191 The wonderful world -7 days of MORI-
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―3day・中央エリア―
[ふっと意識が浮上して、辺りを見渡す。 どうやら立っているのは、1の前。 (1.モリ警察署 2.901 3.ドラッグオージョウ 4.スクランブル交差点) 来た記憶もない場所。唐突な切り替え――この感覚には覚えがある。
震える携帯。新たなミッション通知。 そろりと伸ばす指先が触れた唇は、 もうキツネの油でテカってはいなかった。
…そう。日付が、変わったのだ。]
(76) 2016/06/09(Thu) 21時半頃
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―モリ警察署前―
……………。
[どうやら今日は、相方と離れてはいないらしい。 目の端に極彩色の鳥を捉えて、 緊張と安堵の混じった複雑な想いを抱いた。
…大丈夫。キツネを食べた跡は残っていない。 何か聞かれたら、サブミッションは達成したと誤魔化そう。]
…お、おはよう、ヒトシ。
[はたして今が朝なのかは知らないが。 ひとまず日が替わったらするらしい挨拶を投げておこう。]
(78) 2016/06/09(Thu) 21時半頃
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[インコへ向けて、無言で腕を伸ばした。 ここに乗ってもいいぞという、尊大さの滲む意思表示である。
もし彼が意図を汲んでくれたなら、 これまた無言で、ひたすらイイトコを撫でてやる。]
その、なンだ、昨日のことなンだけどさ、 ありがとな。……キツネ。
[…こういう時、どんな顔したらいいかわからないの。
ということで、視線は合わせず、口もへの字で。 眉間に皺を寄せた、素っ気ない態度のまま。]
(84) 2016/06/09(Thu) 22時頃
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……う、 嬉し、かッた…、
(-34) 2016/06/09(Thu) 22時頃
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[続けてもごもごと口を動かしたけれど、 紡いだ言葉は明確な形にはならず。 無意識のうちにテレパシーで伝えていたのは幸いか。]
今日は俺も、もう少し頑張る。 ……シゴト。
[仕事嫌いな鳥飼の負担を少しでも減らしたい。 と、遠回しに言っているのだが伝わったかは定かでない。 ただ点数を稼ぎに行くぞと捉えられても、問題は無いし。
そのままズイ、と携帯を見せて謎かけの答えを聞き出し、 少々難しい顔をしながらも、13'sスクエアへ向かいはじめただろう。]**
(88) 2016/06/09(Thu) 22時頃
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―13'sスクエア入口―
[ノイズから隠れてコソコソしつつ、 どうにかこうにか、目的の場所に辿り着いたが。 何やら数人、その入口で足止めを食らっているようだ。
先行していたインコの後を追って駆け足で向かったが――]
(………きゅん♡)
[あいにくと唯のインコは、この感情を表す言葉を知らない。 しかし何故だろう、この心の臓が酷く高鳴るのだ!
…そう、一羽と一人は、 同時に、一人の男に恋をしてしまったのであった。>>223]
(241) 2016/06/10(Fri) 01時頃
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≫あ゛ァァァァァ?!≪ てッめ、ヒトシ、このクソ鳥!抜け駆けか?! ズルくねェ?!!
テル!おいこッち向けよ!! そンな奴ほッといて、俺と仲良くしよう!!
お、俺、……ッ おまえとだッたら、なんか卵も生めちゃう気がする…ッ!!
[皆方の胸に飛び込むインコへ、警告を発する。 (もちろん、恋した男を傷付けないよう器用に避ける。)
まさかその連れが生前の鳥飼の知人だとは知らず、>>237 なんとも人らしからぬ一言を叫んでしまった。]
(243) 2016/06/10(Fri) 01時半頃
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[これまでの人(鳥)生で、初めて得た感情。
このトキメキは、なんだろうか。 ガツンと頭を殴られたような衝撃! TVで美しい雌鳥を見た時と、少し似ている気もするが。 それよりもずっと強力で、胸に迫るものがある。
よもや雄、それもニンゲンなぞに惹かれるだなんて! 鮮やかな色彩もなく、柔らかな羽も無い、飛べない無能。 ニンゲンという種族はどうにも、色気に欠ける。 ……そう思っていた時期が、俺にもありました。
だがそれは違う。違うんだ。 彼の――テルの、そんなところが堪らなく愛しい。
鳥飼のことが好きではあるし、 世界の全ては鳥飼と自分を中心に回っているとも信じてきたが、 何故だろう、 これはまた、それとは異なる”好き”なのである。]
(249) 2016/06/10(Fri) 01時半頃
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ハァァァ?! めいくらぶゥ?
隣の部屋のバカップルみたいに! 昼ドラのドロドロ不倫奥様みたいに! テメェがベッドでギャアギャア啼くッてかァ?
その恰好で何言ッてやがる!コントかッ! ちゃんちゃら可笑しいッてンだッ…ゲッホゲッホ、
…ハァ、ハァ、 しかしほんと、この身体、ポンコツだな、 これくらいで、息切れ、
[けたたましい鳥の叫びに、>>248 持てる語彙力と知識を総動員してなんとかやり返す。 フィリップの知るメイクラブと言ったら、これくらいである。
しかし元が不健康なプログラマーの身体、 早々に息を切らし、一時争いは中断された。]
(253) 2016/06/10(Fri) 01時半頃
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……あ゛ァン? ヒトシぃ? 何おまえ、知り合い…?
[肩で息をしつつ、皆方の連れの言葉で現実に引き戻される。>>250 どうやら、生前の鳥飼の知人であったらしい。
6年とか兄貴とか言っているが、久々に会ったのだろうか。 何やら混乱しているようだったので、ひとまず肯定しておく。]
鳥飼 寿。 間違いねェぞ、本人だ。 テメェの言うイケメン親父とやらに、心底惚れてる。
[ぐっ、と親指はインコを指して大真面目で頷いた。 情報としては、間違っていないはずだ。 …しかし、ショックを受けている北見がどう受け取ったかはわからない。>>251]
(261) 2016/06/10(Fri) 02時頃
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ンン?手間ァ? 聞き捨てならンな! コンゴウインコは賢く愛情深く、 素直で優しい、素晴らしい鳥……
え、あ、急いでる? >>259 アッ、ハイ…。ドーモ、スミマセン…。
[皆方に興奮していたことと、北見のハイ(?)テンション。>>251 この二つを目の前にして、すっかり忘れていたが。 見ず知らずのニンゲンと話すのは元来、苦手である。
そそくさと立ち去る北見の背に、かける言葉は見つからずに。 素直にコクリと頷くと、カタコトで見送ってしまった。
鳥飼と北見の言動、そのすれ違いに、>>251>>252 どういうことだろうと首を傾げながら。 …さて、正しいのはどちらだろうか。]
(266) 2016/06/10(Fri) 02時頃
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ほら。元気だせよ、ヘンタイ。
[鳥飼が変態であることは事実なのでそう呼びかけつつ>>262 項垂れた頭を慰めるよう、スリスリ撫でてやったが。>>263
ほぼ同時に正気に返り、真顔で顔を見合わせたのだった。>>268]
…ひとまず、ここのミッションクリアするぞ。
[中に入れたとして追える保証も無ければ、 ここへ来た本来の目的は、全く別であるのだけれど。]
(269) 2016/06/10(Fri) 02時半頃
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[一段落してようやく、 背の低い死神に向き合うが。>>@51>>@4]
ヒリ…?どこだか知ンねェけど。 まぁ、悪くねンじゃねェの。
え、ダメ? …えぇ……、
それで足りなきゃ、そうだなァ、 こいつでも撫でて癒されてくれよ。 ここの和毛なンてほら、最高だろォ?
[相棒に言われるまま、携帯を幾何へと見せる。>>245 しかしOKはもらえず、困りに困って、
…ついでとばかりに、インコの身を差し出した。 そう、叫びさえしなければ、 この身は、なかなか悪くないと思っているため。]**
(270) 2016/06/10(Fri) 02時半頃
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―少し前・13’sスクエア入口―
[万策尽きて差し出したインコの身は、 どうやら死神のお気に召したらしかった。
腹の羽毛を撫でる様子を見て、>>@58 どうだと言わんばかりに胸を張る。 なんせ、元々それは自分の身体なもので。]
ふン、なかなかだろ?な?
[などと言ってさらに語ろうとしていたところ、 鳥飼に先を急かされてしまい。>>310 名残惜しく思いながらも、その場を離れたのだった。]
(506) 2016/06/11(Sat) 03時頃
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―2階・ゲームセンター―
[途中、突然の色恋に溺れて思考が中断していたが、 改めてミッションを確認し、”親分と子分”を探して歩く。 (もちろん、引き続き皆方を探すのも忘れずに。)
そうして辿り着いたのは2階、ゲームセンター。
何やらチカチカ光る画面、音の鳴る箱、 たくさんのボタンの付いた操作台らしきもの…、 初めて見る筐体に興味を惹かれたフィリップだけれど、]
うェッ?!爆発…? ッてか、ノイズ多ッ…!!
[床に開いた幾つかの穴、見えない土竜、 鮫やら狐、鴉と熊にミンクのノイズ… それらと交戦する警官に、白ワンピースの女。]
(510) 2016/06/11(Sat) 03時頃
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こっち来ン ≫なァァァァァ!!≪
[向かってくるノイズがあれば、衝撃波で応戦し、 綺麗に立ち回る警官の動きを目の端で追う。
高得点のペアを消してしまえば、 自分達が生き返れる可能性が上がるのでは、なんて。 思った時もあったけれど、やはり勝てる気はしない。]
(511) 2016/06/11(Sat) 03時頃
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ふゥン、ニンゲンにもあンの?野生の勘ッて。 まァとにかく、最上階目指せばいンだな。
えェッと、アンダー。
なに、違う?おーばー? おまえのその言い方さァ、なんかムカつくな?
……OVER?
[山と言えば川。みたいな。 合言葉だと勘違いしたので、自分なりに反対語を返してみた。 が、どうやらそれは違ったらしい。
やたらと発音よくキメられたOVERに、無性に腹が立って。 八つ当たり気味に文句は言ったものの、 最後は律儀に倣ってしまう辺り、やはりインコである。]
(-192) 2016/06/11(Sat) 03時頃
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[天井付近で羽搏いている紅を見て、 やっぱりただの色惚けかと呆れながらも。>>314 鎌鼬をギリギリ避ける様に、 見てらんねぇなと舌打ち一つ。>>317
鴉を一羽撃退したのを見て、>>324 一度こちらに戻って来いと腕を伸ばすけれど。]
………え 、
[注意を疎かにしていた背後から現れたミンク。
警告に辛うじて振り返るも、咄嗟に声など出ず、 割り込むように身を捻じ入れた鳥飼に庇われてしまった。]
(512) 2016/06/11(Sat) 03時頃
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お、おい、バカ!大丈夫か?! ッたく、なにしてンだよ…!
[危ないから近くに来いと呼ぶつもりだったのに、 逆に助けられてしまっては立場がない。
極彩色の羽に負けぬ紅が、インコの頭部を汚している。 せっかくのイケメン()が台無しであるが、今はそれより、]
ほんと、バッカじゃねェの…、 ヒトシ、おまえそれ、 気にすンのは、そこじゃねェだろーが…
(513) 2016/06/11(Sat) 03時半頃
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[脳内に直接流れ込んできた思念に、 思わず顔をしかめ、首を横に振った。
座り込んでしまった鳥飼に手を伸ばすと、 これ以上怪我をしないよう、慌てて胸に抱え込む。
共闘する男女が、余裕が無いながらも気に掛けてくれたので、 大丈夫だ、ありがとうとだけは、声を返した。>>370>>386]
(514) 2016/06/11(Sat) 03時半頃
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[インコの怪我の心配をしながら、思いを巡らす。
――庇ってくれた鳥飼。直後の彼の言葉。 相棒が傷付いてしまったというのに、 この状況を嬉しいと感じてしまうのは…些か不謹慎だろうか。]
(…だって、嬉しかった。) (あのヒトシが、俺のこと、そんなに、)
[カラッポで虚しいばかりだった胸に、 ふわりと温かな何かが、注がれたような心地。]
(530) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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[…そんな時間も長くは続かず、 逃げて、と叫ぶ声と共に爆風に襲われ。>>387
繊細な鳥の身を潰さぬようにと思うと、 強く押すことも、抱きしめることも適わずに。 甲高い音を立てながら砕けるシャンデリアを背に受け、 鳥飼を庇うように、丸く地に伏してそれをやり過ごした。]
(531) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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へへッ…、 これでお互い、おあいこ…、だろ?
[ズキズキと痛みを訴える背中に顔を顰めつつ、 けれど心底嬉しそうに苦笑してみせる。
…先ほど主が向けてくれた想いに、 これで、応えることができただろうか。
ずっと欲しいと願っていた鳥飼の心。 構って欲しかった。こっちを向いて欲しかった。 コンゴウインコにとって飼い主とは、特別な存在なのだ。]
(532) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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[そんな彼からの気持ちを感じ取れた今なら、
……どうしてだろう。 今なら、何だってできそうな気がしてしまう。]
(533) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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[ニヤリと互いの顔を見あわせながら笑って。 まだいるかもわからない土竜を叩くぞと頷き、 痛む身体に鞭打ちながら立ち上がる。
辺りには煙が立ち込めており、随分と視界は悪かったが、 互いの姿だけはよく見えた。]
[嗚、今日の始めと異なって、今なら言える気がする。 ちゃんと、ふさわしい表情でもって。>>84
そうだ、笑顔で、言うべき言葉を――]
(534) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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なァ!ヒトシ。 あのさ。さッきはありが
(535) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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[…――刹那。
派手な金髪頭は、無残にも喰い千切られた。 突如床から浮上した、鮫のノイズによって。>>489]*
(536) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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― ―
[終わりというのは何時でも、唐突に訪れるもの。 そこには慈悲も何も、在りはしないのだ。
首と胴が切り離された。 晴れやかな笑みは鮫に呑まれた。 紡ぎかけた言の葉が届くことも、――もう。]
(537) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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[死ぬのは罪だと、とある死神が言った。>>1:2
嗚、死んだ結果、迷惑をかけるのが罪ならば。 これこそまさに、罪と言えるのではなかろうか。
言おうとしなければ良かったものを。 伝えようとしなければ、何を惜しむこともなかったものを。
一番最悪の形で、未練を残す結果となってしまった。]
(538) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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[君に都合の良い神様なんて、いるはずもない。
けれど、 だからこそ せかいは今日も、美しく在る。
このせかいはやるせなくて、だからこそ素晴らしい。 このせかいは素晴らしくて、だからこそ、 ]
(539) 2016/06/11(Sat) 04時頃
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