31 グロい村
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[女の振り上げた刃物を取り押さえようとして、錆びた刃を左の手のひらで握り込む。]
………グ、 [低い呻き声と共に痛みに歪む表情。 手のひらを割いた傷口から夥しい血が滴り、 女の、もとは無垢な白だったであろう高価な衣服を赤く汚す。
刃物をもぎ取ろうと力を込めた親指が、断ち落とされて土間に転がった。]
(19) 2011/05/11(Wed) 09時頃
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[なおも女は、刃物を手に襲いかかるか。
手首をぐいと押さえて逃げる男の背に、 錆び折れた包丁はいくどか振り下ろされたか、されぬままか。 ともかく助けを求めて意味の通じぬ母国語で叫びながら、門へと逃げる。 その道取りには、点々と血の香。]
(21) 2011/05/11(Wed) 09時頃
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[思わず舐めとった傷口。 錆びた刃の傷は崩れて酷く痛むが、その血肉はもぎたての果実のように瑞瑞しい。 血を啜り、痛みに顔を顰める。
自分の傷口を啜り、口の周りを赤く染めたまま辿りつく門の前。 荒々しく吐く息、振り乱した髪、その奥から覗く落ち窪んだ目はぎらぎらとして。]
…もぬぬケ? [傷口はいつの間にか新たな肉が盛り上がって塞がり、ドクドクと脈と共に痛んだ。 老人の言う聞きなれぬ言葉を、オウム返しに聞き返す。]
(22) 2011/05/11(Wed) 09時頃
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─ 大門の前 ─ [門を隔てて交わされる会話の、四割ほどしか聞き取ることは出来なかった。
たしか此処へ入るときに、何か用事を言いつけられていたはずなのだけれど。 其れを問い返す間もなく、閉めだされてしまったのだったか。]
やまィ。 …みな、シぬ? シぬる??シねぬ??
[切り落とされて食われてしまった親指のあった場所は、うぞうぞと肉が盛り上がり、小さな爪らしき組織が生えてきていた。 血を吸った黒い衣の袖が、血腥い臭いを漂わせている。]
(38) 2011/05/11(Wed) 21時頃
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はか、みルゆく。 ほぉくく、る。
[こくん、と小さくうなづいて、墓地の方へと歩き出した。 壊れた草履を引きずる足取りは、ゆっくりと遅い。]
(43) 2011/05/11(Wed) 21時半頃
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[歩きながらついつい舐める傷口は、既に傷ではなく子どもの指のように生え変わっている。
道の途中で立ち止まり、不思議そうにその真新しい指を見た。 切れてまた生えるなど、まるでトカゲではないか。]
(46) 2011/05/11(Wed) 22時頃
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こレ、 やまィ? [薄桃色の新しい指をピコピコと動かしてじっと見る。
やはり酷く喉が乾き、胃袋はキュウキュウと不満を訴える。]
…ぅ。
[熱っぽい頭は、理性も揺らぐよう。 甘く喉を潤した己の血を思い出して指を眺めるも、噛めばきっと痛いだろうと迷う。]
(48) 2011/05/11(Wed) 22時半頃
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[がさりという物音に気づいて目を向ければ、頭らしき場所にだけ長い毛の生えた、赤くない猩々の雌。 顔も体も酷く腫れ爛れて、耳障りな声で啼き喚く。
命乞いの懇願だったのか、怨みの声だったのか。 それともそんな様子になってまで、男に色目を使ったか。 どっちにしろ、その声の意味を解さない男に取っては、吠える声と同じこと。 縋りついてこようとするその女を足蹴にし、腫れ物の浮いた顔を踏みつける。 既に骨まで病に侵されていたのか、白墨の折れるような感触と共に顔が潰れ、 翡翠か緑柱石のごとく鮮やかな緑色の眼球がぐずりとはみ出た。]
(51) 2011/05/11(Wed) 22時半頃
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[元は色街で評判だった、潤んだ瞳も美しい髪も豊かな胸も、 このように腐れて果ててしまっては、男になんの感慨も齎すことはなかった。 ビクビクと痙攣を続けるその残骸を見下ろし、無慈悲な踵はもう一度頭蓋を踏み折った。]
…ク。 [血と脳漿の混ざった汁が、足首と衣の裾を汚す。 獣のように屈みこんで、頭蓋の骨を退けて指を突っ込む。
元は女だったものは、今はまるで…目隠しの子供に棒で割られた水瓜のよう。 血と脳髄は瑞々しく甘く、自分のものではないから痛むこともない。 畑を荒らす獣のように、鼻先を突っ込んで夢中で食い荒らす。]
(55) 2011/05/11(Wed) 23時頃
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[それが人間だったなどと、男が気づくことはなかった。 狒々か猩々の類だと思えば、罪悪感など生まれようもない。
げふりと満足そうな息をついて、口元を新しい指で拭う。
転がったままだった飛び出た目玉を拾い上げると、飴玉のように口へ放り込んだ。]
(57) 2011/05/11(Wed) 23時頃
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[掻き傷は膿み腐り、熱は下がらぬ。 靄のかかったような思考で、墓地の方へ目をやる。]
よおす、ミぅ。 ほコく、…る。
[使いっ走りのことだけは、まだ覚えていたらしい。*]
(65) 2011/05/11(Wed) 23時半頃
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[陽は落ちて、辺りは次第に暗くなる。 じわりと足元から、底冷えのするような夜気。 熱っぽい身体には、少し心地良くも感じた。
磔台やギロチン、木馬などが立ち並ぶ刑場の間を、 相変わらず壊れた草履を引きずってズルリと歩む。 幼子が棒切れを振り回すような風に、戯れに手に取ったのは錆びた鋸刃。
やがて墓地が見える位置まで来ると、 毛皮を巻いた流れ者が、自分と同じ目をした病の男を貪るのを遠巻きに眺めた。 いや、乱れ髪の下のギラついた目は、彼と自分だけではあるまい。**]
(76) 2011/05/12(Thu) 07時半頃
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[墓地での血腥い宴もお開きになった頃か。 ギリアンが去り、ヴェラはまだ居たか…それとも風の名が如くふらりと離れていってしまっていたか。
口腔で飴玉のように翡翠色の眼球を転がしながら、喰い荒らされたサイモンの残骸へ歩み寄る。
手足ちぎられ、ハラワタを食い散らかされて、それでもまだもがき続ける、かつて人であったモノ。]
…やまィ。 [ちらりと自分の指へやった視線を、彼へと戻す。 千切られ裂かれたはずの肉は、互いに触手を伸ばしあい絡みあうかのごとく、元の形を思い出そうとしている。]
(107) 2011/05/12(Thu) 23時半頃
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[水瓜の種を捨てるかのごとく、再生中の肉塊の上にプッと吐き捨てる女の目玉。 再生していくサイモンの皮膚へと絡まって、喉のところに目が出来た。 瞼も睫毛も生え揃い、ぱちぱちと不思議そうに瞬きをする。
しばし其れを観察して、ちらりと楼閣の方へ目をやった。]
さいシぅ、る。 ィしゃさま、けん サ。
[鋸刃をごりりと太腿に当て、サイモンの片足を収穫する。 切ったそばからくっつこうとするものだから、治りきらぬ前に引きちぎる形になるか。 切り落とされてもまだ暴れる片足を肩に担いで、草履を引きずって門の方へと向かった。]
(109) 2011/05/12(Thu) 23時半頃
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[使いっ走りの寺の下男は躾の行き届いた犬が如くに門へと戻る。]
ティエン、もどるますタ。
…もてキた。 ィしゃさま、けんサる。
[まだビチビチと暴れるサイモンの足を、中へと差し出す。]
(112) 2011/05/13(Fri) 00時半頃
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ヴェスパタインは、悲鳴を上げた女を、チラリと横目で見た。
2011/05/13(Fri) 00時半頃
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