39 幻想第四次―銀河鉄道2―
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[アルバムの中、佇む帽子の貴婦人は真っ白な羽へと優雅に手を伸ばす。
幾つもの写真は几帳面で、丁寧で。
けれどひとつだけ、忘れ去られたページの一枚は、 古い絵画のようにぼんやりとピンボケて端の方は淡く消え入るよう。
そこに残っているのは、どうやら人影のようにも見えなくもなかった。]
(1) 2011/10/31(Mon) 00時頃
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あぁ、停まるのかな?
[アナウンスに立ち上がり、窓から顔を出すけれど、 琥珀の花に手を伸ばす事はしない。
代わりに向けるのはカメラのレンズ。 顔の前に構えて、黒い枠のファインダーを直に覗き、その光景を幾枚か切り取った。]
(5) 2011/10/31(Mon) 00時頃
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…ん? [窓際で振り向いて、ヤニクの視線にきょとんと間抜けな顔。]
この、写真?
…いつ撮ったものだろう…。
[まるでその写真の像のように、それに関する記憶はぼんやりとピンボケているようで。
けれど、少しだけ思い出したのは、]
手紙に挟んだんじゃなかったのかな? 封筒にいれて、切手を貼って…
[写っている姿は誰だろう? そう不思議そうにアルバムを覗き込んだ。]
(11) 2011/10/31(Mon) 00時半頃
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[アルバムの中のピンボケの写真を、暫く不思議そうに眺めていた。 誰かの立ち姿らしい人影。 それはとても懐かしいような、胸の奥がキュウと痛むような感じがして…
車掌に手の手当をされているネルに気づくと、まるで自分も痛そうな、そんな顔をする。]
気を付けろよ? ネルは…確か絵を描くんだろう? 痛くて描けないなんて、困るじゃないか。
(48) 2011/10/31(Mon) 22時半頃
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アスクレーピオス…か。
[蛇使い。 それはかつて神話の時代に、優れた医術で次々と人を救った医者のこと。 あまりに死者を生き返らせてしまったため、世界の秩序を狂わせるのだと神の雷に撃たれて死んだという。
車掌が着ている服は、乗務員と言うよりも、確かに医者の方に似ていた。]
ショール…? 俺は、見てないなぁ。
[何か探している様子の娘に、済まなそうに言う。]
探して見つかればいいのだけど…
もし見つからなければ、君の元から旅立つのがそのショールの巡り合わせだったってことかもしれない。
(52) 2011/10/31(Mon) 23時頃
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描けなくなったら死んでしまいそうとか…そんな大げさな。
[ネルの言い方に苦笑いをするも、胸の中にあるものは穏やかではなかった。 もしもこの指が、シャッターを切れなくなったら。 もしもこの目が、ピントを合わせられなくなったら。 いや、それだけではなく、きっとこのカメラが壊れてしまっても、自分らしい写真はきっと撮れなくなる。
それで自分が自分である価値が、全くなくなってしまうとは思いたくはないけれど。]
描けなくたって、ネルのネルらしいところはいっぱいあるけどさ、 やっぱ、描きたいだろう?
俺も、きっとそうだから。 [カメラの冷たい革張りのボディを、いとおしげに指はなぞった。]
(57) 2011/10/31(Mon) 23時頃
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あぁ、よろしくヨーランダ。 俺はヴェスパタイン。写真家だ。
[手元のカメラをちょっと掲げてみせて。]
無くしたショールに導かれて、なんて…なんだか不思議な巡り合わせだね。
(58) 2011/10/31(Mon) 23時頃
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[人差し指を口元に当てる車掌の姿に、此方も少し目を細める。]
蛇使いも、イカロスも、同様に真っ直ぐで…それ故に愚かなものさ。 けれど、そこに後悔はなかったのだと思いたいね。
[空を飛べることに夢中になりすぎて、墜ちて死んだ愚かな若者の話。 何故かその気持ちは、わかるような気もしていた。]
(61) 2011/10/31(Mon) 23時頃
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[すっかり冷めて湯気の消えてしまったニッキの香りのする紅茶に、よく確かめもせず傍に添えられていた赤い小瓶の中身を垂らす。
そのまま何の気なしに口にして、咽そうになって目を白黒させた。]
なかなか君も、冗談のわかる奴らしいな。 ついでに、水を一杯頂けると有りがたい。
[少し涙目で給仕にそう言いつつ、辛い紅茶をもったいないと結局ちびちび飲むのでした。]
(66) 2011/10/31(Mon) 23時半頃
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[きゃあきゃあと騒ぐネルの様子に目を細めて、カメラのレンズをそちらに向ける。]
あぁ。 さっきの白鳥の駅のところでも撮ってきたよ。 見るかい?
[現像した写真を綴ったアルバムをネルの方へ差し出した。]
(68) 2011/10/31(Mon) 23時半頃
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ヴェスパタインは、あぁ、ありがとう…と水を一杯。
2011/10/31(Mon) 23時半頃
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だってあんまり君が、幸せそうに食べるから、さ。
[オムライスを食べるネルの表情は、とてもキラキラ輝いていて、 思わず残しておきたくなったのだから仕方が無い。
写真の中のオムライスも、とろりと卵が柔らかそうでとても美味しそうだった。]
(72) 2011/11/01(Tue) 00時頃
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あぁ、どうぞ。 列車からの景色も、途中の駅も、とても綺麗だったから… いくら撮ってもフィルムが足りなさそうだ。
君の写真も、何処かで撮りたいな。
[アルバムを覗き込むヨーランダにうなづいて、写真を見る二人を微笑ましげに眺めている。]
(78) 2011/11/01(Tue) 00時頃
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そうだね、降りて見られる時間があるなら、いろいろ撮ってきたいかな?
さっきの駅では、少ししか撮れなかったから。
見たことの無いものが次々出てくるから、楽しみでならないよ。
(79) 2011/11/01(Tue) 00時頃
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個展、かぁ…
[しみじみと何か思案するよう。]
見てもらうのも、好きだしね。 写真を見てくれる表情も好きだから…
[一番見せたい人のこと、それがふっと脳裏をよぎっていった。 その姿は、あの写真のようにピンボケのまま…]
(83) 2011/11/01(Tue) 00時半頃
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へぇ…
写真は焼き増しが効くけれど、絵は描かれた一枚一枚が唯一のものだしね。 星の砂を散りばめたら、きっととても美しくなるな。
[少女と帽子の貴婦人のやり取りを聞きながら、どんな絵が仕上がるのだろうとその先に想いを馳せる。]
うん、行っておいで。 星のかけらは扱いが難しいから、弾けさせないように注意するんだよ。
[無理な力を加えたら、一瞬の光になって消えてしまうから。 短い忠告と共に、作業に行くネルを見送った。]
(128) 2011/11/01(Tue) 22時半頃
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あぁ、よろしくパピヨン。 俺はヴェスパタイン。御察しの通り写真家さ。
[名乗り返しながら、良かったらどうぞと向かいの席を勧める。]
そうだな…写真は見たものをそのまま切り取り、 絵は、一度自分の心のなかで噛み砕いたり温めたりしてから紙の上に置くのだろう?
外側が正確なのは、写真。 時に内側の真実まで語るのが絵画…かもしれないね。
(149) 2011/11/01(Tue) 23時頃
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俺が残したいのは、時間…かもしれない。 刻一刻と変わっていく無数の一瞬の一つを、切り取って焼き付けるのが写真なんだ。
いつか失われてしまっても、忘れ去られてしまっても、 その一瞬だけは、写真の中に残るから…。
[少し目を伏せて、考えながら紡ぐ言葉。]
以前撮った分も持ってくればよかったかな。 此処にあるのは、この旅の中で撮った分だけだから。
[竜胆色のアルバムを指先で軽くつついた。]
(162) 2011/11/01(Tue) 23時半頃
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なんだろう、言わば…
写真は記録で、絵画は記憶…なのかなぁ。
[あのピンボケの写真のように、不確かな記憶の中。 ひどいクセ字の手紙は確か、写真ならいつでも見れると綴ったような気もしていた。]
(166) 2011/11/01(Tue) 23時半頃
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あぁ、構わない。
[まだ半分も埋まっていないアルバムを、パピヨンの方にそっと寄せて、 卓上に肘をついたまま、その姿を眺めている。]
人に見せるのは、好きなんだ。 自分の撮ったもので、見た人の心が動いたり、 表情が変わったりしてくれると、なんだか嬉しい気がして。
[そうやって、アルバムを繰る横顔を見つめた記憶は、ずっとずっと昔のよう。]
(176) 2011/11/02(Wed) 00時頃
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