162 冷たい校舎村3-1
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─朝 8時50分─
[パチン、と、何かが弾けるように目が覚めた。 響き渡るのは、チャイムの音。
ああ、今日は眠れたんだ。そう思うと同時に、気付く。 隣にいたはずの恵冬がいない。
だけど、今度は、 息が詰まるんでも、泣きたくなるんでもなかった。
ああ、あの子、帰れたのかな。 空っぽの隣をじっと見て、それから、視線を移した。]
(14) 2015/06/28(Sun) 01時半頃
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─3年1組/あたしたちの教室─
──そっか。
[織部が、驚いたような顔をしていた。>>9 うん、驚いた。あたしも。驚いた、はずなんだけど、 心は、なんだかとても静かだ。]
……そっか、なんか、そっか。
[そんな、急に分かるものなんだ、とか。 一体どうして、とか、込み上げる言葉は、どれでもなくて、]
じゃあ、さ、秋野は今、どうしたい?
[まっすぐに、視線を向けたまま、ゆっくり立ち上がる。 やっぱり身体が強張っているのは、無茶な姿勢で寝たせいだ。たぶん。]
(15) 2015/06/28(Sun) 01時半頃
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……4階、行ってみる?
[ああ神様。あなたの望む通りに。 いなくなる前の、あの子の言葉を思い出して、そう問いかけた。]
おばけやしき。みんな一緒なら怖くない、でしょ?
(16) 2015/06/28(Sun) 01時半頃
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[間延びした声を上げて背を向けた秋野>>32に、 何かが重なった。ふわりと消えていく背中。 待って、という前に、視界から彼は消え失せて、 その代わり、物音がして、織部が、動いた>>45。 荒々しい声に、やっと、頭が回り出す。]
──……あ、
[ぱちんと、また何か弾けるように、突然現実感は戻る。 叩きつけるように席を立った。 ガン、と派手な音がして、椅子が転ける。 それを飛び越えるようにして、駈け出す。]
──あ、きの!
[現実感は取り戻したけれど、生きた心地はしなかった。 確かに床を蹴っているはずなのに、背中は遠く、遠くに消えていく。 嫌な"もしも"が頭を過ってしまったから、もう。 表情が歪む。だって、秋野。もしかして。 それでも、足は動いている。床を蹴って、朝日に明るい廊下を駈けていく。*]
(47) 2015/06/28(Sun) 19時半頃
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[もしも、と考えた。 もしも、あたしがこの世界のホストなら。
あたしがみんなを、この校舎に閉じ込めて、 今度はひとりずつ、追い出していく。
想像、できてしまった。 そして、同時に思う。 もしも、あたしがホストなら。 もしも、みんなにそれを知られてしまったら。
ああ、あたしは、みんなに合わせる顔なんてないから、 帰れるわけ、ないじゃん。こんなことをしてしまって。 だから、嘘だ。みんな無事に帰れるなんて、嘘。 あたしがホストで、世界がホストの願いを叶えるなら、 そんなこと願わない。起こるはずがない。 自分以外のみんなが、元の世界でちゃんと生きてゆきますように。 ああ、やっぱり、ハッピーエンドなんて、訪れるはずが、ない。]
(48) 2015/06/28(Sun) 19時半頃
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[──それが、七尾朱美の考えた"もしも"。 退廃した校舎で想像した、ホストの気持ち。]
(49) 2015/06/28(Sun) 19時半頃
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[だけど、自分以外の誰かがこの場所を作り上げたんだと思うと、 なんだか、肩を掴んで、揺さぶって、言ってやりたくなる。 きっと顔を歪めて泣いてしまうけれど、言葉をぶつけてしまいたくなる。
──違う、そういうことじゃ、ないんだ。
理由も、そこに思い至った流れも違ったって、 なんとなく想像できてしまう。 だって、今、逃げる理由なんて、他にないじゃん。
走り行く背中は遠い。 いつだったか、きっと勝てそう、なんて思ったはずなのに、 ちっとも距離が縮まらない。手が、届かない。
だから、本当に今更、突然、前を行くもうひとりの背中を思い出して、無我夢中で叫んでいた。]
(50) 2015/06/28(Sun) 19時半頃
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──織部!お願い、あきの、止めて……!
[きっと、そんなこと言わなくたって分かってる。 分かってるってこともわかってる。 だけど、叫ばずにはいられなかった。
消えてしまった、あたしたちのおばけやしき。 その奥。その先には、また、階段があった。
ただ、無心に足を踏み出す。やっぱり少し、泣きたかった。**]
(51) 2015/06/28(Sun) 19時半頃
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/* そういえば織部の情けないが何をもって解消されるのか分からないのでとりあえず片っ端から吹っかける姿勢
をかれこれ何日になるんだ?本当に私は読解力が足りないな?
(-31) 2015/06/28(Sun) 22時半頃
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/* 説得フェーズで回収するつもりならあれなんだけどさ!完全に余計なんだけどさ!(今気づいた顔)
(-36) 2015/06/28(Sun) 23時頃
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ごまん #とは
(-57) 2015/06/29(Mon) 11時半頃
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─屋上─
[朝の日差しが、眩しかった。 影を全部溶かしてしまうような強い光が、本当に、眩しくて、 屋上の端、光を背負った秋野が、口を開く。>>71
あたしは、少し目を瞠って、同時に、思わず身を乗り出すように、叫んでいた。 ああ、ちゃんと、声が出る。息が、できる。]
……大丈夫だよ! 大丈夫、みんな、秋野に帰ってきてほしいって、 そう思ってんだよ。 秋野だって、秋野が、そう思ってんなら、
[そうしてあたしの口から産まれる言葉は、どこまでも、楽観的で、]
(72) 2015/06/29(Mon) 12時半頃
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──できないわけ、ないじゃん!
[できないわけがない。 あたしたちに、できないことなんてあるはずない。
無責任でも、そのことを疑っちゃいなかった。 そうなんだよなあ、だけど、これは本心なんだもん。
結局のところ、それがあたしなのだ。 前向きで、底抜けに明るい。じっくり考えるのは向いてない。 それにうんざりしているのもあたしで、かわいい子が羨ましくて、 しかも、他人の目や、あたしらしくあることに固執しているのも、やっぱりあたしで。 困っちゃうよなあ。だけど、まあ、いっか。 まあ、いい、よね。ゆっくり折り合いをつけていけば。
だって、思っていたよりも、他人は、 あたしの友達は、あたしらしくないあたしにも寛容で、優しい。 この世界は、とても、暖かかった。]
(73) 2015/06/29(Mon) 12時半頃
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……それに、大丈夫。 秋野が帰りたいって思えるなら、それでジューブンだよ。 そこから飛び降りたって、きっとちゃんと帰れる。 みんなといっしょ。
[少し、涙が出そうで、顔を擦った。 にいっと笑う。いつもと同じように、笑えてるといい。]
この世界の神様は優しいからねー、 賭けてもいいよ。一緒に飛んだっていい。 秋野はあたしたちと一緒に帰って、 それで、いろいろやり直して、 それから、あたしたちと一緒に卒業する。
[なんとかなるよ、って言葉はやっぱり、慰めにしては無責任だけれど、 だけどあたしは知っている。きっと、なんとかなる。]
(74) 2015/06/29(Mon) 12時半頃
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[帰ろっか、って、もう一度言った。 ここに来て、何度も口にした気がする。帰ろう、戻ろう。 今度こそ、それが最後になるといい。 秋野と、手を差し出す織部に、歩み寄っていく。*]
(75) 2015/06/29(Mon) 12時半頃
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/* 七尾さんネアカだから…………(数日ぶり2度目)
(-58) 2015/06/29(Mon) 12時半頃
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/* 愛をこめて秋野にセットー!
(-60) 2015/06/29(Mon) 14時頃
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/*あれ?めっちゃ秋野が恵冬見つけてると幻視してた 危うい
(-64) 2015/06/29(Mon) 19時半頃
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[秋野が、織部の手を取った。>>78 良かった、と思う。やっぱり大丈夫。きっと、なんとかなる。
ありがとう、と秋野が言うのが聞こえた。 返事はきっといらない。にいっと笑って、くるりと回って見せる。 降りようって促すようにしながら、思う。 勘弁してよ、もらい泣きしそうだ。 上を向いてごまかす。空が、青かった。
──そうして、ふと思い出す。]
──あ、ねえ、誰か、神楽と恵冬見た?
[まだふたりも、ふたりを象った人形を見ていない。 まさか確認もせずに帰るのは、と三人を見回した。*]
(80) 2015/06/29(Mon) 21時頃
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─1階へ─
そっかあ。神楽、下かあ。
[ちょっと、悪いけど、ここから見下ろす勇気はないな。 目の端を袖で擦りながら、苦笑する。]
恵冬なら、やっぱりあの子も下かなあ。
[途中で言葉を途切れさせた秋野>>84と、 たぶん、考えたことは同じだ。
そうとなれば、探しに行きましょう。 先導するように、またひらりと前に踊り出る。
やっぱり、また、ゆっくりと階段を下っていく。]
(85) 2015/06/29(Mon) 22時頃
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/* >>87の最後の行あたりすごいひなたさんな気がしたんだけど こうもきれいに発見されているとどう動くか悩むな!?
(-75) 2015/06/29(Mon) 23時頃
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─1階─
……あ、ほんとだ。
[やっほう、神楽。って状況でもないんだけど。 多分、その様子だと、ちゃんと向こうに帰れたんだよね、って、 その、安らかな表情が救い。
それに気を取られている内に、 秋野はもう図書室に足を踏み入れていた。>>87
慌てて追いかける。]
(89) 2015/06/29(Mon) 23時頃
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─図書室─
[その背を追って、足を踏み入れた先で。 部屋の奥に広がる惨状に、驚くよりも、何よりも、 朝日を浴びて横たわる人形に、きれいだな、と思った。
その傍らに、秋野がしゃがみ込むのを、 ただ、黙って、そのひとときが終わるのを、 秋野が立ち上がるのを、待っていた。]
そーだね、そろそろ行こっか。
[少しして、慌てたように秋野が声を上げた>>88から、 ゆっくりとそう答える。歯を見せて笑う。
秋野が立ち上がるのを待って、横並びになって歩き出す。*]
(90) 2015/06/29(Mon) 23時頃
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/* とりあえず個人的な事情により胃が痛い エスパーになりたい
(-78) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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/* あと帆北はやらなきゃいけないこと、って秋野関連って解釈したんだけど大丈夫かな〜〜〜とうっすら やりきって帰っておくれ
(-81) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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/* 帆北ーーーーーーーーーーーー あと織部も悩み回収できてますか!!!!
(-83) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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[ふと、顔を上げる。 鏡の中、少年のような、澄んだ瞳が、あたしを射抜く。
ああ、ああ。この子なら知ってる。ずっとよく知ってる。 これがあたしだ。外聞も、見栄も、何も知らなかった頃のあたしだ。
──なんで、ねえ。そんな軽蔑した目をしないで。]
(-86) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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[ああ、そうか。 お腹が空いたら戦えないもんね。そうか、そうだ。 食べなくちゃ。食べなくちゃ、あたし。 あたし、は、あたしらしく。 食べなくちゃ。]
(-87) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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[放課後、だらだらゲームをして過ごした、その帰り道。 コンビニ寄らして、って、ふたりを引きずり込んだ先で、アイスを買った。 お行儀悪く、道中、それを食べながら、 先生のものまねとか、明日に迫った小テストとか、 そんな、下らない話をしながら、歩いて、いて。]
『ねぇ、あれ、ナナオじゃない?』 『うそぉ、まだやってんの、あいつ』
[届くか届かないか。そのくらいの声量で吐かれた言葉が、突き刺さった。 上書きするように、かき消すように、声量を上げて笑う。 ふたりに、気付かれないように。あたしが、羞恥に死んでしまわないように。
──ねえ、まだやってんの、って、何? あたし、そんな、笑われるようなこと、した? あたしは、男の子と並んで歩くのさえ、許してもらえないの?]
(-88) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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[違うよ、あたしが好きなのは、野球ってスポーツで、 それを一緒にプレイしてくれる、チームメイトや、監督だ。
あの時、言えなかった言葉は、きっと、ひとつの正しい回答で、 だけど、今のあたしに同じことを尋ねるひとがいたら、きっと答えは違う。
──ちがうよ。 ちがうよ、あたし。女の子になれない、半端者なんだよ。 それだけ、だ。]
(-89) 2015/06/29(Mon) 23時半頃
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