171 獣[せんせい]と少女
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―忘れられた家―
[がっこうの北西には、”忘れられた家”がある。
居住棟や巨大書庫の近くにあるから、 もちろん、本当に忘れ去られてはいないけれど。 誰がいつ呼んだのか、そこはずっと”忘れられた家”。
特に面白いものが置いてあるでもない、 誰かが住んでいるわけでもない、 行く理由が何もないから、忘れられたきりの家。]
(7) 2015/10/11(Sun) 01時頃
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[その家の居間に上がって、 薄らと埃の被った椅子の一つに腰かけていた。
……今日は朝から、こっそりここにいる。
昨晩のうちに自室の荷物を整理して、 次に生まれてくる少女が使えるように、 いつになく綺麗に、掃除までした。
捨てられるものはなるべく捨てたけれど、 思い出の品はどうしても手放せなくて、 でも旅に出る時には嵩張るからどうしよう、って
悩みながらまとめた木箱が一つ、 鞄やコートと一緒に、足元に転がしてある。]
(9) 2015/10/11(Sun) 01時頃
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[誰か、あたしがいないことに気付いて、 ここまで探しに来てくれないかな、なんて。
アヤワスカのようにかくれんぼは上手じゃないから、 こんな反則みたいな手を使っているけれど。
忘れられた家の存在に、気付く人はいるのかな。 このままあたしも、忘れられた子になるのかな…
少し不安に思いながらも、かぶりを振って。 過去の出来事を思い返しながら、 もう暫くは、ここにいようと心に決める。
そして、最初に迎えに来てくれた先生と、
―――あたしは一緒に、旅に出るんだ。]*
(11) 2015/10/11(Sun) 01時頃
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―回想・星の代償―
[ブローリンが光の“お願い”を渋ったのは、 あたしが覚えている限り一度切り。
いつも微笑みを絶やさない彼は、 頼めば快く、あたし達を楽しませてくれた。>>410
だから、とびきりのアイデアを持ちかけたあの日、 困ったような反応を返されたのはとても意外だった。>>411]
(25) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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うーん。ダメ、じゃないけど… だって小さかったら、遠くから見えないよ。
[どうして、と首を傾げ見上げると、
彼はゆっくり言い聞かせるよう、 光の真実を教えてくれたのだった。>>412]
(26) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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生きているモノの力が… 闇が、必要なの?
[最初、少し婉曲的な表現をされたから、 あまり頭の良くないあたしは少し考え込んで。
大きな光、大きな力を出し渋る彼の様子、 それから、いつかの萎れた花を思い出す。>>410
……その直後に、綺麗な星が輝いたことも。]
(27) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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[物言わぬ何かの命を代わりに燃やしていたのだと、 気付いたのはようやく、この時になってから。
『―――せんせい、お星様出して!』 あたし達の無邪気な願いを叶える、それだけのために。
彼はきっと、奪う悲しみを押し殺して、 あの光を与えてくれていたのだろう。]
(28) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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[ブローリンが、空を指し示す。>>412 つられて窓の外を見上げたら、 そこには未明の一番星が輝いていた。
裾野の街よりも、ずっと遠いところから、 恐らく街の光よりも、ずっと強く輝くもの。 街の人も見上げれば、きっと同じものが見えるはず。]
そっか。……そうなんだ!
遠くに行っても、本当に同じ星が見えるなら。 みんなが、同じ星を見れるんなら、
空より低くて、見れる人も少ないがっこうに、 新しい星は必要ない――…よね?
(29) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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[星も、太陽も月も、いつも空にあったから。 当たり前すぎて、深く考えたこともなかったけれど。
遠く、まだ出会ったことのない誰かも、 同じ空を、星を、見ているんだって。>>413 そう教えて貰ったら、世界がぐっと近く感じられた。]
すごいっ、すごいね、せんせい!
この空を眺めている誰かがいて、 あたしもその人に、走って会いに行けるんだ…!
[ぱっと顔を輝かせ、ブローリンへ視線を移して。 明るい星をここにも見つけた、と笑ってみせた。]
(30) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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せんせ、ありがと! …それから、ごめんね。
あの光に何が必要かわかったから、 次からはもう、無茶なお願いは止めにする。
大きな光は要らないよ。 もっと必要なものが他に、ある気がするの。
今度、光を出してもらう時は、…… 光になってくれたものに、ありがとうって、 …ちゃんとお礼が、言えたらいいな。
(31) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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[ブローリンの出してくれる光が、 蝋燭の火より明るく、温かく見えるのは、 強く、美しい命の輝きそのものだからなんだ。
食事のために、何かの命をいただくこと。 それは生きるためには必要で、仕方のないこと。
…けれど、この光はどうだろう? どうしても、どうしても必要な時でないなら、 無理にお願いするのはやめよう、と思ったから。
まだ少し戸惑いながらも、笑顔でそう伝えた。]*
(32) 2015/10/11(Sun) 02時頃
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/* うおう、アンカーミス! なんてこったい!
日付変更があるとわかっていたはずなんだけれど、 なぜか書く時にそれをすっかり忘れていた!!
許してくれ…追う箇所少ないからたぶん大丈夫と思いつつ。
(-11) 2015/10/11(Sun) 02時半頃
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/* モスキュートがヒナコにアプローチ、 ミツボシがブローリンに…って見えてるんだけど、合ってるかな。
どの先生も選べない優柔不断な私は、 どっかり座って待ちのスタイルである。申し訳ないw
(-12) 2015/10/11(Sun) 02時半頃
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―回想・芽吹きの春に―
[命を使って治療するのだと、>>1:399 エフが教えてくれたのは、穏やかな春の日だった。
事実を告げる彼の瞳を、じっと見つめる。>>1:401 瞬きするまいと開いた目の端に、 ミモザの黄色がチラチラ映って、煩かった記憶。]
(33) 2015/10/11(Sun) 02時半頃
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せんせいも、命を使うんだ。 ……あたしの命を、使ったんだ…。
[いつか知った、ブローリンの力を思い出しながら、 自分の命が使われたのだということに、 少なからぬ衝撃を受けて、小さく呟く。
力の使い方を学んでほしい。 君たちには使いたくなかった。
…そんな言葉もちゃんと、聞こえていたはずなのに、]
(34) 2015/10/11(Sun) 02時半頃
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怖くない、って言ったら、
…… 嘘になる、かも。
[動揺したところに投げられたシンプルな問い。>>402
混乱しながら、思わず口走ってしまったのは、 ――“命を失うことに対する恐怖”。]
(35) 2015/10/11(Sun) 02時半頃
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――…わかんない。 わかんないよ、せんせい。
あたし、……
[彼の過去なんて、知りもしないから。 誰かを想起させる可能性には思い至らずに。
首を振りながら、一歩二歩と後ろへ退いて、 この時は踵を返して、その場から走り去ってしまった。]
(36) 2015/10/11(Sun) 02時半頃
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[その日以来暫くは、エフのことを避けていた。
本当は、エフのことが怖いのではなくて、 力を使うエフが怖いのとも、ちょっと違って、 ――あたしの命を削る、力そのものが怖かったんだ。
詳細を聞かずに逃げてしまったから、 自分がどれ程の命を削ったかという、 漠然とした不安は抱えたままで。
ただでさえ残り少ない命を無駄にすまいと、 怪我をしてもこの時期は、痩せ我慢をしてたっけ。]
(37) 2015/10/11(Sun) 03時頃
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[皿を割って右手に大きな傷を作った時も、 治療してもらった方がいい、と勧める周囲に]
嫌ッ、絶対に嫌!ダメ! これ以上命を使ったら、 あたし、外に出る前に死んじゃうかも!
そんなの嫌だぁぁぁ!!
[なんて駄々を捏ねて、困らせたりもした。
エフの前では口にしないようにしていたけれど、 この通り声が大きいから、聞こえていたかもしれない。]
(38) 2015/10/11(Sun) 03時頃
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[とても痛かったのに強情を張って、 グルグルと包帯を巻いた手で過ごすこと数日。
スプーンは上手く握れないし、 鉛筆で文字や絵も描けない。 外で遊ぼうにも、片手では木にも登れず、 土を掘り返すスコップにも力が入らない。
慣れない左手では、不器用に更に拍車がかかって 着替えができない。風呂に入れない。
生活の色々が儘ならなくて、ストレスばかり。]
(41) 2015/10/11(Sun) 03時半頃
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[…そんな日々の経験を通して、 一つ、思い至ったことがあったから。 意地っ張りをやめて、再びエフと話をしようと、]
ねぇ、エフせんせ。 ……あのね、
[爽やかな初夏の風が吹き始める頃、 いつもの物見小屋にいた彼を訪ねて。 おずおずと、躊躇いながら声を掛けた。
あの一件以来、自分が散々避けていたくせに、 彼に逃げられませんように…なんて 今さら、都合の良いことを願いながら。]*
(42) 2015/10/11(Sun) 03時半頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/11(Sun) 03時半頃
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/* あああクリス好きだなぁぁぁ! なんやこの可愛い子!誰が連れていくんですか! あたしゃお嫁に出す気分だよ…!(
先生優先で動いてたけど、昼食ったら少女側も色々拾おう。
(-23) 2015/10/11(Sun) 13時半頃
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―現在・忘れられた家―
[ほぅ、と溜息を落とし首を振る。 自分の不用意な発言で人を傷付けることも多かった。
椅子から降り、曇った窓ガラスを押し開ければ、 そこには雲一つない青空が広がっている。
どこまでも高く、遠く、果ての無い蒼。 クリスマスの瞳のように、澄んだ色。]
(77) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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クリスはまるで、太陽だなぁ…。
[陽を反射して輝く金髪、明るい笑顔。 いつも心を晴れやかにしてくれる少女。
そんな彼女の瞳が曇るのが悲しくて、 山雀が死んでしまったと聞いた時も、 ぎゅっと抱きしめ、慰めたりしたものだった。]
(78) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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[大好きな蜂蜜漬けも食べられないくらい、 小鳥の死にショックを受けていた彼女。>>1:369
エフの力で治して貰ったことは聞いていたけど、 その代償で早く死んでしまったこと―― 死なせてしまった、という感情は、 この時はまだ、上手く実感できずにいた。
あたしはいつも、自分のことばかり。 話を聞いた時も真っ先に考えたのは、 あたしも、みんなより先に死ぬのかな、だった。]
(79) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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[昨日の朝も、隣に座っていたクリスマス。>>3 手招きする笑顔はキラキラ輝いていて、 いつか降らせた雨の色は、もうどこにもなかったね。
エフの力を使ってもらうばかりだったあたしは、 力を使う人の気持ちも知らないままで。
あの日、あなたが泣いているのを見て初めて、>>66 自分が何を口にしてしまったのか、 エフを、クリスマスを、どんなに傷付けていたのか、
…ようやく、そのことに思い至ったんだ。]
(80) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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―回想・蒼空に降る涙―
[治療を勧めてくれた人に癇癪を起して、 思わず自室を飛び出してしまった。]
みんな、わかってないっ あたしみたいに、命をたくさん減らしてないから、 だから、あたしの気持ちがわかんないんだ…!
[八つ当たりに近い感情が溢れて、 どうして良いかわからなくて。
昔から、人前で泣くのは大嫌いだったから、 誰もいない場所を探して、湯沸部屋の隅に隠れた。 ここなら来る人も限られているし、声も響かない。
膝を抱え、ぎゅっと自分の肩を抱く。 ―――怖い。怖い。怖い。]
(81) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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[目に涙を滲ませながら、 それでも少し、落ち着いてきた頃。 ようやく、周囲の音が耳に入ってきた。
外で、誰かが泣いている。 ごめんね、ごめんね、って、 何度も謝っているのはクリスマスの声。>>67
死んでしまった山雀と、あたしを重ねて。>>66 何度も、何度も、繰り返し。]
(82) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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“僕は君たちに僕の力の使い方を学んでほしい。”>>1:401 “でも僕の力を君たちには使いたくはなかった。”
“僕が…怖いですか?”>>1:402
[――…あの時、エフはどんな顔をしていたっけ。
クリスマスの謝罪を聞きながら、 あたしは、さっきとは違う涙を堪えていた。]**
(83) 2015/10/11(Sun) 17時頃
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―現在―
[見上げた空はまだ明るくて、 昨日の夜、高く上がった星は跡形もない。>>1:419
それは、いつかブローリンにねだった、 “街から見える大きな光”にも似て。 自在に姿を変えながら、高く高く飛びゆく。
ヴェスパタインを思わせる壮健な獣、 巨大魚、火の鳥、虹色の華…
天幕に流れる星々が幻と消えてしまう前に、 みんなの旅路、その幸せを願った。]
(84) 2015/10/11(Sun) 18時半頃
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