人狼議事


218 あした、ぼくはきみになる

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【念】 落胤 明之進


[ 次の日、目が覚めた俺は。
  共に食卓を囲む、父さんたちに聞いたんだ。 ]

   浦美里町って、どんな町?
   随分と田舎らしいけど

                [ ってさ。 ]

[ そしたら、何だろうね。
  父さんたちは、目を丸くしていたよ。

 『 お前、ニュースとかあまり見ないからな。 』
       『W浦美里町Wはね……─── 』

  少しだけ、ワクワクしながら、話を聞いていた。
  聞こうと、していたんだ。   なのに……。 ]
   

(!10) 2017/06/08(Thu) 11時頃

【念】 落胤 明之進


 ───…… は ?
 なに、それ   何かの冗談?

[ 口元が引きつる。
  親からしてみたら、なに言ってんだって、
  知らない町のことだろうって、思うかもね。

  でも、でもさぁ
  浦美里町の みとべ しょうこ 。
  父さんたちの話が本当なら、3年前に
  彼女は 死んでいるっていうこと?

  入れ替わりだけじゃなくて、
  タイムスリップまで、していたってこと?
  ぐるぐる、頭がいっぱいになってくる。

  じっとなんか、していられなくて、
  弁当と鞄だけをひっつかんで、家を飛び出した。 ]
   

(!11) 2017/06/08(Thu) 11時頃

【念】 落胤 明之進


[ 身だしなみ……?
  そんなの、気にしてられないよ。 ]
   

(!12) 2017/06/08(Thu) 11時頃

【念】 落胤 明之進


[ 今日の朝練は、自主的なお休み。
  高い高いビル群の中を
  キラキラとした店の前を。

  昨日、君と歩いた街を。
  俺は、1人で歩く

  あんなに、楽しい街だったのに。
  今日は、味気なく 無機質で、
  ちっとも、すごい街に見えなかったんだ。

  教室に着いたのは、チャイムが鳴る
  ほんの少し前。
  焦るわけでもなく、髪を整えるわけでもなく。
  ネクタイだって、ぶらぶらしてはいないけど、
  少しだけ曲がったまま。
  ぼんやり と、席に着く。 ]
   

(!13) 2017/06/08(Thu) 11時頃

【念】 落胤 明之進


[ 3年前の隕石。
  浦美里町 港付近。甚大な被害

  生存者は、 殆どいなかったらしい。

  今だけは、思ったよ。
  その事実も、全部全部ひっくるめて。
  彼女に会ったことも、全部。 夢だったらって。

  ぐしゃり 落ち着かない気持ちが、
  髪を乱す手に、現れる。 ]**
   

(!14) 2017/06/08(Thu) 11時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2017/06/08(Thu) 11時頃


【念】 落胤 明之進


[ 一限目、生物
  この先生のあだ名はピーマンコロッケ。
  雑談が多い割には、授業を聞かないと怒る。
  いつもいつもって、俺そんなに寝てないし。
         この授業では……だけど。

  後ろの席から、もし、浦美里の単語が聞こえたら。

   ───…… ガタンッ!!

  思わず体に力がこもって、
  イスが大きな音を立ててしまうだろう。

  「 どうかしたのか? 」って聞かれても
  本当のことなんて言えるわけ、ないんだから。 ]
   

(!32) 2017/06/08(Thu) 22時頃

【念】 落胤 明之進


   なにも ありません……。

[ そう歯切れ悪く答えるだけ。
  寝ぼけてたのかって、
  ピーマンコロッケの奴笑ってた。

  否定するのも、話を切り替えることもできなくて。
  先生が話を始めるなら、
  机に置いた腕へ頭を伏せたまま、
  もう一度、浦美里町の事を聞くはめになった。 ]**
   

(!33) 2017/06/08(Thu) 22時頃

【念】 落胤 明之進


[ 結局俺の騒音は、
  寝ぼけてた間抜けな音って事で片付いた。
  その後は、何事もなかったように
  浦美里町の崩壊が、俺の耳の右から左へ。

  固く握りしめた手が、 ジンジンと痛くて
  夢じゃあないんだなって。悲しくなった。

  プリントを配る時、
  ひっそり聞こえた、君の声>>!46
  それを聞いた時の俺の顔ったら、
  きっと情けない事になってたよね。

  そんな君の声に、俺は小さく返すんだ。 ]
   

(!49) 2017/06/09(Fri) 00時頃

【秘】 落胤 明之進 → 孤高天使連合 ナナオ


   そんなの、言ってどうするんだよ……
   

(-15) 2017/06/09(Fri) 00時頃

【念】 落胤 明之進


[ 音にしたのは、たったそれだけ。
  すぐに前に向き直って、
  こっそりノートに文字を書く。

  書き終えたら、それを破って、
  先生が黒板に向いている隙に、後ろへ渡す。 ]
   

(!50) 2017/06/09(Fri) 00時頃

【秘】 落胤 明之進 → 孤高天使連合 ナナオ

[   「 もうすぐ隕石が落ちて、死ぬよ。」

  なんて、言えるはずないだろ。
  信じるかもわからないし、信じたとして、
  あの子が、悩んで、思いつめるかもしれない。

  友達とか、大事な人。
  きっと町にいるんだから。

                        ]
   

(-16) 2017/06/09(Fri) 00時頃

【独】 落胤 明之進


[ それならいっそ、なにも知らずに        ]
   

(-17) 2017/06/09(Fri) 00時頃

【念】 落胤 明之進


[ ちぎって渡した紙切れ。
  一番最後は、消しゴムをかけて少しよれてしまった。
  少しだけ後ろを向いて、

  『 あとで、はなそう 』って 短く告げた。 ]**
   

(!51) 2017/06/09(Fri) 00時頃

【念】 落胤 明之進


[ 二限目終わりの休み時間。
  意味のわからない数字の羅列から解放された。
  入部さんに教えてもらってるっていうのに、
  頭はちっとも数字を受け入れてくれないみたい。

  俺が後ろを向くより早く、
  つん 、と背を突かれれば>>!56
  どうやら気持ちは同じみたい…かな?

  席を立って、3年の教室へ向かおうとすれば
  俺の視界に、背の高い男が映り込む。 ]

  えっと、土鈴さん……───
         ( 今日は、迷わなかった? )
   

(!62) 2017/06/09(Fri) 10時頃

【念】 落胤 明之進


[ 尋ねようとした言葉は、喉の奥へ引っ込む。
  『 昨日のこと 』って、君は言った。

  いいや、君と同じ見た目をしていたけれど、
  その声は、顔とマッチした、
  クールフェイスによく似合う喋り方。

  頑張って土鈴さんのフリをしているのかな、
  何て、思えなかったんだよね。
  だって、演技とか下手そうでしょ、水戸部さん。
  だから、なるべく自然に見えるように、
  そっと髪を整える。
 (第一印象には、手遅れだろうけどね。) ]
   

(!63) 2017/06/09(Fri) 10時頃

【念】 落胤 明之進


 初めまして、土鈴さん…───  ですよね?
 昨日は、楽しかったですね。

[ って、笑って答えるんだ。
  初めまして、なのに 昨日って、
  ずいぶんちぐはぐな会話だよね。

  でも。これでいいと思ったんだ。
  これくらいちぐはぐなほうが、
  非現実の関係者だって気付きやすいと思ったから。]**
   

(!64) 2017/06/09(Fri) 10時頃

【念】 落胤 明之進

─ 2年 教室→ ─

[ 入部さんと、七尾の視線につられるように、
  俺も土鈴さんの持つ紙へ視線を移した。
  そこに広がるのは、モノクロの風景。

  人も車も多くない、
  空気はきれいで、
  電光板は光っていない。
  自然がたくさんで、素敵な
  彼女が暮らしていた、彼女の、最期の… ]

 ( 見せないでよ、そんなの )
 ( 知りたくなかったのに )

[ ぎゅっと唇を噛み締めて、俯いた。
  何を言ったらいいかわからなくて、
  促されるままに移動して、
  七尾の声を聞いていた。 ]
   

(!107) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


 『  ──── 浦美里町は、壊滅しました。  』

[ その声に、ようやく俺は顔を上げる。
  視線を送られたら、大丈夫、の代わりに、
  へらり 、と笑みを浮かべたんだ。

  こんな時って、どんな顔したらよかったのかな。

  女の子にこんな辛いこと言わせて
  すごくカッコ悪い奴だってことは、
  痛いほどにわかったよ。]
   

(!108) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 一歩一歩、震える声と共に近く、
  『 土鈴 流 』を見て、思うのは。

  君って、案外熱い人なんだねって、
  場違いな感想。
  言ったら、殴られるかなって、
  考える頭は、どこか他人事で。

  でもね、土鈴さんが声を震わせて、荒げたことに
  俺はどこか安心したよ。

  君のその言葉が、その記憶が。
  あの日出会った彼女が、
  確かに生きてたんだって、思えるから。]
   

(!109) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 七尾と土鈴さんの話を聞くに、
  彼のいた浦美里町は3年前。
  隕石が落ちてきたのも3年前。

  つまり、俺たちの今生きる世界と、
  3年前の浦美里町が、平行線で進んでいる
  ということなのかも知れない。 ]

            [ ───…… でもさ ]

 3年前の事だからって、
 俺たちに何かできるの ……?

 また、彼女に会える確信もない、
 もし会えたとして、あの子に言うの?
   

(!110) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


   君たちの町は、これから隕石が落ちて
   生存者もほぼいない状態で、壊滅する って

 もし、あの子がそれを信じたとして、
 また、土鈴さんが向こうの世界に行けたとして、

 そんなこと言って、誰が信じるの?
 もし、もしも あの子や土鈴さんが、
 何も変えられないとしたら?

 その時、あの子は。
 絶望だけを持って、壊滅を待つの?
 そりゃ、彼女が生き残れることに繋がるかも知れない
   

(!111) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


 でも、でもさぁ …───

[ つらつらと、うじうじと、
  不確定要素ばかりを並べ、最悪の場合だけを考え。
  情けないし、カッコ悪いし、
  あの時のあの子みたいに、涙まで滲んできた。 ]

 そんな、辛い現実だけ知ることになるのなら、

  いっそ、何も知らないまま、終わった方が、
  幸せかも知れないよ……?

[ 言っちゃった。 最低なこと。
  みんな怒るかな?
  俺のこと、軽蔑するかもしれないね。

  自分で言ったことなのに、
  俺は、それが怖くて 怖くて。
  誰の答えも聞かないまま、教室へ走る。 ]

(!112) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


  『 気分悪いから、帰ります。 』

[ 次の教科の先生にそれだけ伝えて。
  俺は教室のからも飛び出した。

  怖かったんだ。
  いつもは、楽しかったはずの、
  前と後ろの席の、関係が。
  カッコ悪い、最低な俺を見られることが。 ]
   

(!113) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 学校を飛び出した帰宅道。

  やけに煩く聞こえる、
  人々の喧騒と、車のエンジン音。
  深呼吸した空気は、何だか不味く感じる。
  ちかちかと目に痛い、電光板。

  全部、ぜんぶぜんぶ。
  君と出会わなかったら、意識しなかった。
  君があの時の、確かにここに生きていたから。
  あの時の、君を助けてしまったから。]

          [ 名前を 聞いてしまったから。 ]


 ( こんな特別、望んでなかったんだよ……! )

[ そう思っても、世界は何も変わらない。
  俺は、何もできない脇役のままなんだ。 ]

(!114) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


[ 溢れた水が、戻らないように。
  一度知ってしまった記憶は、消せない。

  全部忘れたら楽になれるのに、
  ニュースを気にも留めなかったあの日に戻れるのに

  君の笑顔が、泣き顔が。
  くるくると変わる声色が。
  握った手の感触が。

  みんなで食べた、パンケーキの味が。
  土鈴 流を通じて出会ってしまった、事実が。

  ただ一度の 非現実を、忘れさせてくれないんだよ。]
   

(!115) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進

─ 自宅 ─

[ あの後、まっすぐ家に帰った。
  早退してきた俺を、
  父さんや母さんは心配したけど。
  『 何でもない 』って笑って言えば、
  それ以上聞いてくることはなかったよ。

  そういえば、明日は花火だったよね。
  こんな最低な逃げ方をした俺と、
  七尾は花火に行ってくれるのかな? 

  自分勝手なカッコ悪い俺は、
  携帯を取り出して、メールを一通。 ]
   

(!116) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【秘】 落胤 明之進 → 孤高天使連合 ナナオ


   『   明日、待ってるね ごめん。   』
   

(-38) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【念】 落胤 明之進


独りだけで、待ちぼうけは…… やだなぁ 

[ 机に置いたままの日記張。
  昨日のページを びり 、っと破って
  ぐしゃ ぐしゃり。   ゴミ箱に捨てた。 ]
   

(!117) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

【人】 落胤 明之進

 月 日


 おれが、超能力の持ち主だったらよかったのに。

 

(181) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2017/06/10(Sat) 01時半頃


【独】 落胤 明之進

/*
すき………
土鈴さん 良い人だ。いいひとだ……

みんないいひとだ…ステキな街だ…

(-39) 2017/06/10(Sat) 01時半頃

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