197 冥桜絵巻
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-回想/燃え落ちた隠れ家の前-
いーよいーよ、しょうがない。 たべないから、こうしてお話もできてるんだしね!
[ぽつり。謝ってくれた相手ににかっと笑ってみせる。 目の前の相手が食料になるならないの話をしているのに、考えてみれば可笑しな話。まあ気にしたら負けだ]
んむ?にんげん?
ーーそりゃもう!
[人間は美味いのかと聞かれて、ぱっと瞳を輝かせる。 思い浮かべればうっとりと、口の中に唾が溜まりそうだ。 もっとも、実際溜まるのは赤い炎なのだけれども]
(7) 2016/09/16(Fri) 00時半頃
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美味しいなんてもんじゃないよ! 美味しくて、きれいなんだよ!
ん?美味しくてきれい……美味しいからきれい?きれいだから美味しい?んん?
[鬼火にとって獲物の味の基準は、燃やしたときの炎の色による。
きらきらと明るく煌めいていれば、美味い。 暗く濁っていれば、不味い。
妖のそれは濁っていることが多いのに対し、人のそれは明るく美味なことが多い。少なくとも、今まではそうだった。 だから、鬼火の妖は同族より人間の方が好みなのだ。 しかしそんなことを整理して話せるほど、頭は良くなかった。 自分で言った言葉に首を傾げて、うんうん唸っている]
(8) 2016/09/16(Fri) 00時半頃
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[うんうんと腕組みして唸っていたら、不意に飛沫があがる。 真っ白なそれは、食べたらお腹を壊す毒だとか呪いだとか、そんなこと想像もつかないくらいに、とても、とても、
美しかった。]
……ほわあ……! [思わず惚けた声を漏らす。 白く滑らかな、まるで死人のようなその肌。 切り裂かれた腕に躊躇いなく口をつける、その姿。 ごくりと、喉が動いた]
……わたしに、くれるの?
[差し出されたその左腕をこわごわ受け取った。 彼女の体と繋がっている方の断面からはもうふたたび新たな左腕が形作られようとしている]
(37) 2016/09/16(Fri) 22時頃
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……ありがとう。
[鬼火の妖は貰ったそれを大事に抱えながら、お礼の言葉を言った。 照れたようにはにかみながら、まるで素敵なおもちゃを買ってもらった幼子のように]
……ね、そういえばさ。名前、なんていうの?
わたしはね、小鈴っていうんだ!小さい鈴で小鈴だよ、可愛いでしょ。
[別れてしまう前にと、聞いていなかった名前を問いかける。 忘れてしまわぬように、また会えるように。 匂いだけでは、心許ないから]
(38) 2016/09/16(Fri) 22時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/09/16(Fri) 22時頃
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ゆうがお、ゆうがお……うん、覚えた!
[相手の名前。夜に咲く花の名。 忘れないように口の中で何度も繰り返す]
……えへへ、嬉しいな。
わたしも、ここで会えて楽しかったよ。
[あなたのおかげで、そう言われて。 はにかむような笑みをこぼす。 ここを離れようとする相手の背中に声をかける]
(52) 2016/09/16(Fri) 23時半頃
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ばいばい、また会おうね!
もし会えたらそのときは、
[ーーやっぱり、全部たべさせて]
……またお喋りしようね!
[出かけた言葉に一瞬口を噤んだ、相手は気付いただろうか。 両の腕で、少女の左腕を抱えたまま]
(53) 2016/09/16(Fri) 23時半頃
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[彼女はその日、人魂より美しい炎の存在を知った*]
(54) 2016/09/16(Fri) 23時半頃
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[鬼火の妖である小鈴にとって、人間は一番の好物だった。 だから、人間のいない京のまちはあまり好きではなかった。 殺して、食べることが難しくなったから。
だからもし、門を閉ざすことの是非について問われたならば。 少し前までならきっと、こう答えただろう]
‘だいさんせい!やっぱり獲物……じゃなかった、にんげんがいないと始まらないよね!’
(87) 2016/09/17(Sat) 17時半頃
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[けれど、今の彼女は。 人間よりも美味いものを知ってしまった、今の彼女は。 その問いに、どう答えるのだろうか]
(門が閉まったら、もうあの子には会えなくなっちゃうのかな)
[そんなことを考えながらぽてぽてと歩いていた。 気付けば羅生門の近くまで来ていたか。 果たしてそこに、誰かの姿はあっただろうか]
(88) 2016/09/17(Sat) 17時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/09/17(Sat) 17時半頃
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2016/09/17(Sat) 17時半頃
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[物思いに耽りながら歩いていた。 急に声をかけられ、びくりと肩を跳ねさせる。>>93 今もし辻斬りにでもあったならひとたまりもなかっただろう。危ない危ない。 声をかけてきた相手に害意はなさそうだから良かったものの]
んっとね。用事はないよ。行きたいところもないなあ。 今はお腹も空いてないし……。
[燃費が良いとは言えない体だけれど、さっきとっても美味しいものを食べたので食への欲求はあまりない。 ほぼ食欲のために生きているといっても過言ではない彼女にとって、それはすなわち行くあても何もないということだ]
きみは、ここで何をしてるの?
[なので、そう問いかけた。 今日は出会った誰かと楽しくお話をする日だ。 殺したり奪ったり、そういうのはまた別の日にしよう。 そんな気軽さで]
(101) 2016/09/17(Sat) 21時頃
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たのしいこと?何々?ごはん?
[相手の言葉にきらりと目を輝かせて問いかける。 指差したその方向を素直に見て、そして]
…………え?
[そのままぴしりと固まった。 ぱちぱちと瞬きだけ繰り返しながら、相手の言葉を聞き返す]
門って……あの門?
[おずおずと、まるで確かめるのを怖れるかのように。 分かりきったことを、問いかけた]
(107) 2016/09/17(Sat) 21時半頃
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……へえ。そう、なんだ。
[相手につられてこちらも歩き出した。 しかしその頭の中にはぐるぐると、一つのことが渦巻いていた]
(ーー門が閉じたら。あの子はどうなるんだろう?)
[頭に浮かんだのは、先ほど別れた相手のこと]
(また会おうねって、約束したのに)
[口をついて出たのは疑問だった]
……なんでわざわざそんなことするの? 今のほうが、仲間がいっぱいいて楽しい、とか、思わない?
[もし少し前までの彼女自身がこんな問いかけをされたなら、 ‘そんなことよりごはんが美味しいことのほうがだいじだよ!’ とでも答えていただろう。 声色の不穏さに、今話している相手は気づくだろうか]
(112) 2016/09/17(Sat) 22時頃
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