262 【R18】軽率に花見…何でここに薔薇が!?
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[日本に来て、大凡8年。 オーストリアでも、日本でも わりと長閑に暮らしてきたつもりだ。
今日と言う日を迎えるまで。]
(!1) 2019/03/29(Fri) 23時半頃
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[酒をどれくらい呑んで迎えた朝だろうか。
薄暗いカーテンから零れる朝日とは違い はっきりと瞼の上をなぞる日光が 眠っていた意識を浮上させる。]
…ん、
[まどろむ景色>>4 ゆっくりと降りてくる花弁がまた綺麗だと思った。 隣の彼からは、どう見えただろう。 そんなこと考えて居る暇なんて、ないかもしれない。]
(13) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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[ゆっくり体を起こしながら 自分が裸であることを視界で認識。 そして傍らの先輩もまた上半身が裸であるよう 双眸の端で映っていて 頬を染めればいいのか顔を青ざめればいいのか。]
なんだか、肌寒い朝ですね… おはようございます
[彼のこと、あるいは彼のご家庭のことは 飲みの席で娘さんの待ち受けを見たことがあり 知っているつもり。 相手が真面目な娘思いの彼で無ければ 日本ではこういう交流もアリな奔放な国なのかと ポジティブに捉えることも叶ったのだが。]
(15) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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えーと…… 亨重さん、綺麗な体、されていますね。 慎ましい桜と合わさって、素敵だと思います。
[自分が何を言っているか 自分でもよくわからない。
引っ掻いたばかりの頬を気遣って 付いた土を、指で擦って落とそうと向き直り。]
この状況を、なんて表現したらいいか わかりません。
[冷静な判断をする助けを求めて。*]
(16) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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/* 秘話きたーーー!!? ナオシゲさんだ、わああ
バレリーナの娘さん経緯で仲良くなろうとしたら 向こうから先に、投げてくださってた……(拝もう)
(-12) 2019/03/30(Sat) 00時頃
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俺が『ズッテル』です。はじめまして。
[デザイン開発部に 自分を指名して、会いに来てくれた人がいた。 両親と離れ、知り合いも少ない此方にとっては なんだかそれだけで心温まるエピソードだった。
たどたどしく挨拶を交えたのちに、 教えてもらえた娘さんの存在。 携帯の画面越しに踊る娘さんと、流れる音楽。
元々お気に入りだった曲故に 「俺、好きです」と携帯に向けて言ったら 娘さんに告白したみたいな誤解を 与えそうになったのも懐かしい。]
(-23) 2019/03/30(Sat) 01時頃
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連れていってみたら、いいと思います。
お父さんと俺がそばにいたら きっと、怖いことないです。
[声を掛けてもらえたこと自体に舞い上がり 距離感を間違えた提案を、推し続けたがった。 だけどそれからあまり月日を重ねず 彼は娘さんと住まいを離れてしまった現実。 「離婚」なんて、彼自身もストレスだっただろう。
人見知りな性格を忘れて、 近況を聞き、励ましたがっては此方から声を掛け。 だけど、住んでいたオーストリアに行く話が 自然消滅したことが、ちょっと心残りだった。]
(-24) 2019/03/30(Sat) 01時頃
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[今の状況が誰かに見つかれば、なんて>>17 それを心配する素振りも頭にはない。 ただただ「このようなこと」が 他でもない光元係長と起こした自分に驚き そして許容した相手も信じられなかった。
酒と夜桜の影響力は大きい。 普通の感覚を、忘れさせてくれるらしい。]
(32) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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[此方が憂うのは、相手に嫌われたくない想いのみ。
だから、ジャンパーをかけてくれる気遣いに>>22 心が素直に救われる。 よく知らない誰かに避けられるより 目の前の相手に逃げられる方が、きっと心が辛い。
大切なジャンパーが風で吹き飛ばされないよう 軽く服に添えて暖を取りつつ 空いて居る手は、彼の頬へと伸ばしていく。>>23]
亨重さん…
[土に触れ、頬の弾力を感じ 勝手に唇から艶っぽい声が漏れるのだから、 これはきっと、俺が強く彼を欲しがったのだろう。 そう自己解決しそうになった、直後。]
(33) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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あれ? 俺が、抱かれた方ですか。
[彼の視線を追いかけ 自分の身体のキスマークを見つけていく。 俺が抱いてしまったのだろう、どう責任を取ろうか。 考えようと思ったのに、杞憂だったのだろうか。]
…… 桜みたいで、ちょっと好きです。これ。
[これが俗にいうキスマーク。 感慨深く、頬から離れた指でなぞってみた。 言われた通りに服を纏いつつ、>>26 股間の付近に広がる痕や白濁は ハンドタオルで拭いていく。]
(34) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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[着替えにもたつく間。]
あの…先程、謝ってくださいましたが。 どうか、気にしないで。 俺は、不快に思ってないです。
[俺の方こそごめんなさいと頭を下げる。]
ただ、俺は寂しがり屋、なので。
(35) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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自然消滅、……ちょっと苦しいです。 いつも。
[責任とってほしいと言いたい欲望はなく もうちょっと時間を共有して そばにいられたらそれ以外、求めたがらない。
自分のジャンパーの中からお猿を見つけて おはようといいつつぐるぐる巻きにしてやれば 肩にかけていた彼のジャンパーを返したがった後 うしろをついて行く。*]
(36) 2019/03/30(Sat) 01時半頃
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[自分からすれば、よく話す相手だとしても 相手からすれば、たまに話しかけてくれる部下の一人 それくらい存在の大きさに 違いがあっても不思議ではない。
ゲーム機を操り、画面の中で活躍するお猿を>>!2 膝の上のお猿に、見せてあげて居る最中だった。]
あ、 あまり、飲んだことないです だから飲みたいです。
[幾度か首を縦に振り、コップを熱く見つめる。>>!3 ゲームオーバーを知らせるバイブが 手の中でゲーム機越しに薄く広がった。]
(!4) 2019/03/30(Sat) 02時頃
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[わからない単語や話題は聞き流す技術 だけは移住して備わった。 だから場所はどこでも平気だったが。
近況が聞けるなら 彼の部署の人から離れようと立ち上がった。
いただいた酒は、まだ苦いと感じる味蕾。 故にこの時間が終わってしまわないよう 味わいつつちまちま口付ける。
彼の頭部に、花弁は映えるな。 そんなことを思案しつつ飲むお酒は 甘ったるい酔いの感覚を、久しぶりに教えてくれた。*]
(!5) 2019/03/30(Sat) 02時頃
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/* 嬉しくてにやけている朝です。 おはようございます。
桜の下で愛してもらえるって、 ノスタルジックで見えている景色がとても綺麗だったろうなぁ。 ウィーンにも桜はあるんだっけ。
(-34) 2019/03/30(Sat) 09時半頃
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[日本人は呼び名がすぐ変わる。
苗字で呼んでいた人が いつの間にか「係長」になったり。 立場が変わればプライベートで 「先生」と敬称したり。
だから学びがいがあるってものだが ――変わることがない呼称が ひとつくらいあったって、いいのになぁ。 なんて思う瞬間もある。]
(-35) 2019/03/30(Sat) 10時頃
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[たしか最初は「光元さん」と呼んでいたと記憶。 そう彼から自己紹介していただけたから。
質問にはたどたどしく答え、 自分がオーストリア出身の日本人であると伝え。 何故自分が話しかけてもらえたのか 知ることが叶ったのは、その後すぐだった。
少女好きである疑惑を否定してから 教えてもらえたのは、言語の壁に対する不安。 現在絶賛、日本で言語の壁にぶつかる自分は そこではじめて、誘いの言葉を詰まらせ。]
日本語、教えてくれますか。 光元さん、が…?
[目を丸くしてまじまじと見詰める。 先程から会話を続けて見て、言葉が所作が 綺麗な人だなと好感を持っていた。]
(-36) 2019/03/30(Sat) 10時頃
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[自分も彼から言語を教えてもらたら 彼のようなスマートな人間になれるだろうか。 異国の、この場所でも。
密かな期待を込めて、彼の条件を受け入れた。 そしてやはり、彼を生まれ育った場所に連れていきたい という夢も、懲りずに膨らんでしまう。
しかも、昼食も共にする日も訪れて。 お互いに蓄えた経験で 言葉の操り方を共有しあえた時間。 緊張覚えていた社内で、幸せばかりが募って もはや自分が喜ぶためだけの空間なのでは、と 錯覚しそうな程。]
(-37) 2019/03/30(Sat) 10時頃
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俺、この子…… なーくん って名付けます。
[非売品のグッズ、ふわふわのぬいぐるみを両手。 プレゼントに対して、喜々として名前を飾る。 その頃は「光元さん」「先生」だった呼称。 なら、「なーくん」が何を表しているのか。 どんな気持ちで呼んでいるか 気づいてもらえるかは望み薄いと自覚済み。]
可愛いです、ありがとうございます。 俺達、仲良しだね。 なーくん。
[だらしなく笑みを溢して、お猿を撫でてみる。 ぬいぐるみは正面入り口に添えてみた。 誰かに注意されるかと不安もあったが 周りからも可愛いと言ってもらえ、そのまま。]
(-38) 2019/03/30(Sat) 10時頃
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[緊張で、強張った表情を見せていた社内。
だけど、 日本語を軽やかに使える様になり 入口には友達のぬいぐるみが待ってくれていて。 稀に、光元さんに話かけてもらえる故 以前より顔色も良くなってきたように思える。
寧ろ、家にいるよりも、会社にいる時間の方が 幸せかもな、と。 夢が潰れた今でもその気持ち自体は変わらない。*]
(-39) 2019/03/30(Sat) 10時頃
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/* お返事がとても嬉しいとです えへへへ…
バナナが大好物だからナを取ってなーくん (はっとした表情)
(-60) 2019/03/30(Sat) 16時半頃
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[ヌーディズム先進国とはいえど 8年近く住んだ日本の文化に馴染んだ自分には 今の状況は、開放的な朝とまでは割り切れず。
澄んだ朝日も、桜も、服を脱いだ彼の体躯も>>44 大変好ましくて、尚のこと目のやり場に困る。
彼の返事に、寧ろ自分は>>45 少女と呼ぶにも幼い子供より、 自分より年上の甘く熟していく身体の方がタイプだと 伝えたかったが、伝える場合では無い状況。
服を着ることを促され 後始末とやらを実行してみる選択。 ティッシュで体を拭ってもらえ汚れが落ちていく。 その汚れは昨夜、自分が溢したものだと 察してしまい、お礼をいう余裕が失せてしまい 黙って見守ることしかできなかった。]
(75) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[昨夜は"行為"を、してしまったんだ。
抱かれたのが自分だと わかってしまえば残念に思いつつ 罪悪感が、自分の中で随分と薄らいでしまう様。
もしも今、着替えを終えた彼が 自分を置いて去っていってしまったら。 その場で泣いても不思議ではない。 それなのに優しくしてもらえる故 ちょっと、昨夜の過ちさえ>>46 肯定的に捉えてしまいたがっている思考回路。]
……、
[随分と不安定な情緒だ。 30過ぎた自分が こんなあやふやな気持ちになる日が来るなんて。]
(76) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[寒さを庇い、ぐるぐる巻きのぬいぐるみを脇に 返事を真正面から受け止める。>>49 無防備な心のまま言葉を聞いて 幾度も頭を縦に振ったのは 思えば昨夜と似た行動。>>52]
家……
[伸ばしてくれた手をじっと見つめ。]
行きます。 連れてってください。
[職場では見られない彼に会いたがって 男であるくせに手を繋いで距離を縮める。 なーくんも、昨夜職場から連れ出された時 今の自分の様な高揚感を得られたのだろうか。 だとしたら昨日のなーくんは きっと、ときめきに心弾ませ、幸せだった筈。]
(77) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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一緒にいられて、嬉しいです。 うれしい。
[歩を進めつつ、言葉を噛みしめて 今の気持ちを忘れないように形にして見る。 一時期、難しいと怪訝したこの国の言語も 喜色を形取る手段に使えるなんて 感激ばかりが胸を占め。>>56]
ぁ…… 俺、汗臭いかもしれません。
[癖毛に掠めた唇に声が裏返り 最近遠ざかっていた気配がこんなにも近い現実に 酔いしれそうになる自分を、目を伏せて隠す。]
(78) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[顔が離れた瞬間 顔の熱を覚まそうと頭を振り すると、桜の花弁が、一枚、二枚と落ちていく。 勧められた車の助手席 座ってみて、すん、と堪能してみた香り。 8年という月日を重ね わりと堪能しているこの国 しかし渇望したこのような時間に出逢えるなんて 夢にさえ思ってなかったのだ。]
ぉ、 おんがく、聴きたいです…。
[服越しのぬいぐるみを落ち着きなく撫でつつ 車で曲を流す習慣のない彼だった場合 自分の煩い心音を誤魔化す方法なく 静かに受け止めるしかない。*]
(79) 2019/03/30(Sat) 17時頃
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[落とし穴に落としてしまったお猿にさえ 気にかけることを忘れ。 ある意味なーくん本人が登場した現在に 目を丸くして一瞬、時が止まる。
しかも日本酒を共に飲む機会さえもぶらさがっていて バナナに食いつく動物みたいに、後ろをついていき。
日本語レッスンも、オーストリアの講習も 暫くご無沙汰の近況で 共通の話題は何かないかと必死で探す脳内。 何気なく頭部に添えられた花弁を見つめて居たら 振り返った彼と、熱視線を絡めてしまい。]
(!12) 2019/03/30(Sat) 17時半頃
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あ、そうなんです。 髪の量が多い分、たくさん桜のクッションになれます。
[照れ隠すみたいに目を細めての同意。 もっそりした髪量で、このヘアスタイル。 ちょっと変かなと自分でも思うが 花弁を連れて歩くクッションになるならいいかと 最近いじることも止めて、そのまま。
やがておいでの手招きに この時点で既に芽生える感激 柔らかい夜風に当たり、ベンチに腰かけ。]
(!13) 2019/03/30(Sat) 18時頃
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[ぬいぐるみに、気づいてもらえた。 瞬間、表情をぶわっと明るくし。]
そ、そうです。 あの、
[ずっと、大事にしています。
見つけた共通の話の種。 彼の中で消えていなかった、プレゼントの記憶。 やったー、と、身震いさえ走る始末。 嬉し過ぎて、言葉が出てこない。 感情が空回りする自分がもどかしく 落ち着きなくゆらりと体躯を揺らし。]
(!14) 2019/03/30(Sat) 18時頃
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ぁっ ………! ………う?
[強張っていた大腿になれない感触が走る。 知らずに唇から稚拙な嬌声が漏れ、 恥じらいに頬を染めて、慌てて首を振り。]
ぁ、いえ、大丈夫です。 光元さんの手、 全く嫌じゃないですよ。
[引いてしまいかけた手を、急いで掴み 詫びを癒すみたいに、優しく指腹で撫でていく。]
(!15) 2019/03/30(Sat) 18時頃
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