24 ロスト・バタフライ
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―― 湖畔に浮かぶ小船 ――
……
[常と変わらない。 周囲を包むのは白闇と舞い踊る数々の蝶。 最後に覚えているのは掌にあった温もり。]
そう。
[なんでも無いように見下ろしながら呟いた。 視線の先には二つの身体。]
生きて、いたのね。
[おぼろげだった感覚すら、 失って初めて知る霧の中の幻のよう。]
(+3) 2011/01/29(Sat) 05時頃
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ずうっと信じられなかった。 私と姉さんは随分と前に―――
[双眸を伏せ、深く息を吸い込んだ。 それもきっと、夢幻。 感覚、と誤認する何かが残っているだけ。]
世界に見放されたその瞬間から。 死んでいるものだと、思っていたから。
[薄っすら浮かぶ笑みは何処か幸せそうにも見えた。]
(+4) 2011/01/29(Sat) 05時頃
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失う事が愛しくなる日が来るなんて思わなかった。 本当に――――
[そっと開く二つの眸。 薄い笑みは確かな言葉を象った。]
ありがとう。
[自身の生涯を閉じた原因に対しての、 不器用な言を。]
(+5) 2011/01/29(Sat) 05時頃
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でも。
[繋ぐ言葉に、微か翳る眸。 視線は二つの身体から離れ、陸の白闇へと。]
叶うのなら、彼らにも。 愛しい、と思える最後がありますように。
[そ、と両手を胸元で組んでは]
神様―――
[存在など何時の日からか否定していただけの 存在へと願う、夢現。]
(+6) 2011/01/29(Sat) 05時頃
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……
[ゆらり辺りを探る幽鬼の眸。 その姿は、あるだろうか。]
――――、姉さん。
[名を呼ぶ声は、微かに震えていた。]
(+7) 2011/01/29(Sat) 05時頃
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[姉の声を聞けば其方へ視線を向けた。 綻ぶのは永久の願いが叶ったせいか。]
おはよう。
[何時ものように。 或いはそれが最後のように。]
具合は、どう?
[軽い調子で尋ねるのは、 此の白闇には何処か不釣合いだった。]
(+9) 2011/01/29(Sat) 05時半頃
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そう。
[姉の言葉に微笑を見せる。 体の具合を確かめる姉を見つめたまま]
―――、良かった。
[しみじみと呟いた。 姉の指先が頬へと伸びると]
……
[緊張した面持ちで其れを受け入れる、が。 確かに触れている筈なのに。 触れられている感触を得る事は無かった。]
(+11) 2011/01/29(Sat) 06時頃
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……
[姉も同様なのだろうか。 眸から互いに窺い知るのは隠せぬ動揺。 頬を、髪を、辿られればそれだけ膨れ上がる。]
………姉さん。
[相手の感触を得られない恐怖から 少しでも逃れようと両腕を伸ばす。]
―――ッ
[強く、抱き締めようと―――*]
(+13) 2011/01/29(Sat) 06時半頃
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生きていた事が、嬉しかった。 死んで、かみ締めたのに。
[囁く声は涙混じり]
大事な物も、失ってた事に。 今更気付くなんて
莫迦だよね。
[小さく自嘲する]
(-2) 2011/01/29(Sat) 06時半頃
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姉さん―――っ
[姉の優しい声が心の其処を揺する。 千切れそうに鳴き出した思いを止める術は無い。 姉の涙を見ればそれだけこちらも共振するように。]
ねえ、さ
[両手は姉の後頭部へと伸びる。 感触を得られなくても触れる事は、出来る。 だから指先は確かめるように、探るように。]
―――っぁ
[小さく開いた唇を姉の唇へ寄せる。]
(-4) 2011/01/29(Sat) 07時頃
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ん―――ッぁ
[互いの唇の隙間から酸素が漏れ、 鼻先から掛かる呻きは思いを滾らせる。 その分だけ感触の無い行為は冷ややかさすら生んだ。]
……… …――姉さん。
[唇を離し、姉の眸をじっと見つめる。 互いに涙で潤む眸。]
もっと――――
[けれど、まだ足りない。 姉の唇へ、紅い舌を伸ばしながら 姉の同じ色と絡み合う為に唇を合わせ、貪り行く。]
(-6) 2011/01/29(Sat) 07時頃
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[唾液の絡む音。 淫靡な匂いと感触が耳の奥を犯す。 姉の舌を幾度もねぶるように愛撫した。]
――――ぅ
[息は熱い。 眸が、頬が、唇が、声が、指先が。 何もかもが愛おしいのに、遠い。]
……
[姉の咥内と交わりながらも、 止め処なく、さめざめと零れていく涙。]
(-8) 2011/01/29(Sat) 07時頃
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私もよ。 姉さん…――
[涙を拭い合いながら交わす言葉は 唯一残された輪郭を確かめる為の、行為。 姉の感覚すらおぼろげになっていく世界で]
ずっと離さない。 だから、離れないで。
愛してるの。 お願い――――
[ボートの軋みを聞きながら、言の葉を湖に浮かべる。 誰よりも好きで、離れない世界に誘われる筈の場所。 されど残されたのは互いを不確かにする深い、*白闇*]
(-10) 2011/01/29(Sat) 07時半頃
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