32 【Deathland〜minus appleU】
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[――とくん]
ともだちになってあげる。 ―――……だから、もらうね?
[消えかける最期のぬくもり] [あたたかなもの] [吸い寄せられるようにそっと、くちびるを重ねる]
[周囲の温度が冷えていく、冷たい空気の中 目蓋を閉ざすオスカーの睫が凍り付いて白い霜が降りる]
(*0) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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[――くちびるを離した時] [オスカーの体から温度は失われ、 その顔は雪のように冷たく白く青褪めていた]
………あたたかい。
[―――とくん]
[顔を上げたセシルの頬は、鮮やかな薔薇色]
(*1) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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……あたたかい、ね。
[握ったオスカーの手をそっと引き抜き、 身を起こす。すっかり冷たくなったオスカーの、 体を、髪を一撫でして―――離れる]
ともだちって、あたたかいのかな。
[微笑む――その頬はつややかな薔薇色]
(13) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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セシルは、―――いまはすこし、あたたかい8
2011/06/18(Sat) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/06/18(Sat) 00時半頃
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オスカーは少し、 人を見る目がない気もするけどね。
[ゆるりと笑う、 見たくない、と思っていた人の死は穏やか過ぎて。 予期していたような混乱も、くるしさも、ない]
どうするの? オスカー、このままここにおいとくの。 多分、置いておいても大丈夫、とは思うけど。
[ふしぎなきもち] [静か過ぎて、どこかなにかがゆっくり壊れていくような、 そんな想像をしてしまう]
(29) 2011/06/18(Sat) 00時半頃
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……え? なんだろう、わかんない。
あたたかいものをもらったんだ。 さっき何か燃やした後から、体がちょっと冷えてたんだよね。 全然あたたまらなくって。
[―――その能力は熱量操作とでも言うべきか]
(*4) 2011/06/18(Sat) 00時半頃
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/* あなたはディーンと運命の絆を結んでいます。 つまり、あなたは恋をしているのです。
このシスメが好きです。 そうか、恋をしているのか……! なんかときめく。あそびでもいい。
(-20) 2011/06/18(Sat) 00時半頃
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お墓でも作って埋める、 ってわけじゃなさそうだよね。
つまり俺たちって、 実験体ってことでしょ? ……死んだら消えてなくなっちゃえばいいのに。 [きっと自分にはそんな能力はないから、 横たわるオスカーをどうにも出来ない。]
鐘が鳴ってるね、 これが死んだっていう合図なの?
(50) 2011/06/18(Sat) 01時頃
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つめたくはないよ。
……でもね、 あたたかいのはきもちいい。
[蕩けるように笑った]
(*6) 2011/06/18(Sat) 01時頃
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>>53
なんかミチルさんは、 人じゃないみたいな言い方するんだね。
[首を傾げる、揺れる銀色]
死んだら消えてなくなってたら、 白雪姫のお話とか成立しなくなるね。 それはそれで、すっきりする。
……そういう意味じゃない?え? なんで泣いてるの?
[目の前で涙を流されて、瞬きながら拭うように伸ばす。 今は、あたたかなゆびさき]
(58) 2011/06/18(Sat) 01時頃
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セシルは、ベネットが入ってきたことに気づいた。ぱちくり、して指先をひっこめる
2011/06/18(Sat) 01時頃
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[閉ざされたオスカーの目蓋は――近づいて見れば、 その睫毛が凍り付いたようになっていることに気づくだろう。 体に触れることがあれば、それは雪のように冷たい]
――……なんか、あっけないね。 ほんとう、あっという間だった。
一応、お願い事は聞いてあげたよ。
[弔うベネットにそう声をかけて、 洗面台からタオルを一枚、ハンカチがちゃんと収まってるかは自身がなかったので、ミチルにそれを差し出した]
(63) 2011/06/18(Sat) 01時頃
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セシルは、>>65 ふらつきそうなミチルの様子に、タオルをもった手を伸ばす。
2011/06/18(Sat) 01時半頃
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[甘い果実の匂いが、ベネットの動きと共に香る。 その手の中のカードは、何が起こったのだろう、消えて]
……君の能力? なんか、すごく物騒な気がするけど、 それなら、オスカーの亡骸も消せるのかな?
ねえ、消したら先生は怒る?
[ミチルに問いかけようとして、 何気ない行動に、随分驚かれていることに首を傾げれば、 ――ふらつき凭れるその体を慌てて支えた]
(71) 2011/06/18(Sat) 01時半頃
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セシルは、だいじょうぶ?と覗き込む。
2011/06/18(Sat) 01時半頃
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そう?無理しないでね。
[離れようとする身を案じながら、 彼女の綺麗という呟きに、ぱちり瞬く]
お願い? それってここから出してくれるようにってこと。
……でも、
[思い出す、知ってしまった知らなくてもいいこと。 けれどその出来事は自分の中で、どこか形を変えて――。 過ぎる思考に気を取られ、続かぬ言葉に気づかない]
(80) 2011/06/18(Sat) 01時半頃
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セシルは、笑い声にびくりとして、身を退いた。
2011/06/18(Sat) 01時半頃
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[果たして何が起こったか]
――……、やっ、
[ひく、と一度体を震わせて、 今は“兄”になったミチルを、わずか頬を紅潮させて睨んだ。]
いきなりなんなの、 っていうか……何しに来たの。
(90) 2011/06/18(Sat) 02時頃
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これ、困る んだけど…… 一人で身もだえとかしてた ら、
おかしいし、 やだ ……ッ、
[震える声音は拒絶を示すけれど]
……望まなくてもって、何言って。
[目の前を睨む眼差しはますます厳しくなった]
(*9) 2011/06/18(Sat) 02時頃
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[シャツの襟口をぎゅっと握る。 身を縮める指先は、時折ふるりと震えて。 ―――少し滲んで潤んだ瞳で、隣を見た]
……ユリエルくん?
[と、まじまじと首をかしげて、 それからはぁ、と肩の力が抜けたように長いため息を吐いた]
(96) 2011/06/18(Sat) 02時頃
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[手はびくりと耳を押さえた]
そもそも、……脳内で、 なんかされてるっていうのが、
――誰もいなければ、とか、そういう問題じゃ……
(*11) 2011/06/18(Sat) 02時頃
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[浮き上がっていくオスカーの体、 大概非現実な目に遭ってるけれど―― 思わず乾いた笑いが零れそうになった]
え? ――……ちょ、なに。 どこにもってくつもり?!
ユリエルくん?
[名前で呼ぶな、というのは聞こえたけれど、 自分もだめなのだろうか、と思わず確かめるようにもう一度口に出していた。
窓の音に――身を乗り出してかけて、 けれどその行方は、オスカーの体の行方は見えなかった]
(110) 2011/06/18(Sat) 02時半頃
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行っちゃったね。 ……湖の方、かなあ。
[窓辺に駆け寄るベネット、 いささか呆然としたまま、見やってから、 たずねるために、向き直る]
本拠地、そっちのほうにあるの?
[兄に問う、もちろん答えは期待していない]
(114) 2011/06/18(Sat) 02時半頃
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[なんとなく睨まれたけど、 それほど怒られた認識はなかった。 いつかまたユリエルくんと呼んだりするかもしれない。]
ここにいても、 仕方なさそうかな……
[オスカーの部屋、 開いた窓からカーテンが空へ引きずられていく。 なにもかもが、あっけない。
亡骸のなくなったベッドの上、沈んだ人型の痕跡は、 やけにひんやりしてただろう。それもやがて失われるが]
[答えは期待していない――部屋を出ようと、戸口へ向かう]
(119) 2011/06/18(Sat) 02時半頃
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セシルは、兄の答えに、やっぱり、って顔をした。
2011/06/18(Sat) 03時頃
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[先生がラウンジにいた、という話には振り返り。 けれど、会いたいわけではなさそうなため息]
……先生は、 まだピエロメイクのままなの? あれ、ちょっと怖いんだけど……
素顔で出てきてくれればいいのに。
[そしてそのまま部屋を出る。 ――いつの間にか廊下は暗くなっていて]
(125) 2011/06/18(Sat) 03時頃
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―――しとめた? そんなんじゃ、な……
[反論しかけて気づく。確かに止めを刺したのは、自分だった]
(*13) 2011/06/18(Sat) 03時頃
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[―――とくん]
嫌でもない、って…… そんなこと、あるわけ。
[死ぬまで踊る母親を笑ってみてたお姫様] [――とくん][陶酔めいた昂揚を打ち消すように首を振る]
(*16) 2011/06/18(Sat) 03時頃
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だってわからない…… なにがしあわせなの?
[指先が耳朶の銀色に、触れて、落ちる]
(*17) 2011/06/18(Sat) 03時頃
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[失うための準備をいつもしている。] [かりそめのものだけでいい] [それはまちがっていないはず]
[耳朶に触れようとした手を、拒むような仕草]
―――……あれ?なんだろ。
(*19) 2011/06/18(Sat) 03時半頃
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……なにか、間違えた気がする。
[ぽつり、呟いて] [窓枠から外を見る、月は見えていただろうか*]
(130) 2011/06/18(Sat) 03時半頃
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温度がない手で触られるのは、 いやなのかな……。
なんか、これよくわかんないし。
[途中放棄した思考は、別のことだったけれど]
(*21) 2011/06/18(Sat) 03時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/06/18(Sat) 03時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/06/18(Sat) 16時半頃
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“悪役”か……
[カードに描かれた、林檎を齧るお姫様]
白雪姫の悪いお妃様って、でも、 継母じゃなくて、本当のお母さんなんでしょ?
お姫様も、大きくなったら魔女になったりして。
[カードを裏返しても] [そこにある絵は醜い魔女ではなくて、蝶の図柄だったけど]
(*31) 2011/06/18(Sat) 16時半頃
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わ、俺の脳内であんまり大きい声出さないで……って、
何かあったの?おちついて。
(*32) 2011/06/18(Sat) 16時半頃
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―→ラウンジ [夜空を見上げてそれから地上を見下ろせば、 >>139 閃光が見えた、目蓋を閉ざしてもちらつく炎――熱。 ぼうっと、消えるまでみつめていて。 そしてふらり、と誘われるように階下へ降りた]
――……あ、 [>>123 言われた言葉を思い出す。 思わずラウンジを見渡した、ピエロの姿がないことにむしろ安堵して息をつく。 カタン、>>274 どこかでカップの倒れる音がした]
ん?あれ、何今の……
(284) 2011/06/18(Sat) 16時半頃
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セシルは、どうかしたの?とばかりに、話してる二人の方を見た。
2011/06/18(Sat) 16時半頃
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……反応なくなっちゃったね?
[ラウンジのドナルドを見ながら、音にはのらない声]
(*34) 2011/06/18(Sat) 16時半頃
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