260 【R18ペア村】“Bloody Curse”
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/12(Tue) 01時半頃
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/* 予定より遅くなってほんっとーーーーにごめんよ!!! 明日休みもぎ取ってきたので追いつく!!!!
ちょっきんすでになきそう。
(-8) 2019/03/12(Tue) 01時半頃
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[この時は本当に大丈夫だと思っていた。>>1:144 引越しに婚姻の準備にと最近は目まぐるしかったから 疲れがここにきて出たのだろうと。
いつもより器類が戻ってくるのが早かったり 気付いたら机の上が綺麗に拭かれていたり。>>1:152 ――実に姉思いな弟だこと!
褒めると思春期には逆効果だと分かっていたから 含み笑うだけで我慢する。
注文を取る背を誇らしげに眺め、 新しい客の訪れに、歓迎の声を張り上げた。]
(38) 2019/03/12(Tue) 03時頃
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[時間になればピラフの皿と共に 弟を店の裏側に追いやって夕食を摂らせる。
普段の料理は量が多いと文句が多いのに ピラフだけは何も言わないから分かりやすい子だ。
(家を出るまでにもう少し 作ってあげられるといいんだけど。)
余りを自分用の皿に移して 調理器具を表に返しにいくと交代した母に捕まって。
戻ってきたら床に落ちたスプーンを 拾い上げる姿が見えた。>>>>1:158]
(39) 2019/03/12(Tue) 03時頃
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洗ってくるから貸して。
[皿にはまだピラフが残っているから 替えを持ってくるつもりで言ったのに、 返答はごちそうさまの声。
普段はもう少し食べてくれるから 体調でも悪いのかと伸ばした手はふらりとかわされる。]
……ちゃんと温まりなさいよ。
[いつもより動いて疲れたんだろう。 “あの噂”を聞いて気分が悪くなったのかもしれない。
店を訪れる客の中にはあけすけに話す者もいたから 弟の耳にもきっと入っただろうし。
浴室に向かう背中は 店で見た時よりずっと覚束なく見えた。]
(40) 2019/03/12(Tue) 03時頃
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[夕食と酒盛りの境目の時間に 店を抜け出して閉店間際の薬局を訪れた。]
軟膏と湿布がほしくて。 あと、目薬もある?
[目当てのものを袋に詰めてもらいながら 世間話に噂の薬草の話を聞いた。 むしろ薬屋の方が積極的に話したいようだった。
噂のものに効くという薬草を見に 結構な人が薬屋を訪れていたのだという。
ただ、買い手はまだつかないらしい。 家を売ったくらいじゃ手にできないような大金だ。 欲しい人はいても、手に入れられるかは別だよね。]
(41) 2019/03/12(Tue) 03時半頃
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― 早朝 ―
[昨晩のうちに貼っておいた湿布をはがす。 相変わらず痣は消えも薄まった様子もみせない。
黒さを増した痣から視線をずらすと 灰色の髪と黒色の瞳が鏡の向こうからこちらを見ている。 その肌は上質な紙のように白く。]
(42) 2019/03/12(Tue) 03時半頃
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(血の色をしていた、この痣は)
(いつから)
(43) 2019/03/12(Tue) 03時半頃
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― 猫の額亭 ―
[『用事があるので早めに家を出る。』と 白い紙に黒で書かれた文字を二度読み返してから 上着を手にして外に出た。>>23
太陽が街を照らし出した時間帯は まだまだ息も白む程で、 両手を擦り合わせながら朝の散歩を理由にして どこかに隠れている弟を探しに行く。]
(44) 2019/03/12(Tue) 03時半頃
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[昨日はやけに浴室に長くこもっていて>>1:77 声をかけたらそのまま自室へ入ってしまったせいで 夕食時から顔を見ていない。
昔から何かあると 悟られまいとしているのか 家族に顔を隠そうとする節があるから。
昨日の今日で風邪でも引いたから気まずいのか、 それとも呪いに由縁するのか。]
(45) 2019/03/12(Tue) 03時半頃
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[話もなしに夜明け前に出て行く用事なんぞ ロクなもんじゃないと身内独特の傲慢さで片付けて。 朝食を抜いていった弟はどこにいるだろう。
朝市の方は賑わっているが 街の大半はまだ眠っている時間だから。 そのどこかにはいるだろうと姉の勘を働かせた。**]
(46) 2019/03/12(Tue) 04時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/12(Tue) 04時頃
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[朝日に照らされていく街並みが 曇天下のように黒から白へ塗り変わっていく理由を、 早朝の冷えた空気と一緒に飲み込んで 胃腑の寒さを誤魔化した。
まだ開いていないパン屋の前を通ると 焼けた小麦の匂いが外まで漏れ出ていて。 その匂いにつられたのか――それはたぶんないな。]
(60) 2019/03/12(Tue) 16時半頃
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[覚束ない足取りに胃の冷えが強くなる。>>58 見えた弟の顔色はただ白くて、 熱があるのか見るだけでは分からない。]
こんな朝っぱらから何ほっつき歩いてんの!
[早朝からご近所さんはごめんなさい。 鶏の代わりだと思ってほしい。
逃げる素振りを見せるなら走るつもりで よたよたと歩いている姿に足音を荒くした。*]
(61) 2019/03/12(Tue) 16時半頃
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[陰影が極端に見えていて走りにくくはあるものの 普段走っていない相手に 遅れを取るつもりはさらさらない。>>63
昔から逃げたら追う性格だし、 それが嵩じて銀の指を手にしたので 背を向けた弟を追う事に躊躇いはなかったのだけど。]
(そこまでして逃げたいの?)
[時折足を縺れさせて 今にも転びそうなくらい危なっかしいのに、 それでも走り続けようとするから。
こういう時はそっとしておいた方がいいのかと ほんの少し躊躇いが生まれて。]
(67) 2019/03/12(Tue) 18時頃
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[――生まれたところで、 そっと見送ってあげるような優しさは 今は持ち合わせていないので。 だけど力ずくで捕まえるほど、鬼でもないから。
持久力のない弟が 根負けするまで付き合ってあげよう。*]
(69) 2019/03/12(Tue) 18時頃
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/* はさまる……そんなきがしていた…………
(-15) 2019/03/12(Tue) 18時頃
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( 白よりも銀に近い髪が 朝日に照らされると陽色に染まるのは 姉ながら綺麗だと弟自慢のひとつだったのに。 )
(-16) 2019/03/12(Tue) 21時半頃
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[体が温まっていくのと正反対に、 冷えた空気を取り込んだ内側ばかり冷えていく。
少し前を走る体が 朝日に白む街に消えてしまいそうで。>>70
建物の外郭に紛れそうな輪郭に 目を凝らして…………凝らしていたから、 不自然に転ぶ様子に気付いた。>>71
樽にぶつかったまま動かないから 体力の限界が来たらしい。]
(76) 2019/03/12(Tue) 21時半頃
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はぁ……鬼ごっこはもうおしまい?
[追いついて息を整える。
もう何年も鬼ごっこなんてしてなかったけど 数少ないその思い出の中でも 弟はすぐにへばっていたように思う。
それ以外でもこうして追いかけ回す時は 最後は腕を引いて連れ帰っていた。
今日は、様子を窺うように覗き込むだけ。]
(77) 2019/03/12(Tue) 21時半頃
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( 呪いって、触れたらうつるんだろうか )
( もう、うつってたりしない よね )
(-17) 2019/03/12(Tue) 21時半頃
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派手にぶつかってたけど 怪我はしてない?
[顔色ひとつ分からないのは厄介だ。 もし転んだ拍子にどこか擦り剥いたりしていても 肌に滲む血の色を影でしか見つけられない。*]
(78) 2019/03/12(Tue) 21時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2019/03/12(Tue) 21時半頃
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/* 遅くなった姉をなでてくれる弟、尊くない??
(-19) 2019/03/12(Tue) 21時半頃
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[弟にしてみたら 本気の逃げだったかもしれない。
切れ切れの言葉に>>93 呼吸が整ってから動くつもりで 私も膝を折って、目線を同じにして待っていた。
具合が悪そうなら 熱はないかと額や首筋に手を当てて。
ごねるようなら 腕を引っ張って立ち上がらせて。
当たり前のようにしていた事を 意識して“しない”ようにするのはもどかしい。]
(96) 2019/03/12(Tue) 22時半頃
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怒ってはない、けど ( 心配した )
[何を、と聞かれそうだから 言葉の続きを口に出せなかった。
朝早くに出ていったとしても 書き置きは残してあったんだから 探しに出る理由はなかった。普段なら。]
(97) 2019/03/12(Tue) 22時半頃
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[自分の足にある痣の本当の色は、何色か。
あの“噂”で囁かれている痣の色は。]
(98) 2019/03/12(Tue) 22時半頃
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放っておけるなら 最初から追っかけてきたりしない。
手当てするから、帰ろう。
[膝を抱えられてしまったら 今の私では些細な違いを見て取れなくて。
無理矢理顔を上げさせるには不安が邪魔をして、 自発的に動くのを待つしかできなかった。]
(99) 2019/03/12(Tue) 22時半頃
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[顔をあげて、何もないんだって、 なんなら逃げた理由をぶちまけられてもいい。
私の胸騒ぎを勘違いだと分かるなら 私の不安が肯定されないなら どんな暴言だって安心して聴けただろうに。*]
(100) 2019/03/12(Tue) 22時半頃
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[頑なな弟の態度に溜息を吐く。
漏れた本音に被さった薄い謝罪の膜に>>104 家族が騙されてくれると思っているなら甘すぎる。
母なら気付かない振りをしてくれるとしても 私はそんなに優しくない。
それに弟の言うとおりに 好きにさせてあげる余裕も今の私にはなかった。]
(113) 2019/03/12(Tue) 23時半頃
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[大人ぶろうとするは構わない。 本音を隠したい事だってあるだろう。
でも、姉と呼びながら 他人と同じように本音を隠して突き放されるのは。]
(114) 2019/03/12(Tue) 23時半頃
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私は帰ろうって言ったんだけど。
[白髪頭にしか見えなくなった弟の脳天に 前置きなしに手刀を振り落とした。 手加減なんてものはない。
伸ばして手を覆っていた袖を戻しながら 店で振舞う声より幾分低いトーンで吐き出した。]
(115) 2019/03/12(Tue) 23時半頃
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[わたしは、とても、おこっています。]
(116) 2019/03/12(Tue) 23時半頃
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