18 Orpheé aux Enfers
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 00時半頃
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―練習室A―
――――――…♪
[突然の校内放送に、間延びしたピアノの音が途切れた]
大練習室…。
[どうやって行くんだったっけ、と頭に道を思い浮かべてみる。 よし、完璧だ。予行演習だけは]
(5) 2010/09/04(Sat) 01時頃
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………………。
[携帯電話を取り出して、じいっと見つめる。 連絡を取るか、迷って、迷って、迷った末にメールを送信することなく再び仕舞う]
大丈夫、大丈夫。 合宿棟自体は広大なわけでもないし、 一周する位の気概で行けば…!
[既に発想が間違っている気がするが、本人は気づいていない。 そっと廊下に出ると、慎重に歩き出した]
[真逆]
(10) 2010/09/04(Sat) 01時頃
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―廊下―
[呼びとめられ>>13て、ぴたりと固まった。 暫しの躊躇するような間の後、くるりと爽やかな笑顔で振り返る]
い、いやぁ、実は―――――…水道に、行こうと思いまして!
[友人が裏口に水道があると言っていたのを思い出しつつ]
あはは。はは…。
[笑顔は次第に、苦笑に変わっていくだろう。 そしてしまいには、しょんぼり肩を落とした]
ごめんなさい…。
(20) 2010/09/04(Sat) 01時半頃
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サイラスは、メールの着信音に、慌てて携帯電話を手に取る。所要時間、約(04)秒。
2010/09/04(Sat) 01時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 01時半頃
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from:Cyrus sub:ごめんね…。 ---------- 廊下に出たら先生とベネット先輩に会ったよ。 だから大丈夫。
……本当に迷ってないから、大丈夫!
[付け足された最後の一文が、物悲しい]
(-13) 2010/09/04(Sat) 01時半頃
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from:Cyrus sub: ----------
ありがとう。
[慌て過ぎて付け足しそびれたメッセージが、10秒遅れで送信された]
(-14) 2010/09/04(Sat) 01時半頃
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―廊下―
[かちかちかち、と携帯電話を慌てて操作して。 メールを送り終えればほっと一息]
遭難……!
[そして、スティーブンの言葉に戦慄する。 あながち現実になりかねない…と、本人は思っているのかもしれない。
次第に廊下が騒がしくなってきた。合宿に来た者たちが集まってきたのだろう。戸口に見える同じ高校の生徒へ緩く手を振って]
手?
[ベネットの意外な言葉>>21に、反射的に片腕を差し伸べる。 直ぐに我に返って、首を横に振った]
さ、流石にこれなら、僕でも迷いませんってば…!
[多分、とこっそり心中で付け足したのは、色々と自信をなくしている所為であった]
(28) 2010/09/04(Sat) 02時頃
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[再び鳴るメールの着信音に、 少しどきりとした面持ちで内容を確認する。 読み終われば、 しょんぼりしていた筈の顔は嬉しそうに綻んでいて]
そうですね、皆さんに迷惑をかけるわけにはいきません。 助けて頂いて助かりました。
[スティーブンへ向き直ると、そのままの笑顔を向けた]
心の準備はばっちりです。 先生、ありがとうございます。
[プロの演奏家、という言葉に一瞬真顔になりかけたが、すぐににこりと笑んで頭を下げた]
(33) 2010/09/04(Sat) 02時頃
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from:Cyrus sub: -------------------- 大丈夫、迷ってないよ。 迷う前に捕獲して貰ったよ。
ありがと、ナツキちゃん!
(-22) 2010/09/04(Sat) 02時頃
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―廊下→大ホール―
[その姿は囚人か、はたまたEBEか。 両脇を固められて歩く姿は、事情を知らない者には奇異に映ったことだろう]
………僕の音は、いつも同じ色ですよ。
[スティーブンの言葉>>@6にぽつりと返した声。その穏やかな声色を、相手はどう受け取るか]
――――――――…?
[時折横目で此方を見つめる彼に気づき、よくわからないままに笑顔を向けてみた。 ただ、相手の最後の言葉には驚いて瞬きを零す]
あ、あれ。屋上、―――…って、聞いていらっしゃったんですか。 何だか少し照れてしまいますね。 でも、気に入っていただけたなら嬉しいです。
(40) 2010/09/04(Sat) 02時半頃
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サイラスは、えへへ、と子供っぽく頬をかく。
2010/09/04(Sat) 02時半頃
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[メインホールにやって来てみれば、張り出された紙を見る前に、目に留まったのは青ざめた友人の姿>>34だった]
―――…せ、セシル、どうしたの? 体調でも悪くなったのかい。
[慌てて駆け寄ると、心配そうにその顔を覗き込む。 熱でもないだろうかと、額に手を伸ばそうとしたり]
(45) 2010/09/04(Sat) 02時半頃
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――――――……な、何かあった?
[セシルを心配そうに見つめてから、 傍に居たラルフへ顔を向ける。 困ったような相手の顔を見れば、 事情を知らないであろうことは察することが出来たが。
ひとまずは他校の彼をこれ以上困らせてはいけないと、 大丈夫だと示すようにこくこく頷いて見せた]
(50) 2010/09/04(Sat) 03時頃
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[とん、と額に触れた手は正常な彼の体温を伝えていた。 ほっと小さく息を突くと、セシルへ静かに微笑みかける]
うん。大丈夫、大丈夫。
――――…落ち着くまで傍に居るから。
[ブレザーを掴む手を受け入れて、額に添えていた手はあやすように彼の背中へと。優しく一定のリズムで、その背を撫でる]
(53) 2010/09/04(Sat) 03時頃
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サイラスは、バーナバスがむけてくれた笑顔>>47には気づけなかったようで。
2010/09/04(Sat) 03時頃
サイラスは、ラルフの言葉>>51には、「ありがとう」と小さく頷いた。
2010/09/04(Sat) 03時頃
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―――――……そうそう、深呼吸、深呼吸。
[次第に落ち着いて行くセシルの呼吸に、合わせるようにゆっくり穏やかに声をかける]
どーしたの、セシル。
ちょっと緊張しすぎちゃったかな。
[困ったように笑いながら顔を近づけて、囁く。彼がこれ以上追いつめられないように、少しばかり冗談めかした口調で。
けれどその瞳は、彼の指が密かに綴った文字を見て、緩く見開かれた]
(58) 2010/09/04(Sat) 03時頃
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……………んっ。 見たくないなら見なくて良いよ。
[そっと彼の頭を撫でて、目隠しするように眼前にその手を下ろす]
僕で出来ることなら、助ける。…助けたい。
君を苦しめているのは、何なのだろう。
[目の前の友人一人助けられない、自分の無力さに情けなくなりつつ哀しげに笑った]
(-29) 2010/09/04(Sat) 03時半頃
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[此処まで意識は友人へと完全に向けられていたのだけれど]
――――――――――…!
[襲うとか、襲われるとか、そんな話が耳に届けば思わず一瞬顔をあげてしまう]
…………………。
[相手の姿をそっと見つめ、それからおずおずと視線を下ろした]
(-32) 2010/09/04(Sat) 03時半頃
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[セシルを落ち着かせるように、手は目隠しするように彼の眼前へと置かれる。やがてそっと手を離すと、彼の頭を数度撫でた]
…ん。いーよ。
少しでも元気になってくれたら、それが一番嬉しい。
[謝罪を形作る彼の口元に、首を横に振る]
(67) 2010/09/04(Sat) 04時頃
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[彼が声を失ってから。 それが心因性だということは察しがついていたけれど、 何もしてあげることが出来なくて。
彼が何か辛い思いをしたのではないかと、 心配はすれども、それ以上は何も出来なくて]
君を嫌う筈ないさ。
何があっても。…絶対に。
[囁くように、けれど力強く返した返事。 其処に嘘は一片も交じっていない]
(-35) 2010/09/04(Sat) 04時頃
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[セシルの笑顔を見れば、安堵が広がった。 ほっと息をつき、此方も緩んだ笑みを見せる]
大丈夫だよ。皆、色んな話に夢中だから。
[驚かせたかな、との言に、そう告げながらくすりと肩を揺らした]
うん。行ってらっしゃい。 そうしたら、今度は元気で帰っておいで。
合同練習では、南高の練習の成果を見せつけちゃおう。
[冗談めかしてそう告げて、友人が部屋を出るならその姿を見送るか]
(76) 2010/09/04(Sat) 04時頃
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……………………うぅ。
[と、言いたげに、一度落ちた視線はぱっと再び持ち上がる。 困ったような、ちょっとだけ泣きそうな顔]
――――――――。
[女装、との言葉>>73にベネットを見た。 去年の文化祭の演奏会を、見に行っていたから。 トランペット吹きの「美女」がいたことは、知っている。 小柄で端正な顔立ちの彼を見て、綺麗だな、と素直に思う。
だからこそ、余計にしょんぼりと困った顔になるのだった]
(-38) 2010/09/04(Sat) 04時頃
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[一度持ち上がっていた視線が、再び彼の元へ下りる]
うん。
[僕も、と告げられた言葉に、此方も静かに頷いて]
分かった。セシルの心の準備が、出来た時で良いから。 無理しなくても、焦らなくても良いから。
――――――――……待ってる。
[きっとそれは、彼にとって辛いことなのだろうと思うから。 いつまででも待っているという意味を込めて、最後に添えた言葉は穏やかに落ちる]
(-39) 2010/09/04(Sat) 04時半頃
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え、ひゃっ、わっ……!?
[考え事でもしていたのか。 ぼんやりしている所に大きな声をかけられて、肩が跳ねた]
なっ……、バーナバス、先輩。 部屋……ええっ、あれ、どういう……。
[未だ部屋割りすら確認できていないという取り残され具合であった。 現状を確認しようとあわあわ辺りを見渡してみるけれど、それは今の動揺を際立てているだけのようで]
は、はいっ!行きますっ。
[ただ、顔を上げれば笑顔で手招きするバーナバスの姿があり。 引き寄せられるように小走りで彼の所へ向かうまでに、さして時間はかからなかった]
(88) 2010/09/04(Sat) 07時半頃
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[差しだされた手>>87は、懐かしい大きな手。 恐る恐るといった態で腕を伸ばし、ぎゅっと指先を重ねて握りしめた]
ごあーんなーい。
[バーナバスの声に重ねるようにして、はしゃいだ子供みたいな声が被さる。 この頃になって漸く、今回の合宿で彼と同室になったのだと状況をおおよそ察することが出来た。
途中で荷物を回収した折、相手が担ごうとすれば申し訳なさそうに自分が持とうとする。だけど彼が譲らないようなので、大人しく甘えてしまうことにした。 大切そうに握るのは、焦げ茶のヴァイオリンケースと彼の手だ]
(89) 2010/09/04(Sat) 07時半頃
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[伸ばす腕が恐る恐るだったのは、意地悪して引っ込められるんじゃないかと心配していたから。けれどちゃんと手が届けば、ほっとしたように息を零して]
―――――……えへへ。
[間近で顔を見上げながら、嬉しそうに笑った]
(-46) 2010/09/04(Sat) 07時半頃
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―F部屋―
ナツキちゃん、ありがとう。
[荷物を持って貰ったことへ礼を言い、お行儀よく頭を下げた。二人しかいない場所ならば、呼び方もいつものものへ]
同じ部屋なんだね。 嬉しいな、嬉しいな、宜しくね。
[荷物を簡単に片した後、ベッドに座る彼の隣へ腰かけた]
…………………。
[じっと、その横顔を見つめる。 やがて身体をゆっくり斜めに倒して行って、ぽてりと彼の肩に頭を預けようとした。避けられれば、そのままベッドに横になる格好になるだろうか]
煙草、吸っていーよ。
[いずれにせよ、子供みたいな笑顔を見せつつ、そう告げた**]
(91) 2010/09/04(Sat) 08時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 08時頃
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― F部屋 ―
どれくらいだろう。5年以上は経ってるかなぁ。 昔はよく一緒に寝て貰ってたよね。 一人きりの部屋はがらんとしてて、何となく怖くって。
[幼少のころから一人で寝るようにしつけられたものの、 年端のいかない子供に与えられた部屋はあまりに広く。 相手に泣きついて甘えていたのも、今では良い思い出である。
彼と血縁関係にあるなどとは露知らず。まして家の関係が複雑であることも知らず。だからこそ、懐かしそうに語れるのだ]
あれ、そんなに歯軋り酷かったっけ。 でも平気だよ、それくらい。
[相手の嘘は軽く受け止めて、のんびりと笑った]
(113) 2010/09/04(Sat) 20時頃
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[避けられることのなかった肩に、頭を預ける。 相手の肩が凝ってしまうかな、という心配もあるけれど、こうしていると何だか酷く落ち着く]
そっか。 ナツキちゃんの健康のためには、 僕がずっとこうしている方が良いのかも。
[至近距離では煙草が吸えないという彼に、冗談めかして言う。でもきっと、それは彼の傍を離れようとしない言い訳だ]
……………………。
[彼が目を閉じるのとほぼ同時くらいに、此方もそっと目を閉じる。 ゆっくりと静かな時は流れて行く。其れを惜しむように、もう少しだけ身を寄せた]
(114) 2010/09/04(Sat) 20時頃
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― F部屋 ―
[彼の考えていることも、悩みも、事実も、何も知らない。 相手が薄く眸を開けたことにすら気づかず、静かに目を閉じたまま]
ナツキちゃん。大学卒業したら、どうするの?
[ぽつりとか細い声で、問うた]
遠くに行っちゃうなら、会えなくなるのかな。
[まるで現実味が無いみたいに、そう告げて。 実際に彼が進路をどうするつもりなのかは、分からないのだけれど]
…………………。
[ぱちり、と唐突に瞼は開かれる。 何事も無かったかのように、蒼い瞳を緩く細めた]
(118) 2010/09/04(Sat) 20時半頃
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/* せしるかわいい。
(-60) 2010/09/04(Sat) 21時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2010/09/04(Sat) 22時頃
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/* 一人で動こうとしたが、方向音痴で微妙に動きづらい事実に気づく。
どどど、どうしてこうなった。
(-69) 2010/09/04(Sat) 22時半頃
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/* わぁい、ナツキちゃん戻って来た愛してる!
(-70) 2010/09/04(Sat) 22時半頃
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