184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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Baby and I (ぼうやとわたしは)
Were baked in a pie, (パイの中でこんがり焼かれた。)
The gravy was wonderful hot. (すばらしく熱いグレービーソースだったわ)
We had nothing to pay (けれどその日はパン屋に)
To the baker that day (渡すお金が足りなくて)
And so we crept out of the pot. (ぼうやとわたしは鍋から這い出た)
(*0) 2016/02/25(Thu) 07時頃
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[ 妬む少女は、また一人ぼっち。 隙間から見える外の様子を伺いながら、 部屋の中で不気味な唄をブツブツと歌っていた。*]**
(0) 2016/02/25(Thu) 07時頃
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[ 扉の向こうでは、親しげに言葉を交わす人々がみえていた。妬む少女の僻みはますます募って往く。]
(ああ、なんて憎たらしいのかしら こんなヘンテコな状況で、ヘンテコな死体が転がってる場所で、あの人たちはお気軽に井戸端会でもしてるみたい。 おかしいわ、ぜったいにおかしいわよ!
だって! 死体が転がってるのよ! 誰に殺されたのかもわからないのよ! 斧を持ったリジーボーデンが、まだそのあたりにいるかもしれないっていうのに! なんであんなに平然としていられるのかしら?)
[ 妬む少女は自分も外へと出て情報収集をしなければとは頭では理解していたようだが、実行には移せないでいた。 やはり死体が怖いようだ。
臆病な少女は未だ、闇の中。]
(21) 2016/02/25(Thu) 18時頃
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[少女は、いつの間にか自分は家の地下室ではなくて、別の場所に来たようだということは理解していた。 しかし外に出られないのでは意味がない。 もしこれがちゃんと家の地下室だったのなら、すぐに地上へ出て警察へ駆け込み、自分の窮状と虐待の事実を訴えただろうが、それも出来ない。
やっと地下室から逃げられると思ったのに、やっと"父親"から逃げられると思ったのに。 あの人たちにとって、妬む少女はそれこそ路傍の花のような存在なのだろう。
それを理解しているからこそ、少女はその場にじっと身を潜めていた。]
(22) 2016/02/25(Thu) 18時頃
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[ ――すると、扉の向こうから呼びかける声。>>17
誰か、なんてことはすぐにわかった。なにせここには女は自分とあともう一人しかいないのだから。 覗き見るために少しだけ開いていた扉の隙間から外の様子を伺ってみれば、そこにはやはり、黒髪の女がいた。]
…………。
[ 妬む少女は疑った。
自分の髪の毛を綺麗に整えてくれるというこの女は、果たして何が目的でここへやってきたのだろうかと。 しかし妬む少女はその申し出を嬉しくも思ったのだった。ああ、やはり自分は愛されるべき存在なのだろうと改めて認識して。]
そう?……そうね、じゃあお願いしようかしら。
[扉をまた少し開き、黒髪の女を招き入れた。そして部屋の中へ入らせずに、扉の所でやり取りをしたことだろう。]
……あなたは、あの死体が平気なのね。 あの死体を乗り越えて、資料室?に入っていくのが見えたわ。そして出てきてから、あなたが自分の部屋へと引っ込むところもね。 その手に持っている書類はなあに?
(23) 2016/02/25(Thu) 18時頃
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――嫉妬の部屋>>27>28櫻子
[妬む少女は、様子を窺っていた。
人の顔色を見ることにかけては恐らく長けている。なぜならそれは今までの人生において、必要不可欠なものだったから。
そしてこの時にも注意深く相手を観察していた。いう相手の着物の袂からナイフが出てきて首を掻き切られでもするのかと警戒しながら。 そうしている間にも、黒髪の女に背中を預け、髪の結い直しを委ねるのだった。]
……そう。立ち止まるのは性に合わない、ですか。あなたは、そうなのね……。
(まあ、なんてことかしら。まるで私のことをけなしているみたいだわ。『私はあなたと違うのよ。こんな暗い部屋でおびえているような臆病者とはね!』とでも言うつもりかしら? ああ、その行動力が妬ましいわ。私はこの部屋からまだ出ることすらできないというのに!)
(35) 2016/02/25(Thu) 20時頃
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[ 口では理解を示しながらも、心の中はこの荒れようである。この少女は基本的に他人のことを信用はしないし、少しでも良い所を見つければそれを妬むのだ。
彼女が一度自分の部屋へと戻ってわざわざ書類を取ってきて渡してきたようなら>>29、資料に目を通した。]
…………。
[そして、妬む少女はすぐに気がついた。 この三人分の資料はいずれも年代がバラバラで、特に三人目は未来の日付まであるということに。 それからゆっくりと顔を上げて再び資料室の方を見遣った。……そこには、遠目からでも乱雑に資料が置かれていることがわかった。]
そう、そうね。確かに年代が違うわ。 私が生まれたのは1998年だもの。けれどこの人は2100年以降に生まれているみたいね。
けれど、ああもしかしたら…… もしかしたらあそこには……あ、あ…… あそこには、いろんな犯罪者の罪の記録が…ある……?
[ 黒髪の女は真っ直ぐに少女を見つめていたらしいが>>30、その視線には気づかなかったようだ。人の目を見て話す、という当たり前のことを忘れてしまうほどには、この少女は既に壊れて』いる。ただ手元の資料と資料室を見比べてブツブツと独り言を呟いていた。]
(36) 2016/02/25(Thu) 20時頃
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Lizzie Borden took an axe (リジー・ボーデンは斧を取り) And gave her mother forty whacks. (母さんを40回打った) And when she saw what she had done (自分がした結果に気づき) She gave her father forty-one. (今度は父さんを41回打った)
[ まるで確かめるように、歌ったあと、妬む少女はすっくと立ち上がった。]
誰が殺した アビーボーデン 誰が殺した アンドリューボーデン リジーボーデンは無実の無罪。
けれどそれは本当に本当? 誰が殺した ボーデン夫妻……?
[ どうやら過去にあった凶悪事件の真犯人が知りたくなったらしい。先程まではあれほど外に出ることを拒んでいたというのに、妬む少女ゆっくりと外へと足を踏み出した。死体などまるで見えていない。そしてこの妬む少女は、また黒髪の女に髪を結ってくれたお礼を言うのを忘れてしまっていたようだ。]
(37) 2016/02/25(Thu) 20時頃
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―嫉妬の部屋→資料室―>>38>>39櫻子
[ 妬む少女は、幽鬼のようにフラリフラリと歩く。そして死体の服の裾を踏んづけて、資料室の中へ。
途中で声をかけられても、気づかぬままに。 黒髪の女が開けたままだった嫉妬の部屋の中へと忍び込もうとする事すらにも、気づかぬままに。
鍵はしっかりポケットの中だが、食料は部屋に置かれたままだった。*]
(40) 2016/02/25(Thu) 20時半頃
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[ 妬む少女は、妬むが故に記憶力が良かった。
いつ、どこで誰と何をしたか、誰がなんと言ったかをこと細やかに覚えているのは当たり前。 あるいは自分を慰める唄だって、何百種類も歌うことができる。 妬む少女は、一度覚えた事は忘れられないのだ。]
Lizzie Borden took an axe (リジー・ボーデンは斧を取り) And gave her mother forty whacks. (母さんを40回打った) And when she saw what she had done (自分がした結果に気づき) She gave her father forty-one. (今度は父さんを41回打った)
[ フラフラと歩きながら、資料室へとたどり着いた少女。そこに誰がいたとしても、何を問いかけられても、ただただ、不気味な唄を歌うばかりで視線は虚ろなままだったようだ。]
(45) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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[ そしてひとつの棚の前に立って、ファイルの背表紙の名前をつぶさに観察していく。そのあまりの膨大な量に、ともすれば見落としてしまいそうになったが、さしてじかんもかからずに抜け目なく見つけることに成功する。]
……………………へえ。
[ 資料を室の一角に座り込んで、ニヤニヤ、ニタニタと、まるで恋人からのラブレターでも読んでいるかのように笑顔を浮かべてそれを読んでいた。
Lizzie Borden(リジーボーデン)と書かれた人物の、経歴を。それを見ればやはり彼女は無実だったようで、確認したのなら、少女は満足気にファイルを閉じた。
ファイルを戻したのなら、少女はまた本棚を眺め始める。背表紙を眺めて、気になった名前があれば抜き取って眺めるという簡単なお仕事だった。
その異様な雰囲気を発する少女に、声をかける勇敢な者など居たかどうか。]
(46) 2016/02/25(Thu) 21時頃
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[妬む少女は鮮明な記憶を頼りにファイルを漁る]
Ding, Dong, Bell, (カランコロンと鐘がなる) Pussy’s in the Well. (子猫ちゃんは井戸の底) Who put Her in? (一体誰が猫にこんな酷いことを?)
What a Naughty Boy was that, (子猫ちゃんをいじめるなんて悪い子だね) To try to Drown poor Pussy Cat, (可哀想な子猫ちゃんをいじめるだなんて) Who ne’er did Him any Harm, (子猫ちゃんは何も悪くないのに) But killed all the Mice in the Father’s Barn. (家中のネズミをやっつけてくれるのに)
[ 時折クスクスと薄ら笑いを浮かべながら歌う少女は、ファイルを手にとって、読んでは戻し、読んでは戻す。少女が手に取るファイルはいずれも、迷宮入りとされている事件のうちの容疑者の名前だった。 少女はすっかり、この遊びに夢中。奥の奥まで、進んできてしまった。]
(52) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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……あら、あらあら?
[そして誰かに声をかけられたような気がして顔をそちらに向ければ、気の強そうな男がいた。>>48]
ごきげんよう、私の名前はヨーランダ・パトリック・シルトン。ヨーランダはスミレよ。覚えておいてね。 あなたはどなた様?
[クスクスと陰鬱な笑みを浮かべながら、問いかけた。]
(53) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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/* おおおう……ニック、残業お疲れさま…
(-16) 2016/02/25(Thu) 23時頃
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/* ほわぁぁぁ!!!すみません、寝てました……
(-25) 2016/02/26(Fri) 02時半頃
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―資料室・ケイイチ―>>55>>56
[ 妬む少女は、耳を疑った。]
出利葉 圭壱……。 ケイイチ、イズリハ……?
[ ぼんやりと相手の言葉を復唱したのなら、パチリパチリと目を瞬かせた。そして『怖かっただろう?』と気遣われれば>>57>>58……ニタリ、と薄気味悪い笑みを浮かべた。――そして]
ケイイチ イズリハ……。2136年3月10日生まれ、24歳。犯した罪は殺人、暴行、器物損壊、強姦、脅迫! おこりんぼうの坊やは気が短い! ああ、こわいこわいよ。 ケイイチは警官の顔を持った殺人鬼さ!!罪のない一般市民も殺した極悪警官さ!! [ ケタケタと狂ったように汚く嗤う少女。 一度覚えたことは忘れられない。抜群の記憶力を持つ少女。 けれど、口は災いのもとだということを知らない、お馬鹿な小娘。
雉も鳴かずば撃たれまい、と昔の人はうまく言ったものだ。]
(68) 2016/02/26(Fri) 03時頃
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/* は、そうですね……! すみません、ファイルを読んだというロルで十分かと思っておりました。以後気をつけます。
(-29) 2016/02/26(Fri) 03時半頃
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[少女が覚えたのは【暴食】と【憤怒】のみ。
その他の罪については、まだファイルを探しきれていないようだった。
それもそのはず【傲慢】は既に闇へ葬られた。 【色欲】と【怠惰】は持ち去られて、【強欲】と【嫉妬】はまだ見つけていない。
もし、少女が【強欲】のファイルを目にしていたのなら、近づいてきた男>>69>>70にも十分警戒しただろうに。 ああ、それにしても写真がすり替えられているのなら、わからなかっただろう。
仕方ない、仕方ないのだ。 この妬む少女はきっと、その身を以って学ぶのだから。]
(71) 2016/02/26(Fri) 04時頃
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/*
聞いてくれ。 【憤怒】に喧嘩を売ったと思ったらいつの間にか【強欲】に殺されかかっていた。な、何を言ってるのか自分でもわからな(ry
(-31) 2016/02/26(Fri) 04時半頃
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[ 妬む少女は他人を貶すことに余念がない。 なぜなら、自分より下の者は妬まなくて良いのだから。 そうして他人を蹴落として、貶して、自分が優位にたとうとするのだ。]
ケイイチはおこりんぼう! 罪のない一般市民も殺す怖い警官さ! 罪深いのはきっとお前だ、お前だ!!お前お前お前お前お前お前お前……あはははお前だあははははは……
[しかし、妬む少女はやはりバカ。 貶す相手を選んでいれば、そうはならなかっただろうに。もしかしたら自分の味方になってくれたかもしれない相手にまで、進んで敵対してしまったのだから。]
あははは!ははは……!
――は?
[ そして、周りのことも少しは見ていたのなら良かったのに。コツリコツリと靴音高く歩み寄ってきた男>>72。まるで夜鷹クチバシのように舞い降りてきた男の鋭い切っ先の行方も>>73
哀れな少女には、捉えることができなかったようだ。]
(76) 2016/02/26(Fri) 05時頃
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あぐ…っ!? う"ぎゃぎゃぎゃぁああーーーー!!!ああ"ぼ"がががぼ……――!
[資料室の中を、汚い悲鳴がつんざいた。 その絶叫はきっと、資料室の外にいた者たちへも、隅々まで響き渡った事だろう。
首に鋭いペン先を突き立てられれば、その切っ先は細くて華奢な首の気管支へとやすやす到達したようだ。最初は痛みで上げた悲鳴も、自分の血液に溺れてしまって声にならなくなった。 少女の首からは、綺麗な噴水がほとばしったことだろう。]
あ、あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"……
[『なんで?』『どうしてお前が?』とでも言いたげに肩越しに背後を見遣る少女。少女はまだこの男と言葉すら交わしていなかったのだから、突然やってきて凶行に及んだ男に対して「お前は誰だ!?どうしてこんなことをする!?」と叫びたかったようだ。しかし、その問いかけも血に溺れた悲鳴にかき消されてしまう]
(77) 2016/02/26(Fri) 05時頃
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ひとごろじ……っ、はな"、はな"、ぜ…! だず、だず、けっ、で………!!!
[ ジタバタと暴れる少女は、凶器を持つ男の腕から逃れようとする。そしてあろうことから、自分が今さんざん貶した警官>>56に対して助けを求めるかのように手を伸ばしたのだった。]**
(78) 2016/02/26(Fri) 05時頃
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/* ヨーランダ!アウトー!
(๑⁍᷄౪⁍᷅๑) ででーん!!
(-38) 2016/02/26(Fri) 08時半頃
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[ 妬む少女は、命乞いをする。]
や"ぁ"……だずけで……おがあざん……おがあざん……だずけでおがあざ……ゴポッ――
[ 血の塊を口から吐き出しながら、首からも綺麗な噴水が吹き出る。抵抗して首を振れば、髪を結っていた桃色のリボンは滑り落ちて、血の池溜まりに落ちたようだ。 少女の白髪には、可愛らしい桃色よりも、血塗れの赤がよく映える。]
あが…っ、が……ぐぅ、が……っ!
[ なんとかして金髪の男から逃れようと暴れていれば、黒髪の男に口元を抑えつけられてしまった>>85。そちらを見れば先程少女が貶した警官の男だったようで、『騒ぐんじゃない』と悪態をつかれた。そして男は叫んだのだ『俺様の玩具』と。]
(…………ああ、ああ)
[ なんだ、そうだったのか、と少女は納得した。
『騒ぐな』 『大人しくしろ』 『言うことを聞け』 『お前は玩具だ』
そんな台詞は、毎日毎日毎日、言われ続けてきていた。]
(89) 2016/02/26(Fri) 09時半頃
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[ 大人しくしていなかったから罰を与えられる、黙って従わなかったから酷いことをされる、そんな事はとっくにわかっていたはずだったのに。]
う、うう…ごめ……なざ…ゆる、じて……ゴポッ ひどい"ごと、ガポッ…しない"で……ヒック…いう事聞く、聞ぐ、っ、がら……ガポッ
[ 涙と血でぐちゃぐちゃになりながら男達に服従と隷属を誓うが、あぁ、だがしかし、少女は気づくのがだいぶ遅かったようだ。
もう手遅れ、もうどうしようもない。
少女を守ってくれる存在など、今も昔も、どこにも在りはしないのだ。
少女にできることは、せいぜい刺された傷口を指で抑えて血が余計に吹き出さないようにすることと、自分の血で溺れないように咳き込む合間に息を貪ること。
尤も、少女が息をするたびに、首の穴からは空気の抜けるヒューヒューという音がしていたから、息などまともに吸えてはいないのだろうけれど。]
(90) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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おどうざん…ゆるじて……ごめゴポッなざ、い…ごめんなざ、い…おがあざん…ガポッ…おがあざん……ゴポッ…
[ もはや少女の瞳には、金髪の男も黒髪の男も見えていなかった。ただただ、その場にはいないはずの者の影に怯えて許しを乞うのみ。 黒髪の男が『死ぬな』と独りよがりの台詞を吐いていたことも、あるいは金髪の男が何か喋っていたとしても、耳には届かなかったようだ。
ポケットから鍵が滑り落ちて床に落ちたのを黒髪の男が拾ったとしても>>87それを止めなどもせず、地下室へと連れ込まれようとしていることに気づいても抵抗などはしなかった。
何故なら、地下室の暗闇に居る事のほうが、彼女にとっては『自然』だったのだから。 地下室へ行き、そこで大人しく静かに、"玩具"としての役割を全うすればきっともう大丈夫……。]
(91) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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[そんな甘い期待はこの異空間では通用しない。
……ということを、少女は未だ知らなかった。 きっと、少女は、何度でも繰り返すのだろう。少女の苦痛は一度では終わらない。この場所は"そういうところ"なのだ。
少女が黒髪の男の思惑通り地下室へと連れ去られたのなら、資料室に残されたのは――大量の血痕と、血に濡れた桃色のリボンだけ。]**
(92) 2016/02/26(Fri) 10時頃
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[ 少女の体は宙ぶらりん。
担がれる様はまるで麦の穂束のよう。 けれどこぼれ落ちるのは実ではなく真っ赤な血潮。三段飛ばしで駆け下りていく男の背中でくぐもったうめき声を漏らすのみ。]
ゼーゼー……ゴポッ……ごめんなざ――ガポッ
[ もはや少女の命は、灯火よりも儚い。視界も真っ暗でグラグラ揺れる。血の気が失せた頬には、男の火照る熱が痛いくらい。やがて男の『ベッド…?』という声が聞こえれば、少女の背中は柔らかい場所へと放られた。]
ゼヒ……ゼヒ……ガポッ
[ 仰向けになれば少しは気道の確保もしやすいというもの。少なくとも宙吊りよりもだいぶマシ。]
(128) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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は……ぅ……ん"……?
[そして男の口から出たのは一つの問かけ。>*16 少女は虚ろな瞳を、自分にのしかかってくる男へと向けた。長い前髪をよけて、覗きこむその顔に]
ごめんな……ざ、い。ゴポッ……嘘で、…ず、…… ごめんなさいガポッ…ゆるじて……ぐだざ、い
[ 必死に指でポッカリと空いた穴を抑えるけれど、少女の手は濡れに濡れて。空いている手では、命乞いをするように男の服を、ぎゅぅと握りしめた。]
(129) 2016/02/26(Fri) 23時半頃
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[ 少女は、既に、わかっていた。
先ほどの金髪の男は少女を殺そうとしていた(本人に言わせれば人形に仕立てあげようとしていた)が、この眼の前の男はそれ以外にも目的があるのだと。 男の目に浮かぶ情欲の炎は見慣れた色。父親も、時折父親が連れてきた男達も、同じ目をしていた。
ああ、けれど、それはとても安心する。 何故ならやることは皆同じだからだ。未知のことをされるわけではなく、勝手知ったるいつも通りの手順であり、毎日毎日、同じことを繰り返してきたからだ。
慰み者の少女は、男たちにいつだって従順。
握りしめた手が乱雑に振り落とされたのなら「ああ、この人はそういう人なのか」と学んだようだ。相手の顔色を伺って趣向を察することも、慣れたもの。]
……ゼヒ…はい。私は…ゼヒ…あなたの玩具です…あなたの玩具です…あなたの玩具です…ゴプッ……私は、私は……ゼヒ……
[ 相手の言葉を復唱する。あなたの言うとおりだと、少女は男をすべて肯定して、受け入れる。少女は男からどんな仕打ちをされても、それを肯定するつもりのようだ。]
(*29) 2016/02/27(Sat) 05時半頃
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