人狼議事


218 あした、ぼくはきみになる

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【念】 落胤 明之進


[ 次の日の朝は、思ったより早く起きた。
  いつも通り起きて、ご飯を食べる。

  髪を整えて ネクタイを正す。

  流石に昨日は丸一日部活をサボったから
  先輩からのお叱りのメールが来てた。
  だから、今日はやっぱり、
  祭りの前に部活に顔を出すことになったんだ。 ]
   

(!22) 2017/06/10(Sat) 16時半頃

【念】 落胤 明之進


[ ボールの音と、床の擦れる音。
  何も変わらない日常がそこには広がっていて、
  その心地よさに、僅かに息を漏らした。

  変わらない、平々凡々な日々が
  あんなにつまらないと思っていたそれが、
  落ち着く場所になるなんて、 皮肉だよね。 ]

  『 お前さぁ、そんなにサボると
   今年の大会でれなくなるぞ? 』

 いいんですよ。
 おれ、来年ありますから。

[ 先輩とできるのは、今年が最期だけど。
  だからこそ、こうやってボールを放って
  悔いが残らないように……───   ]
   

(!23) 2017/06/10(Sat) 16時半頃

【念】 落胤 明之進



           [ ───…… すとん ]

[ 投げたボールが、ネットをくぐる。
  落ちたボールは、床を跳ねる。
  視界が急に、クリアになった気がしたんだ。

  そうだよね。
  最期だもんね。
  あの子には、あの街には

         ─── 来年はないんだよね。 ]

 すみません、俺ちょっと、
 猛烈に頭痛くなって具合悪くなったので
 早退させてもらいます。

[ 鞄をひっつかんで、
  ユニフォームのまま体育館を飛び出した。 ]

(!24) 2017/06/10(Sat) 16時半頃

【念】 落胤 明之進


  『 早く来て 』

[ 七尾に素早くメールを送る。
  それから俺は、マップを開いた。

  調べる場所は決まってる。

  無駄かもしれない、無意味かもしれない。
  だって、あの子がまたここに来ているなんて、
  思うはずないじゃないか。

  それでも、このまま見過ごすのは。
  俺が いやなんだ。
  助けたいのも、笑っていてほしいのも、
  全部全部、俺のエゴ。

  だから、俺が 君が、
  悔いの残らないように─── ]**
 

(!25) 2017/06/10(Sat) 16時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2017/06/10(Sat) 16時半頃


【念】 落胤 明之進

─ 校門前 ─

[ 待ち合わせ場所に七尾が来る間、
  携帯を使って調べ物をしていたんだ。
  正直、悔いが残らないように……なんて思っても
  やっぱり、動くのは怖いよ。

  昨日、俺が言ったことだって
  間違いなく、俺の本音だから。

  1つの町の、人々の命を背負うなんて、
  俺には重すぎるんだよ。
  俺だけじゃあない、
  俺たちみたいな、子供が背負うには だね。
  正直、そんなもの背負いたくない。
  全部投げ出して、忘れてしまいたい。 ]
   

(!28) 2017/06/10(Sat) 23時頃

【念】 落胤 明之進


[ でもさ、そんなこと。
  最高にかっこ悪くて、ダサいから、
  たとえ俺が、主人公になれないとしても、

  今ここで頑張ったなら、
  準主役級…… は、むりかもしれないけど、
  少なくとも、街人A あるいは 生徒Bからは
  脱却できると思うんだよ。

  だから、助けたいって思ったのは、
  別に君のためじゃあない。
  ただ、俺は。 明野 「丞」だから。
  名前に恥じない行動をしないといけない。

  全部、俺のためって、
  そう思ったらほんの少しだけ、
  心が軽くなった… 気がする。 かも。 ]**
   

(!29) 2017/06/10(Sat) 23時頃

【念】 落胤 明之進


[ 七尾からのメールは、簡素でわかりやすいもの。
  今の俺からしたら、それくらいがちょうどよかった。
  だって、他のこと話してる余裕なんかないしさ。

  君が俺との約束を守ろうとしているのに、
  そんな事を考えるなんて
  男としてはどうなんだろうね。
  まぁ、 知らない事だったから 許してほしい。

  どのみち、着てこなくて正解だって、
  思う事になるかもしれないしね。 ]

 急に急かしてごねんね。
 どうしても、行きたいところができたんだ。
   

(!53) 2017/06/11(Sun) 07時半頃

【念】 落胤 明之進


[ そう言って、スマホを向ける。
  画面は、昨日君が土鈴さんに見せていたもの。 ]

 このまま何もしないと、俺はきっと後悔する。
 だから、一度だけ。 一度だけ 動こうと思う。

 この街で何を言っていたって、何も変わらない
 だから、行かないといけないって思ったんだ。

 関わるのは、これが最後。

 これで何も出ないなら、何もできないなら、
 俺たちにはどうしようもない事だったって、諦める。


         ─────…… だからさ 七尾
   

(!54) 2017/06/11(Sun) 07時半頃

【念】 落胤 明之進

    ────… 浦美里町に、行こう。

(!55) 2017/06/11(Sun) 07時半頃

【念】 落胤 明之進


 花火、見れないかもしれないけどさ、
 俺たちには来年もあるんだし、

 なんなら、明日にでも先輩たちと花火しよう。
 線香花火もいっぱい買って、
 七尾と入部さんは浴衣も着てさ。

 ……俺たちには、
 未来を考える時間が沢山あるんだから
 今日ぐらい、過去の事考えたって いいと思わない?

[ へにゃり、 情けなく笑うのは、
  かっこつけしいの明野 丞じゃなくて。

  かっこ悪くて、情けない。 俺の顔。 ]**
   

(!56) 2017/06/11(Sun) 07時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2017/06/11(Sun) 07時半頃


【念】 落胤 明之進


[ 陸上部って、やっぱりすごいと思う。
  もう少し、普通なら時間かかるよねって少し思った。

  あぁ…でも、そうだな。
  七尾なら、これくらい速くても普通かな。
  そう思ったのはきっと、
  部活で走る君を、横目で見ていたからで、
  そっけない態度の、内側にある心は優しいから、
  急かしたら頑張ってくれるって思っていたんだ。

           もちろん、本人には言わないよ。
    無茶言うなって、怒られるのはごめんだから。


      でもね、息を切らせて、
   一生懸命走ってきてくれたの、
 すっごく、うれしかったんだから。   本当だよ。]
   

(!74) 2017/06/11(Sun) 19時頃

【念】 落胤 明之進


 これくらい普通だよ。

[ まぁるくなった目が、笑みを作る>>!72
  景気悪い顔、なんて言われたら、
  いつもみたいに、髪を整えて、にっと笑う。

  いつも、髪を整えるのは、
  少しでも人に良く見られたいから。
  でも、今のは違うんだよ?
  立ち直ろうって、気合いを入れた合図。

  下駄のなる音を耳で楽しんで。
  華やかな浴衣や髪飾りを目で楽しんで。
  わざと人の線香花火を揺らしてみたりして。
  あぁ、スイカ割りなんてしても楽しいかもね?

  そんな、平々凡々な夏休み。
  特別な事は、1つもない。
  けど、俺にとっては、大事な未来の光景。 ]

(!75) 2017/06/11(Sun) 19時頃

【念】 落胤 明之進


 七尾ならそう言ってくれるって思ったよ。
 いつが制限時間かわからないし、急ごうか。

[ 俺たちがどれだけ急いでいたって、
  公共の交通機関はそんなの御構い無しだから。

  少しでも、速く浦美里町に着くように。

  背を叩く手に押されるように、
  俺の足も力強く地を蹴る。
  陸上部じゃあないけどさ?
  これでもバスケ部 立派な男の子。
  時間いっぱいコートを走るんだから、
  体力には自信がある。
  前を走る、男女の影が見えたなら。 ]
   

(!76) 2017/06/11(Sun) 19時頃

【念】 落胤 明之進


[ まさか、片方の中身が女の子なんて思わない から
  女子の手は女子に任せようと思って。 

  俺より背の高い、土鈴さん(だと思っていた)の、
  手を引いて走るだろう。 ]
   

(!77) 2017/06/11(Sun) 19時頃

【念】 落胤 明之進



   ( あぁ、着替えるの……忘れてた。)


[ そういえば、着替えるの忘れてたや。
  やけに動きやすいと思ったんだ。
  そんな、かっこうのつかない事を思いながら。
  上に羽織ったジャージの袖をまくった。

  髪が乱れたって、気にならない。

                身だしなみより、
                 人の視線より、
           大事なものが、あるからさ。 ]
   

(!78) 2017/06/11(Sun) 19時頃

【念】 落胤 明之進


[ 掴んだ手は、身長と同じように、
  俺より少し大きい。
  俺だって、あと1年でもっと大きくなるんだ。
  色んなものを、支えて助けれるように。

  急に掴んだもんだから、
  土鈴さん、どんな顔してるかなって。
  そおっと顔を見てみれば…… ]

   ─────…また、迷子になっちゃった?
                 水戸部さん。

[ 手をぎゅぅ 、と握りしめる。
  俺もいるよって、君に伝わるように。
  今度は、君が俺たちを連れて行く番だね。 ]
   

(!90) 2017/06/11(Sun) 21時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 整えた髪は、走って乱れて。
  きている服も、部活のユニフォームとジャージ。
  都会のおしゃれな男の子のイメージとは、
  大きく離れていたかもしれないね。

  並んだ影は、前へ、前へと駆け抜ける。

  バスケをしていてよかった。
  今までで一番、そう思ったよ。
  おかげで、駅まで足は止まらずに動きそうだ。 ]
   

(!91) 2017/06/11(Sun) 21時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 電車に駆け込んで、ほっと息を吐く。
  浦美里町。 今まで、聞いたことも
  存在すら、知らなかった町。

  息を荒げる入部さんを見たら>>!85
  飲みかけだけど、よかったら って、
  スポーツドリンクを差し出した。
  無理して走らせた自覚は、あるしね。

     がたん   ごとん
         がたん   ごとん

  電車や、新幹線。
  いつもは早いって思って乗っているのに、
  今日は随分と遅く感じた。 ]
   

(!92) 2017/06/11(Sun) 21時半頃

【念】 落胤 明之進



 うん、浦美里高校でいいよ。
   ………───裏山とそこくらいしか、ない から。

[ 水戸部さんの声には小さく頷いて。
  彼女の目を見つめ返しながら応える。

  続ける言葉は、目を逸らしそうになったけど、
  着く前に教えないといけない。
  そう思って、 俺の2つの目で、しっかりと。
  "彼"の姿をした"彼女"を見つめた。

  電車の中で伸びる影が、
  少しずつ長くなって、
  やがて、差し込む光は弱くなる。

  焦る気持ちを抑えるように。
  ぎゅっと 自分の手を、
  爪が食い込むほどに握りしめた。 ]*

(!93) 2017/06/11(Sun) 21時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2017/06/11(Sun) 21時半頃


【念】 落胤 明之進


[ 泣きそうな、いや 違うね。
  泣いている君の顔を見て、気づいたよ。
  君がもう、自分の未来を知ってしまったって。

  つきり 、と胸が痛んだ。

  あぁ、それでもね。
  俺、君に言わないといけないことがあるんだ。 ]

  水戸部さん。 ごめんね。
  俺、君に酷いことをしようとしてたんだ。

[ こんな時、どんな顔をすればいいんだろう。
  悲しい顔? 申し訳ないって顔?
  わからないまま、俺は情けない笑みを浮かべた。 ]
   

(!99) 2017/06/11(Sun) 22時頃

【念】 落胤 明之進


 本当のことを言ったら、
 君が悲しむと思って、泣いちゃうと思って。
 絶望だけを与える事になると思って。

 黙っていようと思ったんだ。
 君の為にって、言い訳をして、
 傷つける役をするのを怖がったんだ。

[ 君は、どんな顔をして話を聞いているかな。
  少しだけ、君の顔を見るのは怖かった。
  でも、受け止めないと いけないと思ったから。 ]

 君のことを、勝手に弱い女の子だって
 心のどこかで決めつけてしまってたんだ。
 君は、こんなにも 強いのにね?
   

(!100) 2017/06/11(Sun) 22時頃

【念】 落胤 明之進


[ これからの、君の、
  ほんの少し先の未来を聞いても、
  懸命に前を向いて走っていた。

  知らない方がいい だなんて、
  君の意見も聞かないで、決めるものじゃあないね。

  俺は、1つ呼吸を置いてから、もう一度 ]

   ごめんね。

[ って、頭をさげるんだ。
  俺からの話は、それでおしまい。
  駅に着いたら、情けない顔も綺麗にしまって。

  前を向いて君の後ろをついていくだろう。 ]*
   

(!101) 2017/06/11(Sun) 22時頃

【独】 落胤 明之進

/*
土鈴部の浴衣……かわいいですね?
俺今白一点じゃん

(-40) 2017/06/11(Sun) 22時頃

【独】 落胤 明之進

/*
みんなかわいいとうといすき

(-43) 2017/06/11(Sun) 22時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 君は、自分を強くない、といった。
  弱くもなく、強くもない。 普通の女の子。

  確かに、そうかもしれないね。
  道に迷ったら泣いてしまって、
  初めての都会にワクワクして、
  パンケーキに瞳をキラキラして、
  興味本位には嫌がっていた。

  浦美里町に生きる、普通の、女の子なんだよね。
  こんな、夢物語の主人公に、
  なりたくてなったわけじゃない。 ]
   

(!145) 2017/06/12(Mon) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


 ………かなわないなぁ
 そんな風に言われるなんて、

      俺の言葉を、まっすぐ受け取ってくれて
      ありがとう 水戸部さん。

[ 本当は、まだまだいっぱい、
  ごめんね、も ありがとう、 も言いたかった
  けど、ありがとうは 全部が終わってから。
  ごめんね は もう言わない。
  俺の机に置いた、誰にも見せない紙切れ
  その中に、閉じ込めてしまう事にしたんだ。 ]
   

(!146) 2017/06/12(Mon) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 時よ、止まれ。
  隕石なんか、落ちてこないように。
  そう、思う心もあった。

  止まったのなら、隕石が落ちてくる可能性は
  間違いなく0%になるんだから。
  けど、もし時が止まってしまったら、
  俺たちが花火をすることもなくなってしまうから。

  時よ、進め。 すすめ。
  流れ落ちる、隕石よりも早く。
  浦美里町のみんなが、助かるように。

  綻んだ花の蕾が、
  これから先も、咲き続くように。 ]*
   

(!147) 2017/06/12(Mon) 01時半頃

【念】 落胤 明之進

─ 浦美里町 ─

[ 百聞は一見に如かず たっけ?
  ネットで、写真でみたものよりも、
  広がる景色は凄絶で、壮絶で、

   なにも、無かった。

  叫ぶ君の声を、星の瞬く空が飲み込んでいく。
  俺は、叫ばれる名前たちが誰かしらない。
  でも、その人たちも、
  3年前に確かにここに生きていて、
  その人の時を、歩んでいるんだ。

  そして今、きっと
  水戸部さんになった、土鈴さんが、
  彼らを助けようと、走り回っているはずだ。 ]
   

(!148) 2017/06/12(Mon) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 結局、俺はなにもできない?
  いいや、まだ何も、してないだけなんだ。
  来ただけで、満足するな、
  腹から声だせよ、体育会系だろうが。

   俺は、大きく、大きく息を吸う。

  荒れた大地に立つ自分は、ひどく小さく思えて
  実際、俺はあまりにも無力で。
  もっと、もっと、
  人を助けることができる、強さが欲しい。 

   目頭が、熱くなる。
   星よりも先に、雫が滑り落ちた。 ]
   

(!149) 2017/06/12(Mon) 01時半頃

【人】 落胤 明之進



   ……───浦美里町、頑張れッ!!!!

   

(174) 2017/06/12(Mon) 01時半頃

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