169 きみがおとなになるまえに
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 00時半頃
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[ 知らない。といつもなら言うところ、 だったのだろうか。 少女はまた、ぱちんと音のしそうなまばたきをして、 それから、考えてみる。
タリン。この世の果て。 おとなとこどもが、行き着くところ。
この街とも、これまで旅したどんな場所とも違う。 少女の知らない、いいえ、誰も知らない宝物。]
(45) 2015/09/19(Sat) 20時頃
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[ じい、と男を見つめる眼は、 今では、ぱちりと開いて。 まっすぐな視線と、ゆっくりと、まばたき。]
── その子は、タリンにたどり着けたの?
[ 確かめるようなささやき。 薄暗がりの中で、少女は手を伸ばす。
うんと遠くにあるように見える背中。 それは、 少女がベッドに沈んでいるせいかもしれないけど、 知っている。絶対に距離の縮まらない追いかけっこ。 少女には、わからない。 男がこれまで、積み重ねてきたもの。 言葉にふくむもの。瞳にたたえるもの。]
(46) 2015/09/19(Sat) 20時頃
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── ジェフは、タリンに行きたいの? .
(47) 2015/09/19(Sat) 20時頃
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[ 静かな声は、じゅうぶんに部屋に響いた。]
わたし、今まで行った街、 全部同じくらい好きだけど、 ずっと旅しててもいいよ
[ それは、透き通った男の子にしたのと、似た話。 もうひとつまばたきをして、名を呼んだ。ジェフ。]
わたしはおとなになるの?
[ ぽつん、とつぶやきは空気に溶けて消えて、 暗がりに吸い込まれていくようだった。*]
(48) 2015/09/19(Sat) 20時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 20時頃
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[ ぱちん。まばたき。瞬く星のように。]
もしも、
[ ゆっくりと言葉を選ぶおとなも、少女は知らなかった。 悩ましげに吐き出される言葉を、 小さな耳は、よく拾って、まばたき。]
わたしが、そうだとおもった場所が、タリンなら わたしが、ずっといたいとおもう場所が、タリンなら
[ 身体を起こす。 ベッドの上に膝立ちになって、椅子の上のおとなに近付く。 また、少し、ベッドが沈んだ。]
(87) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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わたし、その場所を知ってるから、
[ 目を合わせる。まっすぐに。 手を伸ばした。支えを求めるように。 あるいは、包み込むように。 小さな手を、男の肩に。頬に。]
だから、ずっと、旅をしていてもいいの ジェフにとってのタリンを探して
[ 男の瞳のずっと奥を覗き込むようにして、 少女は、歌うように囁く。]
(88) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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── ジェフは?ジェフにとっては? どうして旅をするの?わたしと、
[ ただのこどもと。何も生まないこどもと。 そこまで、少女の頭が理解していなかったとしても、 言葉の意味は、同じこと。]
……わたし、ジェフと旅するのが好き
[ 洗いたてのシーツのにおい。 喧騒。波の音。小鳥の鳴く声。 知らない訛りや、珍しい食べ物や、 そのほかの、少女の毎日をつくるもの、すべて。]
(89) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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わたしが、"わたし"してても、怒らないジェフが好き
[ この世界で、こどもが、自分自身であるということ。 みんなの大好きな"こども"として振る舞わずに済むこと。 それが、許されているということ。
たぶんそれって、とてもむずかしいのだ。 そういうことには、こどもの鼻はよくきく。
おとなになっても、わたしはわたし? それは、おとなになったことがない少女には、 とうてい分からないけれど。]
(90) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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[ ぷつん、と言葉が途切れる。 すっかり眠気をどこかに忘れた顔で、 少女は、にいっと、いたずらっぽい笑顔を浮かべた。]
── けど、明日のシアターは、やくそく!
[ ぺちん、と両手で男の頬をはさみこむ。 たった、それだけのことで、何が面白いのか、 少女はけらけらと笑い転げた。
不安定なベッドの上、身体の重心がかたよっても、 笑いながら、男にもたれかかったまま。*]
(91) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 00時半頃
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── うん、わたしはわたし
[ きゅ、と猫のように目を細めて、 肯定>>95に、まっすぐに視線を返す。]
他のなにかでいるなんて、 そんな、死んでるような生き方、まっぴらだわ
[ たとえ、そこに何の繋がりもないとて、 その時代錯誤な、勝気な鳶色をつくったのは、 小さな旅の物語。それに登場する人びと。]
(140) 2015/09/20(Sun) 18時半頃
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[ 呆れたような物言い>>96に、くすくすと笑う。 頭を撫でるおおきな手のひらの感覚に、 くすぐったげに身をよじって、
そうしてから、ようやく、 再びベッドに身体を沈めた。]
おやすみ、ジェフ 良い夢を
[ 笑いを含んだ声で、少女は告げて、 清潔なシーツのにおいに包まれる。 あたたかい眠りに、包まれていく。*]
(141) 2015/09/20(Sun) 18時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 18時半頃
小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 21時頃
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── 朝:ホテル・エスペラル ──
[ こどもの朝は早い。 特に、遠足や、誕生日や、 サンタクロースからのプレゼントや、 そういう、"特別"が待ち受けている日には。
今、この世界に生きるこどもが、 もしかすると、おとなも、 それらのいくつを知っているのかは、さておき。]
(143) 2015/09/20(Sun) 21時頃
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── 朝!ジェフ!
[ ぱちり、と。 瞼が上がると同時に飛び起きて、 隣のベッドへと飛び乗った。
こどもは。無邪気なこどもは、 ときに、あまりにも躊躇がない。
どん、とのしかかる体重が、 筋肉痛に苦しんでいるであろう身体に、 響いていなければいいけれど、はて。*]
(144) 2015/09/20(Sun) 21時頃
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── キネーン:シアター ──
[ どこかぎこちない男の動きも気にせずに、 少女は、ぐいぐいと人の隙間を進む。
ときおり、かけられる声に、 "こども"を観賞するためやって来たおとなに、 あっけらかんと手を振りながら。]
せかいいち、って、すごい。
[ ようやく、たどりついた座席は、 なんだか、"特等席"と言っても差し支えなさそうで、 それにまた歓声を上げる。]
(162) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[ 模範的なこどもを見に来たこども。 はじまりを告げるブザーの音に、居住まいを正して。 こくんと、息をのんだ。
きっと、少女だけではなく、 まるで、我が子を見守るような目で、 おとなたちも、そうしていた。*]
(163) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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── キネーン:シアター ──
[ その幕が再び降りたとき、 周りのおとなたちは、わあっと、 惜しみない拍手を、歓声を、少女に送った。 少女も、同じ。懸命に手を叩く。
ときおり、どこかから、 鼻をすするような声が混ざる。
ねえ、ハンカチを、 目頭に当てている人がいるのは、なぜでしょう。]
(173) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[ すばらしかった。なにもかも。 歌や、踊りや、それを彩る演出、衣装。
ホールを後にしながら、少女は上機嫌に、 聞いたばかりの曲を口ずさむ。]
── こんぺいとうのお舟 良い旅になるわ、
[ どこか調子外れな自らの歌声に、 少し歌ってから、すぐにやめた。 肩をすくめる。]
(180) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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ステージに立つには──きっと、時間が必要ね 練習するために、うんと時間が
[ きっと、気が遠くなるくらい練習したのね、と、 少女は軽い調子で囀る。 だって、彼女は、どれほど同じ舞台を、 同じ日を繰り返したのだろう。 想像もできないこどもは、軽い調子で口ずさむ。]
── ねえ、ジェフ ずっとこどもでいるって、どんな気持ちなのかしら
*
(181) 2015/09/20(Sun) 23時半頃
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