人狼議事


25 仮面舞踏会

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【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

― 時は少し遡り 馬車の中 ―

[囁きに返された言葉に、ディーノ・ディンディアは僅かにその碧硝子の嵌った眼を見開いてから、口端の歪みを更に曲げた。金色の髪が身を離す頭の動きの後に続き、柔らかく孤を描く。]


 私の父は、貴女を失くす事が自由だとは思いませんよ。

[二重の言葉の片面だけをを拾うのは「態と」だと語るのは口では無く、僅かに緩められた眉間の皺ひとつふたつ。反応を見るような言葉に対しての嫌悪は見られず、寧ろ捻った問題を解かれた時のような、感心と関心の混ざる色すら浮かべた。]


 貴女に居なくなられると私はかなしい、ヨーリャ。

[死、と言う言葉を出す彼女に何時でも返す言の葉には、ふたりだけで内緒ごとを話すときの呼び名を添えて。
繰り返される同じ其れは彼女に何かを感じさせるのか、束の間の時男はじっと彼女を見た*]

(-22) 2011/02/03(Thu) 11時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/03(Thu) 11時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 第二王子離宮 ―

[手を取るヨーランダの言葉に、ディーノ・ディンディアが顔を向けると見下ろす際、金の髪が耳から落ちる。見上げる白い顔の輪郭をなぞった後の視線は彼女の白いドレスへと落ち、後から着く侍女へとも向けられた]


 着替えがあるなら着替えても良いと思いますよ。
 足りぬようなら、此方での準備もありますから、ローザに欲しいものを告げてもらっても構いません。


[色々もってこさせていますから、と添えて揃えた4本の指で指す、自身の荷物だけを詰めた馬車]


 私は準備する間中、部屋の前で待ちましょう。
 その時間は良いものですから。

(28) 2011/02/03(Thu) 17時頃

【人】 会計士 ディーン

[言いながら向ける視線の先、馬車の中から炎精が降り立った。暫しの時の後、目を奪われたディーノ・ディンディアの薄い口唇からはこくり と 喉仏上下する嚥下の音が小さく鳴った]


 嗚呼、素敵ですね。
 あれは――よい、仕立てだ。

[傍らの皇女の言葉に頷き呟く声は何時もよりはトーンを上げていた事に男自身が気づき、軽く握った拳で口元を隠すようにしてひとつ 咳払いをこぼす。
 あかい女が人を探す風に顔を巡らせる視線が自身の上を滑ればお辞儀をひとつ向けてから、馬車の荷物を何処に運び込むか困っている風の自身の召使と侍女の元へと足を向け]

 
 離宮の使用人に聞いて客室に入れておきなさい。
 ローザは皇女の着替えに何か入用そうなら渡して差し上げるよう。

[告げるとヨーランダの準備が有る無しに関わらず、広間にて舞踏会が始まるまでひとり廊下に佇み窓から外を眺める時間を楽しんでいるようだった*]

(30) 2011/02/03(Thu) 17時頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

[ヨーランダがもし所望するならば。
かの城で見せた贋物の紅だけでなく蒼や紫の飾りやドレスも、幾らでもディーンの荷物からは出てくるのだ。――そしてそれらは全て、彼女の白い肌に誂えらられたかのようにぴたりとサイズも合うだろうし、色味も良く良く映える見立て。
  ――だが決して王家の紋に関係のある花は、出てこない。]

(-25) 2011/02/03(Thu) 17時頃

【人】 会計士 ディーン

[同じ招待客だと判断できる見知らぬ誰かとすれ違う時、男は丁寧に頭を下げる事をしながら、暫し色々な場所に視線を滑らせて居たが、男はダンスホールの前で召使のバルトロが捧げ持つ箱から帽子を取り出し、頭に被る。その帽子もまた男を覆う青と金と白が張り巡らされ、細かい細工を施された凝ったもの]

 さて…始まる、か。

[ダンスホールの入り口へと向ける、男の顰めた眉を白い仮面が覆ったのは、帽子を被った時と時間を同じくする。。顔の大きさと形に合うよう誂えられたそれは、鼻あるべき中央から前へと金色が迫出して、鳥の嘴を模していた。群青で縁取られる両端は目の縁へと繋がり円を描く、先の尖った唐草模様。眉の辺りの位置に並べられた羽根飾りはそのまま帽子へと繋がり、その上でひときわ大きく花開くかのように背へと垂れて居た]

(42) 2011/02/03(Thu) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

[ヨーランダを丁寧にエスコートし、歩む廊下。
広間の入り口――彼女の言葉に、その細い手を持った手は高さを動かす事無く視線だけをそちらへと向けた。天鵞絨の上をうねる光の上、闇色とピンク色の蝶。その傍を流れるストロベリーブロンドに、ディーンはおや、と声を上げる。良く見知る髪の色。横に添う男もまた、見知った人物であろうとは想うけれど]


 パートナーの方がおられますから、

[手を差し出すのは野暮でしょう、と添え置いて、ヨーランダの言葉に頷いた。それでも暫く数度視線を注ぐのは心配そうにもはたからは見えるのかもしれない。]


 今は貴女の教師では無く、騎士とし

[鳥の嘴の間から低い声でらしからぬ甘やかな言葉を紡ぐ――のを邪魔したのは、かの王子の声だった。「逃げろ 逃げろ!」と。
 響いた声と落とされた照明に、持っていたヨーランダの細い手を握る力を強め彼女を引き寄せる。何かを発する間もなく聞こえる第二王子の続く声にディーンは、仮面の下で眉間の皺を酷く深めさせたけれど、それを見られることはなく、]


 …悪趣味な趣向だ。

[昼程に明るいホールの中、ざわめきを縫って小さな低い呟きだけが人知れず地面へと、落ちた] 

(49) 2011/02/03(Thu) 22時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/03(Thu) 22時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/03(Thu) 22時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/03(Thu) 23時頃


【人】 会計士 ディーン

[視線を下ろすと胸元に添えられた白い手は縋るように見え、細める瞳は仮面の下。競り出た嘴は差のある身長で、彼女のゆるく結った髪を解す事も無い。]


 嗚呼、これは乱暴に失礼しました。
 ―よければこのまま、踊って頂けますか?

[ダンスホールの冷たい床に、管弦楽の音が滑り響く。
 漆黒を翻した第二王子のせっかくの舞踏会の誘い、言葉通り踊る事も礼義のひとつだと考えるのは、ディーノ・ディンディアは体を使う事が得意では無く、優雅に巧く踊る事等できやしないから、その行為自体に楽しさを見いだせないからでもあった]

(60) 2011/02/03(Thu) 23時頃

【独】 会計士 ディーン

[細める瞳――最初に眉が寄ったのは、自身の胸元の布を掴まれた、というそのせい。
 その後にそれが僅かに悦を帯びた色になったのは、白が生む青の波が殊更美しいと、心底思った、そのせいで]

(-46) 2011/02/03(Thu) 23時頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

 いえ…思わぬ良いものを頂きました。

[自身のみが納得している、少し不思議な言葉を呟くのは
 ヨーランダにしか届かぬ程度の声音で]

(-53) 2011/02/03(Thu) 23時半頃

【人】 会計士 ディーン

 こう見えても丈夫には出来て居ます。
 むしろ私が踏んで仕舞って

[仮面に隠された男は、むしろ表情見えぬ方が声の上機嫌を隠さぬかもしれない。左手で白絹に包まれたヨーランダの手をそっと引き身を寄せると、右手は彼女の大きく開いた背の下、白いドレスに包まれた腰へと添えられ]


 貴女に恥をかかせてしまわぬかが心配ですよ。

[そっと足をゆっくりと引いて、彼女がリズムに乗れるように身を揺らし、取った手を上げて下げる]

(69) 2011/02/03(Thu) 23時半頃

【人】 会計士 ディーン

[嘴着けた仮面は最初は相手たる皇女だけを見詰め、調子が出る迄ゆっくりと優雅では無いなりに形を守る形で手を引きリズムへと誘った。自身も彼女も慣れ音の海へと身を委ねられると、じわりと辺りへと視線を巡らせる。
先程も見た炎の化身は、そのイメージの通り良く動いて居て目についた。それから暫く仮面の向きが固定されるのは、少し離れた異国情緒溢れる夫婦だった。それから他の華華しい舞踏も眺める仮面の下に胸裏を隠すままに、不躾な視線も今は問われる事無く。
 曲は少しテンポがあがり、男は視線をヨーランダへと戻す。]


 疲れてはいませんか?

[未だそれほど長く踊って居る訳でも無い。
だが彼女の身を心配する声音の言葉は、真剣味を帯びて居た]

(81) 2011/02/04(Fri) 00時頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

[本当に、の言葉には 言葉を返す事は無くただただ 仮面の奥から碧い瞳で見詰めた後、ゆっくりと深くいちど、頷いた。
 手指は彼女の背をそっと撫ぜ、大きく開いた布と肌の間をなぞる指は、その境目の存在を確かめるかのような動き。]

(-72) 2011/02/04(Fri) 00時頃

ディーンは、フィリップの声に、嘴生やす無機質な仮面が顔を向ける。

2011/02/04(Fri) 00時頃


【人】 会計士 ディーン


 一曲終わる迄、ですよ。

[ディーノ・ディンディアの記憶に照らし合わせると、この曲の終わりはそう遠いものではない。パートナーの紅い口唇が弧を描くのを刳り抜かれた目孔から認めて、早まったテンポを倍に取ったステップを踏む。彼女の背に添えた手は僅かに体重を支えるよう力を籠められ、より身を寄せるかたちとなる]

 社交界という所では無理をしてでも踊る事もありましょう。

[ゆったりとゆったりと、じわりじわりと。
踊りの足は止めぬけれど、円を描きながらもホールの中央には向かわずに。何時でも引けるよう壁際の方へと誘導する]

(96) 2011/02/04(Fri) 00時半頃

【人】 会計士 ディーン

[じわじわと壁際へと行くディーンは休める椅子等の近くへと向かって移動していたから、自然と輪を離れる異国の夫婦の近くにも寄って居た。曲が終わりへと向かうにつれ、息のあがる皇女の手と腰をしっかりと持った侭。万が一足でも絡ませようものなら持ちあげて誤魔化す事すら厭わぬ程気を付けて、なんとか彼女は倒れぬまま――というより、彼女を倒す事なく一曲を終えられた。
 すぐにそっと、長椅子へと彼女を下ろすと離宮の召使へと冷たいものを、と短く指示を出した]


 …やはり無理にでも止めれば良かったですね。
 本当に――嗚呼、

[紡ぐ言葉は心配げな色を帯びれば、形変わらぬ仮面にも影落ちる風に見える]

(108) 2011/02/04(Fri) 01時頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ


 …――、

[続く言葉は詰まってしまった様子で、
 音とならなかった]

(-115) 2011/02/04(Fri) 01時頃

【人】 会計士 ディーン

[ヨーランダが言葉を紡ぐのに、僅かにでもましになったかと息を吐くも仮面の下、表情は見えない。ふと近く、椅子に座り足を見る様子を見れば何が起きたかは察するところ。
それでも今はヨーランダに顔を戻すと、上げた手は神経質に彼女の零れた長い髪をそっと、戻した*]

(119) 2011/02/04(Fri) 01時半頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

 ヨーリャ…死出の旅には まだまだ早すぎる。 
 貴女に居なくなられると私はかなしい。

[公式を間違った時のような口調で囁く声。
零れた髪を掬った指は仮面の縁をなぞり頬を降りると、斬首の痕のような紅を撫ぜ。そっと白絹に包まれた手を包みそっと握った*]

(-121) 2011/02/04(Fri) 01時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/04(Fri) 01時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/04(Fri) 10時頃


【人】 会計士 ディーン

[ヨーランダの体重を長椅子に凭せかけたまま、近く寄る人物を見上げる鳥の仮面。異国風の男の衣装に背格好、リストとヨーランダのかける声からも誰かは判るけれど、男が彼の名をなぞる事は無く。ヨーランダの白絹に包まれた手を握る手を離し立ち上がってするお辞儀は丁寧で、形だけでなく心篭めたものに見えるだろう]


 足を捻ったならば、…気をつけて差し上げて下さい。
 あれは――後に響きます。

[輪から離れる様子は早かったし余計なお世話と思われても仕方ない、という態の言葉は低い声。
 それから近く、仮面を着けた給仕から白く濁る酒が入るグラスを受け取り、ヨーランダへと差し出した。]


 他の方とも踊りたいでしょう。
 それでも何があるか判りませんから…無理はなさらないで下さいね。

[教師然とした言葉を向け、彼と会話に興じると良いだろうと一度彼女の髪を撫ぜてから身を離そうとした所、ヨーランダの視線が止まる先に視線を向ければ、白に金の蔦絡む仮面に薄紫の羽根を垂らしたの女の姿。ヨーランダの傍ら、深くお辞儀をする男の視線の先は、彼自身しか知る事無く。]

(150) 2011/02/04(Fri) 11時半頃

【独】 会計士 ディーン

 あれはいけない。
 ――縫製が、活きないじゃないか。


[視線は舐めるように、彼女の体を這う]

(-142) 2011/02/04(Fri) 12時頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

[髪を撫ぜる時、小さな言葉の囁きを落とす耳元。
視線は彼女の白い首と赤い布の境目を舐めるけれど、彼女がその死に近しい想いごとを知る事は、出来ない]

 
 何度でも呼びましょう、それが貴女の望みなら。
 ただ本当に…本当に、ほんとうに。
 居なくならないで ほしいのです。

[真剣味を帯びる言葉――低い声。
 ディーノ・ディンディアの家や彼の周りを省みるに、富を得て成功している家柄であろうとも 王家とのつながりは彼女とだけ。彼女に居なくなられては困る、というのが真実なのは事実が裏づけする。むしろだからこそ、ディーノ・ディンディア自身の胸の内側は透けにくいかもしれない。]

(-148) 2011/02/04(Fri) 13時頃

【人】 会計士 ディーン

 貴女はなかなか忘れられるものではありませんよ。

[ヨーランダの言葉に柔らかい声を向けつつも仮面の嘴の先をローズマリーへと向けて暫く居たが、男はそっと背筋を伸ばすと、長椅子から離れた。離れる前、異国の装いに身を包む男にもう一度深くお辞儀をするのは、彼女を頼みます、という無言の願いを篭めて]


 何かありましたら呼んでください。

[ヨーランダにも、添え置いた。]

[それからリズムを壊さぬ足取りでゆっくりと部屋の端を歩き、壁際、腕を組んで給仕の盆から取ったグラスを揺らして凭れる。薄いアルコォル。酒に弱いわけではないが、今は酔う心算が、無い。
嘴を着けた仮面はじっとホール中央へと向けたまま、その内側で碧眼が忙しなく動いていた]

(158) 2011/02/04(Fri) 13時半頃

【秘】 会計士 ディーン → 墓守 ヨーランダ

 今宵は何方が誰かも判らぬ仮面舞踏会。
 私からは告げられませんから――お尋ねになるとよろしいでしょう。

[離れる直前のヨーランダの呟き>>159にはそっと声を置き土産。
彼女が金髪の隙間に流す言葉に 触れられた身が 僅かに僅かに動きを止めたけれど、仮面の下の男の表情が伝わる事は今は無く、また言葉も重ねることは、しなかった]

(-154) 2011/02/04(Fri) 14時半頃

【人】 会計士 ディーン

[嘴の先は正面を向いた侭、男の碧眼は炎の精たる女の上で止まっていた。眼孔の奥から、じっと真っ直ぐ視線を向けて眺めるのは今この場だからこそ咎められる事の無い不躾だと、肩を僅かに竦めてから背を壁から剥がす。歩みよろうと足を出すが、僅かにそれが流れぬのは 野生動物のそれに似た気配に威嚇のようなものを感じ取った気がしたから]


 飲み物を御取りしましょうか?

[手を折ってお辞儀は優雅とはとても云えぬものだけれど、間違いは無い動き。鳥の仮面被る男はセシルの座る椅子を横手から、そっと低い声を掛けた。彼女が上げた仮面の下を覗き込むような事は、しない]

(161) 2011/02/04(Fri) 14時半頃

【人】 会計士 ディーン

[さっと振り向く様子はまるで俊敏な獣のようにも見え、幾分かつま先に力を入れるのは気取られるも仮面の下。嘴の上、暗い孔にシャンデリアの光が入り込めば見える碧は細くほそく眇められているのが見えるだろう]

 おや、そうですか。
 それは無粋を申しました。

[引き結ばれた薔薇色を見てか、返す声の高さにか
鳥が小首をかしげるように、男は僅かに傾いで]

 あまりに眼を惹くお姿でしたので、思わず声を。

[視線はセシルへとじっとりと注がれる]

(171) 2011/02/04(Fri) 17時頃

【独】 会計士 ディーン

/*

はさまった…
ヴェスパタインごめん……

(-158) 2011/02/04(Fri) 17時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2011/02/04(Fri) 17時半頃


【人】 会計士 ディーン

 ええ、素晴らしい衣装です。
 仕立て屋の名を問いたい程に、そう思います。

[セシルの言葉を否定する事はせず、横を向く相手の顔の動きを嘴が追うように揺れた。炎の女の冷たい視線を感じ絡める男の視線は、寧ろ、熱い。]


 だがそれを着る人物に色が無ければ、と、言った人がいます。
 私もその通りだと思いますよ、レディ。

[語尾を上げる問わぬ問いの言の葉は柔らかいけれど、レディと呼ばれる相手がどのような感情を持つか、鳥に化けた男は、識る由も無い。]

(173) 2011/02/04(Fri) 17時半頃

【人】 会計士 ディーン

[きっと振り返る動作は機敏だったから、その後にぶつかるエメラルドの光が強かったから、男は背筋伸ばしたまま半歩だけブーツを後ろへと引いた。そっけない言葉を切っ先に彼女の全身から自身へと否の空気を感じて、仮面の下の表情が変わる。]


 第二王子から?それはまた…

[贈り物だと匂わせる言葉に、僅かに声のトーンはあがる。が、直後、眼孔から見える碧を伏せ、金を揺らして頭を下げる。――実際、男は彼女が何に対して気分を害したのかも判らない様子だけれど]


 ――どうやら私は貴女の気分を害してしまったようですね。
 申し訳ありません。

[腰を折り曲げた。]

(176) 2011/02/04(Fri) 18時半頃

【独】 会計士 ディーン

[熱こもった視線が舐めるように這うのは糸の継ぎ目 布の襞。
仮面に隠れていると安心しすぎたかと思っていた男は
ほっと 胸をなでおろす心中]

(-159) 2011/02/04(Fri) 19時頃

【人】 会計士 ディーン

 そう、ですか。
 ならばこの身心を痛める必要も無かったと、安心致しま、

[あなたのせいではという言葉に返す言葉は吐く息多く、青に金散る胸元に揃えた4つ指が僅かに緩む。が、続いた謝罪の言葉に先ほど下げた半歩、前に足を踏み出して]


 いえ、燃える炎のような貴女に何を謝る事がありましょうか。
 私には、そのような事をさせてしまった時を責める事しか出来ない。
 いっそ炎に焼かれるローストチキンを演じるべきでしょうか。
  
[身を寄せれば火が燃え移りそうな女の苦渋の色に気の利いた言葉を、と頭を必死に回転させ、精一杯の冗談を添えてみた]

(182) 2011/02/04(Fri) 19時頃

【人】 会計士 ディーン

 勿体無い物を頂きました。

[苦笑のかたちを作る相手の口唇にほうと息を吐くと、嘴の中で反響して少し不思議な音を立てた。彼女の笑み声に頂き物、と名を付けて、お辞儀と共にして一歩後ろへ下がった。仮面を二枚挟んだ会話、名乗る事をしないのは態とであり、それをせずとも失礼とされぬ場である事を知っている。]


 焦がされれば骨も残らなさそうです。
 お連れ様の飲み物が温くなって居なくても、沸きたつやもしれません。

[セシルが内心で嘲笑っていても知らず、男は出来る限りの言葉を知識から引き出し並べる。眉間に寄る皺が見えぬのは彼にとって今は幸運に働いているようで]
 
 ではその前に――失礼致します。

[コツリ 踵が床に立てる音は 弦楽器の音の中。セシルから一歩離れれば、やけに空気が冷たく感じた。]

(186) 2011/02/04(Fri) 19時半頃

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