97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[鍵 を チェレスタは知らない。 鍵のかかる鍵盤楽器はあっても、鍵を開けるのは人間だからだ。 目の前の白いものを、手にとって、見つめる。]
ひら、く。
[開く。出口を? チェレスタの言葉を受け取って、誰かがこれをくれたのだと考えれば、これは出口を広げるためのもの、だ。 ――あの聖堂の誰かに見せれば、わかるだろうか。]
(17) 2013/09/30(Mon) 03時頃
|
|
A――、
[オルガニストに、歌おうとして。 ほんの短い呼び声を、《歌》に乗せたが、すぐにやめた。]
……いこう。
[走る。小さな身体で。人間ほどは強靭でないけれど、代わりにあまり疲れを知らない、この身体で。 大聖堂を目指して、走り始めた。]
(18) 2013/09/30(Mon) 03時頃
|
|
は、ぁ。
[僅かに乱れる呼吸。上下運動に速度が加わると息がしづらい。 結構遠くまで来てしまっていた。駆け戻るのには、少々のタイムロス。]
みえない、のかな。
[大聖堂に、触れる。 茨に覆われた壁、崩れたレンガ。こんなにはっきりと、ここにある、のに。]
(25) 2013/09/30(Mon) 03時半頃
|
|
変なの。
[思考は長くは続かない。物事を多く考えられるほど、長くの時間を過ごしていない。 狭い入口をくぐる姿は、《視えない》ものにはスータン姿が消えたように見えただろう。]
(28) 2013/09/30(Mon) 03時半頃
|
|
I'm home《ただいま》!
[Aの一音でない、はっきりと意味を持った声《ウタ》が、響く。]
(29) 2013/09/30(Mon) 03時半頃
|
セレストは、アルトとオルガニストの間で起きていることなど、まるでわからないまま。
2013/09/30(Mon) 03時半頃
|
アルト!
[おかえり、の声に出迎えられたことが嬉しくて、ぱっと破顔してアルトを呼んだ。 聖堂の外に出ていたことに関しては大きく頷く。]
これ、広げられる、ように、だれか見つける。 だから、中にはいないから、外にいった。
アルト、これわかる?
[手の中で光る白い鍵を、彼の手に渡す。]
これ、もらった。 シンリの森? これでひらける、って。
[風がそういった、とまで言ってから、自慢げにアルトの反応を待つ。 事実をそのまま受け止め、そのまま口にしただけだが、あまりにも言葉足らずなことには気づかない**]
(32) 2013/09/30(Mon) 04時頃
|
|
そう。 あと、ここに聖堂なんてない、って、言う。
どうして?
[そしてさらなる言葉足らずが、畳み掛けるようにアルトを襲う**]
(33) 2013/09/30(Mon) 04時頃
|
セレストは、アルトに解説を求められれば少しは答えるが、あまり役には立たない。
2013/09/30(Mon) 04時頃
|
ちょっと、いたよ。ほんの少し。 だけど何も教えてくれない、何もしてくれない、だった。
[催眠状態か、誰もこの事態を異常だと騒ぎ立ててはいなかった。が、起きていたとしても虚ろに怯えるばかりで、聖堂なんてない、と馬鹿にされるだけ。 王宮の方角を教えてくれたのは、行けっこないと払われたのか、面倒ごとを押し付けようと思われたのかまではわからないが。]
ぼくが、ここから出てきたのに、どこから来たんだっていっていた、あそこ、ってここをおしえたら、そんなところには何もないって、いうんだ。 ここに、ちゃんと、あるのにね?
[理解には至っていない事実を並べるだけの、答えにならない答え。 アルトにはこれで足りるか――さすがに難しいか。]
(36) 2013/09/30(Mon) 09時半頃
|
|
これは、かぎ? かぎは何する、ひらく? 風は、これでひらけるっていったよ。
[言葉は風のふるえとして伝えられたが、それが「だれか」という問いに「ここにいる」と答えた、おそらく人の意識と相違ないものであることはとうに失念している。]
シンリの森、にいる、っていうから、森にいこうとした、けど、これをもらったの。 これでひらける、って。
[これ以上のことは話せそうになかった。 少ない情報を抱えて、すぐに戻ってきたものだから。]
(37) 2013/09/30(Mon) 09時半頃
|
セレストは、言葉の端幾つかで、この終末の空気に晒されたままの《大衆》がいることを滲ませている**
2013/09/30(Mon) 09時半頃
|
アルトは、"それ"をどうやって使うのか、知ってる?
[鍵というものを使ったことのないチェレスタは問いかけを繰り返す。 それで入り口が広がるのならば、見てみたいというのもあり、だ。]
アルトはシンリの森、知ってる? そこでは風はしゃべる?
[疑問符はどんどん湧き出てくる。 知らないことがこの世にありすぎた。]
(75) 2013/09/30(Mon) 22時半頃
|
|
ええと。
[アルトへの説明は足りないらしい。]
みんな、ここがみえない、って言ったから。 チェンバロをさがそうと思った。アルトが、チェンバロは王宮にいるって言ったから、そっちならもっと人がいると思った。 それで、王宮の方にいったら、声がした。風がしゃべったの。 たくさん、うたった。出口を作りたい、って言ったら、シンリの森にいる、って風は言った。 そっちに行くよ、って言ったのに、その前にこれ、とつぜん出てきた。これでひらける、っていわれた。 だから、持ってきた。
[本当にあったことを洗いざらい喋ってから、まだ足りないか、窺うようにアルトを見る。]
グウェンドリン? グウェンドリンは、シンリの森? 扉が開くなら、出口になる?
[そして疑問が更に増えるのを、音>>43が差し止める――]
(93) 2013/09/30(Mon) 22時半頃
|
|
/* 正直もうここまで来たら中立になる気なんだけどどう動こう
(-33) 2013/09/30(Mon) 22時半頃
|
|
/*>>95wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww さすがてんさいはかくがちがった
(-35) 2013/09/30(Mon) 23時頃
|
|
[左腕を抑えるアルトに、憂いを向ける。 何かを堪える姿。突き動かされる幼い感情。]
I help《たすけるよ》、
[静かに、ほろり、と歌う。 ごく浅い恍惚《トランス》。アルトの腕にそっと触れた。 音を《増幅》させるチェレスタのが、命をもかすかに増幅させる。 痛みも、それで少しは緩和されるか。]
(100) 2013/09/30(Mon) 23時頃
|
|
[浅いトランスは、歌い終えれば正気に戻る程度。 自分の起こしたこと《歌》の意味さえ自身では理解しないままに、鍵をアルトに向けた。]
やってみよ。 やらなきゃ、わかんない。
何を、あける?
(102) 2013/09/30(Mon) 23時頃
|
|
/* 強い欲求・感情があれば、3語までは自発発声できるとする。 以降は名前を得てから。 名前とはどこで得るものか。
弟子か、他の陣営付きならその辺につけてもらおうと思ったけど、拾ってくるしかないかなあ。 2dなのにまだ動きが定まらんよ。死ねるのかこれ。
(-37) 2013/09/30(Mon) 23時頃
|
|
[きょとんとした視線が向いたが、それに合わせて首を傾げただけ。]
どこ、いきたいの? いきたいところには、いけないの?
[鍵は、言われるままに壁に向く。 重なる掌の温度は、力だ。]
アルトのいきたいところに、つながればいいのにね。
[そう笑いながら、無意識に鍵を持つ手に"力"がこもった。]
(119) 2013/09/30(Mon) 23時半頃
|
|
/* Angeという名前を本当はもらっているんだけど、あそこでもらってしまうと能力的に動きようがなくてだな…… しかしこれ以上何か名前をもらえるとは思えず つらい
(-41) 2013/09/30(Mon) 23時半頃
|
|
アルトがいきたいのは、変なところなんだね。
[笑うような否定に、そのまま笑い返して。 アルトを見ていた視線では、鍵の歪みに、気づけるはずもなかった。]
みんな、いきたいところにいけたらいいのに――、
[その願いが、逆に仇となったのか。]
(126) 2013/10/01(Tue) 00時頃
|
|
[ざわあざわあざわあと、蔦が茨が葉が茎がざわめいた。 白い鍵は、光をはらんで大きく、大きく、大きく膨れ上がる。]
っ……、わ、ぁ!
[《増幅》する――――!!!]
(127) 2013/10/01(Tue) 00時頃
|
|
[ぎゅう、と目を瞑る。眩しい程の白い光。 目を閉じてしまったから、それからどうなったかは見ていない。 ただ、鍵から手を離さないように、と。 それだけを考えていた。]
ぅ、ぁ……
[掠めていく不協和音すら、チェレスタはその力で《増幅》してしまう。 鍵の大きな力に、自己の制御を失いつつあった。]
(132) 2013/10/01(Tue) 00時半頃
|
|
[体鳴楽器はその体全てに音を反響させ増幅する。 不協和音も、自分の鼓動も、遠くの誰かの声さえも。 耳の奥がうるさい。体全身がうるさい。 それでもただ鍵を離さなかったのは、執念か、無意識か。 いや、鍵自身に引きずり込まれた、に近かった。]
……、…!!
[かすかな唇の動き。耳に聞こえるほどの《音》は残さずに、白い光は急激に収束する。
とぷん、と湖に石が沈むように。 光は消え、白い鍵だけが、からんと落ちた。]
(146) 2013/10/01(Tue) 00時半頃
|
|
[そもそも、あまりに不完全で。 そもそも、あまりに不安定だった。]
[自らが増幅した強い光。それに呑まれたチェレスタは、しばしの間"飛ぶ"ことも"落ちる"事もできずにいた。 肉体すら失う錯覚。ほんの脆い魂の一欠片で、光の中を漂っていた。]
(181) 2013/10/01(Tue) 02時頃
|
|
[物に魂が宿る、とまことしやかに謳う人間がいる。 しかし、それは知覚する人間側に立った一面でしかなく、魂は、この世の全てのものに普く宿っているものだ。 長く愛されたものは魂の結びつきが強くなり、表に顕現しやすい。それだけの簡単な話。
すべての何もかもに魂があり]
[ひとの身体に楽器の魂を宿されたのがこのチェレスタだった]
(183) 2013/10/01(Tue) 02時頃
|
|
[チェレスタだけではない。 そうして作られた"実験体"は、楽器にかぎらずいくつかいたが、とりわけ音階の広く音の出しやすい鍵盤楽器は、声という発音装置と相性が良いのか、魂の定着が早かった。 徐々に、"楽器を宿すための身体"が作られるようになり、自鳴琴のように麗しく歌う楽器たちが生まれては、失敗作として死んでいった。]
[――――のが、1880年前後のこと]
(186) 2013/10/01(Tue) 02時頃
|
|
[そして、チェレスタは最後に作られた"楽器"だったが。 彼には廃棄《死》すらも、訪れることはなかった。
少年の身体は、目をさますことすら、しなかったのだ。]
[英国の片田舎、塀の向こう墓の隅に無残に打ち捨てられた身体。 死せず温かいままの身体を、恐怖もせずに拾ったシスターの存在なくして、このチェレスタがこの世で歌うことはなかっただろう。]
[少年の身体は以後20年眠り続けた]
(188) 2013/10/01(Tue) 02時頃
|
|
―― 終末の鐘 ――
(190) 2013/10/01(Tue) 02時頃
|
|
[老いたシスターは世を去って、明かり一つはいらない部屋に追いやられていたチェレスタは、その音を聞いた。 遠く。どこかで。記憶の向こうで。
重なりあう、鐘の音。 重なって、膨れ上がる、音。]
と――― ん
ぽぉん…………
[静かな、静かな、" 鼓動 "。]
(191) 2013/10/01(Tue) 02時半頃
|
|
[あまりに不安定な、作られたひとの身体に宿された、楽器の魂。 眠り続けた少年は、自らの増幅の《力》がゆえに、この終末の時に目覚め、そして――――]
(195) 2013/10/01(Tue) 02時半頃
|
|
[――――一つの記憶を、失っていた。]
(198) 2013/10/01(Tue) 02時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る