232 いつかの、どこかの、だれかの話
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[けれど、巨大化には利点もあった。大きくなったおかげで、遠くまで見えるのだ。視界の隅、道の角でちらりと白い影が動いた。 アシモフは前足を上げ、そちらへ体を向けた。パラパラ、石が騒々しい。]
「ヒャアァー」
[ピエロが間の抜けた悲鳴をあげて、尻餅をついた。構わずに後ろ足に力込めて、思い切り蹴りだす。その場に残されたのは、石畳に刻まれた爪痕と、アァ、と得心の言ったようなピエロの声だけ。]
「白兎を追いかけるんだネー。バイバーイ!気をつけテー」*
(27) 2018/01/27(Sat) 23時半頃
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1.ジョウカン 2.ヒロミ 3.綾辻 4.アケミ 5.セン 6.×××
3
ふれるかな
(-10) 2018/01/28(Sun) 00時頃
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おっと綾辻か 何しようかな
(-11) 2018/01/28(Sun) 00時頃
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[相変わらず、この世界には狂ったように音楽が流れている。 白い影が、何かを落とした。小さなそれを躊躇わず咥え拾い更に後を追う。 パーク内は曲がりくねり、わざと見通し悪く作られている。白い影は、見つけたと思ったらすぐに次の角を曲がり、なかなか追いつけない。アシモフの方がはるかに大きく、有利なはずなのに。 咥えた物体が重みを増して、思わず咥え直した。それにしても、疲れているのだろうか。少しずつ歩幅が小さくなっていく。それでも白い影は見失うことがない。絶妙なタイミングで角を曲がり、まるでこちらを誘い出しているよう。 口に咥えていたのは扇子だった。硬い感触が歯に気持ちいい。けれど、徐々にそれは大きくなって、咥えにくくなっていく。 大きくなるのは扇子ばかりではない。建物もだ。ぐんぐんその背を伸ばして、空を覆う。石畳のレンガすら、その大きさを増していく。小さかった白い影は、もはや自分より大きくなった。 扇子が重くて、とても咥えてなんかいられない。ぺっと吐き捨てて、身軽になった体でひた走る。]
(35) 2018/01/28(Sun) 11時頃
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[逃亡者は、どんな魔法を使ったのか。入れるサイズではないくせに、建物の雨樋に飛び込んだ。アシモフも続けて、暗い雨樋に潜り込む。]
(36) 2018/01/28(Sun) 11時頃
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[光が、電子音が、ぐんと弱くなる。けれどアシモフには鼻がある。空気の匂いを嗅ぎ分けながら、逃亡者を追い続ける。 未だかすかに聞こえてくる音楽が変化した。愉快な電子音から、しっとりとしたピアノへと。 アシモフの鼻は、確かに匂いの変化を嗅ぎ取った。甘いキャラメルポップコーンの香りから、芳醇なアルコールとチープの香りへ。 そして、まぁるい光の世界の中に飛び出した。]*
(37) 2018/01/28(Sun) 11時頃
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