55 Erwachen 〜Silver Sun〜
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/* 聖痕とか入っているのか…。 一番面白味のない役職を引いたな。
お陰で気軽に初回落ちが狙えるからよしとするか。
(-8) 2012/08/05(Sun) 23時半頃
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[鍛冶師の左腕には証が残る。 傷跡とも火傷の痕とも取れる証が、いつからかついていた。
決してそれは消えたことはなくとも、ただ、何の力もない唯の証に過ぎぬが。 普段は白い帯を巻き、それを隠す。 ――記される文字は、
――――『δημιουργία』
創造を意味する火傷に酷似した痕。]
/* 聖痕者を引いたぜ!
(-25) 2012/08/05(Sun) 23時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2012/08/05(Sun) 23時半頃
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[馬の手綱を引き街の中を歩く。 一先ず受け渡しが必要なものに関してはすべて終えた。]
あとは、買い物をして、今日は小屋に戻るか。
[白い帯で巻かれた左腕。 手の甲は当時慣れない鍛冶で火傷を負ったのが原因。 未だにその傷が疼く事はあれど、傷は大分癒えていた。 ただ、時折痒くなるのは仕方のないことなのかもしれないが。]
食料と、飲み物と…そうだった。 パイプ用の葉も買っておかないといけないんだったな。
[そんな事を呟きながら、街の中を馬を連れて闊歩する。 …結構目立つのだが、さすがに慣れているせいか、愛馬も含めさほど気にしていない。]
(3) 2012/08/05(Sun) 23時半頃
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―楽功都市・裏通り― [その通りを真っ直ぐに歩く。 先ほどの買い物、最後の一つであった葉を購入すれば、満足そうにパイプを口にした。]
やっぱり馬は目立つな。 今度からは街の外で待ってもらおうか?
[半分冗談混じりでそんな事を呟けば、ブルルッと馬が嗎き、感情を示す。]
…あぁ、冗談だよ、冗談。 俺がお前を置いて行くわけないだろう?
[黒く艶のあるその毛並みを撫でながら、それから、面倒臭そうに頭を掻いて。]
あとは、街に下りると時折こう謂う事があるから、また面倒臭い。
さっきからつけているのは気がついているよ。 出てきたらどうだい?
[後ろを振り返り、ゴミ箱を一点に見つめて声をかけた。]
(8) 2012/08/06(Mon) 00時頃
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『よく気がついたな。さすがは希代の鍛治師華月斎殿。』
[そう言って物陰から出てきた男。 視線をゴミ箱からそーっとその隣の壁に向けて。]
いや、まあバレバレだったからね。
[隠れている場所を見誤ったのは御愛嬌。]
要件は…?って言っても、俺の事を知ってて声をかけたんだったら決まっているわな。 武器?防具?欲しいモノは何?
[話が早くて助かると、まるでそう言いたげな相手の表情を見て、息を漏らす。]
あぁ、別に作るよ。この街にも俺の工房が一応あるからね。但し、誰にでも作るわけじゃない。 華月斎の名で作るからには、担い手もそれなりの腕を持ってもらわなければ困る。
[抜け。その一言に合わせて自分も剣を抜く。]
(9) 2012/08/06(Mon) 00時半頃
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剣を打つ条件は唯一つ。俺より強い事、それだけだっ!
[その一言と同時、地面を蹴って、相手が抜いた剣に、刃を合わせたっ…――!]
[その剣の打ち合いは呆気なく勝負を終える。]
……全く仕方ないな。約束だ、仕事をするよ。
[僅か5分で勝負は決する。手を抜いたわけでは無い。]
いい腕してるよあんた。 剣を打つ以上、俺も其れなりに使いこなしているんだけどな。 本職相手には敵わない。
[別に負けたからと言って悔しさを持つわけでもない。 もとより自分は騎士ではない。 それを振るう理由があれば、それだけでいい。]
俺の街工房には、材料も用意しているなら、すぐに作るさ。
(14) 2012/08/06(Mon) 00時半頃
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―楽功都市・街工房(華月斎の臨時工房)― [室内はすっかり埃まみれ、まともに使うことはほとんど無い場所だけに、やはりというか、当然ではあるのだが。]
で、注文の商品の型は? あと、どの金属で作るの?うちにあるので打って欲しいなら実費に材料費もふんだくるからな。
[男の注文を聞きながら、それをメモして頷いて。]
なるほどね。 最後に、その武器は剣としての力を重視する? それとも、特別な効能をつける? ………心得た。 3日もかからねーよ。2,3時間その辺をウロウロしてりゃ作り終えるよ。
[そう言って客人を追い出せば、自らが振るう鎚を見つめた。]
さて、作り……なんか痺れが……。
(21) 2012/08/06(Mon) 00時半頃
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[左手、白い帯を巻いたその左手が疼く、妙に痒い。 その瞬間、どこかで鈴のような、少女のような。 音のような、声のような、それが耳に響いた気がした。]
……気のせいか。 なぜだろう、いつもより、今はもっといいモノが作れる気が…。
[才覚は常に突然目覚める。 師匠がそんな事を言っていたのを思い出した。 もとより、10年以上、修練を重ね、技術を学び、基礎を磨き続けていた。 師匠曰く、 『技術は総て与えた。 与えた技術の真の意味を知れば、おその才覚は湯水のように溢れるだろう。』
出来上がるその刄は、過去彼が打ったどれよりも優れ、切れ味を追求した一本になる。 なぜかそれを確信して、鎚を……――下ろした。**]
(23) 2012/08/06(Mon) 00時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2012/08/06(Mon) 00時半頃
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――キィ――ンッ…… カンッ…―――
[打ち手は、休むこと無く槌を振り下ろす。 不思議な程、その音が心地良い。 意識が遠くなるような、何かに魅入られるような、 そんな感覚を覚える。
師が、いつか打ち鳴らした鎚と鋼が奏でる音。]
………そうか、これが……。
[最後の工程、打ち終えた鋼を冷やし飾り気のない柄を付け、それを握りしめる。]
軽い…あれだけの鋼を凝縮して打ったのに…。 羽のように……。
[柄を握り、横に凪ぐように一文字を切った。]
………スッ――ヒュンッ―――
(78) 2012/08/06(Mon) 13時半頃
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音を置き去りに………。
[打ち手は目を丸くして切っ先を見つめる。 音より早く切る事ができる程に軽く、そして早く凪げる劔。]
そうか…これが師匠の言っていた特性付加《Enchant》か。 俺はこの劔に羽より軽く、音より早い特性をつけていたのか。
[師を越えた。そんな大それた事は言わない。 ただ、追い付くべき背中が見えただけ。 師の言葉を思い出し、それを胸に刻む。]
『誰かの為に、大切な誰かを思い、それを胸に、打つ事ができれば、その時は真に私の背に追いつける。』
[誰かの為、目を閉じて思い浮かぶ顔は一人だけ。]
きっと、師に追いつける劔を今なら……。
[満足そうにその劔を見つめていた時、ノックの音に扉に視線を向けた。]
(79) 2012/08/06(Mon) 13時半頃
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[扉を開くと、そこには先程の依頼人。 その顔をみれば、楽しげに笑いかけて。]
今ちょうどできた所だ。13代目華月斎、今出来る渾身の出来だ。 …今日は気分がいい。料金はまけておくぜ?
[そう告げて、劔を渡すと、男はそれをじっと眺め、軽く振り下ろし、 『なるほど。』そう呟いた。]
いい剣だろう?料金は……。
[いくらにするかと、計算し始めると同時…。]
『お前の命でよかろう?』
[その一言と共に、その剣を振り下ろし、切っ先は胸を掠めた。]
お、おい、あんた何を……!?
[男は笑みを浮かべてこう告げた。]
(80) 2012/08/06(Mon) 13時半頃
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『神に愛されたモノ、その証を持つモノを殺す。』
[誰かが放った刺客の1人>>73、>>74。 襲われた理由は、よくわからなかったが、態勢を立て直し、壁に掛けた凱剣・華月斎を握り締める。]
…言っている意味はよく分からないが、殺しにかかって来るっていうなら、俺も今度は殺し合いをするぜ?
[握り締めた華月斎の"弦"に手を掛ける。]
『そんな"弓"で大丈夫か?』
[嗤う男に、こちらも口許を上げて笑いかける。]
こいつは凱剣・華月斎、現存する総ての武器で最も神器に近い、最強の弓だよ。
[近くにあった、出来損ないの劔を手に取ると、それをつがえて…。]
あらゆる武器を矢として放てる。それがこいつの"特性"だ。
[放った劔は男の横を掠めた。**]
(81) 2012/08/06(Mon) 13時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2012/08/06(Mon) 13時半頃
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[彼の真横を掠めたその矢は、扉に突き刺さる。 男はそれを抜き、握り締めると、改めてこちらにそれを投げ付けた。]
阿呆がっ!馬鹿力で投げ……。
[視線を外して、それを躱す。 視線を外した刹那、男は詰め寄り打ち手の目の前に迫っていた。]
早っ……!?
[音より早い剣戟は、此方が認知するより早く目の前に迫る。 弓を盾がわりにその剣戟を何とか受け止めたが、打ち手の身体は吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。]
あっぐっ………。 伊達に華月斎の名は継いでいない…な…。
[先に戦った時より剣筋は早く重い。 元々戦闘スタイルは弓兵に近い打ち手にとって、白兵戦でどうにか出来る相手では無いと察した。]
ダメだ距離を……。
(94) 2012/08/06(Mon) 16時半頃
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[しかし、工房内は狭く、外に出れば打ち手の矢は無い。 詰みか…。思わずそう諦め掛けたが、首を振る。]
ダメだな。そんな考え方じゃ…。 師匠の弓が俺の剣に負けるわけない。
[はっきりと、それは理解している。 現に、彼の一撃を防いだ弓には傷の一つもない。
迷いが隙に見えたらしく、再び彼は詰め寄り、もう一閃。]
キィーンッ!
[再び弓を盾にするものの、背負った壁は耐え切れず、打ち破られれば、その身体は外へと押し出された。]
あっぐっっ……。
[背に走る衝撃は、身体から自由を奪う。 弓を杖代わりにようらく、よろめきながら立ち上がり、敵を見据えた。]
(98) 2012/08/06(Mon) 16時半頃
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……ホリーとの約束、まだ果たしちゃいないのにな…。
[戦場から逃げ出すように、身体を引き摺りながら、時折緩々と追い掛ける男へ振り返り]
ニヤニヤと…嗤いくさりやがって…。
[子どもが、虫を痛めつけて遊ぶように、 劔の担い手は手を抜きながら、打ち手の身体を弾いて遊ぶ。 意識は辛うじて、手離れしないまま、フラフラと敵から離れて逃げようと…**]
(99) 2012/08/06(Mon) 16時半頃
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/* お仕事なぅ。 さて、スティグマとか、面白味に欠ける一方、邪気としては美味しい役職。 まあ、初回落ちしても影響が無いし、うまい事使おうとは考えつつ。
創造のスティグマで想像を創造する。とかしようかと思ったけど、完全にロビンでした。 ごめんなさい。(自分が痛いだけww
むしろ、これは誰か(ライトニングとか)にあげて、成長させるフラグだと思ってるんだ。 初日から2日目にかけて、13代目華月斎の武器を光側と闇側に差し上げる。 持ち上げといて、自分は死ぬ。が今の目標。
ここで大怪我して、傷は呪いの影響で治らないとか、そんな設定で死ぬつもりww 生き残れるキャラじゃないからね。 (成長は、鍛治スキル。)
(-87) 2012/08/06(Mon) 18時頃
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[ふらつく意識の外、誰かの声が聞こえた>>137 戦意などもとより無いが、凱剣・華月斎を握る力は緩く。]
災難…は、元より自業自得だな。 思った以上に出来のいい剣を、与えた自分のね…。
[そう告げてたまま、敵を見据えれば、もう一つ別の声>>148 身体が不意に軽くなった。]
別に致命傷は負ってないよ。 新しい武器の試し斬りがしたかったんだろうよ。
[理由も原因も分からないまま。 漆黒の闇を纏う騎士はその槍を振るっていた。]
いい騎士だね、あんた。
[腕が、という意味合いを籠めて。]
(151) 2012/08/06(Mon) 20時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2012/08/06(Mon) 20時半頃
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[支えられた肩をわざと外して、首を振る。]
大丈夫、自分で歩ける。 遠慮はいらないから、全力でやってくれ。
剣だけ、あの剣だけ気を付ければ、腕は対した事ないよ。
[あれがなければ、先に放った劔《矢》があの男を貫いていただろうと予測して。 先に戦った時は、完敗ではなかったのだから。
人の為に剣を打つ。それを振るうモノが誰か。 それがわかれば、更なる刄を打つ事が出来るのだろうか?]
俺が打つ劔、華月斎はどんな武器になり、誰が担うのだろう。
[呟きは人知れず。意識はいつか見た夢の中へ。]
(152) 2012/08/06(Mon) 21時頃
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[漆黒の騎士が至る前、自ら確認できた事。 そんな言葉には皮肉に笑い。]
最もだ。 だが、余計に、自分で味わって感じ取ったよ。
[まだ、師には及ばぬ事を。 それは、劔ではなく、弓である凱剣・華月斎が、傷一つついていない事に起因する。]
幸運か…そうだな。 おかげで何が足りないか、掴めた気もする…。
[そこだけは、わずかに笑みを浮かべて。]
(157) 2012/08/06(Mon) 21時頃
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―いつか見た夢の続き― [打ち手は不可思議な表情を浮かべ、自らの元に至る人物を見つめる。]
……結論――――――、不可能じゃない。 華――――と ―――に、先代――の技術、
―― そして……6代目華月斎が――――――― 禁忌の術――……
[見つめる視線の先には少女の姿。]
打てと、作れと謂うならば、その 、―――を刄に…。 後悔 ない ―?
[ ――代目は、少女―― 刄――― ……]
(162) 2012/08/06(Mon) 21時頃
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『 ――――…… 代目 ―――!!! 』
[誰の声かは知らない。分からない。 ただ、そう声が聞こえただけ。 ―――の体は、誰かに支えられて…やがて…落ちた……。
終えたのは、何だったのか、生んだモノは何なのか。
禁忌と呼ばれたその技術を、自分は決して使わないはずなのに。
じゃあコレは………誰の夢………?]
(166) 2012/08/06(Mon) 21時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2012/08/06(Mon) 21時半頃
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/* 華蓮の振りがとても怖かったのであんまり触れなかったなんてそんな…。 大丈夫、華蓮もおかしな子と判明したから、俺が今更受けた所で対して大怪我にはならないはず……www なんか、もうあちこちが怖過ぎて、すごくおよび腰です。 華月斎温いよ!の声には素直に頷いておきます(ドキドキ
(-109) 2012/08/06(Mon) 21時半頃
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―緩やかに目を覚まして― [先程の騎士と男の話し声に、目を開く。]
……あいつ…倒せたのか?
[恐る恐る尋ねる。 もし倒したのであれば、あの剣は回収しておきたいと、 単純にそう思っただけで。 華月斎の打つ劔は、並の担い手には毒となる。 故に、自らを越えた存在でなければ、その劔を打ち与える事はしない。
なれば、それを回収するのも役目であるのだが…]
(170) 2012/08/06(Mon) 21時半頃
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/*あぁ、ホリーの名付けで皇子の残念度が上がった…。
ブラックローズ……あの酷い名前に、ブラックローズwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww ざんねんすぎるwwwwwwwwww
(-113) 2012/08/06(Mon) 21時半頃
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[自らが打った劔に関心を寄せるような様子の彼を見て。]
それはそうだろうさ。 13代目華月斎の名前はだてじゃないさ。 あの程度の爆発じゃ傷一つつかない。
[弓を杖代わりに男の使っていた剣に近寄り、それに触れた。]
とは言え、まだまだ、鍛える余地は十二分にありそうだ。 もっと何かに、きっかけが……。
[頭によぎるは、呪われた6代目の持つ呪剣・華月斎。 今は銀陽華《アルジェント・イル・ソル・フィオレ》と呼ばれるソレ]
(197) 2012/08/06(Mon) 22時半頃
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名前…いや、結局つけられる事なく持ち主は…。
[そう告げて、持ち主だったモノを見下ろして。]
いずれにせよ、出来損ないだ。 白兵戦が得意な人間が装備して、白兵戦が苦手な人間を一撃で落とす事は出来なかったからな。
[本来であれば、例えば師匠の打った剣であれば、初めの一振りでその命は…]
……この弓は……。
[師匠が白兵戦を苦手とする自分の為に打った凱剣・華月斎。 師匠の全盛期に打った最後の一本。]
対したモノじゃない。
[いずれ、近いうちに自分がその劔を超える見込みが出来たのだから。]
(208) 2012/08/06(Mon) 23時頃
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出来損ないは出来損ないだ。 まだまだ、鍛える余地があるのだからね。
[指先を切ったと呟く彼を見つめながら、運がいいと言われれば肩を竦めて。]
運がいい…ね…。 単純に蕾が花開いただけさ。
[そういいながらも、続く彼の行動に目を丸くして。 立ち去る背中を見送った。]
運のよさは続かない……。 そうかもね。でも、今は運じゃなく……。
[振るいたいのは、鎚。 自らが愛用する鎚と、慣れた工房、きっと壁を…。]
(221) 2012/08/06(Mon) 23時半頃
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さあね。 とにかく、良くない事が起こっているのは確かかもね。
[そう言って頭を掻いて、自分には全く関係がない事だと言わんばかりに。 ふと、思い出したように、漆黒の騎士に向き直る。]
いや、それよりも助けてくれてありがとう。 正直もうダメだと思ってお手上げ状態だった。 走馬灯まで見ていた所だった。
[そう告げて、礼を欠くのは失礼だと言わんばかりに手を差し出した。]
俺は華月斎。由緒唯しき劔の打ち手。 13代目華月斎と謂う。 何か礼をしたいんだけど……。
(227) 2012/08/06(Mon) 23時半頃
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世界の危機…ねぇ。
[どうにも危機感は今一つの様子。 彼が言うのもわかるが、打ち手にとってはそれよりも大事なことは山のように存在する。 とは言え、礼など気にするなと言われれば首を振り。]
阿呆なこと言ってんじゃないよ。 死んでたら俺は自分の成すべき事をなせなかっただろう。
[そう言って槍は打てるのか?と尋ねられればにっと笑い。]
誰に口聞いているんだよ。 俺に打てない武器はないぜ? 明日、改めてそこの工房に来てくれ。それまでに1本いい武器を拵えておくよ。 参考までに…あんたはその槍に、何を望むんだい?
[打ち手の特性付加、それは何を付けるべきか。 相手の望むものを問う。]
(235) 2012/08/07(Tue) 00時頃
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ふーん、守りたいね。 いいんじゃね?あんたに似合いそうだ。
[それは見た目ではなく、中身の話であって。 ただ、一瞬だけ考えれば、一度だけ首を振り工房に向かって歩き出す。]
でもよ、これだけは忘れちゃいけない。 どんな理由、どんな言葉を並べても、武器は武器であって、刃に過ぎない。 どんな理由をもってしても、武器は所詮人を傷つけるための道具だ。
[工房に戻る手前、一度だけ振り返り、緩く笑う。]
あんたなら大丈夫だろうけどな。 努々…お忘れなきよう…。
(238) 2012/08/07(Tue) 00時半頃
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