70 ■ 【練習村】勢いで、RP、しよう
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− 自室 − [夢を見ていた。 去年の夢。
こんな酷い吹雪なのに、そいつは外に出ていって、多分、誰かがそれを追いかけた。
皆すぐ帰ってくると思ったんだ。 でも、外に出るのを止める事はできなかったし、それを誰かが追いかけてくれた事については、ほっとした人間もいただろう。 自分だけじゃない、皆で、殺したんだ。]
(16) 2013/02/07(Thu) 08時頃
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[夢から覚めて、ラディはゆっくりと上体を起こした。 猫は足元の方に丸まっている。
忘れてしまっていた夢は、もう思い出してしまった。
小さくため息をつく。 既に二人、殺してしまったのだ。 一年も前に。 でもそれは、自分一人のせいではなくて、全員で殺した。]
(17) 2013/02/07(Thu) 08時頃
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[報い、とムパムピスが言っていたのを思い出す。
報いなら、全員殺されればいい。
もしおまじないが効くのなら、元通りに戻るだけだ。]
…おまじない。
[そうだ。誰が選ばれたのだろう。 間違った人が選ばれていたら、どうなるのだろう。 そもそも、効果はあるのか?
猫を起こさないようにベッドから降りて、ケープを羽織り、教会の裏へ向かった。]
(18) 2013/02/07(Thu) 08時頃
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− 廊下 −
[廊下を歩いていると、エリアスとムパムピスが誰かを探しているようだった。 また、誰か殺されたのだろうか。 麻痺したように感じられた恐怖が、どっと噴き出す。
そうだ、死者は二人いる。 例え一人いなくなっても、あと一人は残るのだ。
誰が選ばれたのだろう。 一晩で全ては元に戻らない。正しい人が選ばれていなければ。 逃げ出すように、教会裏へと走る。]
(19) 2013/02/07(Thu) 08時頃
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− 教会裏 −
[そこに貼り付けてあった紙切れには、クラリッサが選ばれたという事、エリアスと自分が、選ばれそうになっていたという事が記されていた。]
…なんだ。
[自分が疑われた事は構わない。それなら、自分は去年、誰も殺していない事になるし、あまり、人から好かれる性格でもないと思うから。 レティーシャと、ハナと、ミッシェルと、ムパムピスに票が入っていない事にも、安堵する。 彼女達は、なんだかそういうものと縁遠くあって欲しかったから。 ロビンに票が入っているのは少し残念だけれど、一票だけなら、あみだか何かで決めたのかもしれない。
何よりも。]
クラリッサは、去年、死んだものね。
[小さく呟き、寮へと*戻っていった*]
(20) 2013/02/07(Thu) 08時半頃
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− 回想・玄関 −
[寮に戻ると、倒れたエリアスをムパムピスが背負った所だった。>>22 エリアスの蒼白な顔と、服や手に付いた血に、ひっ、と息を呑む。]
エリアス、どうかしたの?
[エリアスが血を吐いた事と、ロビーに運ぶつもりだという話を聞く。 どうしたらいいのか分からなくて、とりあえずロビーまで付いて行き、エリアスを寝かせる前にソファーのクッションを片付ける。
ムパムピスは上にかけるものを取りに行った。自分はどうしよう。 何をしたらいいんだろう。
しばらくおろおろとしていたが、ふと気が付く。そうだ、湯たんぽがあったはずだ。]
(28) 2013/02/07(Thu) 21時半頃
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[湯たんぽを用意してしまう頃には、、ロビーのエリアスには毛布や布団がかけられていた。タオルにくるんだ湯たんぽを側に置き、湯を沸かしている間に用意した、血を拭くための乾いたタオルを何枚かと、水が入った洗面器と、入っていない洗面器をソファの側に置く。
ふと、嘔吐ではないのだから、空の洗面器は何か違うかな、と思ったが、片付ける必要も感じなくて、そのままにしておく。
よほど疲れていたらしく、ムパムピスはソファに座って眠ってしまっている。]
ムパは、頑張りすぎだよ…。
[誰にともなく呟く。 ムパムピスだけじゃない。ミッシェルも相当の負担がかかっているはずだ。 どうしてそんなに、進んで人の嫌がる事をしようとするのだろう。
ムパムピスに何かかけてやりたかったが、彼の部屋に勝手に入って毛布を取ってくるのも失礼な気がしたし、自分の部屋の毛布も、体臭がついていたら困る。 少し迷って、脱ぎ忘れていた自分のケープをかけた。]
(30) 2013/02/07(Thu) 21時半頃
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喋っちゃ駄目だよエリアス…。
[吐いた血を拭おうと、タオルを手にして、ふと、そんなに心配なら、やるかい?とレティーシャの方を見た。 多分、自分よりも心配しているだろうから。]
(36) 2013/02/07(Thu) 22時半頃
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クラリッサは死んだよ。
[ロビンの問い>>42に、まだ寝てるよ、と言うような温度で返す。]
去年にね。
(45) 2013/02/07(Thu) 22時半頃
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クラリッサは、去年、死んだよ。
[もう一度言う。 今のエリアスにこんな話をしていいのだろうか、と思わなくもなかったが、言ってしまったものは仕方がない。]
吹雪の、不安な夜の夢を、ずっと何度もくり返し見ていたんだ。 朝になると忘れてしまっていたれけど、今朝は忘れなかった。
吹雪の中、出て行ったのはクラリッサだよ。
(55) 2013/02/07(Thu) 23時頃
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幽霊はもう一人いる。殺したのがクラリッサかは分からない。 でも、去年死んだ人間が昨日までいたから、こんな事になってるんだろう?
あたしの話す事はもうないよ。セレスト。
[そう言って、セレストを促す。]
(57) 2013/02/07(Thu) 23時頃
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そう思うなら、次はあたしに投票したらいいさ。
[エリアスの言葉>>56に、静かに答える。]
二度殺した事と、忘れた事、どっちの罪が重いと思う?
[そういう場面でないとは思うけど、真面目な雰囲気にしたくなくて、少しだけ笑いながら。]
(60) 2013/02/07(Thu) 23時頃
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[ムパムピスの否定に、笑って何か返そうとして、セレストの言葉にそのまま固まる。
ハナ。
あんなに小さい子が。]
(67) 2013/02/07(Thu) 23時半頃
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[ラディはしばらく黙っていたが、あはは、と笑った。]
次も当てなきゃ、また誰かが死ぬね。 そら、真面目に考えな。
迷ったらあたしに入れたらいい。 マイケルを可愛がってくれるなら、あたしは化けて出たりしやしないからさ。
[ねぇ、マイケル、呼びかけて、暖炉の側でまどろんでいた猫を、少し強引に抱き上げて、ラディはロビーを出た。]
(80) 2013/02/08(Fri) 00時頃
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あっははははは。
[ムパムピスの声音に、じわ、と涙腺が緩むのを感じたが、軽い笑い声で誤魔化して厨房の方へ向かう。
自室に帰るなら、ムパムピスやエリアスと同じ方向になってしまう。
それは嫌だ、と思った。]
(84) 2013/02/08(Fri) 00時半頃
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ラディスラヴァは、厨房に行き、目立たないよう、端にある石窯の陰に*座り込んだ。*
2013/02/08(Fri) 03時半頃
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― 厨房 ―
[厨房に着くと、そのまままっすぐ端にある石窯の陰に行き、そこに座り込む。 そんなに人が来るような場所でもないけど、出来るだけ、目立たないように。]
……っ
[一人になると、我慢していた感情が、瞳から溢れてくる。 ぎゅっ、と猫を抱く。 自分勝手に抱きしめたものだから、逃げてしまうかもしれないと思ったけれど、にゃあん、と鳴いただけで、猫は大人しくしていた。]
駄目だね、あたしは…。
[感情の波をコントロール出来ない。 最初から、今日みたいに挑発的な態度をしていれば、クラリッサの代わりに自分がいなくなったかもしれない。 あるいは、今日も昨日みたいに、ただ泣いて拒絶し続ければ、嫌な事全部を認めずに済んだ。 ロビンの言うように、物事に全て正解があって、正解だけを選べたらどんなにいい事だろう。]
(147) 2013/02/08(Fri) 13時半頃
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ねぇ、マイケル。 全部が嫌なんだよ。マイケル。 本当に、もう、いなくなってしまいたい…。
[自分がいなくなれば、もう、怖い事も、疑う事も、疑われる事もしなくていい。 いっそ、吹雪の中出て行こうか、それじゃなくても、他にも方法はある。厨房には刃物が置いてある。
いや、駄目だ。死ぬのなら、罰を受けるか、選ばれるかでなくてはならない。 そうじゃないと、無意味に皆を混乱させるだけだ。]
でもね、マイケル。 クラリッサの事は、思い出せて良かったよ。 自分達で殺したのに、死んだ事を忘れるなんて、酷いもんね。
[ハンカチを口元に当てながら、嗚咽をこらえて言う。]
(148) 2013/02/08(Fri) 13時半頃
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[そうだ、クラリッサ。 セレストの言葉>>59を思い出す。 票を託したのは、生きている人を殺すよりも、自分を思い出して欲しかったからじゃないのだろうか。 復讐や罰という言葉よりも、思い出して欲しいとか、寂しいから連れて行くとか、そういう話ならクラリッサに似合っている気がした。
いや、ただそう思いたいだけなのだろう。本当の所は、聞いてみないと分からない。]
…聞いてみても、分かるかなぁ?
[相手はクラリッサだ。よく分からない返答が帰ってくるかもしれない。 ラディは嗚咽と笑いが混じった泣き笑いをしながら、膝を抱えた]
(149) 2013/02/08(Fri) 13時半頃
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[ムパムピスに声をかけられて、びくり、と肩を震わせる。 顔が見えないように、壁の方を向いて、前髪を少し整える。]
ちょっと、一人になりたかっただけだよ。
(152) 2013/02/08(Fri) 13時半頃
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[本当は、こんな時に誰かに側にいられるのは困る。 みっともない所を見せてしまうし、落ち着いてからじゃないと、何を言うか分からない。
でも、嫌だ、とは言いたくなかった。]
好きにしなよ。 でも、その大きなお尻が汚れちゃうよ。
[冷静さを取り戻そうと、できるだけ、いつもと同じ様に。]
(155) 2013/02/08(Fri) 13時半頃
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別に…
泣いて、ないし…
[嘘にもなっていない。 でも、泣いていないという事にした方が、自分にとっても、多分、ムパムピスにとっても都合がいいように思える。
膝に顔を埋めたムパムピスは、ひどく傷ついているように、疲れているように見えて、その背を撫でようとして、迷ってから、手を引っ込める。]
(158) 2013/02/08(Fri) 14時頃
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え?
[ムパムピスの言葉に、動きが止まる。]
(159) 2013/02/08(Fri) 14時頃
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やめてよ。 それで、良かったんだよ。
あたしは今すぐ消えてしまいたいし、…あんたに、死なれるのは嫌だよ。
(-89) 2013/02/08(Fri) 14時頃
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[今度は躊躇せずに、ムパムピスの背を撫でる。]
誰だって死にたくないさ。 謝る事じゃないし、その事は黙ってていいよ。
あんただけは憶えてて、そう言ってくれたって思えば、そう悪い気はしないしね。
[猫が同意するように、にゃあん、と鳴いた。 少しだけ久しぶりに、ちゃんと笑えた気がする。]
(-93) 2013/02/08(Fri) 14時頃
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[ムパムピスの言葉に、ぽたり、ぽたりと涙が溢れる。 また、泣いてしまう。泣きたくなんてないのに。]
ムパの方が、駄目だよ…!
[自分は今、ぐしゃぐしゃの酷い顔をしているだろう。]
やだ、ムパ。死なないで。 あたしもムパの名前は絶対書かない。 皆にも書いて欲しくない。 お願い、死なないで。
(-96) 2013/02/08(Fri) 14時頃
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せっかくいい雰囲気だったのにねぇ。
[セレストに冗談めかして言う。 立ち去るムパムピスの背中を、少し心細そうに見つめた。]
(168) 2013/02/08(Fri) 14時半頃
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あはは、別にあたしは聞かれててもいいよ。 でも、あんまり盗みはしない方がいいね。
[立ち上がって、スカートの埃を軽く払う。]
(169) 2013/02/08(Fri) 14時半頃
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ラディスラヴァは、壁の方を向いて、ハンカチで顔を少し拭った。
2013/02/08(Fri) 14時半頃
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あっはは、それは言われて無いねぇ。言われたら吹き出しちまいそうだ。ああ、でも、ミッシェルやレティーシャ相手ならキマるかもしれないね。
[セレストの当てずっぽうな口説き文句に笑う。 いつものように、冗談を言ってくれる事や、顔を背けてくれた事がありがたかった。 案外優しいのだ、セレストは。]
…今のところは、そうだね。 でも、あたしは、嫌な事を無かった事にしたがる癖があるから…。 多分、心の準備が出来たら、もう少し思い出せそうな気がする。
(171) 2013/02/08(Fri) 14時半頃
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あはは、そりゃいい、今度レティーシャに言うように頼んでみようよ。
[レティーシャはそんな言葉でも顔を真赤にしてしまうだろう。セレストも同じ事を想像したのかもしれない。 セレストの言葉に、ふざけた笑いを引っ込める。]
ねぇ、セレスト。思ったんだけどさ。 死んだ二人も、死んだ事を忘れちゃってたんじゃないのかな。
だから、あんなにいつも通りだったんじゃ、ないのかな。
[そうあって欲しいという、ただの願望だけれど。]
でも、去年と同じ吹雪が来て、思い出しちゃったんじゃないのかな。 それで、死んでいる事が悲しくて、忘れられてる事が悲しくて…。 思い出して欲しかったから、クラリッサは自分で投票しなかったし、寂しかったから、皆を連れていったんじゃ、ないのかな。
[あたしの勝手な希望だけどね、と付け加える。]
うん…。思い出したら、言うよ。 思い出せるようにも、頑張ってみる。
(173) 2013/02/08(Fri) 15時頃
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それは…、そうだったかも、しれないね。
[自分がいなければ、というセレストの言葉に、否定の言葉が思いつかない。]
でも、去年あった事は変わらないよ。 悪くない奴なんていないし、悪気があった奴もいない。 そうだろ?
[もしかしたら、死んだ二人でさえそうかもしれない。]
うん。話せてよかったよ。 また、夜に。
(175) 2013/02/08(Fri) 15時頃
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