132 Hogwarts School ~悪夢よ、再び~
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いやっ!やめて!痛い! いやだ 怖いよ やめて
…っ…っく…ひ…っう…いやあ!
―――誰か助けて
…っ!
[ 女は勢いよく寝台から身体を起こす。じっとり滲む汗、それのせいで前髪や寝巻きが張り付いていて気持ちが悪い。
――外を見れば深い闇
時計に目をやればまだ深夜の三時を指していた。呼吸はまだ整わないまま…、いくら肩で息を吸っても苦しさは消えず。]
…気分が悪くて仕方ない、どうしてまた、あんな夢を――
[ 「しばらく見ていなかったのに」呟く彼女は眉を顰めていただろう。自身の傍にある手拭を取ればそっと額や頬に這わせて。汗を吸い込ませて満足すればまた眠りにつく…なんてことは出来るはずもなく。その日の授業の教科書とノート…それからアロマキャンドルを持って、誰もいないであろう談話室に向かった。]
(1) 2014/08/27(Wed) 17時頃
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[ 眠ると悪い夢を見る、もう…昔から。薬がないと生きていけない、クスリ漬けの毎日だなんて気持ち悪がられそうだから誰にも言ったことはないけれど…。 服用するようになってからは眠れるし、あんな「怖い夢」も見たりしなかったのに…。
寝惚け眼を擦りながら談話室へ向えば、すぐ横で寝ていたティニーも起きたのか隣を歩くのでそっと抱きかかえて。 ]
…おはよ、ティニーってば…早起きだね?
[ 談話室に行けばやはりそこにはまだ誰もいない、大抵は皆眠っているから。ジリヤは毎日日の出の前に起きてその日の予習をしている。 教科書やノート、アロマキャンドルを机の上に置いて杖を取り出す。そして―― ]
インセンディオ…!
[ 蝋燭の火を灯すとペンを取り出して。闇の魔術に対する防衛術――授業内のことだけではなく、図書室で借りた本から大切な情報を全て書き写す。 ――そうしないと気が済まないのだ。
ティニーはジリヤの膝の上でごろごろと喉を鳴らしながら遊んでほしいと甘えているが、少し撫でたらまた教科書と睨めっこだ。不満そうにぴょんと教科書の上に乗ってくるので溜息を吐いて。 ]
こーら、またあとで遊んであげるから。
(3) 2014/08/27(Wed) 17時半頃
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[ 邪魔してくるのを叱って彼をひょいっと持ち上げ退かせば、諦めてどこかに行ってしまった彼。子猫はもうすっかり大きくなってただの黒猫になっていた。 しばらくして、自習がひと段落ついた時に戻ってきた彼に視線を落とすと…―― ]
おかえり、ティニー… ん…何咥えてるの?危険な物だとよくないから見せてごらん?
[ 何かを咥えて戻ってきた彼にそう促せば、拗ねて渡してくれないかと思ったけれど右手の平にぽとっとそれを落とす。
―――それは、赤い指輪だった。
綺麗…と呟くと出来心でそれを嵌める。綺麗な物と動物が好きなことは、五年前と変わらない。 ]
何処で拾ったの?こんなの…つい嵌めたけど、誰かの物…?
[ 疑問を漏らしても目の前のその黒猫は答えることはないのだが。嵌めた指輪を綺麗だ…と、右手をひらひらさせて一寸眺めて。外そうと手袋をしているほうの左手で右手の人差し指の付け根を掴んだ。 が―――… ]
―――…!?外れない…っ…
[ 色々な方法を試したり力づくで外そうとしたり…それでもびくともしない。外れよ!壊れよ!抜けよ!離れよ!全部駄目だった。 ]
(7) 2014/08/27(Wed) 18時頃
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[ >>4そうもこうも騒いでいるとガーディがやってきて。彼も又、勉強道具を持っている。レイブンクロー寮では此処で勉強していたり授業について意見を言いあったり、それは日常茶飯事で。 他の寮の生徒がたまにそれを気持ち悪がることもあるけれど。 ]
あ…ガーディ…おはよう…と言うにはちょっと早いね。
――ううん、目覚めちゃって…もういいかなって。
[ 寝付けなかったのかと聞かれれば悪い夢を見た、なんて言おうとは思わなかった。けれどその瞳は少し曇っただろう。 どちらにしろ、いつも早く起きて自習はしている。 ]
ねえ、ガーディ…この指輪の持ち主を知らない?
[ 困ったような表情でそう、問うた。知らないと言われれば残念そうに訳を話しただろうか。そうしていると、外からスヴィトラーナが魔法新聞を咥えてやってきた。 ]
スヴィトラーナ…ありがとう。
[ ガーディも一緒に見ただろうか、それとも勉強しているのだろうか…そしてその内容のあまりの衝撃さに。 ――驚きの表情を、隠せなかった。 ]
マグル、惨殺、…
(9) 2014/08/27(Wed) 18時頃
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ちょっと…ごめん…
[ ショックが大きすぎてその場にいれず、ガーディに謝るとティニーを抱えて女子寮に戻っただろう。あまりの動揺に私物を持って帰るのを忘れているが。 マグルであるジリヤにはあまりにも、大きな事件で。だって――
最近のホグワーツと言ったら、おかしいから。 ]
また、あとで…。
[ こんな態度を取ってしまったら心配かけてしまうかもしれないのに、不安は溢れ出して止まらない。 自分の部屋に戻ると寝台に身を沈めて。
――そして、恐れて、震えた。 ]
(10) 2014/08/27(Wed) 18時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/27(Wed) 18時頃
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どうしよう、不安で…仕方ないの…。 何かが起きる――そんな気がして、止まらない。
[ マグル生まれの自分、入学後…やはりそれを馬鹿にしたり差別する物もいたけれどそれに負けたくなくて勉強した。 それでもやっぱり…自身の昔からのコンプレックスのせいで虐められた時のことが忘れられず。夢に昔のトラウマを見たこともまた不安を膨らませた原因で。 ]
………どこに行っても、異端…。
[ 呟いた言葉が、不思議なことに従兄弟であるプリシェルに聞こえているとは誰が思っただろう。 ]
(=0) 2014/08/27(Wed) 18時半頃
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/* プリシェル、あなただったの?…嬉しい。
えっと、設定なんだけどどうする? この不思議な指輪のせいってことにしようかとも思ってるんだけど、他に案があったら誰かの物がたまたま抜けなかったことにするー!
もし、この案で通していいとのことならプリシェル側も捏造ご自由に。
魔法の指輪にしようかなって思ってたんだー、とても即興。
(=1) 2014/08/27(Wed) 18時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/27(Wed) 22時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/27(Wed) 23時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/27(Wed) 23時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/27(Wed) 23時頃
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/* あっ!ロル回してたけど全然それでよかったのに! すごく、それ素敵じゃない。
ティニーにプリシェルが預けたってことでいいのでは?
(=5) 2014/08/27(Wed) 23時頃
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――ッ…!?
[ 寝台の上で悲しみにくれていると>>=4呑気な声が聞こえてきた。いきなりのことで驚いて、身体を起こすときょろきょろと辺りを見渡しただろう。これは一体何事だ、と。けれども、何もないようだ…誰の声だろうか。
「なんだー?電話かー?」寝ぼけているのだろうか、此処ホグワーツに電話なんてないのだが。その眠そうな声の主は普段からよく知っている者だろう。よく聞いたことのある、声だから。
頭をフル回転させて考えた、この声は―― ]
……もしかして、プリシェル…? ――プリシェルなの?
[ 「だーれでーすかー……」の二言目でそれはほぼ確信に変わった。それにしても、なぜ彼女の声が聞こえるようになったのだろうか。 ]
ねえ…?私よ…ジリヤ…。
(=6) 2014/08/27(Wed) 23時半頃
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[ 耐えていたその娘は、ぐすっと泣きべそをかきはじめて。昔から耐えられないことが起きると、一人になった時に泣くのだ。 こんな弱い自分は嫌いで…自分に自信が欲しくて今まで努力してきたのに、昔と何一つ変わっていない。馬鹿みたいだ。
すると、コンコンとノックが聞こえて―― びくり――と、身体を起こしてドアを見つめる。
>>37声でクリスマスだとすぐに分かった。気に掛けてくれているのだろう、でも。 ]
…大丈夫、何にもない。
[ ドアのすぐ前まで行って、手を掛けようと。優しい彼女に甘えたい気持ちが全くないと言ったら嘘になる。 でも、頻繁に見る仲の良さそうな四人組の姿を思い出すと表情は険しく。その中に一人自分の嫌いな奴がいるからってだけで他の三人にまで距離を置くなんておかしい、そんなの分かってる。
でも。 ]
何もないから。
(46) 2014/08/27(Wed) 23時半頃
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[ ――やっぱり、甘えられなかった。
もしかしたら嫉妬もあるのかもしれない、楽しそうにしているその姿に。自分は、昔から心の底から信用できる友達なんていなかったし…ホグワーツに入ってからもその不器用さのせいで切れてしまった縁もあるから。 ]
(47) 2014/08/27(Wed) 23時半頃
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/* ジリヤはただのメンヘラ
(-54) 2014/08/27(Wed) 23時半頃
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/* 自分で動かしてて思うけどジリヤが放っておけない女の子すぎてやばい。私がそう思うだけなのかな。 一周回って面倒な感じ?wwwww
クスリ漬けとかまじメンヘラすぎて。
(-55) 2014/08/28(Thu) 00時頃
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/* ありがとう!私もとても素敵で気に入ったからその方向で回してもらえると嬉しいなー。そうそう、ティニーは黒猫。
回想大歓迎ー!できそうならティニー目線で回してみる!
(=8) 2014/08/28(Thu) 00時半頃
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/* どうしよう…五年越しもありかも。 ありだね、それでプリシェルが忘れちゃってる…みたいな。
ああ、こんなのはどうだろう…。 届けようとしていたティニーが烏か何かに指輪を取られて五年かけて探していた、みたいな。
(=11) 2014/08/28(Thu) 01時半頃
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[ はっきり喋っていなかったはずのその声は、自分の語りかけで目が覚めたのか。いつもの調子で返事が帰ってきた。 まだ夜が明けてない…、もしかして寝ていたのでは?と申し訳ない気持ちになったけれど意図して彼女を起こしたわけでもなく。 ]
…そう、ジリヤ…えっと… ――私も、何故話せているか分からないの
[ 彼女は自分の寮にいるのではないだろうか、だってこんな夜なのだから…離れているし。こうして話せているのは絶対に何か理由があるはずで。
どうしてだろうと考えていたけれど、彼女からの問い掛けで言葉に詰まってしまう。それはあまりにも真っ直ぐで。――彼女になら、 ]
あの…、ノクターン横丁で…マグルが数人殺されたの、知ってる? …最近のホグワーツも様子が変だよね、そう…思わない?
[ 甘えられるんだ、不思議だけど―― ]
(=12) 2014/08/28(Thu) 01時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 02時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 02時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 02時半頃
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/* 首席っぽいキャラ正直たくさんいるよね… うーん、困った
セシルとチアキの見落としてたやあ 長すぎて私のも見落とされてたかな
確定首席もいやらしいかなとはおもってたけど、このキャラ首席でこその設定だから…どうしようかなあ
(-65) 2014/08/28(Thu) 02時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 02時半頃
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/* でも首席じゃなくてもあの台詞は言えることは言えるかー。 んー。わがままいって迷惑かけるのもいやだしなあ。
まあ、擦り合わせ的にも必要かなー、この相談。
(-66) 2014/08/28(Thu) 03時頃
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/* まじごめんなさい^^ 私より勉強できない奴にマグルを馬鹿にする権利あるの?と言いたいがためだけに一番が欲しいんです。
(-67) 2014/08/28(Thu) 03時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 08時半頃
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[ >>60何もない…と、言い張れば彼女は諦めたのかすぐに自分の部屋へ戻っていったよう。もう外は薄明るく、日は出ようとしていた。 その日の授業の準備をしようとしたところで気付く―― ]
あ――、教科書とノートに筆記用具…
[ どうやら動揺のあまりか談話室に置いてきたようだ、やれやれ…と思って部屋着を脱ぐと制服に着替える。腰まである長い白い髪をゆっくりブラシで梳かすと一本の三つ編みにまとめて。 ――こうしないと鬱陶しいのだ。 ]
本当…これ、誰か知らないかな…。
[ ――徐々に顔出す太陽の光で指輪は赤く煌いている。 もしかしたらプリシェル辺り知っているだろうか。彼女はすごい、商才があるとは思っていたがホグワーツ内にも店を構えてしまうのだから。もしかしたらそこの商品だったかもしれない。 ]
よし…あとで聞いてみようかな。 ――…ん?どうしたの?ティニー…
[ いつも利口な黒猫が何者かに威嚇していて。何事だ…と思って威嚇する方向に視線を持って行けば、其処には姿見。靄(もや)が掛かったかのようぼやけていて―― 何事だ…?と、首を傾げる。 ]
(62) 2014/08/28(Thu) 09時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 09時頃
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/* あいらぶゆー、プリシェル
(-80) 2014/08/28(Thu) 09時頃
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おいで…、ティニー。
[ 愛猫はその異変に気付いたようだ。飼主よりも先に気付くだなんて、やはり頭が良い。しゃがみ込むと、威嚇するその子を落ち着かせるようにそっと抱き寄せて。
何か起きるのだろうか――…杖を抜き、目を細めて、鏡に穴が開いてしまいそうなくらいずっと睨みつけていた。 ]
………!
[ ガタガタと揺れ始めた姿見を見て驚いたのかわ腕の中の黒猫がびくっとする。大丈夫よ、なんて子どもをあやすように優しく揺らして。やがて、そのぼやけていた鏡は何かを映し出そうと…。
――――……これは、 ]
レイチェルさん…、
「ジリヤ…大丈夫?」「大丈夫か?」
[ 映るのは、敬愛する育ての親の姿。アパリション…姿映しの術を使ったのだろう…、魔法省の試験を通った優秀な魔法使いではないと使えない魔法だ…。
レイチェルは使えたのか…―― ]
(65) 2014/08/28(Thu) 09時半頃
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びっくりした…どうしたんですか…?
「どうしたもこうしたも、ノクターンであったんでしょう?事件…ジリヤが不安がってるかもしれない…って思ったら…」
[ さすが親と言うべきなのか、その言葉には驚いて。昔からジリヤが抱え込み、他人に上手く頼れないのを知っている故に、きっと心配してくれたに違いない。 その温かさにまた涙腺が緩んでしまう――、こんなことまでしてくれるなんて。 ]
…どうして、分かったんですか…。
「何でかしら…勘、かしらね…?ねえ、ミハイル?」 「ああ、そうだな」
[ 笑い合う二人の姿に胸が熱くなった。この二人だけは、本当に昔から…良くしてくれるから…ありがとうなんて一言じゃ詰め込みきれない…。 ]
「ともかく、あなたは一人じゃない。傍にはいてあげれないけど私とミハイルが生きている限り守り続けるわ。不穏な様子は拭いきれないけれど…いい?聞いて、ジリヤ。
――あなたはもう昔とは違うの。自分の信じる道を行きなさい、そこに間違いはない。」
(66) 2014/08/28(Thu) 09時半頃
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「何があっても、意志を曲げては駄目よ。強い気持ちは必ずあなたを守るから…絶対にね。」
[ そうすると…二人の姿は鏡からぱっと消えてしまった。先程まで沈んでいた気持ちは少し晴れ、何があっても負けまいと心の中に誓った。 ]
さて…プリシェルのとこへ…行こうかな。
[ ティニーを降ろせば、彼も着いてきただろうか。もう日は昇っている。まだ授業まで時間があるし店にいるかもしれないから…。 ]
(67) 2014/08/28(Thu) 10時頃
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―― プリシェルの店 ――
[ 指輪のことを聞く為にプリシェルの店へ歩みを進めると、間も無くして目的の場所についた。果たして、彼女はいるだろうか…? 外から彼女がいるか見てみたが…それらしき姿はあるような、ないような、やっぱり中に入ってみないと分からないか…。
―――…カランカラン
店の扉を開くと乾いたベルの音が鳴って。開いている、ということは居るのだろうか…。 ]
プリシェルー?私…ジリヤ…!
[ 精一杯の大きな声を出して彼女を呼ぶが、果たして彼女から返事はあったか―― ]
(70) 2014/08/28(Thu) 10時頃
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[ 店の中へ入ると>>71お決まりのあの台詞が飛んできた。つまり、プリシェルはそこに居たということ。よかった、やっぱり授業が始まる前だったから…と、安心する。とは言っても、まあ…彼女が気分で欠席することも時折あったかもしれないが。
自身の顔を見て「なんだ…」と言う彼女、それもそうだろう。個人的によく知っている者に対して改まった言い方はしないだろうから。 ]
おはよう…プリシェル… ――ううん、今日は違う…
[ お菓子か?と問われれば首を振って。悪戯にはあまり興味がない、そんなに人の反応に面白さを見出さないしそんな時間があるなら勉強したいから。ただ――甘いものは好きだから。
五年前、再会した時――あの時もチョコレートをくれたっけ。
でも、今日の目的はそれではない…。 ]
あのね、この指輪…知らない?ティニーが咥えて持ってきたの、つい出来心で嵌めてしまったらけれど…抜けなくて…
[ そして、あなたなら何か知っていると思ったんだけれど――と、付け足して―― ]
(77) 2014/08/28(Thu) 12時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/08/28(Thu) 18時半頃
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[ >>78指輪と聞いて、その言葉を復唱するプリシェルの顔を期待を込めて見つめるが。――おそらく、心当たりのある顔ではない…と、すぐに分かった。 彼女は自身の手を掴んでじろりとその赤い指輪を見つめるが。やはり、それでも彼女の記憶には存在しないようで。 ]
そう…残念…… これ、綺麗でしょう?――誰かの物だったりしたら困っちゃうよね、とても…申し訳なくて。
[ 出来心で嵌めた自分が悪い…と、表情は変えないものの心の中で反省していたり。自分にしては少々大きな失態を…、誰か教師を当たればこの指輪の外し方が分かるだろうか?
落胆して新たな解決策を考えていると…確かに彼女のその指に、見たのだ。――よく似た美しい青く輝く指輪を。 ]
待って…、ねぇ?プリシェル… あなたの指にあるそれ、これとそっくり…。
(121) 2014/08/28(Thu) 21時半頃
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―― 五年前・ティニー目線 ――
[ ジリヤ・パルトノーイ…彼女は、真っ黒な僕とは真逆。真っ白で艶やかなふわふわした髪の毛、それから思わず触れたくなるような透き通る綺麗な肌を持つ――僕の自慢のご主人なんだ。そんな素敵な女の子。
けれど――、彼女は笑わない。
出会った時から彼女は憂いを纏ってる、そんな気がする。僕は最近出会った彼女の昔を全く知らない、でも…きっと辛いことがあったんだ。 ]
――…みゃーお
[ 僕は彼女を人間の言葉で励ますことなんて出来ない…、ただ…みゃあと鳴くことしかできない。寂しげな彼女の瞳を見ても、そっと擦り寄るくらいのことしか出来ない。 ]
「ティニー…、グロリアとプリシェルと離れちゃった…」
[ そう呟きながら僕を見つめるその瞳は不安げに揺れていた。僕は難しいことは分からないけれど、あの汽車で一緒に座ってた女の子。あの子と寮が離れ離れになってから普段から大人しい彼女と比べ物にならないくらい元気がなくて。 ]
(=16) 2014/08/28(Thu) 22時頃
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[ 彼女の笑顔が見たくて、僕が笑わせてあげたくて、…毎日外を歩き回って彼女にお土産を探した。たまに、変な物(主に虫とか)を持って帰って彼女を怖がらせたことはあるけれど。笑いこそしなくても…何を持って行っても最後には柔らかい表情で僕を褒めてくれた。 ――彼女の温かい腕の中で。
だから、今日も彼女のために素敵な物を探しに行くんだ!なんて意気込んでふらふらしていると――
赤髪の女の子を見つけたんだ、あの子は確か…僕よ主人の従兄弟、プリシェルだ。傍に近寄れば彼女は「これをジリヤにあげよう」なんて言っているから下からじーっと何を持っているか覗き込んだ。
うーん、けれども下からじゃそれが分からない…。すると、僕に気付いた彼女が渡したんだ…綺麗な赤い指輪を。まるで僕の主人の瞳のような色をしていて。 ]
「なあ、猫っち。この指輪を、お前のご主人に渡してもらえるか?」
[ 彼女はもう一つ、綺麗な青い指輪を持っていた。すぐに分かった、彼女は僕のご主人を喜ばそうとしているんだって。 ]
(=17) 2014/08/28(Thu) 22時頃
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[ >>122そんなことあるわけ…と、一瞬否定したプリシェル。けれども、自身の落ち着いた態度に押されたのか彼女の物とジリヤの物をよく見比べて。隣に並べた二人の手、お互いの指を凝視して。
――これ、一緒…だよね?と思った時、彼女がとても驚きながら自身も思ったことを口に出した。 ]
うん…、私もそう思う。違うのは色だけ…だよね? え、えっと!私も分からないんだけど――、というのは何故ならばティニーがこれを拾ってきたから…。
[ どこで拾った?と問うその声は普段から声が大きいのに、更に勢いがあって驚いて思わず肩がびくり…と跳ねた。困ったような声でその疑問に答える。 ]
あの子、昔から拾い癖があるから…。
[ 飼い猫のことを話す横顔は大切なその友達を思い出して、ほんの少し頬を緩めただろう。 何故か、ティニーはいつも散歩をしては拾い物をしてジリヤの所へ持ってくるのだ。蝉の抜け殻だったり、カマキリの卵だったり、決して喜ばしい物を持ってくる時ばかりではないけれど。それでも毎回欠かさず彼をぎゅっと抱きしめて褒めているのだ。 ]
(130) 2014/08/28(Thu) 22時半頃
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