人狼議事


24 ロスト・バタフライ

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【墓】 墓守 ヨーランダ

―― 白闇の湖に浮かぶ小船 ――

 ……

[幽鬼は白闇の中で佇んでいる。
 姉の気配を傍に感じながら白闇の向こうに在る、
 複数の"願い"に眸を遣った。]

 変わらない。
 きっと、変われない。

[ぽつり呟いた言の葉は誰に向けてか。
 向こう側の状況が視認出来ているかのように
 そっと双眸を細めた。]

(+2) 2011/01/30(Sun) 02時半頃

【墓】 墓守 ヨーランダ


 願いはきっと、独りよがり。
 誰にとっても、そう。

[何時かの日に思いを馳せる。
 多数に囲まれた二人が虐げられたあの日。
 誰が善で誰が悪だったのか。]

 交わっても、変われない。
 互いの為に一つになる事なんて無理なのに。
 それでもまた、願ってしまう。

[この場所で、白闇に抱かれながら。
 零す言の葉は水面すらも揺らす力は無い。]

(+3) 2011/01/30(Sun) 03時頃

【墓】 墓守 ヨーランダ




         幸せ――――?
 
 
 

(+4) 2011/01/30(Sun) 03時頃

【墓】 墓守 ヨーランダ


 願いの先に、幸せが在るのなら。
 それはきっと―――

[薄灰の髪は風を受けても揺らがない。
 水面は揺れるのに、意識は縛られたまま。]

 可笑しな話、ね。
 死んでもまだ、願う事があるなんて。 

[遺体は既に、小船には存在しない。
 >>4:59>>4:64 優しそうな青年に埋葬されていったから。
 意識だけが未だ、小船から離れられないで居る。]

(+5) 2011/01/30(Sun) 03時頃

【墓】 墓守 ヨーランダ


 願いの先に幸せを望むのは
 愚かな事、かもしれないわ。

 願いに縋りつく事が、意義になってしまえば。
 きっとそれは、誰にも理解されない
 白闇の中で手を伸ばすようなもの、だもの。

[蝶が一羽、意識の周囲を舞う。
 まるで其処に生ある身があるかのように。
 幽鬼の眸がはたはたと瞬いた。]

 ……私が分かるの?

[くすり、と一つ笑った。]

(+8) 2011/01/30(Sun) 03時半頃

【墓】 墓守 ヨーランダ


 何時も、そう。
 貴方達は静かに、伝えてくれる。

[蝶が何時かのように。
 鼻先に止まろうとするが、それは叶わなかった。
 すぅとすり抜けて、蝶はそのまま暫く一所で羽ばたいたが。]

 見える者と、
 見えない者と―――

 願いひとつにとっても、
 人の見えかたが違うように

[何処かへと舞っていく。
 矢張りそれは見送るしか、無く。]

(+10) 2011/01/30(Sun) 03時半頃

【墓】 墓守 ヨーランダ


 私はもう―――

[蝶を見送る双眸をきゅ、と閉じた。
 音が意識を包み込む。]

 触れる事すら叶わない。
 人が忌み嫌うような感情にすら、きっと。

 この願いも、何時か。

[視認出来た傍の水面。
 それも眸を閉じてしまえば、何も分からない。]

 風化して、いってしまう。
 

(+12) 2011/01/30(Sun) 03時半頃

【墓】 墓守 ヨーランダ


 ―――、永遠。
 そんな言葉が在るのに。

 感じられないのは、
 何故―――?

[ぎ、と小船が音を立てる。
 縛られる場所も、きっとそのうちに。]

 ………

[そ、と指が唇を辿る。
 偽りの温もりを貪った、跡。
 それもそのうちに、風化してしまうのだろうか。]

(+13) 2011/01/30(Sun) 03時半頃

【墓】 墓守 ヨーランダ




            ―――、怖い。
 
 
 
[零す言の葉に不釣合いな微笑。
 声は高く、白闇の中で凛と*響いていた*]

(+15) 2011/01/30(Sun) 03時半頃

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