199 獣[せんせい]と少女 2
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/* くっそwwwwwwwwwww見られてしまったwwwwwwwwww
(-2) 2016/10/10(Mon) 00時頃
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― 朝 ―
……よし出来た!
[出来上がった人数分のサンドイッチを前に俺はばたばたと尻尾を振った。 今日は妖精さんにありがとうの日だから。
……この店の屋号が、『三本フォーク』から『四本フォーク』に変わる年。 まあ、食べるのはもっと先の話だけれど。
一年前と変わらぬ風景。 だけれど少しずつ変わっていく。
……誰でもいつでも持っていけるように、食堂のテーブルにサンドイッチを並べたら、今日は気ままに歩いていこう。 さて、誰が一番食べ頃なんだろうと。]*
(10) 2016/10/10(Mon) 00時半頃
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[ふらりと食堂を出て、どのくらい歩いたろうか。 たくさんの思い出を一つ一つ思い返して歩くのは、とても楽しかった。
すると……]
きゃん!!
[突然聞こえた物音>>49に全身の毛を逆立てて思わず吼えてしまった。力任せにドアを閉める音は、きぃん、と耳鳴りがするようで。 走り去るその姿を見かければ]
……ふぁ?おい、シルク?
[そんな力任せなことをする子じゃないだろうに、手元から落ちる刺繍にも気付かないまま走るその背を追いかけた。]
(63) 2016/10/10(Mon) 01時半頃
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/* ふぁー怒られた尻尾丸めちゃう
(-29) 2016/10/10(Mon) 02時半頃
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/* そろそろ寝よう
(-30) 2016/10/10(Mon) 02時半頃
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/* いいんだよ…みんな見てる前でボール投げてくれても…
なんか図らずも一番年上になってしまって、先輩風吹かしてるみたいになっちゃったんで…こう…アレしたかったんだけど…!
(-42) 2016/10/10(Mon) 08時頃
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ー シルクを追って ー
[呼びかけたってその背中は止まりゃしない>>76明らかにいつもと違う様子に妙な焦りを覚えて追い掛ける。わざわざ獣に戻らなくても、コンパスの差でわりと早く追いつけたから立ち止まったその肩をぐっと引き寄せることは出来るだろうか。
けれどいつもより低い声で漸く返答がきて]
……パン?
[一体それは何の話だと首を傾げた。何せ1年経っているのだ。最近パンを焦がしたことは無い。というか俺が厨房を預かってからそんなものは数える程度にしか……]
(154) 2016/10/10(Mon) 09時頃
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……あ、
[そう言えば、一年前。食堂に漂う焦げた臭いを誤魔化すために、パンを竈に落としたのだと嘘をついた。ちくり、忘れかけていた心の痛みが、今になってぶり返してくる。
……けれど不思議だ。心は痛いけれど、無知な少女がこうして自分の嘘を暴けるくらいに成長したのだという事実がこの上なく嬉しい。 だからついつい、にやけた顔で答えてしまう。]
パンじゃないなら、何だと思う?
[尤も俺は事の顛末の詳細を知らない。けれど、唯ならない仲間の様子を見て、真実と思しきところへ行くのを通せんぼしただけ。]
(155) 2016/10/10(Mon) 09時頃
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シルクはそれを知って、どうしたい? 確かに、嘘を付くのは悪いことだ。 けれど、秘密を知ることで傷付く人がいるなら、どうする? お前のこと守りたい、大事にしたいせんせいの気持ちは、どうなる?
[ここまで言えば、パンが焦げたのではない事くらいは分かってもらえるだろうか。だけれど問題はその先にある。 それを知ったこの子がどう動くか。 そしてなぜ今になってそれを知りたがったのか。
縺れた糸の苦しみは、針を持たない獣には分からない。だが少女の意図が何であれ、より苦しくない方へ導くのがせんせいの役目だろうか。]*
(160) 2016/10/10(Mon) 09時頃
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[頬を膨らせて怒るのを見ても、緩む頬は引き締まらない>>182怒りの感情を覚えたんだね、よくやった、なんて今の俺が言えることじゃあない。 本当は心の底から謝るべきなんだろう。 小さな手に振り払われた手は痛くない>>183 痛みはもっと別なところから。]
……せんせいは何でも知ってるわけじゃないさ。 だけれどお前のために出来ることならなんでもしてやれる。
嘘をつかれるのは嫌いか? 内緒ごとされるのは嫌か?
[以前内緒で厨房に入ったよな、とわざと我が身のことに言及して。零れる涙を更に流させようとしたわけじゃない、ただ、もう少し分かって欲しかっただけ。 決して悪意のために嘘をついたわけじゃないんだと。
けれど、また俺は何も言えなくなる>>184]
(205) 2016/10/10(Mon) 13時頃
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[それは本当なんだ、と。ただその一言を信じてもらう術なんかもうなくて。
シルクは彼女自身だけじゃなく、俺自身もダメになるのも嫌だと言った。 そんなワガママ、他に誰が聞いてやれる。
けれど、彼女はもう俺を信じてはくれないかもしれない……そしてほかのせんせいに喰われるのも、また一つの道だろうか。俺は、もうその背を追う事はしない。]
(206) 2016/10/10(Mon) 13時頃
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……ほらなァ、簡単に切れるんだ。
[牙を閃かせその喉首を噛みちぎらずとも、言の葉一つで10年の信頼も脆く崩れ去る。]
[重苦しいため息をひとつ。さてまた歩き出そうとして、ひっそりと佇むその姿を見止める>>120]
おう、エリ。おはよう。 ……見てたのか?今の。
[これだけシルクが大泣きしながら声を張り上げていたんだ、唯ならぬ雰囲気くらい伝わってしまったかもしれない。それをもう誤魔化そうとはしない。]
(207) 2016/10/10(Mon) 13時頃
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/* ええええここでニコラスせんせい来るのはなんで
(-85) 2016/10/10(Mon) 16時頃
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/* いや素直にエリとの会話に割り込んだ理由は知りたい。怒ってはないけど。 エリ待っててくれてるんだと思うんだ。退出打ち忘れた私も悪いがよ
(-88) 2016/10/10(Mon) 16時頃
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[エリへの問いかけを遮るように現れたのは、予想が正しければ『焦がした』張本人の姿>>223その寄せられた眉根を睨み返して唸り返す。]
逆に知りたいもんだね。あん時……去年何があったのか。
[あの時何があったか知らないが、ヴェスパタインの負傷を隠すために嘘をついた。何故そうなったかなどこちらが聞きたい。 けれど、ニコラスに責任転嫁して責め立ててどうなるものでもあるまいに。
一人になりたいと思った。俺が真実を知ったところでどうにもなるまい。]
(241) 2016/10/10(Mon) 16時頃
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/* んんんんんん分からん
(-93) 2016/10/10(Mon) 16時頃
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[見ていたのか、と問いかけ頷くエリを見て>>240まるで計らったようにニコラスと同じことを口にする。 ニコラスがシルクの後を追うのを横目に見ながら、その質問に答えず問いかけた。]
エリは、まだ俺が怖いか?
[この一年、少しでも距離が縮まっていれば、彼女が俺を恐れていた理由は聞けたんだろうか。……いや、その目に滲む涙を見れば、俺がそう思い込んでいただけだろうか。]
嘘をつくのは悪いことだ。 だが、守るための嘘をつくのも、悪いことなのかな。
[最後のは、俺にも分からないこと。問いかけたって誰も答えてくれやしない。その小さな身体がニコラスの後を追うのなら、それも止めることは無い。 とにかく、ひとりにさせて欲しい。]*
(253) 2016/10/10(Mon) 16時半頃
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なあ、マリアンヌ。 お前は誰より(横に)大きな子だったな。 だけれど、誰より自分に正直だった。
なあ、ゾーイ。 お前は誰より俺を可愛がってくれた。 犬になるのは閉口したが……それでもお前は俺に節度を教えてくれた。
……なあ、誰でもいいから、答えてくれよ。
俺はどうすりゃ良かったんだよ。 形を変えても俺のそばにいてくれているのなら、マリアンヌ、正直なお前は、ゾーイ、慈愛に溢れるお前なら、一体どうしたかな。
[空に問いかけても、誰も何も答えなかった。]*
(*4) 2016/10/10(Mon) 17時頃
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[内に住まう少女達に問いかけてみても、誰一人問を返してはくれなかった。
どうすれば正しいせんせいであれたのか。 どうすれば誰も悲しまずに済んだのか。
俺は独りではないはずだったのに、その答えが俺の中に見つからないことに、俺はひどく怯えた。]
……ダメになっちまったのは、俺の方か。
[せんせいとして失格だ、と独り自嘲して、俺はまた厨房へと戻っていった。]**
(277) 2016/10/10(Mon) 17時半頃
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ー 食堂 ー
[誰もいない食堂にはまだ手の付けられていないサンドイッチが並んでいたか。それを一瞥することなく厨房へと戻っていった。
俺がせんせい失格だとしても、獣の性は変えられない。 動けば腹は減る。糧になるものは少女。 少女を喰わねばこの空腹は永遠に癒える事はない。
いつぞやのように、氷水を張った樽の中に取っておいてある野菜をそのまま齧って空腹を誤魔化そうとする……だけれど、口の中はちりつくばかりで満たされることはない。]
……う、
[手に持った齧りかけのトマトを八つ当たりのように壁に投げつけようとして……動きを止める。
食べ物を粗末にするのは悪いことだ、それは俺が教えてきたこと。 ……マリアンヌから教わったこと。 トマトを手に持ったまま壁に凭れてずるりとしゃがみ込む。 ……そんな頃だったか、デメテルの声が厨房に響いたのは>>356]
(364) 2016/10/10(Mon) 21時半頃
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[一年前、妖精さんへのプレゼントの大事な具材になるレタスを取ってきた時は、あまりに大きなレタスにビックリしたものだ……だけれどその健気な頑張りが愛おしくて愛おしくて、尻尾をちぎれんばかりに振りながら腕の中にその身体を収めたっけ。]
……デメテル、おはよう。 焼き林檎……そうだな、もうこれが最後になるかもしれないのか。
[せんせいを名乗るにはあまりに無力と思い知ったけれど、それでも俺の料理を慕って顔を見せてくれた事は嬉しい。手に持っていたトマトをそっと調理台に置くとそっと立ち上がる……きっと尻尾は丸まって足の間にあったろうけれど。]
(365) 2016/10/10(Mon) 21時半頃
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[ふと、雷の実授業のことを思い出す。 形を変えてもそこにある……物体はそうだ。けれど魂は目に見えない。それが何処にあるのか、教えた張本人の俺が分からないでどうするのだ。 デメテルは、「私が教えてあげる」と言ってくれた。 彼女は知っているのだろうか。少女らの魂の行方を。]
デメテル、質問していいか?
……寂しくて寂しくて仕方がない時、デメテルはどうする? 皆一緒にいるんだと思っていたのに、いつの間にか独りで……俺は、今とてもとうめいな気分なんだ。
[彼女はこの旅立ちの日に何を思うのか。もしかすると解をくれたりしないか。そんなふうに小さな彼女に甘えを見せた。]*
(367) 2016/10/10(Mon) 21時半頃
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― 旅立ちの日前日 ―
[明日はこのメンツで祝う最後の誕生日……俺は妖精さんへのプレゼントにするサンドイッチに使う具材を作業台に並べては一人満足げに尻尾を振っていた。 夜の帳も降りたころ……少女は皆寝静まったものだと思っていた。 だから、そっと厨房の戸が開いたら>>398ほんの少しびっくりしたと思う。]
おう、エリ。なんだ寝れねえのか? ……ああ、妖精さんへのプレゼントならちゃんと。 だって去年もそうやってお祝いしたもんなァ。 今年は貰えないってなったら、妖精さんはきっと悲しむだろう?
[同じことを考えていたことに少し微笑んで、手伝いたいと申し出てくれたなら卵をつぶすのを手伝ってもらったんだっけ。旅立ちの日を前に手に怪我でもさせたら、俺は俺を許せなくなると思ったから。 そしてこれが怖いものを打ち明けたら、卵が転げ落ちることにも細心の注意を払ってくれることをちゃんと知っていたから。]
(412) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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[ふと、思い出話みたいに語られるのは>>399彼女が俺を恐れた理由。 変身を解いたところを見られたことに驚きはあったけれども、それでもこうして話に来てくれることの方がよっぽど嬉しい。 ……そして、ワンちゃんではなく、れっきとした狼として見てもらえることにも。]
……なんだ、ちょっと恥ずかしいな。 いつでも、エリが乗りたいなら背中に乗ったっていい。 メルヤみたいに空を飛べたりはしねえけど、風みたいに速く走れるからな。
[ずっと怖がって背に隠れてしまっていた少女が、いつの間にかこんなに大きくなって、こんなにも、近くにいてくれる。 くん、と鼻を鳴らして尻尾を振って。 近付いたらまだ怖いかもしれないから、これが俺の出来る最上の愛情表現。 少女がまた大きくなる、熟れた香りに近付いていく。 それが本当に、嬉しくてたまらなかったんだ。]*
(413) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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/* いやなんというかキャパオーバーで申し訳ない…全然目の前に来たものしか反応してないという… 多軸も多角も苦手でございます…食堂のおばちゃんになったのを若干悔いたレベル…
(-152) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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― 過去・水風船 ―
[ピッパに水入り紙風船合戦に誘われたとき>>124俺の顔はひどく渋いものだったに違いない。 なにせ、丸い風船が……ボールのようなものが、頭上をびゅんびゅん飛び交っている状況で俺は理性を保てるとは思わなかったから。
水風船を片手に、中の水に念を込めて、とびきり冷たい水風船を作ったっけ。
けれどそれを投げるピッパの姿も、それを食らった者の悲鳴も、意識の外に置くようにして。
……だって、俺がしっかりしていないといけない。 せんせいが見せる情けない姿なんか、きっとみんなガッカリするから。]
ピッパ、すまんが……背中に乗っててくれると助かる。
[うっかり走り出さないようにと頼んだら、大きくなることを気にするピッパはどんなふうに返しただろう。 けれど、一人だけ合戦の蚊帳の外でばかりいられない。
ふと目の前に転がるボールがあったら……俺は……!]
(-154) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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ばうばうばうばう!!!……あ、いや待て違う!!! ゲェーホゲホゲホ!!あー!!!
[そんな風にわざと咳き込んで誤魔化した。果たして、急に獣の姿に転じて三歩ほど風船を追いかけてしまったことが傍目に誤魔化せたかどうかは知らないけれど。]*
(-156) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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/* なんで灰に落とすのかって……そしたら皆ボールのこと分かっちゃうのかなって。エリにだけ弱点を教えた意味が無くなる。
(-157) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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― 現在・食堂でデメテル、ワクラバと ―
[焼き林檎にするための林檎を手渡すワクラバの姿を見れば>>386ほんの少し頬を上げて笑って見せようとした。 何事もないのだと、責めても示そうとして。 けれど出来なかった。どうしても、せんせい失格の文字が背中に圧し掛かって、どうにも取れそうにないのだから。 お腹が空いたのだというデメテルに>>422、無垢な魂の少女に、何百年も先に生きているはずの俺が全力で縋り付いて、一人ぼっちは寂しいのだと啼いた。
そして乞われるがままに膝を突けば>>423ふわりと香る甘い匂いと……小さな腕の暖かさ。 とくとくと脈打つ鼓動も、呼吸の音も、よく聞こえる。 俺が、獣たちが、教えたことが、彼女の中でしっかりと息づく音。]
(446) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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[言われたことの一つ一つに、うんうんと頷き返す。 彼女が10年かけて覚えて吸収してきた、大事なものだ。]
俺の中にいても、答えちゃくれない。 どうしても、目の前にいてほしくてたまらない。 形を変えて傍にいるとしても、どうしたって苦しくてたまらない。
[年若いワクラバの前で、今まで自分が教えてきた少女の前で、無様に尻尾を丸めて駄々をこねる。そんな子供の理屈にも、ちゃんとデメテルは答えてくれた>>424]
(447) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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