167 ― さいごの手紙 ―
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[恐らく、たった二三日ほどぶりに、 朝のラヂオを聞いた。
その間に事態は大きく動いていて、 いや、ずっと前から定められていたのに、 誰も気付けなかったのだろう。
気付けたとしても、何か手はあったのだろうか。
郵便受けから抜き取った新聞も、 本を読んだり手紙を読み書きしていて、 ほとんど目を通していなかった。]
隕石……? それが、落ちてくるってのか?
[口に運ぼうとちぎったパンの欠片が、 ぽてんと食卓の上に落ちた。]
(9) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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[どこか遠い、物語の中の出来事のようだ。 青年が生きている世界に直撃する実感はまだ、ない。
ただただ驚くばかりで、すぐに逃げようだとか、 そういった頭にはならなかった。]
手紙、……出してこなきゃな。
[昨晩書き上げた手紙に、 書き足したい気持ちもあった。
だから、書き上げた手紙と、新たな便箋、 新調した携帯できる万年筆に、
買い足した夜空色のインクを満たして、家を出た。
郵便受けの中には今日も、二通の手紙。]
(10) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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[出がけに聞いた、ラヂオの1コーナー。
衝撃の朝に聞いた、穏やかで優しい男性の声>>2>>3。]
ハッピーバースデー、ヒナコさん。
[この空の下、確かに生きていて、 大切な一日を迎えた女性へと、
届かない祝いの言葉を呟いた。
普段なら聞き流してしまう、 見知らぬ誰かの誕生日を祝う言葉。
彼女が恐怖に侵されたりせずに、 最高の一日を送れたならいいのに、と。]
(12) 2015/09/02(Wed) 01時半頃
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[ニュースを知ってだろう、 早速シェルターへの避難を決めた客を何組か運んだ。
すぐに自分もと動かなかったのは、 両親も亡く、養わなければならない家族もいない独り身であるが故、
それと、未だに実感がわいていなかったのもあるか。
なかなか手紙への返事を書けずに、
太陽でも月でもない、 いつもは見たことがない光を見ながら、船を漕ぐ。]
(13) 2015/09/02(Wed) 02時頃
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/* うぉぉぉ 返信考えてたらこんな時間だぁぁぁぁ しかもまだ全部終わってない
しかし たいむりみっと……。 あ、ああああああああ明日帰ったらすぐ 考える><
(-3) 2015/09/02(Wed) 03時頃
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[ようやく客が途絶え、 昨晩書いた手紙へと気が向く。
読み直して、書き加えたい文を考えたり、 「余計だな」と省いてみたり。
その間にも客から声を掛けられれば、望みの場所まで、 ……本当に望む場所へはきっと連れては行けないけれど、
現実的に可能な場所まで、運んだ。]
(46) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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もう一人のジェフへ
わざわざの手紙、ありがとう。 郵便屋さんにも困ったものだね、ちゃんと確認してくれなきゃ。
あぁ、でも初めましてなあなたからお返事が来たこと、 とても嬉しく思うよ。
見事な流星群だったね。あなたも見ていただろうか。
何を願う、か。
俺はいつまでも子供のままで、 周りの奴らが将来を考えて、自分の道を決める中、 親がやっていたから流されるように、今の仕事を決めた。
遠くへ行ってしまったあいつらに、 勝手に置いていかれたような気分になっていた。
(-36) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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子供のままな俺は、 子供の頃に一緒に見上げたように、あの時と同じ、
「いつまでも同じ夜空を見上げて、生きていけますように」
そう、願ったんだ。
海辺の展望台か。 俺は海を見たことがなくて、
そうだな…… 次の流星の時にはきっと、そこまで行ってみたいと思う。
長々とすまない。そしてありがとう。
あなたの願いも、きっとあの星に届くことを祈っているよ。
ユージン
(-37) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[最初の手紙と同じように、 白い封筒に夜空色のインクで。
住所はわからないけれど、旧友のジェフの住所を書き、 宛名には「もう一人の親切なジェフへ」と。]
(-38) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[切手の貼られていない茶色い封筒の手紙を、 じっと眺める。
直接郵便受けに投函されたということだろうか。
近所に住んでいるのなら、 会って話がしてみたいと思ったが、
この騒ぎの中ではそれも叶わないだろうか。]
(48) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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フランクへ
こちらこそ、すぐの返信ありがとう。 忙しいんじゃないのかい、作家先生。
そうそう、『朽ちゆく日々』の上巻、読み終わったよ。
もっと早く君の作品を読むべきだったな。 夢中になって読んでしまって、続きが気になって仕方ないよ。
ちゃんとした感想は、完結したのを読んでからにしようと思う。 秋が待ち遠しいよ、本当に。
流星群、俺は河の上で見ていたんだ。 すごく、すごく綺麗だった。 綺麗すぎて、怖いくらいさ。
また街に来た時は、ご贔屓に。サービスするよ。
ユージン
(-39) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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追伸
隕石の話、聞いたかい?
真相はよくわからないけれど、 何事も起こらず、秋には君の小説が世間を賑わしている、
そう、願ってる。
(-40) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[夜に書き上げた手紙に、数行書き足した。
いつもより客が多く、その少しの合間をみて書いたせいか、 便箋の上にのせていた手は汗をかいていて、 少し便箋がよれてしまっている。
追伸の書き出しは、書こうかためらったせいで、 インクの滲みが大きい。]
(-41) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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Rへ
なんてことだ。 旧友に送った三通のうち、 二通も違う方の手に届いてしまうなんて。
こんなことってあるんだね……、ただただ驚くばかりだ。
あぁ、あなたは何も悪くない。 俺もきちんと封ができていなかったんだな。
間違いで届いた手紙に、親切な対応感謝するよ。
インク、気に入ってるんだ。 ありがとう、大事に使おうと俺も思ってる。
(-42) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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親切なあなたの上にも、 綺麗な星が降ったことだろうね。
もしかしたら この手紙はあなたへは届かないかもしれないけど、 どうしても、書いておきたかったんだ。
流れ星に願うと叶うって言うけど、 あなたは何を願ったかな。
親切なRの願いがどうか、叶うといい。
ユージン
(-43) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[「夜の空みたい」なインクを大事に、 感謝をこめて文字を綴った。
自分とは違って几帳面そうな相手への手紙だ。
今度はきちんと封をして、 同じ配達員に当たるように願いながら、
宛先は前回と同じノアの物を書いた。]
(-44) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[船を止めている場所の近くに、 丁度ポストがあるのを見つけた。
まだ今朝届いた分は目を通していないが、 先に書き上げた分だけでも投函しておくことにした。
一通は、旧友と同じ名前の親切な人へ。
一通は、古くから知っている作家先生へ。
一通は、几帳面で真面目……と勝手に印象を持っている、 イニシャルしか知らない人へ。]
(50) 2015/09/02(Wed) 23時頃
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[ポストから走り帰ってくると、また客に声をかけられる。
既に太陽は真上を通過していたのに、 昼食を食べるのを忘れていた。]
はい、どちらまで? えぇ、わかりました。 足元お気を付けて。
[この客を運んだら昼食にして、今朝の手紙を読んでしまおう。
逃げ急ぐ客の姿を見ていると、 こちらもつられて焦ってしまう。
今日を逃せば、この手紙を読むことも、 返事を書く事もできなくなってしまうのではないかと。
手紙なんて、特に好きでもなかったのに、 ここ数日の不思議な出来事や縁を、大切にしたいと感じている。]
(53) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[今朝郵便受けに届いた二通のうち、 見覚えのある星柄の封筒を開いた。
文面から、表情豊かな若い女性を想像して読み進め、 自然と口元が緩んでいるのに気付く。
朝のラヂオのニュースを、 この手紙を読んでいる間は忘れることができた。
読み終えると、 自然に便箋を一枚、台紙から剥がし取っていた。]
(54) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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メルヤさんへ
こんにちは、わざわざ返事をくれてありがとう。
そちらでも綺麗な星が見られたようだね。 俺も視界いっぱいの流星群を見られた。 すごく、すごく綺麗だった。
手を伸ばせば掴めそうだなんて、 君は好奇心旺盛な人なのかな。
俺は、「このまま俺も流されそうだな」 なんて、臆病なことを考えていたよ。
忘れられるのは、怖いよな。 俺も怖くて、君と同じように旧友に手紙を書いたんだ。
(-45) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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巡り逢えた、か……。
そうだね、 君と巡り逢えて、こうして星の話ができて、
とても嬉しかった。
俺も君に元気というか、勇気をもらえたよ。
――今度は俺も、星に手を伸ばしてみようかな。
君の上に、また優しい星が降りますように。
ユージン
(-46) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[味気ない白い封筒を膝の上に置き、 受け取った星柄の封筒と便箋を眺める。
そして封筒の差出人の後ろに、星を一つ書き足した。
少しだけいつもと違うことをした。
小さな、小さな変化だった。]
(-47) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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[もう一通、宛名も住所もない手紙を開く。
そして驚き、動揺した。
名前も知らない相手の、心情の吐露。
どうしてそうなってしまったのか、
問いただして答えを聞いても 理解はできないのかもしれない。
一つ大きく息を吐き出して、 いつもより少し騒がしい音を耳に感じながら、 万年筆をキャップから回し抜いた。]
(55) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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『朽ちゆく日々』の読者様へ
驚いた。返事、ありがとう。 互いに住所も知らないのに、 こうして手紙のやり取りをできているなんて、奇跡かな。
君はどうしてそう決心してしまったのだろう。 いや、そう決心するだけの出来事があったのだろうね。 どんな理由であれ、つまらなくなんてないさ。
この手紙はもう、君には届かないのだろうね。 それでもこうして手紙を書いているのは、 もう少しだけ奇跡に縋ってみようと思って。
俺はね、未来が輝いて見えたことは一度もない。 ただ平凡に暮らして、同じような毎日を繰り返すんだろうなってずっと思っていた。
(-49) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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変化が起きることが怖かったのかもしれない。 ずっと子供のまま、周りの人間と暮らしていけるなんて、 そんな馬鹿みたいなことを思っていたよ。
そんなことは叶わないって、 変化が起こるたびに見せつけられたのに、
これまで俺は、ずっと受動的に、 変わらずに生きてきた。
少し足をのばせば、会いたい人に会えるかもしれないのに。 一歩踏み出してみれば、新しい世界を見られたかもしれないのに。
だから、もしも明日世界が終わるとしたら、 これまでやったことがなかった事を、 死ぬ気でしたくなるのかもって今は思ってる。
最後で最後の、チャンスだってね。
(-52) 2015/09/02(Wed) 23時半頃
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隕石の話は耳に入っているのかな。 世界が、終わるかもしれない。
だから君の手紙の例え話に対する答えは、 俺のこれからの行動になるかもしれない。
こんなことを書いているけど、 何事もなく秋には下巻を読めていたらいいなって、 そんなことも少し思ってしまっている。
その時は君も、同じく読んでいたらいいな。 そんな風に思っているんだ。
叶わないのだろうけど、願うのくらいは許して欲しい。
臆病な『朽ちゆく日々』の読者より
(-53) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[重大な決心を告げる手紙に、 何と書けば良かったのだろう。
届かないだろう手紙の返事を書きながら、 訪れた自身の気持ちの変化と向き合うこととなった。
急がなければ。 もしかしたらまだ、間に合うかもしれない。 間に合ったところで、何も変わらないとしても。
二通の封筒を持って、ポストへと走った。
一通は、穏やかなひと時をくれた人に、 星のマークを書いた封筒で。
もう一通は、とにかく焦って書いた、 今までで一番酷く読みづらいかもしれない手紙。]
(59) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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[ポストから戻る最中、 上流から見慣れたのと同じような酒瓶が流れてきた。
口に結ばれた赤い布が、 いつもよりその存在を目立たせている。
船や船着場の木材にぶつかりながら さらに下流へと流れて行きそうになるのを、
ギリギリでつかまえることが出来た。
同じように流れてきた酒瓶を見て、 なぜだか笑ってしまった。]
(61) 2015/09/03(Thu) 00時頃
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