151 宇宙船は旅浪者の夢を見るか?
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[椅子に座るアオイ>>1:240に頷いて、いただきます、とコーヒーに口をつける。 アオイの言葉に頷いた]
卒業というか……そうね、少なくとも、この艦からは移動になるわね。 アオイとは違うところだけど、私も別の艦から声がかかっているっていう話、前にしたわよね。 多分、そこに行くことになると思うわ。
[多分、とあいまいな表現になったのは、ケイイチとまだその話をしていないからだ。 しかし1年で卒業なのだし、それくらいは待ってもらえるんじゃないかと踏んでいる。 心残り、という言葉に、かすかに目を瞠った]
……そうね。
[しばらく言葉を探した後、ためらいがちに認める]
心残りっていうか、環境が変わることへの戸惑いはあるわね。 私、思った以上にここでの生活が気に入っていたみたいだわ。
[アオイのこともね、と付け足して、またコーヒーを飲んだ]
(0) 2015/03/04(Wed) 00時頃
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/* またいだー。 そして地震だー。
(-1) 2015/03/04(Wed) 00時頃
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[好きなのか、とストレートに問いかけられて、目を瞬く。 ルームメイトとの生活。時々合わなくて組みかえられたり、一人部屋に移ったりなどという話も聞く。 そんな中で、アオイとの同室生活はうまくやれているほうだと思う]
大いなる意思が私たちを引き合わせたのよ。
[単なる偶然だ]
というのは置いておいて、私たち、わりとうまくやれていたと思うのだけど。 私は、アオイのことも、アオイとの生活も、割と気に入ってるわよ? そうね、好きといってもいいと思うわ。
[軽い世間話、というだけでは済まされない、なんだか真剣味のようなものを感じて、少し居住まいを正す]
アオイは違ったの?
[まあ、アオイにしてみれば、厨二な所業に散々付き合わされたわけで、違ったといわれても仕方のないところではある]
(9) 2015/03/04(Wed) 00時半頃
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クリスマスは、くっ……!と呻くと、アオイにちょっとごめんなさい、と断ってメールを確認する。
2015/03/04(Wed) 00時半頃
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To:マドカ Title:大いなる星のお導きは Message: 用法用量を守れと告げているわ。 あの試験管に入ってる分全部で一回分よ。 それ以外の使い方をしても、効果は保証しかねるわ。
[お告げは無情だった。しかし文面はまだもう少し続く]
あれを飲むのが怖いなら、また理科室にいらっしゃい。 別のものを考えるわ。
(-9) 2015/03/04(Wed) 00時半頃
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クリスマスは、メールを送信すると、ふむ、と小さく呟いて、白衣のポケットを探る素振りをした。
2015/03/04(Wed) 00時半頃
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それはそれで、有意義だったんじゃないかしら。 それがきっと、大いなる意思の意図したことだったのね。
[わかったような顔をして頷く]
新しいことを知るというのは、新しい自分を知るということだもの。 新しいことを知るたびに、それが好きでも、嫌いでも、苦手でも、よくわからないでも、少なくともそれに対して何かの感情を抱くでしょう? そうやって、自分のことを知っていくんじゃないかしら。
[おおよそ、自分がアオイに与えたものは毒にも薬にもならない無駄知識だっただろうが、それは言わぬが花というものである]
嫌じゃなかったなら良かったわ。 あとは、そうね……思い出したいか、思い出したくないか、じゃない? 思い出したくないなら、アオイにとってはその程度のことなんだろうし、思い出したいなら、大事な思い出なんだと思うの。
(15) 2015/03/04(Wed) 01時頃
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[同室を打診された時、深く考えずにOKをした。 断る理由もなかった、それだけのことだ。 世界的スイマーだということも説明されたが、正直あまり関心はなかった。 父は研究一筋の化学馬鹿で世間には疎かったし、母はそんな父にぞっこんで、やっぱり世間には疎かった。 そして娘も、やっぱり世間には疎い]
なにかをしてみて、「またこういうことをしたい」と思ったことはなかった? 多分、楽しいっていうのはそういうことだと思うわ。
(17) 2015/03/04(Wed) 01時頃
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クリスマスは、くっ……!ごめんなさい、今日はよく荒ぶるわ……と眼帯を押さえる。
2015/03/04(Wed) 01時頃
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Title:迷える者には、扉は開かれているのよ Message: だから合言葉は必要ないわ。 用法用量は仕方ないわね。 カオスの扉を開ける行為は、いつだって禁じ手なのよ。 だからこそ、人はそれに魅かれてしまうのだけど。
良薬は口に苦いものだって忠告を受けたの。 けれど、何か考えておくわ。
(-13) 2015/03/04(Wed) 01時頃
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[メールの返信を終えると、またアオイに向き直る。 投げかけられた質問>>20に、またきょとんと瞬いた]
ああ、そういえばそんなことあったわね。 そうね、その時に私、水の中が好きなアオイが、ずっと水に潜っていられるように、薬を作ろうと思ったんだわ。
[なかなかにそれは難しく、いまだ完成を見ていないのだが。 泳げない。そのことが知られた時、アオイは恥じていただろうか。けれど、自分の中に生まれた感情は、それだけだった。 約束の話に耳を傾けて、頷く]
素敵じゃない。 もしアオイ、その約束が果たせないまま、この艦を離れることになったら。 それは、アオイにとって「心残り」になるんじゃないかしら。
(23) 2015/03/04(Wed) 01時半頃
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アオイが、「そうしたい」って言ったの? だったら、やっぱりその時、アオイはきっと楽しかったのよ。 ああ、マシュマロ食べる? ご飯じゃないけれど。
[思い出したようにマシュマロを勧めた。そして自分も一つ摘む。大丈夫、まだなくならない]
何かアオイが新しいことを知れたのなら、よかったわ。 私もよかった。アオイときちんと話ができて。
[思えば、無駄なことはやたら言ったが、きちんとこんな話をしたことはそんなになかったような気がする。 コーヒーを飲んで、ああそうだ、と思い出したように]
そうそう、飲み物代、精算して頂戴。
(29) 2015/03/04(Wed) 01時半頃
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あら、初めて? これは中にチョコレートが入ってるけど、何も入ってないのとか、ジャムが入ってるのとか、色々バリエーションがあるみたいよ。
[そんな説明をしながら、一緒にもにゅもにゅ。残数は確認している。まだ大丈夫。 精算してもらうと……手間賃にアオイの分も払うと言ったが受け取ってもらえただろうか……質問に頷いた]
ええ、もうちょっとで完成なのよ。 それに、因果の鎖に繋がれているし。
[設定は忘れない。アオイに送ったメールの文面を正確に再現した]
(32) 2015/03/04(Wed) 02時頃
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晩御飯は……どうかしらね。 何時になるか、少しわからないのよ。
[時間は遅くなると言われていた。そして、他にも来客があるかもしれない。 約束は出来ないと首を傾げる]
わざわざありがとう。 これで冥府の王の攻撃にも対抗できそうよ。
[思えば、一度深遠なる闇に引き込まれた時(寝落ち)に救ってくれたのもアオイのメールだった。 コーヒーのお陰で脅威は去ったように思える。 理科室を去るアオイにそう礼を言って、手を振って見送った]
(37) 2015/03/04(Wed) 02時頃
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く……っ。
[扉が閉まったタイミングで、左目が疼く。 メールの文面を確認すると、にやりと満足げな笑みを浮かべた。 よくわかっている。実に自分好みのメールだった]
(38) 2015/03/04(Wed) 02時頃
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Title:導かれし者よ、来たれ Message: 迷える者の導きになれそうでよかったわ。 そうよ。禁じられた力に触れた者には、代償が求められるの。
[禁じられていなくても、効き目の強い薬を使うと副作用に襲われるわけだが、それは言わぬが花だ]
覚悟の程は受け取ったわ。 覚悟を持つ者には、扉はいつでも開かれているのよ。
(-20) 2015/03/04(Wed) 02時半頃
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[メールの送信を完了すると、マシュマロを片付けた。これ以上減ってしまうのは少しよろしくない。 丸椅子から立ち上がると、部屋の隅の引き出しを開けた]
んー。こんなものかしらね。
[引き出しには、薬の味付けに凝った時に作った、お菓子が入っている。 クラリッサ用ののど飴の味を試行錯誤していた時の飴、モニカに渡した何を食べてもケーキの味がするように味覚が変質する薬のマシュマロもどき、ミルフィに渡した眠気止めの葡萄味を完成させるまでの、あれこれ(ラムネっぽい何か)。 あくまで味の追及をしていただけなので、薬としての効果は全くない。お菓子である。一応。 今日来るか来ないかはわからない。しかし用意しておくに越したことはないと、お菓子っぽいそれらを机に出しておくことにした**]
(39) 2015/03/04(Wed) 02時半頃
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クリスマスは、残り1%に取り掛かろうとした時、左目が疼き。届いたメール>>#0に首を傾げた。**
2015/03/04(Wed) 02時半頃
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/* 話せてないのは、フィリップ、トリ、アーサー。 このあたりをなんとかしたい。
(-21) 2015/03/04(Wed) 02時半頃
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―回想:アオイの来る少し前―
[薬学の化身をその身に降臨させ、バリバリと課題作成に励んでいたその時]
く……っ! こんな時に……! 鎮まりなさい……!
[荒ぶる左目を押さえて命じる。またアオイからの返信だろうと思いながらメールを開いた]
……っなっ……!
[油断していた分、ダメージは大きかった。かあっと頬が熱くなるのを感じ、両手で押さえる]
そんな仲じゃないって、どんな仲よ……! どうしてそんなこと、さらっと書けちゃうのよ……!
[じたばたじたばたじたばた。 数分もだもだすることになり、タイムロス。 課題の完成度が99%でストップしたのは、このせいかもしれない]
(45) 2015/03/04(Wed) 12時半頃
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―現在:マドカ惨状(誤字)―
いらっしゃい。 待っていたわ、覚悟を示す者の来訪を。
[丸椅子をくるりと回し、マドカの方へ体を向ける。 芝居がかった台詞をドヤ顔で言い切った。 課題の残り1%も無事終わり、これで晴れ晴れと厨二病マッドサイエンティストに打ち込めるというものである。 何度も来たことがあるマドカには、わざわざ椅子を勧めることもない。 その代わり、机の上に出されていた、お菓子っぽいものを示す]
適当に摘んでいいわよ。
[飴らしきもの。マシュマロっぽいもの。ラムネに見える何か。 自作のお菓子はちょっと怪しげだったが、危険物ではないはずだ。味も大丈夫。多分。おそらく。 ちなみに、理科室を訪れる客にいつもこんなものを振る舞っているわけではない。 マドカは知る由もないが、マシュマロを片付けたことにちょっぴり引け目を感じていたのかもしれない]
(46) 2015/03/04(Wed) 12時半頃
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それで、どうしたの。 あの薬に手を出さなきゃならないくらい切羽詰っているの?
[こちらはというと、アオイの買ってきてくれたコーヒーがまだ残っている。それを飲みながら首を傾げて]
とりあえず、今のところ提示できる対処法なんだけど。 マドカは、行動を二倍速にしたいのかしら。頭の回転の方を二倍にしたいのかしら。 あれは、両方実現させているから、その分反動が大きいのよ。 どちらか片方だけにするなら、そこまでの反動はないわ。
[白衣のポケットを探り、蓋のついた試験管を2本取り出す。 片方は真っ赤で、片方は蛍光グリーン。どちらも見るからにまがまがしい。 泉の女神のように両の手に一本ずつ持ち、どっち? と首を傾げた。 あなたが落としたのは、金のオノですか、銀のオノですか……ではなく]
(47) 2015/03/04(Wed) 13時頃
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赤い方が、行動を二倍速にする薬。ルビーグレープフルーツ味。 緑の方が、頭の回転を二倍にする薬。ライム味よ。
[とてもそうは見えない]
赤い方は、薬の効果が切れたら、しばらく行動速度が2+2分の1になるわ。 緑の方は、まあそれの頭脳版ね。頭の回転が鈍くなるの。
[さらっと説明するが、やはりわりととんでもなかった]
(48) 2015/03/04(Wed) 13時頃
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/* しかしクリスは18歳の方が良かっただろうなあ、と今更w 態度でかいしためぐちだし親友はくらりんだし。なぜ同級生じゃないのかと。 …うん、赤引いた時、18歳で艦に残る設定を思いつけなかったんだ…(残念すぎる理由だった)
あと今回とても反省しているのが、ケイイチと約束する時場所を指定してしまったこと。 会う約束だけでよかったんだ! 理科室に固定したらあかんかったんや… そのせいでクリスが理科室から移動できず、ひたすら受身ロールの来客待ちになってしまったのは本当に申し訳ない。 会いに来てくれたみんなに感謝なのです。
(-29) 2015/03/04(Wed) 21時半頃
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/* なお、宇宙人だった場合は、ばら撒いてた薬に薬効以外の効果を潜ませている設定でしたw サプライズ成功したら、エピでみんなに猫耳だの、犬しっぽだの、触角だの生えてきてサプラーイズ☆みたいなw 人間はいい加減地球外発祥の生物の存在にも慣れなくちゃいけないよ☆というメッセージがあったりなかったりw
(-30) 2015/03/04(Wed) 21時半頃
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[芝居がかったマドカの返事に満足しつつ、ラムネ(の類似品)を口に入れてマスカットと聞くのに頷いた。 そう、葡萄味を完成させるまでには色々あった。なかなか葡萄味にならず、マスカットになったり、なぜかりんご味に突然変異したりしたものだ。 なぜそこまで葡萄味にこだわったかというと、天啓(思いつき)としか言いようがない]
そうよ。私が作ったものだけど。 りんご味もあるわ。 ノーマルなラムネの味のものも。
[ベースとなったノーマルラムネ味もあった。 お菓子作りも化学なのだ]
(61) 2015/03/04(Wed) 22時頃
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あら、それは……確かに切羽詰っているわね。
[この段階で、論文と研究がピンチ。それはもしかしなくても卒業の危機。 それは覚悟も決まるだろう、と内心納得する]
……それでも一番気になるのは味なのね。
[ある意味ぶれないマドカに苦笑した。ルビーグレープフルーツ味を選ぶのに頷いて、毒々しい赤い液体の入った試験管を手渡す]
効果時間には個人差があるのよ。 1日の人もいるし、3日くらいのこともあるみたい。 マドカは少し小柄な方だから、そこそこ持続すると思うけど。 でも、背格好や体調や、色々な要素が絡むから、はっきりしたことは言えないわ。
[唇に指を当て、考えながら説明した。それでも行動速度が極端に低下するだけなのだから、疲労度が7倍になって襲い掛かる副作用に比べれば大分ましだと思う]
それでも……あなたは「覚悟を示す者」なんでしょう?
[そう締めくくって、微笑んだ。ドヤ顔]
(64) 2015/03/04(Wed) 22時半頃
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[決まった、と思ったが、ケーキを差し出されると驚いたように瞬いた]
あら。いいの?
[オレンジやレーズン、そんな定番ではなく、イチジクという渋いチョイスが実に好みだった。 こんなことならもっとコーヒーを残しておくのだった、とちょっと後悔した]
(65) 2015/03/04(Wed) 22時半頃
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あら。マドカにも感じるのね。
[ラムネ(の類似品)の感想にそれっぽく頷いてみせる。 手作り。嘘ではないが、試作品というより真実に近い言葉に置き換えると、途端に胡散臭さが増すのはなぜだろう。 つられたように一つ摘んだ。酸っぱかった]
間に合うといいわね。
[というか、間に合わないと困る。後がないというマドカを気遣わしげに見つめるが、どうやら手渡した薬の他に、もう力になる方法も見当たらない]
私になにかできることがありそうなら、いつでも連絡して頂戴。
[終わってほしくないと思っている。できるだけ、こんな生活が長く続けばいいと思っている。 けれど、決して友人の卒業の危機を望んでいるわけではない]
(73) 2015/03/04(Wed) 23時頃
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[ケーキに対する反応に、返ってきたのは苦笑だった。 約束の相手は年中カロリーが足りていないのだし、これも半分こしよう、なんて思いながら]
ありがとう。あとでいただ
[くわね、と言おうとしたところで、マドカから爆弾が投下された]
ななな、いきなり、何を。
[さっきまでドヤ顔で決めていたのに色々台無しである。 そのタイミングでノックの音>>42。これってもしかして]
(74) 2015/03/04(Wed) 23時頃
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クリスマスは、マドカの顔とドアを交互に見比べた。「開いてるわ」という返事はいつもよりもちょっぴり小さいものになった。
2015/03/04(Wed) 23時頃
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[タイミングがタイミングだったので、入ってきたケイイチの顔に、一瞬ばつの悪そうな顔になったが、すぐに気を取り直して表情を改めた。 首を横に振る]
別に邪魔じゃないわ。 そもそも、私が呼んだのだし。
[と言ってから、今の発言がマドカにどう捉えられる可能性があるか、ということに思い至った。改めたはずの表情がまた崩壊する。あわわ、あわわ]
ええと……そう、マドカがケーキ持ってきてくれたのよ。 食べない? お茶入れるわよ?
[コーヒーは入れられない。しかし紅茶なら入れられるのである。ティーバックはお手軽だ。 ただし、ビーカーの水をアルコールランプで沸かすという、理科の実験仕様である。 崩れた表情を隠すように立ち上がり、背を向けて実験器具の支度を始めた]
(80) 2015/03/04(Wed) 23時半頃
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[かちゃかちゃとビーカーやアルコールランプの用意をしながら、背中を向けている今のうち、と扉の開く直前のことを思い返す。 マドカに手を取られ、握手した>>79。ここまではよかったのだ。 面白い反応とか不覚すぎる。ゴーストが囁いたとか、非常に好みの設定ではあるが、どちらかというとそういうことを宣言されてドヤ顔をされるより、宣言してドヤ顔をする側でいたかった。 しかし、何よりも問題なのは。 扉の向こうにどの程度聞こえていたか、ということである。 さて、どうしたものだろう……とここまで思い巡らせたところで]
!?
[「聞いていいのか?」>>82それはつまり。 「ケイイチとのこれからのことをどう思っているのか」>>70という、マドカとの会話を、受けての質問であり……(勘違い)]
聞きたいの!? 今!? ここで!?
[思わず声がひっくり返った]
(84) 2015/03/05(Thu) 00時頃
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/* ひどいやひどいやw これ、クリスは絶対雰囲気に呑まれてというか、状況に流されてというか、想いを寄せられてる勘違いのせいでどんどん恋に落ちる方向いってるけど、ケイイチの方はなんとも思ってないよね…w
(-33) 2015/03/05(Thu) 00時頃
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[もとより、これからのことを相談するつもりはあった。そもそも、そのつもりで呼び出したのだから。 しかし、それはあくまでもサシでの話である。 マドカにも、たとえばケイイチもいない、二人きりの時に詰め寄られれば話しただろうと思うが、ケイイチとマドカと三人でこんなことを話すような状況に追い込まれるとは、正直完全に想定外だった。想定外すぎた]
えっと……あの……。
[ダメだ、こんなのはちっとも自分らしくない。 アルコールランプの炎を見て落ち着くんだ。 素数を数えるんだ。1,3,5,7,9……ってこれは奇数だ。 マドカからティーバックを受け取る手がぷるぷる震える。 最初は一緒に慌てふためいていたのに、いつのまにそっち側になったんだ。マドカずるい。いやこれは八つ当たりだ]
いやっ、その、嫌というわけじゃなくて……!
[ケイイチの発言に慌てる。 すべてはタイミング。そうタイミングなのだ]
(92) 2015/03/05(Thu) 00時頃
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