232 いつかの、どこかの、だれかの話
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/* 不死身の男のはずなのに衰狼……
(-0) 2018/01/27(Sat) 08時半頃
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[少女から飛び出た棘が心臓を刺し貫いた時、『悪魔』はくすくす笑みを漏らした。]
『俺は被虐の趣味は無いが、死ぬことも出来ないまま苦痛だけ味わい続けるなどというお前の趣味は到底理解し難いよ』
[好き勝手に言ってくれる。 男も好きで死ぬほど苦しい目に遭っているわけじゃない。]
浅はかな願いだったと、死ぬほど後悔しているよ。
[男の冗句に、悪魔は高らかに哄笑した。]
(*0) 2018/01/27(Sat) 09時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2018/01/27(Sat) 11時頃
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/* シルクのロルが美しき……なんかずっと見てたい……(だめ)
(-9) 2018/01/27(Sat) 18時半頃
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ああ、痛いな、これは。
[男はまるで他人の傷を思い図るような声音を出した……その心臓をまっすぐ棘に刺し貫いているのに、である。口の中に塩辛く苦い液体が溢れてくるのに、男は顔を顰めた。]
っ、すまないね、 ……君の願いを聞いてあげられなくて。
[「しんで」と呟いた少女は、男の腕の中で酷く驚いた顔をしている。無理もない……普通の人間なら喋ることの出来る状況ではないのだから。 少女は可愛らしい顔を歪め(実に人間らしい仕草じゃないか!)その身体から生やした棘を更に二本三本、男の身体に突き刺した。]
(22) 2018/01/27(Sat) 19時半頃
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ねえ、話を聞き給えよ。 死ねないだけで、痛くないわけじゃないんだ。 ……君は、この施設の被験者なのかな?
[新たに腹のど真ん中と眉間を、長い長い棘が貫通していく。腕の中の少女に、どす黒い血がぼたぼたと垂れていくのが哀れで仕方が無い。 ……少女の目は、今や恐怖を宿している。
男はほんの少しだけ申し訳無い気持ちになった。 死ねない化け物と気付かれてしまった時、相手は大抵こういう顔をするのだ。]
(23) 2018/01/27(Sat) 19時半頃
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『可哀想になァ』
[けらけらと悪魔は笑う。]
『気持ち悪い死に損ないめ。』
[悪魔は男を罵る。]
『こんなに吃驚しては可哀想だからお前、ひとつ死んでやれよ』
[莫迦を言うな、と男が返した舌打ちに、悪魔は腹を抱えてみせるのだった。]
(*1) 2018/01/27(Sat) 19時半頃
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[やがて、ずるりと男の身体から棘が抜けた。 不死身とは言え傷を受けない訳では無い男は、地面にどうと倒れ伏してしまう。]
「……どうして……?」
[少女はうっすら目に涙さえ浮かべている……相変わらず表情は一切変わらないのだけれど。 どうして、の先に続く言葉を待ってはみたが、彼女の口からそれが続くことは無い。
どうして死なないのか どうしてそんな身体になってしまったのか どうしてそうなろうと思ってしまったのか
男もその答えを持ち合わせていない。]
(24) 2018/01/27(Sat) 20時頃
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私は、“アンデッド” この施設にたくさんの人が捕まっていると聞いて 助けに来た……『ヒーロー』だよ。
[“財団”では、『ヒーロー』は本名を名乗らない決まりだった。己が持つ力を冠した名を名乗るのだ。もう我々はただの民間人たりえないのだから。事実、発光体のMs.スパークルと跳躍のグラスホッパー……男は仲間二人の本名を知らない。何処の生まれかも、生まれた年も、何もかも。 ……ただ、怯える少女を前にヒーローの掟を踏襲するのは得策では無かったか……風穴の空いた腹を手で覆い隠して後悔していると]
「……わたしも、ヒーロー…… わるい人がくるから、つかまえなさいって……」
[少女はぽつりと呟いた。 倒れ伏したままの男からほんの少しだけ後ずさって、まだ小さな掌を男に見えるように翳して……そこから鋭い鋼鉄の棘を生やしてみせる。 ……彼女は、それを男に突き刺すことなく、また掌の内へと消してしまう。]
(25) 2018/01/27(Sat) 20時頃
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「わたしは、『アイアンメイデン』。 ここのしせつのママに、作ってもらったヒーローなの。 ……ママたちはここにはもういないよ。」
[少女が『ヒーロー』としての名を名乗った頃、インカム越しにグラスホッパーからこの施設の無人を確認したと連絡が入ったのだった。]*
(26) 2018/01/27(Sat) 20時頃
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/* とても答えてあげたい……!! 何故わしは交流えぬじーにしたのか……!!(ダァン)
(-12) 2018/01/28(Sun) 02時半頃
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[男と少女は狭い通路の中で二人、拳1つ分のスペースを挟んでコンクリートの床に座り込んでいる。
男の身体からの出血はもう治まりつつある。冷たくなった黒い血の水溜りは肌に不快だが、死ねないだけで男は動くことも出来なかった。別ルートを行ったスパークルとグラスホッパーに迎えに来てほしいと連絡したが、どうしても時間がかかるという冷たい回答のみ返ってきただけ。
そして、少女もまた男の隣から動けないでいる。]
「だって、ママは「侵入者を殺せ」っていったのよ。 しんでないあなたをおいていったらおこられちゃうわ」
[根が真面目なのか、それともママに逆らいたくない一心なのか、少女は男に棘を刺すことも、放置してどこかに行くこともしない。黙って俯き、じっと唇を噛み締めている。]
(31) 2018/01/28(Sun) 03時頃
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ねえ、アイアンメイデン。 君を捕まえに私の仲間が来る。 たった一人で戦うつもりなのかい?
[彼らとて相手がこんなに小さな子供なら殺すことはしないだろうが……いや、彼女の対応次第だろうか。 大人しく捕虜になってくれればいいが、反抗するのなら私の仲間もどう出るか分からない。
彼らは男とは違う。 一度死んだら、そこで終わり。 もし彼女が男を人質に仲間を誘き出す策をとっているのなら、なかなかに末恐ろしいじゃないか。]
(32) 2018/01/28(Sun) 03時半頃
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[しかし、彼女は肩を竦めて言った。]
「……ママがおこるのだもの。」
[ヒーローらしからぬ言葉に、男は口元にうっすら笑みを浮かべた。 正義感故ではなく、施設の職員の命令を律儀に守っているのだ。 しかし、少女は男の笑みが気に入らなかったらしく、目を眇めて冷たく言った。]
「おじさんだって、とくにつよいわけでもないのに こんなところにどうしてきてしまったの? だれかのためじゃないの?」
[そう問われて、男は笑う。不死身な以外芸がないのは自覚している。確かに、男は命じられてここにいる。 正義の為に生きてきた訳でもないのに、不死身だから、という理由で連れてこられた組織のために、男は命を張っている……基、死に損ない続けている。]
(33) 2018/01/28(Sun) 03時半頃
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命を懸けて戦いたい誰かは とっくにお婆さんになって死んでしまったよ。
[「ならどうしてここにいるの?」と少女の容赦のない追撃に、男は「君みたいな子に会うためさ」と嘯けば、返事の代わりに、冷たい視線が返ってきた。]
私は、こんな身体だからね。 もう人間の間じゃ生きられないのさ。 ……まあ、死ぬ事も出来ないのだがね。
[正義の為に戦うのではない。そこにしか居場所がないだけ。 信念も、守るべき相手もいない。死にたくないという執念もない。
ただ抜け殻のようなものが、此処にいるだけ。]**
(34) 2018/01/28(Sun) 03時半頃
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『お前がこの子を笑う筋合いなんか無いぜ 1人だけ死にたくないなどと願ったお前は美徳を語れず 正義の為に力を使えぬから道徳を語れない。 お前は何故ヒーローなどと胸糞悪い肩書きを身につける?』
[悪魔が囁く。]
私は何処にも行けないからさ。
[その答えに、悪魔は呆れたため息をひとつ。]
『あの“財団”とやらがお前にしたことを忘れたか? 何処まで切り刻まれれば死ねるのかを実験された日を! 新種の猛毒の効能をお前の身体で試された日を! 他の“組織”と戦うための兵器の試験走行の的にされた日を!』
(*2) 2018/01/28(Sun) 04時頃
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『この子の方が余程ヒーローだぜ。 気付いていたか?お前を殺そうとした時に 「これがおわればほめてもらえる」だとさ! 一途なものだね、涙が出るよ』
[男は胸の奥に住まう悪魔に、何も言い返すことはしない。 “財団”が男に施行した実験の数々は、片時も忘れたことは無い。
しかし、それでも男は『ヒーロー』になってしまったのだ。 ……ただ、敵対する相手もまた、何かを守ろうとする『ヒーロー』だったというだけで。]**
(*3) 2018/01/28(Sun) 04時頃
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