77 守護天使は暗躍する
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[叩き落としてしまったレオナルドのモノクルを、浄めて客室へ届けろと命じられている。 客室の割り当てはアシモフ執事に教わったからいいとして、問題は「浄め」の部分である。
窓硝子拭きならば塩水で洗った後にジャガイモで曇り止め、でもいいだろうが、さすがにそれでは怒りそうだ。
考えた末、湿布にも使う果実酒の元、スピリタスにつけて洗浄し、城主にもらった月薔薇水で仕上げることにした。 そのいずれの段階でもモノクルに自分の手は触れず、銀のピンセットで作業を行う。
そうしてシルクの布に包み、雪花石膏の小箱に納めた。 それを黒漆の盆に載せて、レオナルドの使う客室まで運んでゆく──前に、自分の身支度も整える。]
(2) 2013/03/24(Sun) 00時頃
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[これまでの装備に鋼の手甲と脛当てを加え、より式典礼装に近い形、そして身の守りを固めるものとする。 サーコートにはブラシをかけて、いつのまにかついている猫毛を取り除いた。
血の匂いをいくらかでも紛らわすべく、月薔薇水を自分にも噴霧しておく。]
── 行って参ります。
[窓の外の月へ声を投げ、わずかな震えを酒で紛らわすこともなく、部屋を出た。]
(6) 2013/03/24(Sun) 00時頃
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− レオナルドの客室前 −
[ノックはせず、戸外で名を告げる。]
従騎士のヤニクです。
カルツァラーリ卿にお届け物をお持ちしました。
(7) 2013/03/24(Sun) 00時頃
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− レオナルドの客室 −
[レオナルドは在席していたらしく、即座に返事がある。 ヤニクは扉を開いて中へ入った。
カウチに座っているのは寛いだローブ姿のレオナルドだ。 少し意外に思ったが、足を止めることはしない。]
おやすみのところを失礼します。
ご検分を。
[膝をついて、レオナルドの手の高さに盆を差し出した。]
(17) 2013/03/24(Sun) 00時頃
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[レオナルドの寛ぎの態は作ったものではなく、実際に気は鎮まっていたらしい。
その救い人らの存在は知らぬままに、ヤニクはモノクルを装着し直したレオナルドの胸元へと視線を下げて、彼の挙止を見守る。
夜空の高みで、月影がふと雲に覆われた──]
(34) 2013/03/24(Sun) 00時半頃
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[その時、黒い旋風が駆けて、捧げていた盆が飛ばされる。 床と盆が乾いた悲鳴をあげるよりも早く、ヤニクはレオナルドの手中に捕われていた。
深く猛々しい双眸が問いをもとなって突きつけられる。
劫火にカッと背を炙られたような気がした。]
自分はっ ヤニクのすべては、 あの方の もの… で す。
[もがくような息の下、躊躇うことなく宣言する。]
(-29) 2013/03/24(Sun) 00時半頃
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[絡めとる緋焔の眼差し。 それはトルドヴィンと同じ闇の君主の力。 ヤニクに瞬きひとつ許さない絶対の支配を及ぼす。
状況判断か、宥めの言葉か、囁くレオナルドの声が耳に落ちる。
見開かれたままの目が震えた。]
あの方の前で、 同じことを… 言えますか。
(-44) 2013/03/24(Sun) 01時頃
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[理性の言葉を発することができたのは、そこまで。
黒衣が迫り、牙が閃き、包帯が白い花弁のように散らされる。]
ぃ … ぁ 、
[まだ癒えぬ傷を嬲る冷たい唇。舌啜の音。
カチリと金属が鳴って、いつしか自分がレオナルドの背へ腕を回して身を支えているのを知る。]
(-45) 2013/03/24(Sun) 01時頃
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[ヤニクが意図せずレオナルドの逆鱗に触れたのはこれで3度目。
頬に爪が、額に牙がたてられる。 掻き回され引き裂かれる痛みと恥辱、それなのに身体の芯を痺れさせてゆくのは官能の火照り。]
自分 は …っ、 ぁ… ぅ
[掠れてあがる声は止めどなく。 それでも立ち上がろうとして、膝を伸ばす。 横ざまに倒れた躯。銀の拍車が滑る。]
(-60) 2013/03/24(Sun) 02時頃
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[雲が流れ去った後、月光の差し込む壁に手をついて上体を支え、ヤニクはレオナルドを見た。 冷たいモノクルの反射。]
…責めは この一身にて 、 如何 。
[退去を許されれば、フードを目深に被って客室の扉を開いた。**]
(69) 2013/03/24(Sun) 02時頃
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マイロード…
[意識を向けるは階段の上へ。
今の自分に、行くを許された部屋まで一気に駆け上がれるだけの体力がないのが悔しい。 それどころか、階下の自室に辿り着けるかも危うい状態ではあるが──
カリ…と銀の拍車が壁を削る。
視界が音もなく沈んだ。]
(-62) 2013/03/24(Sun) 02時頃
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[薄く開いた扉を影のように滑り出る。 振り返れば、カウチに身を沈めるレオナルドの姿が、細く切り取られた光景の中にあった。
その視線はもうこちらを見てもおらず、血の高揚も愉悦の片鱗も伺えない。 むしろ大鴉の憂いを宿すかに見えた。]
── 貴卿が初めてです。
[扉をしめる間際に滑り込ませた声を残して、今は闇へ還る。]
(-97) 2013/03/24(Sun) 14時頃
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− 2階廊下 −
[レオナルドの客室を出て、壁に背を預けた。
石壁の冷たさを感じぬほどに、身体が凍えている。 それは部屋の中に残る男が触れた名残であり、それでいてレオナルドを苛む苦悩とは別種のもの。 純粋に肉体的な消耗。]
…行かない と。
[気持ちばかりは急くが行動が伴わない。 今となっては部分鎧の重量が枷になる。
ヤニクはそのままズル…と頽れて廊下の影となった。]
(93) 2013/03/24(Sun) 14時頃
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/* レオナルドの弄られキャラっぷりが愛しくてたまらんね。
(-99) 2013/03/24(Sun) 14時頃
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/* 誰か来ないか待っている間にガチるー
現状 ・邪気絆はない ・恋絆はわからん ・笛も吹かれてない
妖魔なオレとしては、恋さえ落ちていれば、生存すなわち勝利。 よって危険なのは、「恋陣営」「占い師」「魔女」「オレに投票しそうな人」
明日になったらオレ視点で判明する呪狼は呪詛返し+上記を噛んでくれるの期待で放置でもいいけど、オレ噛みが見えたら投票して落とす
こんな基本方針で、あとは状況に対応だな
(-101) 2013/03/24(Sun) 14時頃
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[闇が開かれる。 闇が影を落とす。 闇が名を発する。
死者すら呼び覚ます 聲。 横ざまに倒れ伏したヤニクの意識を貫く。]
マイロード…、
[薄目をあけて、息だけで応えた。 頭を覆うフードの奥からはかすかに血の匂いが漂う。]
(103) 2013/03/24(Sun) 15時半頃
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まだ ── 、
[身体を起こそうとするが、うまくいかなかった。 冷えきって、軽い冬眠状態にでもなっているのか。 だが、死に瀕しているわけではない。
湯にでも浸けておけば、血の巡りもよくなるだろう。*]
(104) 2013/03/24(Sun) 15時半頃
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− 2階廊下 −
[恬淡と紡がれるトルドヴィンの言葉。 身体を引き上げる力もまた物理の軛を凌駕した技だ。
人形めいたその怜悧な反応。
ひとつ間違えば、氷の刃となりそうな──]
(137) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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[──容赦のない慈愛。
多くを捧げているのは彼の方だと信ずる。
この闇の君、ヤニクの主にして庇護者は──人の子によって傷つく。]
(-112) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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[危うさを孕んだ接触。
多くを返すことはできなかったけれど、ヤニクは唇を引き結んで肯首する。]
これ以上の 失態は、 なきよう…努めます。
(138) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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[想い出の光景が重なる。
城に来てしばらくした頃、難解な城の中で遭難した時も、トルドヴィンはこうして自ら迎えにきてくれた。
しがみついて泣いたのは、怖かったからでも、心細かったからでもないけれど──]
(-113) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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― 東棟4階・混浴エリア ―
[動きの鈍い身体が浮いたと思った次の瞬間、ヤニクは派手な水柱をあげて湯水の中に沈んでいた。
手際よく鎧が外され、剣帯がとかれ──溺れる間もなく転がされる。]
く… むぱぁ っ
(140) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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[雫したたる前髪の間から見上げれば、その下手人は自らを濡らすことなく夜景を眺めている。
湯気のむこうに霞むその姿は、むしろ観賞される側にあるべき不世出の美であった。
投げかけた視線の先、手っ取り早く湯煎にかけられたヤニクが動けるようになるより早く、逃げる明星のごとくトルドヴィンの姿はかき消える。
吐息がひとつ、 水面をさやがせた。]
(141) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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── あなたの元へ この手が届いたときに 言おう。
(-114) 2013/03/24(Sun) 19時半頃
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− 大浴場・混浴エリア −
[身体の芯まで熱が通うにはどれほどかかるか、目算する。
どれくらい失血したのかはわからないが、レオナルドは「味見程度」と言っていた。 少なくとも、最初は。 ヤニクが彼の急所を踏み抜く前の時点で、だが。
思い出す、レオナルドの彫りの深い横顔。 仮面にも似たモノクルの奥の激情が──]
(167) 2013/03/24(Sun) 21時頃
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[チャパ…と、水の動く音が気がして、ヤニクの意識を引き戻す。 失念していたが、ここの馴染みのない窓の配置は、混浴エリアか悪くすれば女湯だろうと推測できた。
湿った熱気が肌を包むも、身にまとう緋色はどう間違っても保護色ではなく。]
まっ…
[自身の存在を主張する間もなく、まだ幼さを残した少女の声と姿がまっすぐに向かってくるのを見れば、片手がパシャンと湯の中に落ちた。]
(168) 2013/03/24(Sun) 21時頃
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[稚い吸血姫の象牙の肌を覆うのは長い亜麻色の髪のみ。 なんて無防備な、と慌てるのはこの場においては本末転倒なのだろう。]
──ひ…、姫っ …!
[人の子の動揺を示すごとく、薔薇を散らした水面が波だった。]
(172) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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[小鳥のさえずりめいて笑う少女は無邪気そのものに見え、瞼を閉じるのも惜しいほどの距離。]
これは…っ、 脱ぐのが間に合わなかっ… いえ! 身体を温めようとしているだけの…っ
[視線を逸らそうとすれば別の曲線を見てしまいそうで、薔薇をも霞ませるデメテルの甘やかな息に声は掠れる。
その様は、呼吸困難の緋鯉にも似ていたか。]
(181) 2013/03/24(Sun) 21時半頃
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お、 お許しいたたければ、自分はこのままで…っ
[サーコートの前を掴んで主張した。
覗き込む魅惑の双眸。 血の匂い、と指摘されてわずかに肩をひく。
濡れて肌に貼付いたフードの下、包帯の失われた額と、頬に残る爪痕は吸血鬼の目からすれば遮られていないも同然なのかと。
デメテルの半身が湯のゆらめきに沈み、水面に浮いた亜麻色の髪がサルガッソの魔触手めいて漂い来る。]
(195) 2013/03/24(Sun) 22時半頃
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貴女のせいで ──、
痛みが… 蕩ける。
(-146) 2013/03/24(Sun) 22時半頃
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