10 蒼い空の、明日へ
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―― 回想・路地 ――
…
[>>3:26 無邪気に笑う少年を見つめる老人。 瞳は細く、口許にはやや笑みを浮かべているが。 胸中は誰にも伝わぬ、淡色で塗りつぶされている。]
ああ。 だいじょうぶ。 ……だいじょうぶじゃよ。
[綺麗事に重ねるは、綺麗事。 汚水に塗れた言葉は取り返しの付かない穢れを纏い 少年へと優しい声色で向かう。]
(6) 2010/05/22(Sat) 04時頃
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さぁ。 いい子じゃから、じーじの御願い。 ……聴いて呉れるの?
[少年へは願いを伝え、 やがて去って行くであろう背を見送る形になる。 残るのは老人と、震える女 >>3:32]
…
[見据え、沈黙を生む。]
(7) 2010/05/22(Sat) 04時頃
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[なんで、と零れても答えは紡がない。 只、見据えるだけだった。 やがて、女は雨の中を走り去る >>3:33]
望みは、の。 誰もが笑って迎えられるとは限らん。 ……特に、此の街では、の。
[続く、独白。]
(8) 2010/05/22(Sat) 04時半頃
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それでも欲さんとするならば、 人は時として、鬼にならねばならん。
[ゆら、と軒下から雨の地へ歩み出る]
もう、引き返せんよ。 ……お前も、そして、ワシも。 只、未来へ手を伸ばすしか、ないんじゃ。
[恐らくは触れる前に刻限が来てしまう、皺の手。]
すまぬ、の。 ……若いモンに背負わせてしまうのは ちと、酷かも、しれんの。
[自嘲めいた笑み]
(9) 2010/05/22(Sat) 04時半頃
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―― 現在・集団墓地 ――
…
[老人は雨に打たれるまま 覚束ない足取りで街の隅にある墓地へと訪れた。 人の気配は無く、在るのは無数の墓標。 墓標、と言っても只の棒切れが地から伸びているだけ。 どれが誰のものかなどほとんど解らない。]
久方ぶり、じゃの。
[しかし幾つかは、文字らしきものが残っているものもある。 その内の一つに、老人は言葉を向けた。]
(12) 2010/05/22(Sat) 05時頃
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[声を掛けた相手は此処には眠って居ない。 此の街で死を迎える者などほとんどはそんなものだった。 綺麗な身体で死ねるならどれほど、幸せか。 老人は回顧するように瞳を閉じる。]
神など、信じては居らぬ。 そんな物が居るのなら、とうに空は開いておろう?
[その場にがくりと膝をついた。 まるで、全身の力が抜け、くずれおちるように。]
(13) 2010/05/22(Sat) 05時頃
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じゃが、な。 祈りたいんじゃ。
[汚水に塗れた地へ緩やかに額をつけた。 ぴちゃりと跳ねた水音に、皺の手は泥に塗れ。]
ワシの未来では無い、 望みを持った、未来の為に。
同じ未来を夢見た、お前に。
[かつての朋友はどんな顔をするのだろうか。 夢半ばで死を恐れ、裏切り、見殺しにした朋友は。]
(15) 2010/05/22(Sat) 05時頃
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頼む―――。
[声は雨音に混じり溶けていく。 己の身体も省みず、老人は雨に打たれ祈りを*捧げ続く*。]
(16) 2010/05/22(Sat) 05時頃
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―― 集合墓地 ――
…
[どれ程雨に打たれていたろうか。 浮き沈みする意識に、老体がふらりと揺れた。 漸く、地から顔を上げると]
最後じゃ。 少しで、好い。 力を、貸して呉れ。
[朋友の碑へと言い捨て、ふら、ふらり、と立ち上がった。 今にも倒れてしまいそうな老体は亡霊のように歩き出す]
(30) 2010/05/23(Sun) 01時半頃
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[怯えていたペラジーの顔が脳裏を過ぎる。 取り返しの付かない、罪。 されどもう賽は投げられている。]
すまん。 ……ほんに、すまんの。
[幾度、胸中で繰り返したか解らぬ謝罪。 一身に希望を背負わせてしまった罪悪感。]
どうか。 ……どうか、上手く行ってお呉れ…
[呟く言葉は、雨音に掻き消える。]
(*1) 2010/05/23(Sun) 02時頃
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―― 診療所前 ――
せんせぇ
[幾許かの時を経て。 こつこつ、と扉を叩く音がする。]
せんせぇ、居るか、の
[汚水塗れの老体が震える声を絞り出した。]
(32) 2010/05/23(Sun) 02時頃
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