57 吸血鬼の決闘代理人
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/* あれ? 勝っちゃった。 しかも貴族化してるし……。
(-2) 2012/08/24(Fri) 00時頃
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[嬌声の合間に、聞き覚えのある声>>3:84が聞こえた。 痛みに耐えて薄目を開けると、視線の先にぼやけて見えるピッパが、一瞬動きを止めた気がした。 好機だ、と、姿勢を低く懐へ飛び込む]
[ピッパはすぐ意識をこちらに戻したが、低い体勢のこちらを見失ったか僅かに対応が遅れた。 飛んで来た右脚を、ダメージ覚悟で左腕で受け止め、反対の手の短剣を相手の喉元へ突き付ける]
[『勝負あり』の声が響くまでの間が、酷く長く感じられた]
(0) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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― 闘技場 ―
[勝負が決まった瞬間座り込んだピッパを無言で見下ろしながら、刃を下げた。 何故だか勝利の喜びは湧いてこない。 短剣を鞘に納めるのも忘れたまま、呆然とピッパの方を見ていた]
(4) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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[気を取り直したのは、ウィステリア卿>>2に声を掛けられた時]
あ………… 本当、です、か……?
[その表情には驚きと戸惑い、そして何より喜びが混じって、ぱっと明るくなる。 手招きに応じて貴賓席へ上り、相手に言われるがまま身を委ねた]
(5) 2012/08/24(Fri) 00時半頃
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[血の盃を前に、しばし沈黙する。 人間をやめる覚悟はあるか、と問われたのだ。 未知の世界に対する恐れはある、けれど]
僕は。 どんなことでも受け入れるって、決めていました。
[髪を切ったとき。養成所へ踏み込んだとき。消えぬ傷をつくったとき。 その度に幾つもの覚悟を重ねてきていた]
だから、今更引き返しは、しない。
[瑪瑙を両手で持ち上げて、中身をゆっくりと喉に流し込む]
(*3) 2012/08/24(Fri) 01時頃
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うっ……
[ウィステリア卿>>*5の言う通り、酷い寒気がした。 体中の血が、異物と入れ替えられていくような感覚]
血を……。 そうか、吸血鬼に、なったのでしたね。
[最初の餌に、と勧められたのは、つい先程まで死合っていた相手。 彼女を痛めつけることを思うと、奇妙な悦びが胸の内に湧き上がった。 しかし、自身の中のまだ人間の部分が、頷くことをよしとしなかった]
……考えて、おきます。
[その場はそう答えるだけに留めた]
(*9) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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……僕の…… いえ、私の名は、ホリーです。
[ウィステリア卿>>*6に促されるまま、親から与えられた名を名乗る]
貴兄の歓迎、大変にありがたく存じます。 でも、私の目的は、このようにもてなされる事ではなく……。
[屋敷へと導く様子に困惑し、本来の目的を口にする。 けれどウィステリア卿が、それに取り合うことはなく。 結局は彼に言われるがまま、屋敷での一時を過ごすのだった**]
(*11) 2012/08/24(Fri) 01時半頃
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― 藤屋敷 ―
[戦闘用の衣服を脱ぎ捨て、花の浮いた湯で身を清める。 分厚い黒衣の内にあったものは、細身で胸も薄くはあるけれど、紛れもなく女の体であった。 傷痕や真新しい痣の残る肌を、柔らかな布で丁寧に擦る。 浴場一つとっても、代理人の頃では考えられない贅沢さであった]
[湯から上がった後は、ウィステリア卿の見立てた服を纏った。 袖や胸元、スカートにレースで装飾が施された黒のドレスは、豪華ながらも上品さを演出するもの。 胸からウェストのラインにかけてが、今まで男装していた身からすると違和感がある。 髪が短いこともあり、逆に女装しているような感覚すらある]
これで、いいのでしょうか……。
[多少は女性らしく見えるよう整えた髪の上に、カクテルハットを乗せる。 両手にはレースの手袋を嵌め、足はリボンで編み上げたブーツを履いた。 全てが完成すれば、立ち上がり、吸血鬼としての生みの親へと一礼した]
(*17) 2012/08/24(Fri) 22時頃
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あの、私、は……。
[貴族や吸血鬼としての振る舞いには、あまり興味がなかった。 それよりも、と言い掛けた所で、ウィステリア卿の口から出た「塔」という言葉]
は、い。
[優しく諭されて頷くも、卿の向かう先を見た時、背筋がぞくりと疼く気がした。 その次に訪れる、懐かしいような感覚]
(*18) 2012/08/24(Fri) 22時頃
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兄さん……!?
(-63) 2012/08/24(Fri) 22時頃
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[ウィステリア卿に止められたのも忘れそちらへ向かおうとするが、同時に強烈な渇望が襲い掛かってきた。 熱く、甘い物を飲み干したい。そう、人間の――]
だめ……!
[強く首を振って、その思考を断ち切ろうとする。 それでも、目の前に人間が立った時――たとえ、それが自分の兄でも――何をするかわからないという不安は拭えなかった]
このまま、じゃ、行けない……。
[黒のドレスを纏った影は、渇きを癒すべく、ふらり、と「地下」の方向へ]
(*19) 2012/08/24(Fri) 22時頃
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― 地下 赤の部屋 ―
[まだ魔法など使えぬ身は、自らの足でその場所へ向かった。 最初はドレスとブーツに慣れぬ足取りで、徐々に焦燥感に駆られるように。 そうして辿り着いたのは、赤に彩られた部屋。 ノックもせずに扉を開けた]
う…………
[視界一杯に広がる血にも似た色彩に、ぐらりとよろめく。 衝動を堪えるよう引き結んだ唇の端で、鋭く大きくなった犬歯が白く光った]
(*20) 2012/08/24(Fri) 22時頃
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……オスカーじゃない。ホリーだよ。
[ドナルド>>+26の言葉を訂正して、唇の端を吊り上げる。 歯を見せ、強調するかのような笑み]
のど かわいたの。
[たどたどしい口調で行って、首を傾ける。 ちょこんと乗ったカクテルハットのレースが、目許に影を作りながらふわりと揺れた]
(*21) 2012/08/24(Fri) 22時半頃
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[メインディッシュはどちらにしようかと思案するように、口許に手を当てながら、下がる二人にゆっくりと近付く。 代理人だったころの感覚が、相手の警戒や戦意を伝えてはいるけれど、今は血への渇望がそれらへの警戒を上回っていた]
決めた。……貴女にするね。
[以前よりも赤味を増した瞳が捉えたのは、ピッパの方であった。 義姉でありつい先程死合った相手でもあるが、眼差しはそれらの因縁を超えた、ただ得物を見るだけのもの]
(*22) 2012/08/24(Fri) 22時半頃
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[ドナルドの方には興味をなくしたように、その瞳は獲物であるピッパだけを見詰めていた。 その場に走る緊張の空気も意に介さず、無造作とも言える動きでピッパに手を伸ばし、その腕を捕える]
(*23) 2012/08/24(Fri) 22時半頃
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[駆け出したピッパ>>+31を、目で追いもしないまま左手で捕まえた。 空いた方の手は、投げ付けられたナイフ>>+32を素手で掴む]
……危ないよ。
[掌が避け血が滴り落ちるが、痛みを感じていないかのように平然と呟き、虚ろな目をドナルドに向ける。 くるりと慣れた手付きでナイフを回し、右手に納める。 まだ変化など出来ぬ身なれど、これで"武器"を得た事が相手にも示せるだろう]
(*26) 2012/08/24(Fri) 23時頃
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[そのまま、喚くピッパ>>+33に向き直り]
……怖いんだ?
[硬直し動けぬ様子に、薄く笑う。 仮に抵抗されても、今なら決して力負けすることはないだろうが。 ピッパはそれ以前に、恐怖に心を支配されてしまったようだ]
大丈夫。今日はすぐに、終わらせるから。
[いたぶるのは後日まで大事にとっておくと。 それを匂わせる口振りで囁き、その首筋へ口を寄せようとして――]
(*28) 2012/08/24(Fri) 23時頃
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あつッ!!
[甲高い悲鳴とともに、反射的にピッパから手を離し跳び退いた。 ちらと横目に確認すれば、ピッパを掴んでいた腕に、十字型の焦げ付きがあった。 澄んだ音に床を見ると、銀のロザリオが転がっている]
なるほど……便利なばかりの体ではないのですね。
[痛みを堪えるよう一度ぐっと抑えたあと、黒の手袋を取り払う]
(*29) 2012/08/24(Fri) 23時頃
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――逃がすとでも思うの?
[今までは吸血鬼と化した困惑と高揚から、浮ついた気分で二人に接していた。 けれど、獲物に逃げられたとあっては、吸血鬼の威信に関わる。 そんな思いが、生まれたての吸血鬼の目付きを変えた。 ナイフを捨て、己の両手で持って、全力で二人を部屋の奥へ突き飛ばす。 鋭く伸びた爪が、触れた個所を浅く傷付けもするだろう]
ほら、余計なことするからそんな目に遭うんだ。 次は大人しくしてね?
[扉の隙間からそう告げて、バタンと勢いよく閉める。 無論、鍵も厳重にかけた]
(*33) 2012/08/24(Fri) 23時半頃
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……っはあ、はあ……
[二人を再び扉の内に閉じ込めた後、壁に背をつけ荒い息を吐いた。 右手の切り傷は塞がりつつあったが、左腕の火傷はじくじくと痛みを発し、当分は残りそうに見えた]
あんな、奥の手があるとは、ね……。
[言いながら、両の手を目線の高さまで持ち上げる。 爪の先にうっすらと残る紅。 それを舌先で、零さぬように舐め取る]
ん……。
[口中にじわりと広がる味。 錆びた鉄に似たそれが、この上なく甘美なものとして喉を滑り落ちる。 全身を巡る死者のように冷たい血が、その時確かに熱を帯びた]
(*34) 2012/08/24(Fri) 23時半頃
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[しかし、その熱は更なる渇望を呼び起こす。 空っぽの吸血鬼に、一雫、二雫程度の血は、余りに少な過ぎた]
だめ……もっと、飲まない、と……。
[衝動を堪え、慣れぬブーツの足を引き摺りながら、黒のドレスは地下を彷徨う**]
(*35) 2012/08/24(Fri) 23時半頃
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/* せっかくの美味しいシーンが……。 自己管理不足申し訳ないです。
そして表に私の名前が上がってる! これ、どうなるの……。
(-80) 2012/08/24(Fri) 23時半頃
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― 地下 ―
[口の端から零れた血を、指先で拭う]
ふふ……ご馳走さま。
[指の血まで残さず舌で舐め取って、白い牙を見せ微笑んだ。 瞳は鳩の血色に爛々と輝き、代理人生活で荒れていた肌も、陶器のように艶やかだ]
もう、お腹いっぱい。
[地下に連れ込まれたばかりのドナルドとピッパは抵抗の意志を示したが、他の部屋を廻ってみれば、ほとんどの囚人は諦め切り怯えた表情を見せるだけであった。 こちらの求めるものが血液のみと知れば、むしろ進んで体を差し出したほどだ]
楽で良かったけど……でもやっぱり、一番美味しかった血は。
[最初に舐めたもの、特にピッパを裂いた爪に残ったものだ。 その甘美さは繋がりのある相手故か、それとも清らかな乙女の血であるからか。 未熟な吸血鬼には判断が出来なかったけれど、いずれにしろいい"餌"だったと記憶に残る]
(*37) 2012/08/25(Sat) 14時頃
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嗚呼……これでようやく、兄さんに会いに行ける。
[離れた場所にいながらも、その視線は正確に塔の方向を向く。 血で満たされた吸血鬼の感覚は、血の繋がりある者の居場所をはっきりとしめしていた。 待ちに待った瞬間の事を思えば、ウィステリア卿の言い付け>>*16も意に介するものではない]
待っていて、ね……。
[怯えた眼差しでこちらを見ていた"餌"たちにはもはや目もくれず、ふらりと室外へ出て扉を閉ざす。 そして黒いドレスの裾をつまむと、上品な足取りで「塔」を目指した**]
(*38) 2012/08/25(Sat) 14時頃
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おっと、これだけは。
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(-112) 2012/08/25(Sat) 14時半頃
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/* 偶数……セレストか。
(-113) 2012/08/25(Sat) 14時半頃
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― 塔 ―
[予想に反し、塔に踏み込んだ若き吸血鬼を止めるものはいなかった。 地階から微かに響く水音を聞きながら、黒いドレス姿は真っ直ぐ書斎の方向へと歩んで行く]
ああ……すごい。
[そこに広がる光景に、しばし目を奪われる。 人間の頃ならばおぞましく感じたであろう人皮の本や人骨のシャンデリアも、吸血鬼の目には生命の作り出した神秘の芸術品と見えた]
(*44) 2012/08/25(Sat) 21時頃
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兄さん、そこにいるんでしょう? 出て来て頂戴。
[兄妹の血の繋がりは、再会を待ち侘びた人物がすぐ傍に居る事を知らせていた]
怯えているの? ――ああ、私がこんな格好をしているから、わからないのね。
[頤を持ち上げると、背側に垂れた髪が急速に伸びた。 艶やかな黒髪が、背の中ほどまで流れ落ちる。 吸血鬼は一瞬にして、「ホリーと呼ばれていた娘」へと姿を変じた]
ほら、わかったでしょう? 私よ、ホリーよ、兄さ――
(*45) 2012/08/25(Sat) 21時頃
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[ブーツの踏む軽やかなステップが、声と共にぴたりと止まった。 次いで、がたん、と、人の体が倒れ何かにぶつかる音]
嘘、兄さん、嘘よ、こんな――
いやぁぁぁぁああ!!
[女の悲鳴が塔の中に響き渡った]
(*46) 2012/08/25(Sat) 21時頃
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― 藤屋敷 塔 ―
[顔を覆い蹲っていた黒ドレスは、屋敷の主>>*51の声に顔を上げる]
ふ、あ……
[絹のローブに包まれたその姿は、涙に滲んで歪む。 お仕置き、と言われても、意味がわからぬというようにぼんやりと]
に、いさんは……
[問い掛け>>*53に、ぐっと素早く涙を拭い去り]
生きていると思っていました。 こんなに強く感じられたから。
[兄の気配を感じたのは生きているからこそだと、そう思っていたのだった。 如何なる状況で「生かされているか」、それに対する覚悟はしていたつもりだった]
(*57) 2012/08/25(Sat) 23時頃
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