229 観用少年
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[ ── 持ち上げられた、経験は。 僕にとって決して少なくない。
皺だらけのベッドに投げられるとき、 ぬるい湯船に入れられるとき、 ……要は"そういう"、時。
身長に比べて、身体はきっと軽い。 直円さんの体力がどれ程かは知らないけれど、 持ち上げることは苦では無いだろう。 ]
(0) 2017/10/10(Tue) 00時半頃
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[ 僕の、すこぅし成長したすがたと、 軽い体重に比べて幾分か高い身長は、 …やっぱりひとりめの名残だ。
砂糖、ミルク。 そんな僕の生きる糧ではないものを、 口に入れてしまったのだから。
死した僕が生きているかの様に動く様。 ── 要は、入れたものを拒絶する姿も、 ひとりめにとっては、きっと、
…あい すべき にんぎょうのすがた、だった。 ]
(1) 2017/10/10(Tue) 00時半頃
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[ ゆら、ゆら。 持ち上げられた、僕の真白な脚が揺れる。 夢うつつの中で、馬、なんて声を聞けば。 ─── どうぶつえんに、いるのかな。
なんて。 こどものような、少年らしい、ような。 珍しくもそんなことを 思う* ]
(2) 2017/10/10(Tue) 00時半頃
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── 翌日 ──
[ きっと、次の日は。 新しく仕立てて貰った着物を着て、 ( …皺だらけでは無い其れに 落ち着かない気持ちはあれど、 ) 僕は玄関に立っている。 朝ご飯のミルクと砂糖も食べきって、 きちんと歯も磨いた。
にんげんらしく、直円さんを、… ── " "を、待つ。 歩いて行くのか、 話に聞く"のりもの"に乗るのか、 そんな風に、得た想像を、しながら** ]
(3) 2017/10/10(Tue) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2017/10/10(Tue) 00時半頃
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[ 似合うと。 そう言ってくれた声には、ゆるり頷き。 扉を開いた向こうに見たのは、 黒塗りの くるま、だった。
乗り込んだ先、 ( ──…嗅ぎ慣れないかおりがする。 ) 僕が色々と慣れずに、彼方此方。 視線を遣っていれば、
運転手 から、声がかかる。 ]
(64) 2017/10/10(Tue) 22時半頃
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─── ……、ええと。
[ 一瞬詰まった。 まさか生きた人形だとは言えまい。 僕はどう答えるか、答えるべきか悩んだ挙げ句、 …浅く 浅く、頷いた。
── 否定するのも可笑しな話だと思ったのだ。 端から見たら、親子だ、確かに。 それだけ、きっと。
ぼんやり窓の外を眺めて、 親子に見えるのか、という、 そんな客観を暫く捉えながら、──… ]
(65) 2017/10/10(Tue) 22時半頃
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── 動物園 ──
[ ……到着した目的地、鳴き声が聞こえてくる。 僕とそう変わらないくらいの、 それか、直円さんと変わらないくらいの "ひとびと"、を、 瞳をまぁるく開いて、眺め。
……親子というものは、 成程こういう場所にくるものなのか と。 そんな風に、知識として得ながらも。
チケットを受け取った。 ]
(66) 2017/10/10(Tue) 23時頃
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………馬?
[ 思い当たる動物が浮かばなかった。 龍がいれば龍と答えるのだろうけれど、 生憎それがいないことは理解していたから。 だから、にばんめに近いいきもの。 …は、いるのかな?って。 そんな風に* ]
(67) 2017/10/10(Tue) 23時頃
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[ 傍を通り過ぎていく、父と、息子。 要は、"ひと"である親子と、 ── 僕と直円さんとは、似ていたのか、どうか。
…人形たる僕は、考えてはいけない気がして、 そっと、思考に蓋を した** ]
(90) 2017/10/11(Wed) 00時頃
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/*
退席打たないとどうもむずむずしてしまって おきられず…すまない……!
(-7) 2017/10/11(Wed) 00時頃
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[ 目線が合う。 しゃがんだ直円さんに、 パンフレット を、見せて貰いながら、 僕は暫し考えた。 ……ライオン、パンダ、ゾウにサル。 目的地までに巡り会うらしい、 その、どの生き物も見たことは無い。 元より興味という感情の薄い僕だったから、 見られずとも文句を言うことは無いだろう。 でも、 ]
(181) 2017/10/11(Wed) 22時半頃
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……肉を食べる。笹を、食べる。 そういうのは、見てみたい。
[ 僕に食べられないものを食べる生き物。 ひととは、また異なる生命。 こどもらしい興味とは、また異なる意思を向け。 直円さんの手を取った* ]
(182) 2017/10/11(Wed) 22時半頃
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──…… 雄と雌で違うんだ。
[ そうして先ず、巡り会った生き物は、 丁度餌を与えられている肉食動物だった。 …ライオン、と、書かれたプレートがある。
うなり声と、その大きな体躯と。 爪に、牙。揺れる尻尾を、柵の向こうに見て。 ぽつり、零したのは、 かっこいい!とか、そういうものじゃあなかった。 ( …隣の"こども"は、 がおー、と真似をしている。 ) ]
(183) 2017/10/11(Wed) 22時半頃
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………、… あなたの こどもは、 ……もっと喜んでいた?
[ 隣に居るだろう直円さんを見上げた。 独り身で、僕を求めた彼を。 どうぶつえん、に、似つかわしくない話題でも、 僕は言ってしまうんだ。そんなものだ。 …このひとのこどもには成れることは無い。 ただ、それでも 周りと比べて、 単につくりの問題以外に "違う"ところが見られてしまえば、 …聞いてしまうじゃあ ないか* ]
(184) 2017/10/11(Wed) 22時半頃
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[ "間違ったこと"を言ってしまったとき、 ひとりめは僕を荒く抱いた。 ]
(195) 2017/10/12(Thu) 00時半頃
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[ 髪の色までは覚えていない。 都合良く、顔は忘れてしまったらしい。 …少なくとも、金色では無かった気がする。 捕食する。 肉を 喰らう。
─── 物言わぬ食べ物だ。 とっくに、死んでいる、かたまり。 ]
(196) 2017/10/12(Thu) 00時半頃
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[ 結局僕だってあれとまるで変わりゃしないのだ。 ]
(197) 2017/10/12(Thu) 00時半頃
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……そう。
[ こども、に。 今まさに、隣ではしゃぐ ひと のようになるには、 果してどうすれば良いのだろう。
握る先、大きな手は、 僕と何処か近い様に思えた。 ……直円さんは人形じゃあ無いのにな。
柵の向こうに、 ひとりめと いちどめの僕を 幻視して。 呟く。 ]
(198) 2017/10/12(Thu) 00時半頃
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[ 其処に悲しみも何もないけれど、 腹が膨れて眠る姿さえも、
ひとりめが ぱち、と ちらつき、 ]
(199) 2017/10/12(Thu) 00時半頃
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[ 緩慢に瞳を閉じた。 同時に、頷く。── 他の場所に行こう。 ]
直円さん。 砂糖を食べるいきものはいるのかな、…
[ いないなら、ミルクでも。 何処か仲間を探すように、 ── ある種、親にねだる子のように。 僕は前を歩む背に告げた。 行き先が何処になるかは、分からないけれど** ]
(200) 2017/10/12(Thu) 00時半頃
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[ ── やっぱり、いないのか。 ]
[ 直円さんの声に瞳を伏せる。 居たとしても、この場所には居ないだろう。 …分かってはいたけれど、 こう直接声を聞いてしまえば、 胸にぽとりと重たく落ちる、何かがある。
瞳が持ち上がったのは、 広げられるパンフレットの音が聞こえたからだ。 ]
(227) 2017/10/13(Fri) 00時頃
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[ 知ってるよ。 パンダという生き物は、 はじめ、あんな色では無いって。
それは確か、直円さんの家にあった、 図鑑で見たような気がする。 ── ちぃさないきもの。うまれたての。 それは人形たる僕と似ているような、 ……気が、して。 連れられるがまま、檻の方へ向かった。 ]
(228) 2017/10/13(Fri) 00時頃
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[ やがてたどり着いた先で、ぱちり、瞳が瞬く。 檻の前には人だかり。…それもそうだ。 何せ彼のパンダは、 ここ最近の目玉だったのだから。 ]
(229) 2017/10/13(Fri) 00時頃
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………あん、まり。 [ …だから、直円さんの声にも、 微妙な返答になるもので。 それこそ"檻"の様な人だかりの向こう、 動いているのだろう生き物の姿を、 悲しいかな、僕は想像するだけしか出来ず。
自然と僕の視線は、 周りの光景へ向かっていた>>223。 ── 親の肩に乗せられる子供。 血の繋がったひとの、すがた。 ]
(230) 2017/10/13(Fri) 00時頃
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…… ああすれば 多分、
[ ── 見られるんじゃ無いかな。
……までは、言わなかった。 只、指先で親子の光景を示し。 持ち上げられることを欲しているのか、 合理的な方法を提案しているのか、 其処も、分からないまま。
ぽつり** ]
(231) 2017/10/13(Fri) 00時頃
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