143 【R15】善悪の彼岸
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
/* 女子全滅のお知らせ
(-4) 2014/12/22(Mon) 00時頃
|
|
/* ってか、すっげえ美味しい役どころだな。 笑顔を絶やさなかった子が、ギャップに苦しむこの構図。
(-9) 2014/12/22(Mon) 00時半頃
|
|
―翌朝・食堂―
[手の中でホリーのクレヨンを転がした。 ちゃんと無事に着いたかな。元気で居るかな。
元気でいるといいな。
食堂に入り、自分の席へと座る。そして周囲を見回してホリーの姿がないことにそっと俯き、並べられた食事の数に首を傾げた。あれ?]
多い?
[ヒョイと首を傾げ、まあいいかと目の前の食事に向き直る。今日は何かな。目玉焼きとベーコン、またトーストだ。 モゴモゴと口を動かし食べていると、先生が入ってきた。そして、告げられた名前>>1は]
…………わたし?
[手の中のトーストがポトリと皿の上に落ちた。]
(6) 2014/12/22(Mon) 00時半頃
|
|
[なんで私なんだろう。だって、本もちゃんと読めないのに。 そんな思いと同時に、沸き上がってきたのは紛れもない歓喜だった。 やった、これでホリーときっとまた会える。またお話できる。
落としたトーストを持ち直し、そっと齧る。 焼けた小麦とバターの香りは、今までで一番美味しかった。**]
(9) 2014/12/22(Mon) 00時半頃
|
|
[もぐもぐと口を動かしているとなんだかおかしな話が聞こえてきた。 五人でいたなんて、何を言っているのだろう。 だってここには、サミュエルとシメオン、藤乃にチアキと私。そして、昨日大人になったホリーがいたんだ。 仲間はずれにするだなんてひどいなあ。美味しかったトーストの味が鈍くなる。
もそもそと砂みたいなご飯を胃に流し込んでいると、藤乃>>21から声をかけられた。 ホリーを仲間はずれになんかさせないんだから。]
違うってば、藤乃。何言ってるの。 六人だったでしょ?
[膨れっ面で不満そうにそう言った。]
(22) 2014/12/22(Mon) 23時頃
|
|
/* でもシメオンはホリーを覚えてないし、モニカはヨーランダを覚えてないんだよなー 寂しい
(-11) 2014/12/22(Mon) 23時半頃
|
|
[ウソウソ、ごめんね、とか。冗談だよ、とか。そういう反応を期待していた。 けれど、藤乃>>25から返ってきたのは本気の困惑だった。]
……本気で言ってるの?
[だって、彼女の手を握った。彼女から黒いクレヨンを受け取った。 彼女がくれた押し花は、きっともう出来上がっている。 こんなにも彼女のことを鮮明に覚えているのに、どうして。]
昨日、ホリーが模範生に選ばれたんじゃない!
[震えた声で、ここにいない六人目の名を告げた。]
(26) 2014/12/23(Tue) 00時頃
|
|
[小さく右手が震えていた。 それを抑えこもうとした左手すらも震えている。 なんで、なんで。私が間違っているの? ホリーはいなかったっていうの?
――そんなはずないんだっ!
脳裏に浮かぶのは、クレヨンを受け取った時の光景。それを、チアキの声>>27がかき乱した。]
(30) 2014/12/23(Tue) 00時頃
|
|
チアキも、そんなこと言うの?
[打って変わった小さなか細い声が漏れた。 そんな、そんなの嘘だ。ホリーがいなかったなんて。そんなの。
真っ暗になっていく視界に、シメオン>>29の声が聞こえた。 ああ、シメオンは覚えているんだ。そうだよね、だってホリーはここにいたんだ。
そんな安心も、彼の言葉に打ち砕かれる。]
シメオンこそ何言ってるの? 昨日出て行ったのはホリー。ヨーランダって、誰。
[私しかいないんだ。彼女のことを覚えているのは。 足の力が抜けて、思わず背もたれに手をついた。**]
(31) 2014/12/23(Tue) 00時頃
|
|
[覚えていない。みんな、ホリーを覚えていない。 私は今日ここからいなくなるのに。
そこまで思い至って目を見開いた。私がいなくなったら、ホリーを覚えている人がいなくなってしまう。 ここにホリーがいたことをみんなが忘れてしまう。 そんなの、嫌。
ボロリと涙がこぼれ落ちた。 昨日流したものとは全く違う、ただひたすらに悲しい涙がボロボロと椅子を濡らす。 藤乃>>34が背中を撫でてくれたけど、それでも気は晴れなかった。]
ごめん、ありがとう藤乃。
[袖で涙を拭い、顔を上げる。 どうすればいいんだろう。どうすれば。 脳裏で黒いクレヨンが転がった。もしかしたら。 一瞬迷って、藤乃にそっと耳打ちした。]
(36) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
|
|
後で、寮の裏手に来て。
[お願い、と付け加えそっと離れた。 もう一度ぐしぐしと涙を拭き、鼻をすすって口を開く。]
ごめん、私も離れる。
[真っ赤な目を伏せて、彼女は足早に食堂を立ち去った。]
(37) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
|
|
/* 今まで笑ってたのに、今日になってから泣いてばっかなんだけど、私自身が感情移入しちゃってからい
(-13) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
|
|
―図書室―
[食堂を出た足で、図書室のドアを開ける。迷いなく押し花を挟んだ本がある棚へと向かい、本を引っ張りだした。目的のページを開け、ティッシュに包まれたそれを取り出す。 水分がすっかり抜けたそれは、しっかりと形を保っていた。大丈夫、もう出来てる。 再び押し花を丁寧にくるみ直し、先生に見つからないよう服の中にしまいこんだ。
本を元通りに棚に戻し、足早に図書室を出て自室へと向かう。]
どうか、
[予想が当たっていますように。 苦しそうに顔を歪めて呟いた。]
(38) 2014/12/23(Tue) 21時半頃
|
|
―自室―
[一旦自室に戻り、支度を済ませる。出発は今夜。もたもたしてる時間はない。手早く荷物をまとめたものの、小さな鞄ひとつに収まってしまった。 ああ、少ないな。
最後にホリーの黒いクレヨンをしまい込み、鞄を閉じた。 無言でそれを見つめ、踵を返す。使わないまましまいこんでいたスケッチブックの紙を一枚破り、二つに折る。傍に置いておいた押し花を手に取り、折れた紙で挟んだ。
紙に皺が寄らないぎりぎりの力加減で縋るように握りしめる。 もしかしたら、藤乃をつらい目に合わせるかもしれない。けれど、どうしても、忘れて欲しくない。]
……ごめんね、藤乃。
[ポツリと呟き、彼女は寮の裏手へと向かった。]
(43) 2014/12/23(Tue) 22時頃
|
|
―寮・裏手―
[藤乃に告げた場所へと辿り着き、いつものように壁にもたれて座り込む。 今日も相変わらずいい天気だ。 今日で見れなくなるのか。ここで寝れなくなるのか。
模範生に選ばれたのは今でも嬉しい。そのためにずっとやってきたのだから。ホリーの事で怖くはあったけれど、この嬉しさは変わらなかった。 ここの景色を見れなくなることは惜しいけれど。]
(44) 2014/12/23(Tue) 22時頃
|
|
さっき、来たところだから。
[微笑んでいる藤乃>>48の方を向き、口角を上げる。 ノロノロと立ち上がり、藤乃へと近づいた。]
お願いがあるの。
[そう言って、元スケッチブックの紙を取り出し開く。中の押し花を見せるように傾け、一瞬目を伏せた。 そしてすぐに顔を上げ、口を開く。]
押し花、できたんだ。 この花ね、ホリーから貰ったの。それが嬉しくて、押し花にしてとっておきたかった。 でもね、わからないんでしょう? ホリーのこと。
[段々視界が滲んできた。声が出づらい。 駄目だ、まだ言いたいことの半分も言えていない。]
(50) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
|
|
怖いの。私がここからいなくなったら、みんなホリーを忘れるかもしれないの。 そんなの、嫌。
[ついに涙が頬を伝った。 つっかえそうになる喉を叱咤し、必死に言葉を紡ぐ。 紙を丁寧に折りたたみ、藤乃へと差し出す。]
(51) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
|
|
もしも、もしもね。私の考えが当たってたらでいいの。 ホリーって子がここに居たの。確かに居たの。
[支離滅裂だってわかってる。 でもお願い。藤乃にはつらい思いをさせてしまう。これは私のワガママ。]
ごめんね、藤乃。 覚えていて。
[ホリーの事を、私の事を。]
ここに居たって、覚えていて。
[もう我慢ができなかった。 決壊したようにボロボロと流れる涙の止め方なんて、わからなかった。]
(52) 2014/12/23(Tue) 22時半頃
|
|
/* 藤乃ありがとう。本当に有難う。
(-17) 2014/12/23(Tue) 23時頃
|
|
……うん、うん。わかってる。
[『ホリーを知らない』>>57と、分かっていても突きつけられるのは辛かった。 そんな人知らないんだから。と言われるかもしれないと思っていた。 だから、藤乃が押し花を受け取ってくれて。『覚えている』>>58と言ってくれて。]
あり、がと……っ、ありがと。
[感謝の言葉しか、出てこなかった。]
(63) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
|
|
[嬉し涙に変わったそれを、再び袖で拭う。さっきから泣いてばかりのせいでもうびしょびしょだ。 と、藤乃>>61が髪紐を解く。差し出した押し花を預けられ、困惑で涙が止まった。]
藤乃、それ……
[確か、気に入ってたものじゃなかったっけ。 あっという間にサイドで結ばれたそれにそっと手を伸ばす。]
これ、お気に入りじゃ。いいの?
[ああ、駄目だ。また泣きそうだ。 もう真っ赤になっただろう両目をガシガシと拭いて、泣きそうになる顔を動かして、精一杯の笑顔を作った。]
覚えてる。藤乃のこと、絶対に覚えてる。 忘れたりなんかしないから。
[押し花を再び差し出し、流れる涙はそのままに、本心からの笑顔を藤乃に送った。]
ありがとう、藤乃。
(64) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
|
|
行ってきます。
[親指で涙を拭い、もう一度笑う。 大丈夫、絶対に忘れたりなんかしない。ずっと覚えている。ホリーのことも、藤乃のことも。
頭を撫でられ目を細めた。その手が離れた瞬間、一度だけ手を振って自室への道を行く。 もう、振り返らなかった。*]
(68) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
|
|
―就寝時間直前・玄関―
[鞄の中に入れたクレヨンを見て、サイドを括った髪紐にそっと触れる。 大事な二人がくれたものが確かにあることを確認して、鞄を閉じた。
変な気分だ。いつもはもう夢の中にいる時間なのに、ここに居るなんて。
チアキと先生を待ちながら、少女は鞄を抱えて一人待っていた。]
(69) 2014/12/23(Tue) 23時半頃
|
|
チアキ。
[待たせたか、という質問には黙って首を振った。そんなに待っていない、と思う。荷物を確認していたら、時間はあっという間に過ぎていった。]
そう、藤乃がくれたの。選別に、って。
[思わず顔がほころんだ。 嬉しかったんだ。本当に。
続いての、ホリーと彼の関係については首を傾げた。仲は良かったと思うけれど、多分聞きたいのはそういうことじゃないんだろう。 困ったような顔で、少しづつ話した。]
仲は良かったよ。みんなと同じくらい。 ホリーもチアキと話してたし。 チアキがどう思ってたかは、わからないけれど。 …………ごめんね。
[そう言うとおもわず俯いた。 もしも、チアキがホリーを気にかけていたのなら。今のこれはとても悲しい状況だと思った。]
(75) 2014/12/24(Wed) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る