96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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/* さて。 よろしくおねがいします。役職もろたで工藤
(-0) 2013/09/21(Sat) 01時頃
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[歌い終えた彼女は、辺りを見回している。 何か、感想を告げるべきだろうか。 既に彼女の歌を聴きに来た客たちは、一曲を終えた彼女を取り囲んでいて。
この距離では、頬笑みの理由>>182もわからない。 とん、と、椅子から降りて、マスターを手招きして、呼んだ。]
……良い歌と合わせて呑む酒は、良かったって。
伝えておいて。
[そう、伝言を託し、出口の方へ向かう。 自分が酒を頼まなかった事も、出された其れを一口も口にしなかった事も、一目瞭然だというのに。
だからこそ、小さな嘘を一つ、吐いた。
店の外、見上げた満月は黄金色。 そろそろ、薬が切れてしまう。 ――― 傷の痛む前に、早く眠ろう。]
(1) 2013/09/21(Sat) 01時頃
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[――― その痛みすら、幻の筈なのだが。]
(*0) 2013/09/21(Sat) 01時頃
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[死してなお、意識が、思考が、痛覚が有るという事を悟ったのはどれくらい前だったか。
まだ、この地が町として、機能する前の頃の筈なのだが。 悪化した傷を抱えながら、旅とも呼べない放浪の後、この地に辿りついたのは何の因果だったのだろう。 元より、そういった人間が、引き寄せられるような場所だったのかもしれない。
死の間際に逃れられると思っていた痛みが未だ付きまとう事に。 もう、どれだけ痛いのだと嘆いても、喚いても、誰の耳にも届かない事に。 独りで、終わらない終わりを待ち続けるのだという事に。
絶望して、絶望した。 ――― 絶望していた筈だったのに。]
(*1) 2013/09/21(Sat) 01時半頃
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― 自宅 ―
[長く家を離れると、家に満ちた木の香を強く感じる。 暫く過ごしていれば、気にならなくなるのだが。
あの店は、夜のどれくらいまで開いているのだろう。
陽が落ちた頃に眠り、深夜に痛みで目覚め。 痛み止めが効くまでの間、灯りを灯した工房で作業をして。 朝日の昇る頃にまた眠れば、昼過ぎに起きる。
そんな生活をしていれば、同じ町内とはいえ、得られる情報は限られる。
せめて、もう数曲。 彼女の口から音楽を聴く事ができたらと、そう思うのだが。]
………、
[空になった薬包紙を屑篭に放り入れ、僅か粉の付着した指先を洗う。 今日はもう、眠ろう。机の修理も待っていることだし。**]
(2) 2013/09/21(Sat) 01時半頃
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[深夜、常通りに脚の痛みで目を覚ます。 重く疼く脚を擦りながら、それでも立ち上がれば、部屋を出る。 片方の手にランプを下げて、工房に向かう。
扉の傍、布のかけられた大きな塊。 机が置いてあるのだから、大きな塊になっていてもおかしくないのだが。
其処が妙に膨れている事に気付けば、布の端を捲り上げる。 がたがたと震える、細身の男。 足音が、足音がと、しきりに繰り返す蒼い唇。]
……別に居るのは構わねェけど、机は汚すなよ。 一応それ、預かりもんだし。
[一度剥いだ布をその頭からばさりと被せてやり、自分は工房の中に。 扉を開いて中に入ったと思えば、ひょいと顔を外に覗かせて。]
……あ、その布、使ってもいーけど、ちゃんと返せよ。
[その布越しに、届いたかどうかは、わからない。]
(13) 2013/09/21(Sat) 21時半頃
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[聞こえなかったのであれば、それほどまでに彼の聴覚は、その足音に占められていたのだろう。 彼にだけしか聞こえない、死の足音。
実際、作業に一区切りがついた頃。 朝日を拝みに外に出れば、何か引き摺った跡と共に、男と布とは消えていた。 続く跡は、彼の自宅の方向に。]
……あいつ、
[折角の、貰い物だというのに。
朝から昼にかけての時間は、普段、自分は眠っている。 だから、昇り始めた日の元を、あまり歩く事はないのだが。]
………んん、
[面倒と思いつつも、彼の事情も分からなくは無い。 せめて、持って行かれた布だけでも取りに戻ろう。
義足と軍靴の足音は、足跡は、その街の朝にしてみれば、珍しいものだった。]
(14) 2013/09/21(Sat) 21時半頃
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[探し当てたサイモンの家は、以前見かけたときよりもずっとずっと酷い状態だった。 家主たる人間があの状態なのだから、手入れをする人間が居ないと言うのも頷けてしまうのだが。
鍵もかかっていない扉に手をかけて、部屋の中を見渡す。 荒れ放題、というわけではなく、少し安堵した。 何も無さ過ぎて、荒れるという状態にすら行き付かないのだろう。
歩む度に、床板と義足が触れ合い、鈍い足音を立てる。 やがて、部屋の隅の布の塊を見つければ。]
返せ、……ほら、
[手をかけて、机にそうしたように、引き剥がす。]
(22) 2013/09/21(Sat) 23時頃
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[足音が、足音が、繰り返す瞳がやっと、此方を見た。
痩せて、やつれて、飛び出かけた目。 その様子じゃ、何日もまともな生活を送れていないのだろう。 軽く眉を寄せるも、片手を差し伸べて。]
……飯でも食ってこいよ。 連れてったるから、ほら。
[声は、その耳に届く前に、足音に掻き消されてしまうのだろうか。 いつまでたっても動かないその首根っこをひっつかむと、片手に布の塊を、片手にサイモンを引き摺って。
扉を頭突きで開けば、彼の残した布跡を上書きするようにして、食堂まで歩んでいく。]
(23) 2013/09/21(Sat) 23時頃
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― 食堂 ―
[食堂の前に辿りついたのは、随分と時間が経ってからの事だっただろう。 何せ、彼自身に自ら動こうとする意思は殆ど無いのだから。
それでも食堂まで引き摺って、手伝いを申し出る言葉も断って―――彼らには彼らの仕事があるのだし―――、食堂の前。
今、開いているかどうかはともかくとして、]
……――――ッ、
[ごっ、と。 食堂の扉を打つ、鈍い音。
返事を待つ間、到着したのだから荷を置いてから、拳でノックすれば良かったと思い至るのだった。 今だけは、赤い額を隠す何かが欲しい。]
(24) 2013/09/21(Sat) 23時頃
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[中から返事を待つ間。 幽かに聞こえ始める歌声>>28に、隣のバーの方を一度見た。 この距離なら、聞こえるのかと、瞬き一つの間に思う。
そのまま視線は足元で怯える男の方へ。 彼の聴覚は、既に足音に侵されているのだろう、―――この声が聞こえない事を、僅か、憐れんでしまった。
手を離し、その襟首を解放してやる。
今度は拳を軽く握り、扉を叩いた。 流石に頭突きでは、気付かれないだろう。今更だ。]
……なぁ、今やってるー?
[返事が無ければ、声を張り上げて中に問う。
看板も見ないで中に直接問う理由は、単純だ。 文字は、読めない。]
(30) 2013/09/22(Sun) 00時半頃
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……誘拐。
[或いは拉致。
困惑する姿に、そう>>31、答えた。 未だサイモンは足元だ。 逃げたければ逃げれば良いのに、未だ耳を塞いで蹲ったままだった。]
このまま、餓死とかされても困るだろ。 せめて、多少は真っ当な生活送ってりゃ、音も遠のくんじゃねーかなって。
[ただ、出された料理を彼が口にするかは、わからないが。
もう一度、戸の方を見て。]
……この時間って、やってねーのかな。
[普段から、食堂は利用していない。 商い始めの時間は、わからない。]
(34) 2013/09/22(Sun) 01時頃
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流石に、誘拐までは手ェ出してねーぞ、俺は……
[他の軽犯罪くらいならば、幾度も経験済みだが。 洒落にならないとはどういう事なのだろう。 多分、そう言う事なのだろう。 聞かずもがな。
零れ落ちた黒色。 彼がこの地に来てからも、その浸食は止まらぬ様だった。 この地に来た所で、止まらぬ事は明白なのだが。
覗き込む銀の髪を、見下ろすような形になり。]
聞こえてねーんじゃねかな、……あんま、身体が丈夫ってわけでもないんだろ。 ……せめて、飢えくらいは忘れさせてやらねーと、
[何時まで持つかという、話なのだから。
―――と、扉の開く音に顔を上げる。 隣のバーの戸が、開いた音。]
(41) 2013/09/22(Sun) 01時半頃
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[昨晩、カウンターを挟んで向かい合ったマスターが、慌ただしく店内に入っていく。 開くときと同様に、慌ただしい音を立てて閉まる、扉。]
……泣いてたな。
[ぽつりと。
その横顔に眉を寄せながら、呟いた。]
(42) 2013/09/22(Sun) 01時半頃
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[閉まった戸を、暫く見ていたが、中から聞こえた声>>43にやっと我に返った。
何か物音は聞こえていたのだが、それがこの店内からだったのか、それとも起き出した町のどこかからだったのか、判断が付かず。 開いているなら、と、扉を開く。 また、その襟首を掴んで、引き摺った。 扉は閉めないまま、店内を歩いて行く。 放りだされた両足が椅子にぶつかって、がたがたと音を立てた。]
何か、コイツに食わせてやって欲しいんだけど。 代金はー、あー、俺にツケといて。
[ツケが効く程、ここの常連では無い。 というより、机や椅子の修理以外でこの店に訪れた事は、無かった。]
(45) 2013/09/22(Sun) 01時半頃
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何でも良いんじゃねーかな、 ……別に、俺が食うわけじゃねェんだし。
[軽く屈んで、サイモンの頬をぺちぺちと叩く。 此方を見た瞳を、無理矢理椅子の方に向けてやれば、其処に座れという此方の意思が伝わるだろうか。 よたよたとした動きで椅子に座る姿に、よし、と一つ頷いた。]
……そういや、置いてっても連れて帰る奴がいねーんだな、此処。
[込み上がってきた欠伸を噛み殺しながら、自分は机に軽く凭れかかる。 サイモンの腰かけた椅子が妙にぐらついている気がしたが、見ない事にした。]
………、
[この状態の彼は、今、どれくらいの速度で食事を終えるのだろう、正直、寝そうなのだが。 スヴェルチェルに任せられそうな事案でも、無い。]
(47) 2013/09/22(Sun) 02時頃
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[美味しいと、喜んでもらう為の料理。 この場においての食事とは、そういうものなのだろう。 人を喜ばせる様な、人が喜ぶような。
サイモンの前に置かれた料理は、シンプルながらも丁寧に作られていた。 その、痩せこけた指が震えながら、フォークに伸ばされる。 ちゃんと、口にしてくれるらしい様子に、安堵した。
仕込みに戻った彼女の行った方を見やり。 出入り口の方に視線を向けて。]
………、
[スヴェルチェルの姿はあっただろうか。 ん、と、大きく伸びをして、脱力。]
(49) 2013/09/22(Sun) 02時半頃
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[机から身体を引き剥がせば、義足でとん、と床を叩く。 カトリーナの方と、スヴェルチェルの方と、どちらへともなく、口を開き。]
……俺、眠いからコイツ、任せて良い? 俺が連れてきて置いて何だろうけど、……寝る時間なんだよ。
[一つ、大欠伸。
フォークで食事を突き刺して、口に運ぶ様子はどこか、覚束ない。 とても、とても、ゆっくりとしたペース。]
……何なら、昼頃に回収しに来るから。 せめて、それまでの間ここに置いといたってくれや、
[言うやいなや、扉の方へ。 音の異なる足音を響かせながら、店から出る。
昨日は天気が良かったのに、今日は、薄く雲がかかっている。 こういう日はあまり、良い事が起こる気配が、していなかった。]
(50) 2013/09/22(Sun) 02時半頃
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[彼を送っていくと、そう申し出てくれる>>52なら、素直に甘えようと思う。 去り際に、微笑みの方に一度、手を振った。]
手ェ足りなかったら、俺んとこきて、 ……起きれたら、手伝う。
[あくまで、起きられたら。
店を出れば、隣からは既に歌声は聞こえなくなっていた。 そしてその変わりのように、町からひそひそと、囁く様な気配。 この気配を、よく知っている。 この町の住人なら、だれしもが経験した事があるであろう、朝。
何処かの誰かがまた、死したのだろう。]
……また、棺が要るかねェ、
[幾つかの予備は、用意されている筈だが。 帰る途中、板材を取りに行った方がいいだろう。 寝台に入れるのは、もう少し先になりそうだ。**]
(54) 2013/09/22(Sun) 11時頃
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/* 1dとは思えないログの伸びで、やっぱりRP村向きじゃない設定だったのかなぁ、と悩むターン。
(-7) 2013/09/22(Sun) 22時半頃
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[村の片隅には、廃材置き場がある。 あまりにも老朽化が進んでしまった家などを、解体した時に出た廃材だ。 材木だけではなく、煉瓦なども、無造作に積み上げれている。
かつては床板であっただろう板を、数枚抱えて其処を出る。 家にも或る程度の材木を確保している。
棺の一つや二つくらいだったら、作れるだろうか。
この町がある以上、棺はいくつあっても足りないくらいだ。 そして、棺作りを経験した者だって、何人もいる。
眠気を抱えながらも自宅に辿りつけば、脚はそのまま工房へ。 作りかけの机の脚を一度床に置けば、作業台に板材を置く。 壁に立てかけてあった鋸を手にすれば、板材の長さを揃えるように。
木を切る音は、扉越しにも響いていただろう。]
(62) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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