164 冷たい校舎村3-2
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ ――大きな音>>#0さえしてしまえば、 覚醒は、直ぐだった。 ぼんやりしているのか、はっきりしているのか。 良く分からない頭で保健室を見回して、 認識できたものは。 ]
――ちかこ。
[ 保健室を出ようとする姿>>0があった、ってこと。 ]
(5) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
|
|
[ 手を伸ばそうとしても、届かない。 だから、行かなきゃ。行かないと。 大丈夫、今度はきちんと追いつけるはず、だから。 そうして身ひとつで飛び出して、 遠くに見える彼女の背を、ただ、追って、息を切らす。 何処だかも認識できず、追い続けて、 やっと、背にたどり着いたと思った、その時。
―――色>>2:304が、飛び込んできた。 ]
(15) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
|
|
――――――…、
[ 立ち尽くす。 目の前の光景に、あちらこちらに飛び散る色に、 ――知っている気がする、マネキン、に。 頭はまるで追いつかない。
そして、声にすると、認めてしまうみたいで。 脳裏に過った、赤錆の瞳を持つあの子の名を、 どうしよう、呼ぶことが、できない。 ]
(18) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
|
|
[ 怖い、と、認めたくなかった。
直ぐ其処に、壊れてしまいそうな子が、いるから。 …だから、そんなこと、言ってられない。 諦めた様に口を引き結んで、 そうして視線は、蹲る女の子へと向く。 ]
――ちかこ、
[ なのに、出るのは。ひゅう、と、細い息。 ああ、声、掠れてない、かな。大丈夫かな。 でもそんなこと、気にしてられなくて。
蹲った小さなクラスメイトの隣に駆け寄って、 その背を、苦い表情をして、撫でる。
大丈夫?とか、しっかりして、とか。 そんなことすら、言えないで、 ただ、落ち着くまで、ずっと** ]
(21) 2015/07/10(Fri) 00時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 01時頃
|
[ きっと、他に何もできないまま。 背を、ただ、苦い表情で、 何かを堪えている様な表情で、撫でるまま。
足音にも振り向けず。正面に来た時に、ようやく。 もうひとり、続いてやって来た人物を見上げる。 自分に何か言っていて、 その平坦すぎる声に、今度は怪訝な表情を浮かべて。 だけど、言われて、そこで遅れて気付いた。
髪だけじゃなくて。 上履きも、ついている膝も、色に染まっている。 …多分、相当、みっともない。 ]
(59) 2015/07/10(Fri) 12時頃
|
|
そんなの、… …どうだって、いい
[ そんなこと言ってる場合じゃないって、 そう言いたげに、小さな背に触れている。 でも、自分はただ、壊れない様にって、そうするだけで。 実際は、きっと、してあげるべきことは。 ああやって手を差し伸べてあげること、で。 ]
………
[ 手を差し伸べる光景を見て、 見て、気付いてしまって、ぽかん、とする。 …あれ、じゃあ、自分は。 どうして、こんなところにいるんだろう。 ]
(60) 2015/07/10(Fri) 12時頃
|
|
――………
[ 音も、触れている温度も、 一気にひいていく感覚がした。 べちゃり、小さな背から床へと落ちた手に、 赤でも掌でも無い、絵具の色が、上書きされて。 ]
………ごめん、
[ 俯いて、それだけ、呟く。 緩慢な動きで立ち上がって、身体の向きを変えて。 ぺた、ぺた。そんな音を立てて、歩む。
任せた、この子をお願い、って、言葉も言えない。 どうしようもない意地が邪魔して、 自分が情けなくて、そんな姿見られたくないって。 ただ、それだけで動いて。 二人を置いて、色で溢れた美術室を去る** ]
(61) 2015/07/10(Fri) 12時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 12時半頃
|
[ 逃げる様に出ようとした矢先。 背に投げかけられた、咎める様な声が、 かつての母の声と重なって、また、苦い表情。 ――やめてよ。って。 たとえそう思っても、言おうとしても、 こう言われてしまう時、って、きっと。 正しいのは、自分じゃない。それを知っている。
表情とは裏腹に。 廊下に出ようとしたその背は、最後の意地は。 相変わらず、真っ直ぐだ。 ]
(67) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
|
|
[ 休みたくなんてない。休むわけには、いかない。 それは、ずっと、思っていること。
だけど、こんな状態でいられるかというと、 多分、いられないんだろう。 これだってきっと、自分のことなのに、 とても他人事で、気付くのは、とても遅い。 ]
…………うん。
[ 沈黙は、きっと少しあって。 せめぎ合う感情を堪えて、背を向けたまま。 どうにか応じられた、出せた声は、 きっと、何時もよりずっと、細い** ]
(68) 2015/07/10(Fri) 19時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 19時頃
|
―シャワー室―
[ やっぱり、逃げる様に駆け込んだその場所で、 出力最大にして、シャワーを浴びる。 頭のてっぺんから、色とりどりの絵具と混ざって、 そうして排水溝へと向かって流されるそれを、 ぼんやり、ぼんやり、眺めていた。
あたたかい、と感じるよりも。 体の内側は、冷えている気がした。 恐怖か、情けなさからか。 あるいは別の何かは、分からない。 だけど、確かに感じてしまっている、 崩れていく感覚を抑えようと、ゆっくり瞳を閉じる。 ]
(97) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
|
|
―回想―
[ 葛城志乃は、神童でも天才でも無い。 優等生と評されることはあれど、 実際のところ、なんだって、 ただの凡人をうろついている。 足りないところを強引に埋めて、 優等生という評価を、作り上げている。 ]
(102) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
|
|
[ 小学校の入学式で、 クラスメイトの女の子に言われた言葉がある。 ]
「――しのちゃんって、かわいそう」
[ 確かその日は、 母親がどうしても外せない仕事があって、 入学式に遅れて参加せざるを得なかった。
「ごめんね志乃、終わったらすぐ行く、絶対行く」と、 可愛らしく着飾られた自分を抱きしめて、 もしかしたら、自分よりも嘆いていた。
歳の離れた兄は、その頃中学生で。 中学校と小学校は場所が離れていたから、 一人で登校することになったのを覚えている。 ――へいきだよ。ひとりでいけるよ。だいじょうぶ。 そう、真面目な顔で言った時の母の顔は、 悲しそうだった、気がする。 ]
(103) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
|
|
[ 指定された席に行儀よく座って、 初めて見る同級生たちを見回す事も無く、 ただじいっと、大人しく先生を待っている時だった。
隣の席の女の子が、ふと、話しかけてくる。 名前とか、よろしくねとか、そんな他愛ないことと。 それから、式の最中で疑問に思ったのだろう。 ]
(104) 2015/07/10(Fri) 21時半頃
|
|
『ママとパパ、こないの?』
[ 直ぐに、うん。と頷いた。 おくれるみたいなんだ、もしかしたらこないかも。 とも、付け足した。 ] 『…どっちもこないの?』
[ うん。頷く。 ] 『どうして?』
[ ―――おとうさん、いないし。 おかあさん、おしごと、いそがしいから。 ]
(105) 2015/07/10(Fri) 22時頃
|
|
[ それは葛城志乃にとって、ただの事実だった。 父が居ないことを、嘆いたことは無い。 寂しいと、そう思ったことも無い。 あれから夫も作らず、女一人で子供二人を育てて。 上等なマンションに住まわせてくれる時点で、 幼いながらに、自分の母はすごいんだと思っていたし、 それは恥じるでもなく、悲しむでもなく、 自分の居る大好きな環境だった。
だけど、周りから見たらそうでは無かったらしい。 ]
『――しのちゃんって、かわいそう』
[ 咎めるでもなく、嘲笑うでもなく。 ただ、"当たり前に居る筈の父親がいない"という、 ひとつの感想として投げられたその言葉に、 幼い自分は酷く困惑して、何も、答えられなかった。 ]
(106) 2015/07/10(Fri) 22時頃
|
|
[ 結局母が来たのは下校時間で、相当急いだのだろう。 崩れたスーツで来た親に、 周りの心無い保護者がひそひそ話していたのも、 確かに記憶に残っている。 ]
『こんな時にちゃんと来てもらえないなんて』 『親としてどうなのかしら』
[ やめて、と言いかけて、母に頭を撫でられた。 いいのよーって、そう言われて。 入学おめでとう、って、また、優しく抱きしめられた。
ありがとうとも言えず、母の腕の中で、理解した。 自分の普通は、普通じゃない。 周りに冷ややかな目で、見られかねないものなんだって。
だけど母は、そんな声なんて気にしないで、 いつだって笑って、自分と兄のことを考えていて。 ずっとしゃんと立っている、って。 ]
(107) 2015/07/10(Fri) 22時頃
|
|
[ だから、なのかもしれない。 私は可哀想なんかじゃないと、証明したかった。 一人で背を伸ばして、ずっと立っていられる。 そんな葛城家のこどもになりたかった。
頼るんじゃなくて、頼られるような。 誰かに優しくあれるような。 手を引っ張られるんじゃなくて、引っ張るような。 漠然とした願いだったけれど、 行動するには十分な理由で。 それからずっと、必死に努力した。 勉強も、家事も、なにもかも。 出来ないところを潰そうとして、"優等生"になった。 委員長、生徒会長。他にも、なんだって。 "リーダー"と言えるものになることで、 一人で立てる、葛城志乃という存在を作っていった。 ]
(108) 2015/07/10(Fri) 22時頃
|
|
[ 作れる筈だったし、作れていると信じていた。 結果も伴っていた筈、だった。 高校三年となったばかりの、春の日。 とうとう大学受験の話題が出る時期に、なるまでは* ]
(109) 2015/07/10(Fri) 22時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 22時頃
|
/* どこいっても多角になってるよなこれ… 様子見ておこう かな
千佳子と律にあああいいなーってなってる なう
(-34) 2015/07/10(Fri) 22時半頃
|
|
/* どこいくかいまだまよてる
来夏のマネキン特攻するべきかーーーどうなのかー
(-47) 2015/07/11(Sat) 00時頃
|
|
[ ぼたぼたと垂れる水滴をタオルで吸い取って、 有難いことに、更衣室にドライヤーはあった。 スイッチを、オン。風の音が、響く。
ぼんやり、思う。 ――教室、帰れるのかなあ。 どうなんだろう。ちょっと、帰りづらい。
かといって、いくら此処が、 校舎の形をしているとしても、 こんな場所を、ほっつき歩いていいものか。 ]
(151) 2015/07/11(Sat) 00時頃
|
|
……ん、んん。
[ 椅子に座ったまま唸って、脚が揺れる。 揺れる髪の隙間から、正面の鏡を見つめる。 ―――映る自分、無表情の筈の自分の口元が、 意地悪く、にぃ、と。 弧を描いていた、気がして。 ]
(152) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
……?
[ 瞬き、ひとつ。 もう一度、見るけれど。 そこにはただの、自分の顔が、あるだけ。 もうひとつ、瞬かせても。 おかしいものは、なんにもなかった* ]
(153) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
―→1F―
[ 着替えて、またようやく、分かったこと。 色にまみれたのは、制服や上履きもだったらしい。 戻っていく廊下も少し、カラフルで。 ごめんなさいって、こっそり豊田先生に謝る。 着替えを保健室から借りてくるべきかって、 ああ、そういえば。あのポーチも。 飛びだした時に、ソファに置きっぱなしだった。 早く取りに行かなきゃ、って、思う。 信じていな訳じゃない。でも、万が一が怖い。 取り繕える自信は、あまり無い。 そう、冷静に戻りつつある頭で考える。
行きづらい気持ちは、抱えたままだから。 中途半端に、一階へと行くだけで、 うろうろ、うろうろ。まるで迷子だった。 ]
(163) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
/* 脱 字
(-59) 2015/07/11(Sat) 00時半頃
|
|
[ ああもうどうしよう、って考えている最中。 ――そういえば。って。ふと。 異質な、赤や絵具にまみれた空間を思い出す。
この、学校の様でそうでない、場所について。 東彩の話を聞いていただけで、 きっと自分には、知らないことが多い。
世界を作ったらしい、主の特徴を聞いて、 もしかして、だけが過っているのも、あったから。 もし本当にそうなら、そして違うのだとしても。 自分で知らなきゃいけないんだ、って。
義務感なのか、あるいは隠れたかったのか。 それとも、逃げたかったのか。 どれかも分からないまま、図書室へと再び向かう。 ]
(164) 2015/07/11(Sat) 01時頃
|
|
―図書室―
[ 入る直前、後ろを振り返る。 シャワーを浴びている間に、 絵具は乾いていたみたいで、足跡は無くて。 だから多分ばれない、って、少し、安堵。
こっそり入り込んだ先、 なんでこんなところに、なんて。 そう小さく悪態をつきながら、明かりの届かない棚、 そこにある、めぼしい本を数冊取り出して。 本棚の迷路のずっと、奥深く。隅の方。 床に座り込んで、ぱら、ぱら。捲り始める。 参考書、赤本以外の本を読むのは、きっと久々だった。
――勉強は、得意、にしている。 だから多分、理解は直ぐだと、思いたい** ]
(165) 2015/07/11(Sat) 01時頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/11(Sat) 01時頃
|
―現在・1F図書室―
[ 『集団失踪事件のメカニズム。開明されない謎!』 開いた本にはそんな文字が躍っていて、 また、ひとつ。ページを捲る。
多分、そう目新しい情報はなかった。 だけど、ひとつ、引っ掛かるもの。 ]
………生死の境を彷徨っている 事故、自殺未遂で衰弱
[ 指先で文字を追って、"それ"を唱える。 そして、思う。多分、間違っていた。 葛城志乃は、衰弱、というものを、 もしかしたらまだ、 軽い意味で捉えていたのかもしれない。 ――ふと、過るものは。 自殺未遂をしたらしい、隣のクラスの男子。 ]
(187) 2015/07/11(Sat) 11時頃
|
|
[ ページを捲る音すら、止まる。 どういうこと、もしかしたら、が、頭を支配して、 (駄目。まだ足りない。) 突き動かされるように、もう一度紙に触れたところで、
――扉が、無遠慮に開かれる音がした。 ]
(188) 2015/07/11(Sat) 11時頃
|
|
……
[ 本棚の隅の、更に隅に身体を寄せる。 行き止まりだ。逃げようと思っても出来ない。 だから、戸惑いはすれど、抵抗すること自体はせず。 迷いなく来た相手と、 差し出される菓子の山とを、交互に見ていた。
どうして来たの、とか。 どうして此処が、とか。
扉が開かれた時に思ってしまった疑問は聞かずとも、 相手が相手だ。分かってしまう、気がした。 ひとつ息を吐いて。 開いていた本を閉じて、向き直る。 ]
(189) 2015/07/11(Sat) 11時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る