228 吸血鬼の宴
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── とある寝室 ──
[ 掌から伝わる温もりに、>>20 安堵の色を、乗せる。 死をも恐ることなく、永き時を得た 吸血鬼たちにとっては、 この程度>>1:361と称されること なのかもしれないけれど、 短い生命の、 弱い唯の人間は、 半端者の眷属を超えるほどに、 愚かしい存在なのだから、ゆるしてほしい。 ]
これから、……
[ おとなしく掌に甘えながらも、 覗く薄い桃色の舌は、 隠れるように、唇は閉ざされる。 ]
(46) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 次第に色は黒く変わりゆくものの、 飴玉のように転がる甘さを孕む真紅は、>>1:366 吸血鬼たる彼等の舌に合っただろうか?
そんな真紅の滲む腕に、液体が降る。 揮発した臭いに眉根を潜め、 疵口から沁み入る傷みに、>>1:356 心の皺も寄ってしまいそうになる。 ]
…… シーシャは、すごいなあ、
[ 空っぽ>>1:359なんかじゃあない。 人を想える心を持った、立派なひと。 名さえも持たず、 誰かに贈られたものとは知らぬ儘に、 其の名を、紡ぐ唇は、ゆるく弧を描いて。 ]
(47) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 沁み入るのは、蒸留酒によるものだけではない。 シーシャと名を持つ、目の前に確かに生きる シーシャという男の、優しさが、>>1:360 眩しいほど、で。 ]
…… シーシャの探してるひと、 俺も、一緒に探すよ。 ふたりいっしょなら、手分けもできるし。
[ 俯いていた頭は、上を向く。 誰かのように、賢くはない。打算などない。 ようやく紡げた音を舌に乗せて。 先ほど聞こえた声>>1:352を思い出せば、 未だに心は竦みそうにはなる。 けれども、シーシャが与えてくれたのは、 此の身を治す不可思議な蒸された芋、>>1:364 優しい手当て、だけではない。 もう一度、歩く勇気をもくれたのに。 ]
(48) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 急に、険しくなるその表情に、>>25 おろ、と腕を伸ばす。 ]
シーシャ、どうしたの、?
[ 濡羽は、大きく揺れる。 床に座り込む彼をあやすように、 背に己の掌を添えながら、身を屈めた。
その時だったろう、 場を制する空気が、変わる。 黒き闇は、水面を震わせた。>>7 ]
(49) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 忽然と現れる、大きな姿に、 眸は、まるく円を描く。
今、か …… ─── ]
シーシャ、立てる?
[ 心の内で舌打ちひとつ。 …… タイミングは、最悪だ。 白金を立たせようと、 もう痛くも痒くもない腕を回す。 なんとかして、此の場から、 せめて、彼だけでも逃さなければ。 現れ来る吸血鬼に鋭い視線を向けながら、 一歩、扉の方へと退いた。 ]*
(50) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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/* ジェレミーとパラチーノは秘話でどうせえろいことしてるんでしょう!!
(-10) 2017/10/06(Fri) 21時頃
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[ 人懐っこさの浮かぶ其の笑みは、>>58 ひとよりも幾らも強靭な姿を、 鮮やかに彩るように見えた。
ぴちゃん、…… と響く音は、 最弱と綴る言葉を、嘘のように感じさせる。 ]
お前は、何を、……
[ ぽつぽつと零される独り言。>>61 何を、言っているのか。 すぐに理解に追い付くのは難しい。 首を振るシーシャを庇いだてするように、>>72 奴との間に立ちふさがる。 ]
(74) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[ 此方に向けられる視線を感じるが、>>73 拒絶するように、自らも首を横に振る。 そして、動ける様子のない彼を見れば、 ]
…… 俺に、似た……? お前は、知っているのか? 俺の、母さんのことを。
[ 金の髪。そんな女は星の数ほど居る。 汗ばむ額に張り付く金糸を気にも止めず、 シーシャから自分だけへと、 男の興味が向くように。 彼をこのまま、逃がせるように。 じり、と男との距離を図る。 ]
(75) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[ シーシャから完全に 離れることができたなら、 ひとつ、深く息を吐き出して。 ]
─── リリィ、 それが母の名前だ。
[ 空気を震わすのは、 自分が思うより幾分にも小さな声で。 奴の手が届くか届かないかの距離を保ちながら、 ちら、とシーシャに逃げてと目配せをして、 じと、と男を見詰めた。 ]*
(76) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[ 笑わぬ其の眸は、赤く煌めいて。>>77 死を求めることなど、あり得ない。 永遠の生が欲しいとは、言わないが、 無慈悲にも蹂躙されてしまうような 生き死にの境目を渡るのは、 どうにも、 好ましくはない。
── … だというのに、この男と来たら。 ]
── … ッ、
[ 沸々と、脳が煮詰まるような。 視界が、霞む。 其れは霧が目の前を覆うわけでも、 細やかな刺繍のレースが覆うのでも、ない。 言葉が、生まれないのは、 切り取られた咽頭が音を紡がぬのと同じこと。 ]
(104) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[ 慟哭。そして、すぐ、 指先は、引き金に添えられ、 銀の弾丸は、男に向かって鋭く放たれる。 笑顔を浮かべるソレが赦せない。 母を、甚振るソレを、断罪しようと。 ]
お前は、赦さない ………!!
[ 衝動の儘に構えた銃弾。 取り出すとともに、 こっそり持ち出したメモ一枚と、 懐に隠した日記がばさりと落ちた。 開いた頁には、 空を彩る満月が如く黄の花が。 花弁ひとつ、宙を舞う。
自らの名を呼ぶ母の、 花咲く笑顔が脳裏に浮かんだ。 ]*
(106) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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/* シーシャとほんとおそろい。ごめんなさいってずっと言ってる。 ちゃんとさ〜〜ひとが発言するのを待つことを覚えようね………(戒める)
(-15) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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/* 不意に賢者モードになって、自分の文字に恥ずかしくなってる…
(-16) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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/* ね、ねむいだけなんだ……!ゆるしてくれ……スヤァ
(-17) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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[ どうする?>>115 問う音は、余りにも残酷で、 余りにも無慈悲なものだった。 畏怖、受け容れ難き諦観、 超越、認め難き白百合の、婬猥な様。 ]
う、うるさい。黙れ、 かあさんが、そんなわけ、
[ 知りたい。 もう、聞きたくない。
相反する感情が、拮抗する。 塞ぎたくなる耳朶は、ひくりと上向いて。 答えなど、鼻から求めているのか? 湧き出る疑問も其の儘に、 ぽっかりと空隙を作っただけの、>>112 銃弾の軌跡に目を瞑った。 ]
(137) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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[ 何も知らぬ儘の方が幸せだったのか、 窓枠から差し込む狂い月の光は、 仄白い肌の上を走る雫を照らす。
ひとつ。 そして、ふたつ。 外套に掛かる圧に、>>124 睫毛が上を向くとともに、 はらりとひとつ煌きが溢れ。 濡れた眸に移るのは、 未だ芳しくなさそうな白金の姿。 ]
シー、シャ……
[ 噛み締めすぎて赤くなった唇は震え、 縋るように、其の手を取れたら良かったのに。 ]
(138) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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[ 男が見逃してくれるのならば、 シーシャの腕を引いて此の場を去ろう。 この身が、赦しを乞うことも出来ぬ 蟻のような存在であるのならば、 シーシャを扉の外に追い出して。 ふたりの間を隔てるよう扉を閉ざし、 逢いたい人に会えるように祈りを込めた。 ]**
(139) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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/* ユージンを痛めつける(?)としたら、杭で 外に打ち付けて身動きが取れないようにして朝日を延々と浴びさせる。しかないな。
(-78) 2017/10/08(Sun) 00時半頃
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[ 真実は、必ずしも幸を運ぶわけではない。 ひらひらと、虚空を泳ぐのは、 生か死か、表裏一体のものなのだ。
忘れてしまえるのなら、 よかった、 ( ── 本当に? ) 永遠に愚かな少年であれたなら、 よかった、のに。 ]
覚悟、 ……だなんて、 上っ面だけだったんだな、
[ 澱むこころは、渦を巻く。 まるで強引に引き寄せた白金の腕を、 きつく握り締めながら駆ける。 背後から未だ宣う声から逃げ惑うように。 ]
(159) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ 床を蹴る足は重く、中々先へは進まない。 ひとつ、ふたつ、扉を越えて。 …… 辿り着いた場所は、どこだろう?
お綺麗な血統で産まれた少年は、 お伽話のような物語しか知らない。 行方の知れぬお姫様だって、 いつしか王子様と再会できるもの。 ]
かあ、さ …… ッ!? ………ひ、っ、
[ みっつ、よっつ。 角を曲がった。その刹那。 暗闇から生まれるのは、黒き渦。
純潔≠象る誓いの品は、 甘美≠ネる闇に堕ちていた。 ]
(160) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ 其れを、両の掌で受け止めたときに、 漸く、気付かざるを得ない。
風を切るように、背後を振り返る。 ── … 噫、これほどまでに愚かなのも、 笑いさえ込み上げて来そうなもの。 ]
シーシャが、いない、 かあ、さん。 ねえ、
[ 母鳥を喪った雛のように、 きょろり、と辺りを見渡して その姿を追い求める。
ほんとうの母の証は、 この手の中にあるというのに。 ]
(161) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ まぼろしのように、 あの、朗々とした声が、 耳に張り付いて消えてはくれない。 引力が突然強まったかのような頭重感、 支える爪先は、深く、傷口を広げた。 ]
殺す、 ころ、す……ころす、 ぜったい、
[ 朽ちることのない、不死の身。 それをも、凌駕するにはひとつ。 自らに提案を投げ掛けようか。
対等な存在になれば、いいのでは … ── ? ]**
(162) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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── 塔へ ──
[ 少年の足取りは、鉛のように重い。 頬を撫でる風は、冷やかすように嘲笑う。 踏み潰されるべき蟻はいなくとも、 地を固める土は、靴裏を汚してゆく。 ]
……かあさん、かあさん、
[ 黒き夜を唯一照らす月の光の中に、 ひと筋、導くように照らされる道ひとつ。 見上げた先に在るのは、 青白く燐と煌き聳える塔だった。 ]
(173) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[ その戸へとついと伸びる細く白い指は、 白百合の花と遜色変わらぬ姿を模している。 ゆっくりと、把手を手前に引き寄せ、 ]
……。
[ 其れは、其処に存在した。1>>#0>>#1 ]
(174) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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/* 此処で、某キャロルが流れ始めるに違いない。
(-89) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[ 背から射し込む光の果てに、 自らの影を見た筈、…… だった。
産まれたてのはずの其れは、 眼前で、形容できぬ揺らめきを持つ。 まるで、生を得ているモノのように。 ]
な、 …… 何から、何まで、
[ 揺らめきは次第にひとりと為る。 漏れ出た言の葉を拾うように、 顔なき顔を此方へ向けるよう、 其れはくるりと、振り返る。 ]
(175) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[ 自らの影ではない。 ── … その筈なのに、どうしてか。 己の影さえも、
( 俺を嘲笑うというのだろうか? )
踏み入ろうとする俺を拒絶するように、 影は鋭く、腕を伸ばしてきた。 ]*
(176) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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/* なんだかんだ、みんな優しいんだよなーー。 殺してくれ!!!
(-92) 2017/10/08(Sun) 11時半頃
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── 塔 ──
[ 自己意識の高さこそ、 此れを絶望足らしめる要因であり、 罪の赦しが在るのなら、 其の絶望の色は、薄くなる。
なれば、少年の罪の赦しとは …── ? ]
こんなところで、ッ……!
[ 母に関する遺恨さえ取り除けるならば、 古き血の恋う愉悦を与えることもなく、 朽ちる結末をも、超えられやしまいか?
( どんな未来としても、 遊ばれてしまうだけかもしれないが。 ) ]
(197) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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[ 避けようと伸ばした爪先は縺れかけるが、 何とか重心を保った儘の己の眼前を、 一筋の閃光が走った気がした。 ]
ミルフィオリ、 アレは、お前たちの手先ではないのか?
[ 跪くのは、…… 黒き影だった。>>192 根源を確かめるかのように、 振り向いた先にいた姿を見る。 鋭い硝子に霧散させられた影は、 其の場から離脱するように、 揺らめきをもって消えた。 ]*
(198) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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