88 めざせリア充村3
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一緒に寝ないの?
[聞くのはただそれだけ――。 あの後すぐなので恥ずかしいのかもしれないなと思いながら、断られればそのまま別れただろう]
(-3) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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/* またいだwwww ごめんなさい。
(-2) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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―研究所を離れる日の事―
[その事を忘れたわけではなかった。 手紙はずっと前に書いていたし、綺麗に封をしてあった。
渡せなかったのは勇気がなかったから。 だから、別れる直前に手渡して、そのまま返事を聞かずに立ち去った。 想えばそれは自分が幼く弱かったからなのだろう。
手紙の内容は――自分の事について。 オリジナルが死んだこと、自分がクローンであること、自分が何の研究をされていたかということ。
それらが拙い文字で、必死に、書かれていた。 ヤニクがそれを見たのかはたまた破り捨てたのかは分からない。 ただ、オスカーは約束は守りたかった――]
(-13) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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/* 美味しいねー、一緒に落ちれるともっと美味しい←
改めてよろしくお願いします。
(-14) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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―戦場で出会う数カ月前の某所:夜道にて―
[ゴキュッ――]
[その男はどんな重量物で殴られればその様になるのだろうか。 頭を頂点から打たれたように真ん中に向かって拉げ、"透明"な血液を噴出させていた。
オスカーが自由になって、最初に始めたのが研究員狩りだった。 自分を――いや、何よりも皆を酷い目に]
……不味いって。
[人の身体には微量ながら鉄が含まれている。 それを吸収して、にべもなくオスカーはそう告げた。 振り返れば脚を折られた]
(-16) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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―戦場にて―
[戦場において人は四つの枠に分類されることになる。 魔法を使うものであれば大魔法使い、賢者、先生、etc... 使えない方では耳に入れるのも煩わしい罵詈雑言が並べられるだろう。 武器を使うものは魔法を使うものとは違い、大体の呼び方は一つに集約されることになる。
『英雄』
己の肉体一つで戦場を跋扈し、武器を片手に人を殺す殺人鬼。 彼らの中には魔法使いの天敵とまでなる者も居た]
(6) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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[ある時を境にニュリクティ共和国の『英雄』が一人、また一人倒される事件が起こった。 それは戦場でのこともあり、多くは戦死という結論になっていた。
ただ、不可解なのは彼らが鎧も武器もつけていなかったということだ。 夜襲でも受けたのだろうか――。 そんな噂が広がっていた]
(7) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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[戦場のど真ん中とも言える場所で、オスカーは一人の英雄と対峙していた。 屈強な肉体に大剣を持ちて如何にもな感じの戦士である。 対するオスカーは丸腰だった]
……ズリエルだな。
[問いかけに戦士は鷹揚に頷く。 丸腰の相手なぞ恐れるに足りないのだろう]
じゃあ、死ね――。
[駆け出すオスカーの速さは並み程度。 ズリエルが欠伸をしながら振りおろした大剣でカウンターが決まる程度のものだった。
しかし――その大剣はオスカーに触れた瞬間に水あめのように溶けて吸収されてしまった。 剣だけではない、オスカーが触れた瞬間に鎧も同様に吸収され丸腰になったズリエルは1トン近い重量の手刀を頭に受けて絶命した。
『英雄殺し』
それがハローシィ王国軍内で噂されている名前だった]
(10) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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うん、また、明日――。
[離れる手を名残惜しげに見つめながら、別れるモニカの後ろ姿を見送っていた*]
(-21) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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―現在―
[いつ頃から自分がオリジナルでないとバレていたのだろうか。 少なくとも、別れ際にヤニクに手渡した手紙にしか自分がクローンであることは伝えていなかった―― 連絡がつかないのは、自分がクローンだからだろうか――それとも]
(-22) 2013/06/27(Thu) 00時半頃
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[『英雄』を殺せば周りの部隊の士気は大きく下がる。 オスカーは周囲の兵の武器や鎧を貪食しながら、ヤニクを探していた。
魔法使いに出会う前に合流した方が良い。 武器を扱う者に対しては無敵だが、魔法使いには比較的弱かった。 具体的にはソフィアとか――本当に味方で良かった。 ぶるりとキィが震えるとオスカーの手足まで痺れがくる]
ああ、錆は怖いもんね。
[宥めながら最前線へ。 ぶらりぶらり、散歩するように辿りつけば>>13死神を見つけるのはすぐだった]
ヤニク、帰るよ。
[別れた後、すぐに再開するとは思っていなかった。 しかし手紙にあった通り再開できたのは嬉しいことだった――]
(16) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[>>18ヤニクの気遣いには小さく笑みを零した。 触れなければ大丈夫、だからその触れることがないように気をつけてくれているのはありがたかった]
うん、平気。 魔法使いが相手じゃないなら怪我することはないから。
[自分の能力のことはヤニクには全て教えていた。 戦場に置ける特異性は髄を抜くものだろう]
そいつって、キィのこと?
[拠点へと戻りながら首を傾げてそう返す。 誰が名づけたのか聞くと『ピンクの人』と答えてくれるのだがそれが誰かは――]
(29) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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―ハローシィ王国・拠点―
ヤニクならまだ戦えるんだろうけどね。
[最近重量が増えたので地盤の緩い個所では足を取られてしまうことがあった。 だから戦場は一応選んではいるつもりで――]
でも、ヤニクも無理しちゃダメだよ。
[こんなつまらないことで死んだら、本当につまらないからね――。 拠点で人が避けていくのも慣れたものだった]
(37) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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[>>34チアキの前に出るとキィはキチキチと甲高い金属音を立てる]
……なるほど、ピンクだったね。
[ぽつり、呟いた言葉はヤニクに聞こえただろうか]
別に構わないよ、鉄が必要だからね。
[チアキには上官の格好が似合っているように感じるのは、きっとこうした公私を交えないからなのだろう]
それじゃあ、僕は次のとこにいくから――
[またね、と手を振ってその場を後にした*]
(38) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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[拠点内を彷徨っていると>>31箱の上に座っているソフィアを見つけた。 手袋は嵌めておらずキィはあからさまに嫌がっていたが、同じ隊と言うこともあり近寄ることにした]
ソフィア、そっちは終わった? ……手袋嵌めないの?
[尋ねれば、手袋を嵌めてるよう頼まれただろうか。 水差しに水を入れてもらいついでに小さくちびた固形石鹸をもらうとソフィアの元へと戻った]
血のついたままは嫌だろ。
[石鹸を放り渡し、水をちょろちょろとソフィアの手に掛けて洗い流す。 それが終わり、水分が乾くまで雲の流れでも眺めているだろう]
(42) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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―三年後の数カ月前の某所:夜道にて―
[ゴキュッ――]
[その男はどんな重量物で殴られればその様になるのだろうか。 頭を頂点から打たれたように真ん中に向かって拉げ、"透明"な血液を噴出させていた。
オスカーが自由になって、最初に始めたのが研究員狩りだった。 モニカや他の皆を酷い目に合わせた人間たちを生かしておくつもりはなかった。 その気持ちを抑え込んでいたのがミナカタだったのだろう。 先生は――ライジに殺されて随分前に死んでいた。 積り積もった怨恨が消えることはない]
……不味いって
[人の身体には微量ながら鉄が含まれている。 それをキィが吸収して、述べた感想をにべもなくオスカーは告げた。 振り返れば脚を折られた研究員がまだ数名――。 餌を見降ろすオスカーの瞳は、赤く染まっていた]
(45) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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/* 戦場どころかこっそり裏の鉱山を頂きに参るかもしれないので(どこがこっそりやねんとか言うのは置いておいて)←
戦場で会いたいですね。 見つけたらそのまま駆け寄って焼かれそうですが。
お返事はゆるゆるで構いませんよ。無理ない感じでいきましょう。ゆるゆる。
(-37) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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/* 焼かれてもモニカに会いに行くよ、鉄の貯蔵は十分だ←
うん、おやすみなさい。 良い夢を。
(-42) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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前線は――
[>>49前線の様子と言っても自分が行く前線は大体丸腰になったニュリクティの兵士がハローシィの兵士に一方的に殺されるだけだった]
うん、魔法使いがいなくて平和だった。
[きっぱりとそう告げる。 今日も遠くで雷が落ちていたりしていたし、魔法使いと遭遇したら本当にロクでもないことになる気しかしない]
ソフィアの方は……ってあんまり思い出したくないか。
[そんなこんなで話をしながらソフィアの手が乾けば手袋の入り口をパカッと開いた]
触れないでよ、絶対だよ。
[触れられると貯蔵しておいた鉄の結構な量を廃棄しないといけなくなるのだから、一応念には念を押しておいた**]
(50) 2013/06/27(Thu) 02時半頃
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/* ああ、ヤニクが焼き肉(ヤ○ニク)になっちゃうって思った人が結構な割合でいるはずだ。
(-46) 2013/06/27(Thu) 07時頃
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[>>54その鼠退治が辛くはないのだろうか]
うん……そうだね。
[浮かべられた笑みは酷く無機質なものな気がして――。 かつて研究所で見た笑顔はもう見れないのかと思うと悲しくもなる。
>>55差し出された手指に苦笑しながら、恭しく手袋を嵌めた。 皺が残らないように指の先からしっかりと皺を伸ばしていき、片手が終わればもう片方の手へも手袋を嵌めた]
終わりましたよ、お嬢様。
[少しだけ茶化した口調で告げ、ソフィアの頭を撫でようと手を伸ばした**]
(56) 2013/06/27(Thu) 08時半頃
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……無理しないようにね、ソフィアは女の子なんだから。
[戦場では男も女も関係ない。 そう言う者が多いことは事実だが、親しい仲間をそれと同じ枠に入れることはできなかった。
だから少しくらい苦手でも、甘やかそうとしてしまうのは仕方のないことなのだろう]
(-51) 2013/06/27(Thu) 09時頃
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……そう?
[本人が大丈夫と言うのだ。 それ以上言及するわけにもいかないだろう]
でもね。 辛い時とか、悲しい時は、甘えてくれていいんだよ。
[最後にぽんぽんと軽く頭を叩くと上体を起こし――]
(-60) 2013/06/27(Thu) 13時半頃
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[>>78一しきり撫で終えた後、ソフィアに手を差し出した]
それではお嬢様、夕食に参りましょうか。
[今日の間だけ執事の真似事をするつもりだった。 ソフィアの手を軽く握り、配給を受け取ると適当な場所へと移動する。 夕食は干した魚と薄目のスープ、乾いたパンにワイン。 塩があるのは良いことだったが、戦争に託けて儲けている塩商人が何人いることやら――。 他には干し肉もあるようだったが野菜がなかった。 これも野菜のようなものかと某所から拝借してきたリンゴを取りだし、布で表面を顔が映りそうなくらいまで磨いた]
ソフィアも食べる?
[肯定されれば、ナイフを使って不器用なうさぎさんリンゴを作っただろう**]
(85) 2013/06/27(Thu) 13時半頃
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―食後―
[食後あまり美味しくもないハローシィ産のワインを口に含んでいると伝令が指令書を渡しにやってきた。
封を解き、中の手紙を確認すると、そこには英雄の動向に合わせて、もう一つ別の指令が書かれていた]
…………何これ投げっぱ。
[ニュリクティ共和国には屈強な戦士が多い。 同時に近年は魔法使いも凶悪な者が増えていた。 また鉱山から得られる鉱石により質の高い武具や兵器が作れるのも特徴で、質では圧倒的に上と言えるだろう。 対するハローシィ王国は豊富な財源からくる物量作戦が主体であり、近年では少しずつニュリクティ共和国に押されていた状況だった。 最近、黒衣の死神や英雄殺しの暗躍に近い活躍で強い魔法使いが居ない戦線では優位になってはいたがそれでも五分らしい。
示された指令は――]
(87) 2013/06/27(Thu) 13時半頃
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[その場にソフィアが居れば、オスカー宛の指令書をそのまま放り投げた。
そこに書かれていた指令は――『後方、大鉱山を沈黙させよ』
ただそれだけ。 他には方法も何も書かれてはいなかった]
(-61) 2013/06/27(Thu) 14時頃
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[ソフィアに指令書を放り投げた後、仰向けに寝転がった]
めんどくさい――。
[薄給で良くもまぁ、ここまでこき使えるものだと感心してしまった]
(88) 2013/06/27(Thu) 14時頃
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―研究員殺害後―
[殺しても、殺しても、気分が晴れることはなかった。 潰しても、潰しても、過去が変わるわけでもなかった。
今日も命乞いのテンプレートを拝聴し、口元に笑みを浮かべたままに頭部を破壊した]
……後、何人だっけ――
[良く覚えていない。 こんなことをして誰かが報われるわけでもない。 所詮は自分の自己満足のらめでしかないのだ]
(110) 2013/06/27(Thu) 17時半頃
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[組織に戻ると構成員が迎え入れてくれた。 その組織は所謂盗賊組合で、研究所から事実上放逐されたオスカーを拾ってくれた人たちだった。 組織の構成員は皆家族のように接し、仕事をし、日々を暮らしていた。 オスカーにとって、組織の人間は仲間未満の存在で――それは研究所での思い出を汚さぬためでもあった]
……ただ、いま。
[家だと認めたのはいつからだったか。
戦争が始まると盗賊組合はそのまま軍に吸収され、特殊性の高い仕事をすることになった。 表札が変わっても、そこが家であることは変わりがない。 表札が変わっても、指令が適当なのも変わりがない。 今、帰れる場所はあそこだけ――]
(115) 2013/06/27(Thu) 18時頃
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え、どうだろ。
[>>131まだ足りないと食べ続けてきたので重たくなっているかもしれない。 周囲が沈むのはこの拠点の地盤が緩いせいだろうか]
……うん、行ってらっしゃい。 気をつけてね。
[伝令を受けて立ち去る手を振り、見送りながら――**]
(140) 2013/06/27(Thu) 19時半頃
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