アンタレス

 
[ 時は流れる。
 雨の足跡も何もかも 流れの向こうに押しやって ]
 

(0) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

宇宙世紀 362年

―― カータリース海溝  ――

[生身では潜れぬほど深い海の底に砂が舞う。

旧式の潜水作業用機のライトが照らした岸壁に、
腕から射出したアンカーが深く突き刺さる]

 こちらアンタレス機、
 アンカーの全機設置を完了。

 これより帰投準備に ―― いや。  まて

[モニターに投影された映像に微かにカーソル反応がある]

(1) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 遠いな。対象アンノウン? なんだこりゃ。

「こちらアクィラ。アンカーの設置を確認。
 アンタレス機に目標アンノウンの調査を要請」

 はいよ。アンタレス機、確認に向かう。

[洋上との通信に短く答えて機体を転換させる。
二足式のいかにも重げな機体は空気制御で海底を進む度、海上から伸びるチューブに送られた空気が細かな泡として浮かぶ] 

(2) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

 おいおい、旧世紀の船の墓場か。
 客船、巡洋艦、…主砲? 戦艦まで眠ってんぞ。

 好事家たちにはお宝の山だな。

[しばらく進んだ先、海溝の岸壁が途切れた。
モニターに映し出されるのは湖底の林を思わせる船の残骸。
空気チューブを引っ掛けないよう浮上と下降を繰り返し先に進む]

(3) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 なあ、ラッド。
 ネットオークションで一山当てて隠居でもしようぜ。
 
「9:1ならいいぜ」

 ぼりすぎだ。

「危ない橋渡んのどうせ俺だろ。
 目標まで200。180… あと通信筒抜けだ。 150」

 知ってらあ よっと。

[洋上の通信士と無駄口を叩いてから、
縮まった距離にブースターを一気に吹かし高く飛んだ。
前方やや下を向いていたカーソルが真下を示す。
アンタレスは操縦桿を奥へ押し込み推進力を殺しがてら、噴射で砂を吹きつけ地表を晒すと砂とは違う光が見えた]

(4) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 こんな海の底に  氷塊?


           … いや、

[ゆっくりと降下する間に手早くコンソールを操作し、
捉えた光をモニターに拡大表示した。
3Dスキャンの照射が浮かび上がらせるのは]

 剣 か?

[水底の氷塊に眠る一振りの剣]

(5) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 "――対象UNKNOWN"

 "スキャニングデータ照合… 該当あり"



 "エア/アイスソード"

[目視よりも遅れて映像に重なる文言。
ピロリロリンと前時代的な音がした]

(6) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【赤】 星間帆走 アンタレス


 ――これから記すのは歴史の一篇。

 正史の裏で繰り返されてきた
 とある小隊の運命の系譜が至る場所。

(*0) 2016/01/27(Wed) 06時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 見よあの虚空に輝く一筋の光を。

 人類の地平に燦然と出る尊き角よ

 其の名はアイスソード


      ─── 「宇宙世紀 366年平和記念碑」より抜粋

(7) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 元年

人類が火星移住を伴う勢力圏内拡大として宇宙へ進出する。
これより西暦改め宇宙世紀と紀元を定める。

(8) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 250年

太陽系外惑星探査機アンティルからの通信が途絶える。

(9) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 273年

所属不明機が火星圏内に出現。
再三の警告を無視、火星政府は撃墜行動へ移行。
所属不明機、火星軍事基地への攻撃を開始。

国際連合はこれを敵対行動とみなし武力行使を全面的に許可。
所属不明機の火星圏撤退を確認。

(10) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 275年

所属不明機再来。
旗艦の規模は273年の倍と推定。
大小の僚機を伴い編隊。規模の拡大を確認。

火星−木星間にて大規模な戦闘の勃発の一方で、
科学の権威を集め鹵獲機の解析を進める。

生体反応は検出できず。

地球上の機械に酷似するも独自のエネルギー構造体を確認。
構造体の核より機械の増殖を確認、直ちにこれを破壊。

国際連合は所属不明機改め、
増殖する機械エクスマギナと命名。

宇宙戦争の開戦を宣言した。

(11) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 361年

地平共和軍は善戦するも
英雄トルドウィンの搭乗する機体レギウスをロスト。

これにより人類は大幅な戦力低下を余儀なくされ火星を放棄。
火星−木星間にて留められていた戦線を
月面-火星間まで下げることになる。

(12) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 362年

カータリース海溝にて資源採掘調査中に
失われし兵器エアを発見。
軍のデータベースと照合の結果アイスソードと判明。

採掘調査に同行していた
地平共和軍所属エスペラント博士の指示により、これを確保。

隠蔽しての運用も検討内であったが、
戦況を鑑み明るいニュースが必要であると判断。

同年 国際連合の協議の結果モッリス平和条約を一部凍結。
地球外および、軍属としての活動に限り軍事的利用を認可。

エスペラント博士の開発指揮の元、
エアの力と科学を融合させた新機体シュバリエを発表する。

(13) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 お初にお目にかかり光栄であるよ。
 私はエスペラント・エッペラン博士。
 軍でエアの研究をしてたといえば分かるかね?
 

(14) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 そう、"また" なのだ。
 

(15) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

 我々は今、君たちの力を必要としている。

 しかし、本題を進めるより先に
 今がいつでここは何処で何と戦っているのか説明しよう。

 君の話も聞かせてくれるかね。

(16) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 さて。お茶の用意をしようではないか。
 古今東西、長話にはお茶がつきものだ。

 なあに、安心したまえ。
 君と私の分ではない。

 そこに居る《彼》の分だよ。

[宇宙世紀362年。
目覚めたオーレリアの前にいたのは
人類というにはいささかかけ離れた存在だった。

Uの字をひっくり返した瓶詰め脳みそ。
もとい、エスペラント博士は茶会の支度を始めた。

この奇妙な茶会こそが
後に宇宙戦争を終結させる歴史の第一幕となる*]

(17) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【赤】 星間帆走 アンタレス

《彼》と示された先。

物腰の柔らかそうな男が、
機械の多足でちょこまか動く博士を手伝う。

彼の名は、ジョン・クレパスキュール大尉。

「オーレリア」のこの時代の最初の契約者だった。*

(*1) 2016/01/27(Wed) 06時半頃

【人】 星間帆走 アンタレス

■宇宙世紀 363年

地平共和軍所属 オーレリア准尉。
搭乗機シュバリエとパイロットを伴い宇宙に送り出される。

英雄トルドウィンの再来を思わせるその光景は
人々の胸に希望を灯らせた。

(18) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 
 人生とは皮肉なものだ
 惜しまれる者から去っていく

      ─── 「作者不明」

(19) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

 大尉!! キュール大尉!!!!

[人類の希望の象徴を乗せた輸送船が炎上する。
あと少しで月面基地にたどり着くその一歩手前、
護衛の中隊ごとエクスマキナの強襲に遭遇したのだ]

 目を開けてくれよ大尉。
 まだ死ぬ時じゃねえだろ。 生きろ 生きてくれよ。

 誰もあんたの代わりにゃなれねえんだよッ

[救援信号を受け取った小隊が駆けつけた時にはすでに遅かった。後先省みず単機で乗り込んできたかつての部下、アンタレスの腕の中でシュバリエの搭乗者たるジョン・クレパスキュール大尉の命は尽きようとしていた]

(20) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【秘】 星間帆走 アンタレス → 信徒 オーレリア

 オーレリア准尉、すまない…

[クレパスキュールが
彼女にしか聞こえぬ声で告げる謝罪の言葉は]

 ここに… 剣を

[輸送船の通路が分断された強襲の折、
必ずコックピットに座るからそこで待っていてくれと。
その約束を違えることへと]

(-0) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[呼び声にか、薄らと目を開けたクレパスキュールが
機体の方へと不意に手を伸べた。

伸べられた手の先を見れば、燃え上がる火の手を背景に
ふわり、一人の少女がこちらへ降り立った]

 アイスソード…

[アンタレスの口が武器の名を紡ぐ僅かな時間。
少女は剣へと姿を変えキュールはその柄を確かに握った]

(21) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【秘】 星間帆走 アンタレス → 信徒 オーレリア

 アンタレスを … 部下だったのだ、手の 焼ける

 助けてやってはくれないか

 この機体を、希望を 失うわけにはいかない
 お願いだ オーレリア准尉 最期まで頼ってばかりで

  ―――― …

(-1) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[直後、背後で爆風が巻き起こり爆風に身が晒される。
腕の中にあった筈のクレパスキュールの体が
軋みを上げて捩れゆく船体の奈落に落ちていく。


 頼んだよ、アンタレス …

伸べた手が掴んだのは――
伸べられたのは――

彼の手ではなく剣の柄だった]

(22) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

 

 

(23) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[ザザ… ザザザ]
[ノイズ交じりヘルメットの中で喚く声が聞こえる]

「アンタレス! どこにいるアンタレス!
 こっちはもうもたねえ。だめだ。このままじゃ全滅だ」

 ………。

 こちらアンタレス。
 ラッド、撤退しろ。

「おい、どこだ。お前はどうする!
 そこから撤退できるのか、お 」

[通信を一方的に切ってOFFにした。
あの糞野郎がとヘッドセットを投げつける
通信士の姿が目に浮かぶようだ]

(24) 2016/01/27(Wed) 08時頃

【人】 星間帆走 アンタレス


 アイスソード… なんつったか。

[上官の血で濡れた手で柄を握る男が剣に名を問う]

 やり方はなんでもいい。
 俺が合わせる。


 ――お前の使い方を教えてくれ

(25) 2016/01/27(Wed) 08時頃

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