199 獣[せんせい]と少女 2
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[獅子は見ている、息を吸う。
そして、ゆっくりと、空を仰いだ。 ――――― 見送るのは、あの子らと、おぬしの役目。**]
(0) 2016/10/13(Thu) 00時頃
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/* ほんに感謝しておる。 このような形で参加することが出来てありがとう。
(-44) 2016/10/13(Thu) 21時頃
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/* まあまだ今暫くいるけどね!!!!!
とりあえずようせいさんに委任しておこ、ぽちー!
(-45) 2016/10/13(Thu) 21時頃
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――― 屋根上 ―――
[獅子は、まなびやの屋根上。 飾りのように、居場所のように、此処に在る。
ししねこ>>21
そのことばは獅子の耳に 最早随分と馴染み、鷹揚に笑う。]
にゃあ。
[陽が昇ろうが静まろうが、おはようにゃあ。 獅子猫は低く皺枯れた声で気紛れに鳴く。 そして、吸う、獣の"声"を肺腑に留める。]
(140) 2016/10/13(Thu) 23時頃
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[一年という獣にとり短い時間。 少女と獣が集い揃い過ごす時間。 屋根上から眺めていた時間を、思い出す。]
ふむ、おぬしは決めたか。 外の広さを、空の広さを伴なうか。
……… しあわせの形?
[回答を求めていないような"声">>22を吸い やれやれ全く難しいことを聞く、獅子は笑う。]
形なきものを唱えるは、難しいものよ。 幸せとはかくも、形を変える。
(141) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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だが、そうだのう。
おぬしらの数だけ、しあわせの形はあろう。 色も、温度も、柔らかさも それはおぬしら自身で探すもの。
[獅子でも迷い、答えに窮する。 おれのしあわせの形と 獣のしあわせの形は、異なるだろうから。
―――― ただ、空の色をしていると良い。
空を飛べぬ獅子は その背を見送りながら、そう、呟いた。]
(146) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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なあに、用向きなど些事じゃて。
俺も、おぬしの声をまたひとつ留められた。 それだけでも、良き用向きじゃ。
[ねこししは、その背を見送る。 ぱたりと揺れる尾が、まるで見送るようじゃった。**]
(147) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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/* よし!!!!!!! 今週が無事倒せたので今日明日は、見られるぞ!!!!!!
まずは読み込もう。なむなむ。
(-111) 2016/10/14(Fri) 20時半頃
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――― 回想:デメテルと ―――
[日干しを繰り返した獅子の毛並は 獣臭さより安寧の匂いが勝る。 それは、がっこうを訪れてから日に増した。
首を傾げる少女>>102の姿に、]
わからぬことは聞くが良い。 声にせぬと伝わらぬことがあるものよ。
[それは、俺に対して告げるようで 少女と先生の間に、求めるようで 獅子は静かに"息"を吸う、留めよう、この声も。]
……… そうだのう。
息を吸うのを忘れぬように あの子のことを、忘れたくないのかも知れぬ。
(286) 2016/10/14(Fri) 23時半頃
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[―――― 寂しくない>>103
少女の声と、無言の含み。 一片の曇りを、俺は耳に留めた。]
時に、言葉は強い。
願うより強く、叶ってしまうぞ。
[嘘も、吐き続ければ真実になるように。 皺枯れた声が、懸念を滲ませる。 少女が生きているからこそ、触れているからこそ。]
(287) 2016/10/14(Fri) 23時半頃
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……… 仕方がないのう。
ししねこは、名をレティーシャと言う。 レティーシャも、おぬしらを覚えておろう。 それが俺の願い、俺のしあわせよ。
それを願うたのは、ヨーランダ。 最初に喰らうた、少女じゃて。
[幾重に重なる歳を生きた分 食べた少女の数も、それ相応、獅子は少し渋れど。
わたしたちの声を忘れないで
願った、喰った、少女の名を語る声は 皺枯れていても慈しむ、何年と過ぎようと。 俺が何年も忘れないのだから 他の獣も、忘れはすまい、―――獅子は願った。*]
(288) 2016/10/14(Fri) 23時半頃
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――― 屋根上 ―――
[年齢を笠に着た獅子は、笑う。
決めたか 決めぬか
それは誰に急かされるわけでもなく。 獣自身、少女自身が選ぶもの。
――― だが、当然 決めたのだと、そう聞く方が嬉しかろ。 客人とて例外に足りるとは、認めない。]
…… ねことは時にせっかちでな。 おぬしと"あの子"が良きように 道を選ぶこと、一足先に願うとしよう。
[鷹揚に、獅子は、笑う。]
(294) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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然り、正解のない問いは難しい。
ゆえに、解を導き出した幸福は なにものにも代え難い。
[時に幸福は、難解な顔をして 灯台の下暗く、傍に控えているもの。
獅子はメルヤ>>164に倣い、空を見上げた。
空は青い、されど、雨は不幸せの象徴ではない。 澄んだ色の眩しさに、目を細めた。]
(295) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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[去る背中と、礼>>165
律儀なものよ、と、獅子は、また笑う。]
しかと。
[去り際のその"声"を吸い上げた。 肺腑に溜め、尻尾を振り 流れのひとつに乗らんとする、その背を見送ろう。*]
(297) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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――― 回想:獅子も花まみれ ―――
[それは、さて、散歩時のことじゃった。
獣が花冠に彩られるのを 樹の上からではなく少し離れて、眺めていた時。 花とはその色形が、優しく穏やかで、華やかで。 にやにやにやと目に焼き付けておったのだが。]
む、 …… なんと、
[獅子の子めいた、俺の頭>>222まで彩られた。 青い両目は天辺を見る。 花冠の片鱗しか見えず、唸る。
すこおし照れの混ざる客人は 毛並をぶるぶると震わせて、気紛れに身を寄せた。]
(305) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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………お揃いとは かくも、照れ臭いものよのう。
[礼の代わりに触らせてやろう毛並は 今日も、日干しされた草の、匂いがする。*]
(306) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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――― そして、夜から朝に ―――
[夜は、満天の星空>>247だった。
がっこうから漏れる明かりまで一体化したような 地平線の切れ目を忘れる、星の海。 屋根上で星を見上げる姿に、身を潜める獅子も、星の色。
輝きこそ、しないけれど。]
………
[星を見上げながら、獅子は 欠けぬように、続くように、星に願う。 寂しがりも、はらぺこも、進むことを躊躇う者も どうか星が満ちる、選択を。
旅立つ先の"声"は、肺腑に溜めておけぬから。]
(321) 2016/10/15(Sat) 00時半頃
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[そして、獅子は決める、星空を眺めた夜に。
勝手気儘に、此処を訪れたように 明日、此処を一人経つことを。 なあに、見送る役目は、少女らを産む神木と、あれの務め。
ふらりと訪れた逆再生に、ふらりと去る。 猫とはいつでも、そういうもの。
空が白んでゆくまで、屋根上で、俺は見ている。 ――――― 息を、吸う。**]
(323) 2016/10/15(Sat) 00時半頃
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――― 朝 ―――
[雪>>281が降る、花が降る。
獅子は、何時ものように屋根から見上げ さてさてあれは、何の花だったかな。 数多の年を刻んでも、知識には際限がある。
空から落ちる影、旋回する影。 等しく降り注ぐその色が ひとつ、しあわせの色に染まるとよい。]
おはよう。
あとの見送りは、おぬし、任せたぞ。 中々に……… 楽しかった。
[見据える先、神木に映し出される虹色>>416]
(519) 2016/10/15(Sat) 22時半頃
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[此処を訪れることこそ初めてでなくとも 初めての経験は、幾度数えても数え切れぬ。
――― この景色ひとつとして。]
皆も無事、見ておるかの。 寂しがりたちが泣いておらんと良いが。
まあ、今日は泣いて許される日じゃろ。
[獅子は屋根上で、伸びをする。]
"さびしくなんか、ないわ。">>103
[肺腑に溜まった、"声"を吐き、笑う。]
(520) 2016/10/15(Sat) 22時半頃
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[神木を望む、白い色を、遠く。]
さて、散歩に出掛けるとするか。
[間借りの獅子猫は 身軽に屋根を飛び降りて、息を吐く。]
"良き流れがあらんことを。">>165
[次なる声は、獣の声。 貰い受けたものをひとつの流れに、還す。
獅子はまなびやに背を向け、歩き出した。 これから先は、また一匹、長い散歩道。*]
(521) 2016/10/15(Sat) 22時半頃
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[風が忽然と吹いて、静まるように 獅子猫の姿は、がっこうにはない。
陽の色は、あれよ、お空に残してある。
去り際に気付いた黙礼>>548には 笑うように、目の青を細めて、その道行きの幸を願って。 ――――― 応えた。**]
(554) 2016/10/15(Sat) 23時半頃
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