169 きみがおとなになるまえに
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[なんでもやってみたがる年頃のパワーに、受話器は奪い取られた。 返してもらおうかとも考えたが、経験を増やすことも大事だ。]
ルームサービスをお願いします、って言ってくれ。
[それを聞いたゾーイが張り切って、元気よく受話器の向こうと話していた。]
(10) 2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
|
[食事も美味しいものだった。 備え付けのシャワーに入り、あとはもう寝るだけ、となったところで、名前を呼ばれる>>3:201。]
ああ、いたな。
[今までほとんど会うこともなかったこどもが、この街に来た途端二人も出会った。 ここは、本当に子供が多い。]
話?
[物珍しい願いを口にする少女に、一つ瞬きを送る。 そして、窓の外に視線を投げた。]
"タリン"って、知っているか。
[それは、かつて探した、そして今も捨てきれない理想郷の名前だった。]
(11) 2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
|
[そこは、恐らく自然に囲まれた、人の手が最小限しか入っていないところで、 そして恐らく、大人と子供がのんびりと暮らしている、そんなのところだ。
きっと、自分はずっとそこに行きたかった。 子供という資格をなくしても、薬を使ってもいいから、そこに行きたかった。]
(12) 2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
|
ある子の話だ。 そいつも親を知らなかった。 その代わりに、世話を焼いてくれる大人が居た。 その人が、タリンをその子に教えた。
[椅子に深く腰掛け、ぽつぽつと零すように、言葉を紡ぐ。]
その大人は、子供のままで居られる手術をその子に受けさせろと、偉い人に命令された。 だが、その大人は命令を嫌がった。
[代名詞がふんだんに使われた、ある子の話。 それは同時に、ある大人の話でもあった。]
(13) 2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
|
その大人は、その子供に荷物を持たせて、夜の暗闇の中に逃がした。 その子はひたすら走って、逃げた。
別れる最後に、その大人は、タリンに行けと言った。 タリンになら、と言った。
[ふう、と細く息を吐き出す。
荷物の中に手を突っ込んで、古びたナイフを取り出した。 素っ気ない木の鞘には、泥や手垢が染み付いていて、お世辞にも綺麗とは呼べないシロモノだ。 その柄には、小さく『スクード』と掘られている。]
(14) 2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
|
……この話を聞いた時、タリンを探してみようと思った。 そんな場所があるのか、そこは本当に安全なのか、穏やかなのか。 行って、自分の目で知りたいと思った。
今まで、一つの所にとどまらなかったのは、そこが"タリンではなかった"からだ。 お前は、
[そこで一旦言葉を切った。 そしてもう一度口を開く。]
ゾーイは、今まで行った街の中でずっと居たいところはあったか?
[そう尋ねた彼は、見た目の外見よりもずっと老成して見えたことだろう。**]
(15) 2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 04時半頃
|
[口許は緩やかな弧を描く。]
――いや、今もまだ探しているんじゃないかな。
[ひょい、と軽く肩をすくめる。 先程までの雰囲気は取り払われ、いっそ軽い口調で口を開いた。]
どこにあるかも分からない所だからなあ。 その子がタリンだと思った場所が、なんて事だったりするのかもな。
(50) 2015/09/19(Sat) 21時半頃
|
|
俺は、
[悩むように眉をひそめる。 言葉を探すように目を伏せ、呟く。]
行って、そこに留まりたい訳じゃなかった。 そんな場所があると、それがわかればよかったんだ。
[過去形の望みを吐き出した。 では、今は。 何を望んでいるのか。
しっかりと考えたことはなかったが、なんとなくはわかっていた。]
(53) 2015/09/19(Sat) 22時頃
|
|
そうか。 なら、ここはどうだ?
[子供が沢山いるここは、ゾーイにとってのタリンになり得るだろうか。 もしも、そうなら。]
ここが気に入ったんなら、留まりたいと思ったら、言ってくれ。
[それは、手を離すときが来た、ということなのだろう。]
(54) 2015/09/19(Sat) 22時頃
|
|
[少女を拾い上げた時の事を思う。 手を差しのべたのは自分で、その手をとったのは彼女だった。 それから今までずっと手を繋いで来たが、いつかは必ず離れるときが来る事も知っていた。]
お前がそれを望むなら。 大人になれる。 子供のままでいることも出来るが、それをすればもう二度と大人にはなれない。
[だからこそ、選択肢を与える。 いつか手が離れたときに、ゾーイが自分の意思で選べるように。]
(56) 2015/09/19(Sat) 22時頃
|
|
[知識のないものに、選択肢など有りはしないのだから。*] .
(57) 2015/09/19(Sat) 22時頃
|
|
[そうか。
タリンを知っている、と言うゾーイを見返す。 今まで過ぎてきた街か、それともここか。 キネーンであればいい、と思う。 ここには、オーレリアがいるから。 寂しくないだろう。
小さな手が、自分の方と頬に触れてきた。]
(92) 2015/09/20(Sun) 00時半頃
|
|
[唐突な暖かさに、一つ瞬きをする。 それでも、少女の目から視線を逸らせない。]
それが、お前の答えか。
[やっとの思いで、それだけを口にする。 知識を与えた、選択肢を示した。その上で、]
ここは、オーレリアが居るだろう。
[俺の手を離さないのか。]
(93) 2015/09/20(Sun) 00時半頃
|
|
[自分にとって、ゾーイを連れて行く理由。 あまり考えたことはなかった。 何も考えずに、手を差し伸べていた。
それはもしかしたら、幼い時に自分がして欲しかったことを、ゾーイに与えることで満足させていたのかもしれない。
そんな、もしかしたら自己満足から始まった二人旅を、いつの間にか楽しく感じているのも、紛れも無い事実だった。]
俺も、飽きないよ。
[頬を緩めて、そう告げた。 無駄に歳を重ねた大人の、最上級の賛美だった。]
(94) 2015/09/20(Sun) 00時半頃
|
|
お前が、お前で何が悪い。
[そのままのゾーイだから、楽しいと思うのに。 それを変えてしまうことに、なんのメリットもありはしないのに。]
(95) 2015/09/20(Sun) 00時半頃
|
|
[と、また唐突にゾーイの表情が切り替わる。 いつもの、悪戯をする直前のような笑み。
ぺちん、と自分の両頬が音を立てた。鈍い痛みがじんわりとやってくる。]
――はいはい。
[すくなくとも、ここを出て行く時も手をつなぐことになりそうだ。 遠慮無くもたれ掛かってくる少女の後頭部を、ポンポンと撫でた。*]
(96) 2015/09/20(Sun) 00時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 00時半頃
|
[この世界に生きる子供にしては珍しい、勝ち気な物言いに、頬が緩む。 自分の価値観だけが正しいとは思わないが、少なくともゾーイの語る生き方は、好みだった。]
ああ、寝ろ。 明日は、ショーを見るんだろ。
[ベッドに寝転がった少女に、シーツを掛ける。 そしてクシャリと頭を撫でた。]
おやすみ。
[そう言うと、また窓際の椅子に座り、夜の町並みを眺める。 満足するまでそれを続け、明かりを消して隣のベッドに入った。*]
(142) 2015/09/20(Sun) 18時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 18時半頃
|
――グハッ
(149) 2015/09/20(Sun) 22時頃
|
|
[肺から空気が全て出た、そんな最悪な朝だった。]
(150) 2015/09/20(Sun) 22時頃
|
|
── 朝:ホテル・エスペラル ──
ぞーーーーいーーーーー
[片頬を引きつらせながら、起き上がろうと両腕と腹筋に力を込めて、
あえなくベッドへと帰った。 腹筋が、筋肉痛だった。 天井をぼんやりと見上げる彼の目は、どこか虚ろだっただろう。]
(151) 2015/09/20(Sun) 22時頃
|
|
――キネーン・シアター――
[筋肉痛と、朝の事件に軋む身体を動かし、ステージにたどり着く。 フロントから渡されたチケットを二枚、受付に渡せばすんなりと通してくれた。]
すごい人だな。
[熱気が渦巻く客席を、自分たちの席を目指して縫うように進む。 逸れることがないように、少女の手を握りしめながら。*]
(152) 2015/09/20(Sun) 22時頃
|
|
[手を引きながらたどり着いた席は、随分と見晴らしの良いもので。 ますます、レオナルドの正体が謎に包まれた。
が、今はそれは置いておいていい。
ブザーが鳴って、客席の照明が落ちた。
スポットライトの中央に、一人の少女が圧倒的な存在感を伴って佇む。
そして、ショーが始まった。]
(169) 2015/09/20(Sun) 23時頃
|
|
[はあ、と感嘆の息をそっと漏らす。 きっと、あの子は養殖の子だ。
でも、いやだからこそなのかもしれない。 純粋で無垢な声は、シアター中を魅了していた。*]
(170) 2015/09/20(Sun) 23時頃
|
|
[終わらない舞台はない。
幕が下り、照明が戻る。 それを合図に、拍手の音がシアターを埋め尽くした。 勿論、自分も手を叩く。
彼女はどれほどの時を、ここで過ごしたのだろう。*]
(179) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
|
|
[ホールの外、未だ熱気が収まらない観客をすり抜けながら歩く。
機嫌が良さそうに、先ほど聞いた歌を歌う少女の声を聞きながら、くすと笑った。]
ああ、きっとそうだ。
[それこそ、子供で入られないほどの時間をかけて、練習したのだろう。 それがいいことだったのか、悪いことだったのかは、恐らく彼女にしかわからない。
そして、]
――さあな。 どんな気分なんだろうな。
[随分と昔、たしかに子供であったはずだったが、 ずっと子供でいる気分は、想像できるものではなかった。]
(186) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
|
|
ずっと、大きくならないで。
ずっと、変わらないままで。
けれど、知識は増えていく。
どんな、気分なんだろうな。
[人混みをすり抜けながら、呟いた。*]
(187) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 00時頃
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る