169 きみがおとなになるまえに
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[分かってる、というユウガオの声は、子どもが意地になって言う、その声音でなく。>>253 きっと、本当に全てを承知の上なのだろうと読み取れる。 そこから滲み出るのは、やっぱりどこまでも大人の色で、藤乃には、それが苦く感じられる。 それを表情に滲ませぬよう、続くユウガオの言葉に耳を傾けて。>>254]
──ああ。
[軽く、納得した声を上げる。
"こども"と"こども"の出会い。 それは、この世界においては、随分と希少な機会だろう。 ユウガオとゆき──2人の"こども"が、舞台の外でこうして顔を合わせることがあるということも、きっとかなりの幸運に分類されることなのだろうから。 "いいこと"の内容を自分なりに推測しながら、返す言葉に少しだけ、迷う。 「きっとまた会えるよ」という言葉は、あまりに気休めめいていて、使う気にならず。]
(17) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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それは、確かに。 良い言葉を、もらったね。
[結局そんな言葉に留めて、少しばかり温んでしまったレモネードの容器をからりと揺らす。 そこでふと、頭に過った質問をユウガオに向けてみる。]
……ところで、ユウガオ。 君はこれから、何処へ?
ちなみに、俺たちの方は、 行き先も決めずにぶらついているだけなんだけど、ね。
それでも良ければ、一緒に、散歩でも如何?
[そんな風に言ってみたのは、ユウガオの言う"いいこと"に感化されたか。 言った後、ゆきと繋いだ手を、彼からの同意を得るように僅かに揺らしてみる。
"こども"と"こども"。 2人の小さな、幸運な交流を、少しでも長くしてやりたい気まぐれの気持ちで**]
(18) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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/* お前はユウガオを良く思ってないのか好ましく思ってるのかどっちなんだ……とおもいます はい
(-3) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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そりゃあね。 ひとりで買い物に出ようなんていう"こども"は、君ぐらいのものでしょう。
[店のつくりについてぼやくユウガオに、そんな言葉を返す。 どうやら、彼女の方も大した目的はないようで。>>32 そうして、ゆきの方も、ユウガオと共に行くことに異論はないようだったから>>20、3人並んで歩き出す。]
(71) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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["こども"が2人に、"おとな"が1人。 それなりに、──いや、大分物珍しい光景だろう。
そのおかげか、流石に、藤乃へ刺さる視線は先程よりも痛い。 羨望じみたもの、怪訝さや警戒じみた色を滲ませたもの。 ぴりぴりと肌に刺さるそれらを跳ね返すように、口元に穏やかな笑みを湛えて。
歩きながら、行儀悪くカップの底に残っていたレモネードを飲み干した。 温んだレモネードの甘ったるさが喉に張り付く感覚に、ほんの少し眉を顰める。 ただ、それも一瞬。 ユウガオが提案する声に答えようと、僅かに首を傾けた。>>38 ──ゆきが不意に歌い出したのは、そんな時。>>21]
(72) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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[それは、確かに静かな声だったけれど。 堪えきれない思いが不意に零れ落ちたような、そんな響きを持っていた。 喧噪の中、ボーイソプラノが柔らかに伸びる。
それに寄り添うように、ユウガオの声が重なった。>>38 もともと、静かな2人だ。 声が合わさることでより華やかなものになるというよりは、それは水面におちた波紋にも似て調和する。
先程まで藤乃に注がれていたいくつかの視線は、すっかり2人の子どもたちへと移っていただろう]
(73) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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/* ドラマティックな表現とは何ぞや
(-11) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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/* ユウガオちゃんに入れこまないようにすごい神経を払うぐらいゆきユウガオの2人の組み合わせ好きでつらいですCO あと!はやく!フヨウさんとユウガオちゃん会わせてあげたい!
(-12) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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[晴れた空の下で、喧噪の間をぬって広がる声は。 ゆめまぼろしのような、自由の体現のようでさえ、あった。
2人の歌声は、決して大きなものではない。 それでも確かに、耳にした人々を魅了する。 それは藤乃とて、同じこと。
ゆきの手を握ったままに、ほう、と聞き惚れて。 けれど、ユウガオが人々へ笑いかけるのが見えた時>>63。 自分が見られていることを、何を求められているのかをよく知っている表情が、藤乃の意識を周囲へ引き戻した。
──向けられるいくつかの視線のうちのひとつが、この白い子どもを攫っていってしまいはしないかと。 そんな不安が、胸に靄を落として、けれど、止めることなど出来るはずもなく。 ゆきとユウガオ、2人へ向けられる視線に細心の注意を払いながら、無意識にゆきの手を少しだけ強く握る。 世界の仕組みに馴染みきれないおとなは、今日も何処か不自由だ。*]
(83) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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/* 自分が何言ってるのか分からなくなってきた 語彙が来い
(-14) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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──2つの歌声の広がる、少し前──
[零した声に、返ったユウガオからの問い。>>81 意表を突かれて、煤色の瞳が、ほんの少しだけ動揺に揺れた。 "こども"の形をした、実のところこどもより長く生きているのであろうユウガオに気付かれてなければ良いと思いながら、表情は、すぐに柔和な笑みへと変わる。]
いや、──俺は、とっても"良い子"だったからね。 いつも、大人の後ろをついて回っているような子どもだった。
[なんて、ね。 冗談のような軽い声音でそう言って。
そう間を置かず、逸れた視線には密かな安堵を覚えながら*]
(106) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[不意に空気を変えた藤乃>>83に気付いたか。 自分を見上げるユウガオの瞳が、真っ直ぐこちらを捉える。>>101 問いかけのようでいて、同時に、分かっていると言われてもいるようで。 居心地が悪くなる。]
……いや、何でも。
[──これだから、"こども"の器を持った"おとな"は厄介なのだ、と。 この世の甘さを信じ切れない臆病な大人は、簡素な言葉で切り捨てるように、少し早口に言葉を紡いだ。
歌は直に止んで、周囲の大人たちがこども2人に賞賛を送る。>>99 その人波の向こう、顔見知りがいることにはいまだ気づかずに。>>94]
(112) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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……そうだね。 先程少し騒がしかった、というのも気になるし。 劇場の方に、行ってみようか?
[ゆきに答えたのと、ユウガオが何かに気付いたのとは、同時ぐらいだっただろうか。>>110
離せぬままに握りしめたこどもの手。 だから、両手は空いていない。 あの素晴らしい歌声への拍手は、今は送ってはやれそうになかった*]
(113) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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/* なんかゆきの回想見てると「おまわりさん!ここにショタコンがいます!!」と言う気分になってくる。
(-18) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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/* ふじのすけチップ見てると何故かぶん殴りたくなってくる衝動に名前を……。 なんだろな、そのすました面歪ませてくれるわ!という気分に……
(-19) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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/* 万年筆hshs(万年筆クラスタ
(-20) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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──かつて、こどもだったころの話──
[家族から引き剥がされたのは、物心づいてそう間もない頃。 実の親を知らぬ子も少なくはない世界で、別れの記憶が残る程に成長していたことは、幸か不幸かどちらだったのか。
(とうさん、かあさん、)
与えられる温もりをとうに知ってしまっていた子どもは、随分酷く泣き叫んで。 それを黙らせるための方便か、──或は、真実か。 藤乃を攫った大人は、やれやれと言ったように顔を顰めて、ひとつのことを藤乃へ教えた。]
(120) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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『売られたんだよ、君は』
[泣いたところで迎えはこないのだ、と。 そんな非情な一言は、こどもの叫びを堰き止めるには十分過ぎた。
それからは、実に"良い子"に生きてきた。 子どもが貴重品であることを正しく理解し、求められる通りに振舞って。 その時々、自分がついてゆくべき大人の後ろをついてゆく。 口元にはいつだって、望まれた通りの笑みを湛えて。
そうして藤乃は、いつしか"大人"へと辿り着いたけれど。
あの幼い日に堰き止められた、叫びの分の代償だろうか。 貼り付けた笑みの形は変わらずに、だけど今でも、世界の仕組みには何処か馴染みきれないまま**]
(121) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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……ユウガオ? どうしたの、何か──、
[低い視線が、人波をぬって何かを捉えたらしい。 ユウガオが、ふと、マリオの名を呼んだ。>>128 それと同時に、藤乃も、ヴェスパタインとマリオの姿を視界に捉える。>>149]
ああ、──久しぶり、ヴェスパタイン。 そうだね、3週間振りぐらいか。
[軽い会釈と共に、彼へと笑みを向ける。 マリオが自分の新しい衣装を好んでくれていると聞けば、ありがとう、と相好を崩した。>>150 それを生業としている以上、仕立てた衣にはそれなりの自負を持っている。 褒められることは、そう悪い心地がするものではない。 ──それが、"商品"を彩るためのものであったとしても、だ。 相反する感情を内に留めて笑うのも、いつものこと。]
(190) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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……なんだ、冗談なの。 残念だな、君になら、喜んで作るのに。 マリオにも、常々ご贔屓にしてもらっていることだしね。
[安くするよ、と茶化すような色を以て、からりと笑う。
ヴェスパタインの、重たげな鈍色の、けれど艶やかに真っ直ぐな長髪。 華美をさほど好まない藤乃にとっては、それは割合、好ましくうつる。 最も、それも、ゆきの美しい白への執着には負けてしまうのだけれど。 それでも、ヴェスパタインに似合う服を、と考えるのは、それなりに楽しいものだった。*]
(192) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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/* こんなにも「なんだこいつ……」と思いながら発言をつくっているのははじめてです
(-30) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[ヴェスパタインがユウガオへとかける言葉>>177を聞きながら、なんとなく思う。 彼はつくづく、人が良い。 そんなにも密なやり取りを交わしたわけではないけれど、言葉の端々に、情の滲む男。 藤乃にとっては、ヴェスパタインは、そんな印象だった。
どうにも捻くれてしまった自分が浮き彫りになるようで、ほんの少し心は沈むけれど。 そのたびに、小さな白い子どもの手を握るのだ。 捻くれ者が、得た家族。 ──それは、神の御使いにも似て。]
(206) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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[暫しのやり取りの後、メロンパンという言葉で、あたりに漂う香りに気付く。>>178 そういえば、折角街に出たというのに、まだレモネードしか飲んでいない。 何かにつけて甘やかしたがりの大人は、ゆきへと視線を向ける。 ゆきも、何か食べる? そう尋ねかけたけれど、それよりも早くゆきが口を開いた。>>188
対するユウガオの答えに、少し迷う。>>189 はて、ひとりにしても良いものか。 どう行動しようと知ったことではない、と思ってはみても>>0:151、やはり躊躇いは残る。 なんだかんだ、放ってもおけないのだ。
けれど、続く「探してみたいの」という言葉に、少し瞬いて、頷いた。 それは、先程のヴェスパタインの言葉を受けてだろう。 諦観さえ滲むほど冷静に自分を評価する言葉を持つユウガオが、確証もない何かを探してみたいのだと、そう言うのなら。]
(207) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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分かった。じゃあ、俺たちはもう行くけれど。 ……気を、つけるんだよ。
[声には、きちんと、子どもを案じるような色が乗った。 そのことに、自分でも少しばかり驚いて、苦笑する。 それじゃあ、と紅を纏う少女に、手を振った。 彼女の探し物が、きっと見つかればよい。]
さて。 ……じゃあ、俺たちは教会に行こうか?
[手を下ろす。 やっぱりどうしても甘くなる声で、ゆきへと言葉をかける。 ゆきが頷いたならば、2人、教会へと向かうだろう**]
(209) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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