96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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[死をどう思っていたかなど。
どう語ったって、全ては、過去の言葉なのだから。]
……死の、何が怖い?
[問う。
ただ、静かに、問う。]
……死の、何が嫌だ?
[足は自然と、止まる。]
(0) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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/* わ、割れた
(-0) 2013/09/25(Wed) 01時頃
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言ったろ、処置が不味かったって。 戦場から逃げ出して、次の町に辿りついたと思ったら手遅れだって。 だから、無理矢理の延命治療。
歩けるくらいには回復したけど、……今思えば、回復って程でもねーよな、……長生きはできてねェんだし。
[足を止めた彼女から目は逸らさない。 灯りの灯された町。
闇を振り払うには、及ばないが。 それでも確かに、その掌が震えているのはわかる。]
………望むのは、お前さんの勝手だろう。 歌うも歌わないも自由、……ってのと同じだろうな。
(2) 2013/09/25(Wed) 02時頃
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けど、……どうしたって手に入れられないものを望んで、望んで、 ……最期まで望んだまま、死ぬっていうのは。
[寄せた眉も。 閉じた瞳も。 彼女には見えないから。]
……悪いが、あんまりお勧めはできねェな。
[薄く開いた瞳。 見下ろすのは、自分の掌。
彼女が握った、掌。]
……あと「死んでほしくないから死ぬな」って。
死にそうな奴の前で、口にしてやるなよ。 ……全員が全員、死にたくて死ぬわけじゃねェんだし。
(3) 2013/09/25(Wed) 02時頃
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……それができないから、お前さんは此処に来たんだろう。
一緒に居たい人間と、共に居られないから。 変わって欲しくないものが、どんどん変質してしまうから。 ……避けられないってわかってるから、この町に来たんじゃねェの。
[ざり、と、軍靴が地面を踏み締める音。 揃わぬ足音が、その傍に立つ。 変わらぬ声音のまま、変わらぬ表情のまま。 少しだけ、身を屈めて。]
……話すくらいなら、いくらでも付き合ってやる。 多少の事でいいなら、手伝ってもやれる。 俺にはできない事があっても、他の奴なら頼めるかもしれない事がある。
……俺には、お前さんの身体の事情はわからないが。 それでも、……相当に、ガタが来てるって、俺でもわかんの。
だったら動けなくなる前に、やりたい事、きちんとやっちまいな。
(8) 2013/09/25(Wed) 02時半頃
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[そしてまた、離れて。 緩やかに、歩きだす。]
……何かを悔いながら逝くのは、……俺は、勧めない。
[数歩離れたところで彼女を待つ。
夜も、だんだんと深けてきた。 こんな時間に健常でない人間が二人でいても、襲われる心配など皆無だった。 そんなこの町が少しだけ、誇りだった。]
(9) 2013/09/25(Wed) 02時半頃
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[告げられる頼みごと。 一つ一つに頷くが、頷きはきっと彼女には届かない。
言葉一つなく、それでも全ての言葉を覚えて。 述べられた手>>13を、そっと取る。]
早く、帰ろう。
[取った手を、軽く握り。 進行方向へと、導く様に。]
……色んな事って程、俺も旅はしてねーんだけどな。 いくつか周ってはいるが、……そう、長く滞在したわけでもないし。
[歩きながら、言葉を紡ぐ。 返事がなくても、続けていく。]
(17) 2013/09/25(Wed) 23時頃
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[記憶の遠く、訪問した町や村の事。
水に浮かぶ朽ちかけた町。 三日ほど、森で迷った後に辿りついた町。
一つ一つの話は短く。 残り僅かの距離で、いくつの話ができただろうか。
彼女の家の前、足を止めて。]
………、点検は、明日、……明るくなったら来るから。 それまで、手袋破かずに待ってな。
[手を、離した。]
(18) 2013/09/25(Wed) 23時頃
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[手が、離れる。 手袋越しでもわかる、冷たく硬い、人間の掌とは明らかに違う感触。
彼女に、自分の温度は伝わらない。 彼女の温度を、自分は感じられない。
時折見える、青く澄んだあの石へと、彼女も変わる。
彼女の見送りを受けながら、自宅へと戻る。 歪んだ家具の中、寝台が軋む音。
死ぬのが怖いと彼女は言う。
怖くはなかったが、ただ辛かったと。 そんな風に自らの体験を言ったら、彼女はどんな顔をするのだろう。 彼女の知らない世界の事を告げたら、どう思うのだろう。
打ち明けたところで、今が変わる筈は無いのに。
横たわり、目を閉じる。]
(27) 2013/09/25(Wed) 23時半頃
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― 翌朝 ―
[ずれた生活リズムは、簡単には戻らなかった。 朝日の昇り始めた頃、目が覚める。 長い間、眠れたのは、久しぶりだった。
起こすのはやはり、足の痛みなのだけれど。
習慣の様に包帯を巻き、立ち上がる。 家を出たまま、工房へ向かう。
木の匂いの立ち込める工房。 床に落ちた端材をいくつか拾えば、大きさを合わせていく。 切り落とした小さな端はそのままに、作業台に向かえば一つ一つを組み合わせて。]
………よし、
[片腕で、簡単に抱えられる大きさの、一つの箱。 きちりと合う様に作られた蓋を嵌めれば、立ち上がる。]
(34) 2013/09/26(Thu) 00時半頃
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[向かった先は納棺師の元。 昨日から連日仕事続きで申し訳ないとは思っているのだが。
戸を、叩く。
彼が顔を出せば、手にした箱を押しつけるだろう。 子供の頭よりも小さい、ちょっとした小物くらいしか入らないような箱。 ちょっとした装身具――眼鏡のような――くらいならば、入るだろうか。
彼が怪訝そうな顔をしても、無理矢理に押し付けた。]
……直ぐに要るから。 受け取っといて。
[――― 自分が彼に手渡すような品など、棺くらいしかない。]
(35) 2013/09/26(Thu) 00時半頃
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[ホレーショーの家に空の箱を届けた後。 一度、材木置き場に立ち寄ってから、自宅へ。 各種工具を鞄に詰め、肩から下げれば小脇に様々な材木を抱える。
明日―――今日、行くとは言ったが、時間を明確に決めていなかった。 起きるのは早すぎたくらいだが、そろそろ余所様の家にお邪魔しても怒られる時間ではないだろう。
一度自宅の方へ寄り、荷物を少し増やしてから町へ出る。
またひとつ、空気が沈んでいる。 この様子だと、もう一人や二人、引き摺りこんでしまえそうな気配がした。 眉を、寄せる。]
……はぁ、
[確かに死の町ではあるが。 殺す町ではないというのに。
道中、吐いた息もまた、重い空気の中に紛れて。]
(40) 2013/09/26(Thu) 01時頃
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[やがて、昨晩も訪れたパピヨンの家の前に辿りつけば、一度、材木などをその場に置いた。 別に置いておいても、誰かが取るわけでもない。
工具入れは肩から提げたまま、戸を叩く。
戸の向こうに耳を澄ませば、幽かに聞こえるのは生活音。 在宅らしいことに、ほっとした。
彼女の残り時間もまた、少ない。]
(43) 2013/09/26(Thu) 01時半頃
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[他にも危うそうな者はいた。 彼らは今満ち足りているのか。 必要ならば、何か手助けしてやらねばならないのではないか。
今この時ほど、身体が分裂すればいいのにと思った事は無い。]
(*1) 2013/09/26(Thu) 01時半頃
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[程無くして、返事は返ってくる。 戸の向こう、帽子を被らぬ彼女の顔。 帽子が他人の目を阻む為のものならば当然だ。 自分の家なのだから、隠す必要など、無い。]
……あぁ、えぇと、俺。……ヘクター。 修理とか、諸々……。
……俺ん家今、作業する場所無いんで。 上がって作業させて貰えると楽なんだが。
[事実である。 現に、未だに工房の前には、布をかけられた机が鎮座している。
一応、どんな損傷度合いでも対応できるよう、色々な材木を持ってきた。 道具も、同じく、様々な物を。
多少のささくれ程度なら、表面を鑢がけしてやれば何とかなりそうな気がしないでもないのだが、やはり、現物を見ない事には始まらない。]
(47) 2013/09/26(Thu) 02時頃
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[許可が下りれば、一度、軽く頭を下げた。 声にせねば伝わらないとわかっているものの、つい、行動で表そうとしてしまう。]
……お邪魔します、
[一声かけた後、義足の一歩を踏み出した。
散らかっているとは言われたが、自身の作業場に慣れてしまったせいか、あまりそんな印象は受けなかった。 恐らくは、クラリッサも片付けに来ているのだろう。 見えぬ彼女より、見える自分の家の方が汚れているとは何事か。
問題の机の方に向かう前に、彼女に一声かければその手を取る。 材木と共に持ってきた、もう一つの荷物を押し付けた。]
(55) 2013/09/26(Thu) 02時半頃
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……古い物だけど。 歩くのに慣れてねー頃、使ってた杖。
……もう俺には要らねェから、……暫く、貸すよ。 かなり古いから、捨てても良いけど。
[彼女の杖とは違い、歩くことを補助する為の道具。 長く使っていなかった上に、使わなくなってからかなりの月日が経っている。 作りは頑丈だが、見てくれはあまり、良くはない。
次いで工具を床に下ろせば、部屋を見回して。]
……で、机と扉とは、どれ?
[同時に、彼女が座れそうな椅子を見つければ、引き寄せて彼女の側に置いた。勝手に。]
(57) 2013/09/26(Thu) 02時半頃
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[───作業は、おそらくそこまで長くかからなさそうなものだっただろう。
ささくれ立ってはいるものの、机は四つ脚で立っている。 扉だって、枠が外れているわけでもない。
一応、ざっとした見積もり時間を伝えて。 もし外出などするのであれば、その間だけ自分も外へ行く、と付け加える。]
……もし、暇ってんなら、……気が向いた時に、何か歌ってくれよ。 音楽、あると捗りそうだし。
[重ねるように付け加えたそれは、仕事とは関係ない、個人的な頼み。**]
(58) 2013/09/26(Thu) 02時半頃
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元から古いもんだし、好きに使ってやってくれや。 次に使う奴もいねェだろうし。
[綺麗に使うという言葉に、僅かの苦笑混じり。 例え彼女が杖を折ってしまっても、元から折れていたのだと言い張れそうな。
彼女が椅子にかけたのを見れば、意図が伝わったとい事安堵した表情を浮かべる。 外に出ぬという言葉に、其れは簡単に曇ったが。]
……じゃあ、今日出歩かない分、歌ってくれよ。
[ただでさえ滅入った町で閉じこもっては、身体に悪いだろう。 けれど、それ以上に、彼女の身体も心配ではあり。
彼女の気を晴らす方法なんて、それくらいしか思いつかない。]
(69) 2013/09/26(Thu) 23時頃
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[だから、急に自分が歌っていた事を指摘されれば、僅か目を見開いたのだった。 聞こえていたのか、聞いていたのか、と、───驚きの表情は直ぐに崩れるが。]
……お前さんの歌に比べたら、俺のなんかクソみたいなもんだがな。 まぁ、たまに、……仕事中とか。
[そう、弁解するような口調は早口に。 逃げるように床に屈めば、工具を取り出した。]
(70) 2013/09/26(Thu) 23時頃
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……先に扉かね、閉じ込められたら困るだろ。
[早口のままそう告げれば、玄関の方に向かう。
と、告げる来客に足を止める。 訪れたクラリッサを迎える声に、彼女の仕事内容を改めて知る事になるか。
此方に気付いた様子に、軽く片手を上げる。 再び歩き出せば、台所に向かうクラリッサと、入れ違いになっただろう。]
(71) 2013/09/26(Thu) 23時頃
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何でも良いよ、……言ったろ、好きな歌なんてないんだって。 ……何か、お前さんの好きな曲、歌って。
[それは、酒場に行く時に頼んだように。 遠慮でも何でも無く、自分は音楽というものを知らないから。
自分が彼女に語って聞かせたように、彼女には自分へ、歌い聞かせて欲しいと。]
……メロディーしか知らねーしなぁ、 誰かに聞かせられるような曲でもねェよ。
[歌詞を覚えている曲が無いわけではないのだが。 とてもじゃないが、彼女に聞かせられるような内容ではない。
勿論、それはまだ少女とも呼べる、クラリッサも含めて。]
(79) 2013/09/27(Fri) 00時頃
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[問題の扉の前に立てば、数度開閉して、具合を調べる。
この家も、建てられてから随分経っている。 老朽化が進んでいても、おかしくない。 流石に家の建て替えまではできず。 隣町から大工を呼ぶか、あるいは技術を持つ者がやってくるのを待つか、だろう。
扉の金具部分を点検し、扉の枠のずれを正して。 作業の合間に、パピヨンとクラリッサのやりとりを聞きながら、それでも手を動かした。
気持ちはとても焦っているのに、嫌に指先は、冷静に動いた。]
(80) 2013/09/27(Fri) 00時頃
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……こっちが終わったらな。
[鼻歌など、他人に向けて歌うものでもないだろうに。
片手で数えて切れてしまうような、歌のレパートリー。 今更自分を良く見せたいとも思わないが、それでもやはり、選曲は慎重に行った方がいいだろう。
遠く、台所からは料理の気配。 聞こえるやりとりに耳を澄ませながら、最後の点検とドアを開閉した。
思ったよりも状態は悪くなかった。 とはいえ、古い建物には変わらない。ここもまた、近いうちに、誰も住めなくなるのだろう。
きっと、彼女の方が先に、旅立つのだろうが。]
……あれ、机使う?
[修理を頼まれていたもう一つは、台所のもの。 これから食事にするのであれば、あのささくれ立った状態ではいけないのではないだろうか。 工具を手に、再び台所へと戻った。]
(83) 2013/09/27(Fri) 00時半頃
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