199 獣[せんせい]と少女 2
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――― 一年前:屋根上からご挨拶 ―――
[さて、これは中庭の方角>>0:914から それはそれは大袈裟な獣の声が聞こえた
そして、吸ってしまった 肺腑に留めてしまった
――― 後のことじゃった。]
………
[獅子は猫口の端を持ち上げて のんびり眼下を見守っていた、その先。 身形の整った、色白い獣>>0:958 年齢こそ些事である俺にとって 気付くこと、ああ、あれは、喰らうておらんな。]
(176) 2016/10/10(Mon) 11時頃
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[投げ掛けられた挨拶>>1は 成る程紳士的で、獅子、尾を揺らす。]
お初とお目に掛かろう、ニコラス。
俺は、客人、ししねこ、散歩者。 レティーシャとも、呼ばれておる。 なあに、堅くならずともよい。
["はじめまして" それは正しい。 手繰り寄せるまなびやの記憶に彼の顔はなく 獅子はその過去も、必要以上の介入も望まない。
ただ、おぬしが何であれ 思う通り、願う通り、過ごすが良い。 獅子は柔らかく、青を細めた。 寛容と勝手を綯交ぜにした、色で以て。]
(177) 2016/10/10(Mon) 11時頃
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良き一年を過ごせ、ニコラス。
[獅子は、息を吸う。*]
(178) 2016/10/10(Mon) 11時頃
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――― そして、現在、まなびやの屋根 ―――
ひぎゃあ、
[この一年を、まこと客人らしく好き好きに過ごしていた。 獅子の耳に届くは、鐘の音>>#0
幾度か聞いても、慣れぬもの。]
……… ああ、そうか、今日か。
[叩き起こされた獅子は伸びをして、佇む。 まなびやの屋根の飾りのように。 今日もさて、さいわいな一日であると良いのだが。 獅子は見守る、切り取る、吸う、今日が今日であるために。**]
(179) 2016/10/10(Mon) 11時半頃
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/* い ま か ら 読 む
(-217) 2016/10/11(Tue) 20時頃
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――― まなびやの屋根 ―――
[太陽の陽を背に受け 金色の影を落とす、一年一日欠かすことなく。
実った実は 咲いた花は 落ちた虫は 縺れた糸は
獅子は、見ている、息を吸う、記録する。 獅子は、聞く、空耳のような"声">>217 獅子は、答える、空に向かって。]
さて、おぬしも 見たいものを見られておるかな。
……… 俺は、見ておるさ。
(568) 2016/10/11(Tue) 20時半頃
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[懸念が無いと言えば、嘘になろう。
何時だって答えは難解で 何年生き永らえようが、俺は答えを持たない。 昨夜の声、それは、"声"
―――俺は、散歩に耳聡い。]
ぴい、 ぴい。
[獅子は、鳴く。
この一年、肺腑に溜めた鳥の声を。 ああ、これは、どの鳥の声だったかな。*]
(579) 2016/10/11(Tue) 21時頃
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――― 回想:約束の通り ―――
[獅子は、散歩をする。
勝手に居なくならなかったであろうと 客人は踏ん反り返る真似をした。 獅子が顔を仰け反らせただけでもある。]
知っておるのではない。 教えられたのじゃ。
……… おぬしらのような子達に。
[皺がれた声で答え、少女>>263の横に座る。 獅子は、息を吸う、留める、デメテルの声を。 こうして獣と少女の記憶の断片を 肺腑に溜めている。誰かが願った通りに。]
あれは、おぬしらと"せんせい"の場所だの。 俺は、それを守りたい。
(580) 2016/10/11(Tue) 21時頃
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[少女の質問>>264の真意は分からない。
――― ただ、少女は静かだった。 大事な問い掛けのように、俺には思えた。 獅子は、目を細める。]
しあわせじゃった。 ししねこは嘘を吐かぬ、信じよ。
今も、昔も、だからこうして在る。
おぬしらのしあわせは楽しいより深い。 おぬしらのしあわせは面白いより難しい。 難しきゆえに、おぬしらがしあわせなら 俺は、とてもしあわせだ。
[少女の声に馴染むように、低く、静かに答え ししねこは金の毛並を、少女に懐かせた。 色褪せぬ幸を、体現せしめよう。*]
(586) 2016/10/11(Tue) 21時頃
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[がっこうを、誰ぞが駆ける。 空の上を、なにかが影を落とす、旋回する。
その足跡を、見ている。 その影を、見ている。 その声を、聞いている。
獅子は、屋根上で、ぱたりと尾を揺らした。**]
(656) 2016/10/12(Wed) 00時半頃
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[甘い匂いは、屋根上まで届くだろうか。 まなびやの上で、獅子は鼻を鳴らす。
泣き声は、今は獅子の耳に届かない。 肺腑のなかに、今までの"声"が溜まっているけれど。
獅子猫は、息を吸う。 気紛れのように此処を去る、その刻まで。*]
(773) 2016/10/12(Wed) 22時頃
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――― 回想:デメテルと ―――
[胸を張った獅子猫は 小さく身体を擡げて、猫のように寄り添う。
獅子で、猫、なぞらえる"声">>708を吸う。]
おぬしらと代こそ異なるがの。
本質は同じじゃ。 "せんせい"は確かにおぬしらにものを教えるがの。 教わることも、多いものよ。
[しあわせは、一人で得るものではない。
猫は客人らしく、噛み砕いては喋らない。 学び、教え、共有する、その姿を見守る者として 素直な声にただ、耳を傾けようぞ。]
(787) 2016/10/12(Wed) 22時半頃
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…… あの子の心は分からぬが しあわせであれば良いと、思っておる。 いまも、俺の糧、俺の肺に、おる。
[留めたまま吐き出さぬ声があることを 言外に伝えて、視線を下げた少女>>709を映す。]
物語とは いつでも、終わりがあるものよ。
おぬしは決して、ものがたりの存在ではない。
[獅子は、笑う。]
(788) 2016/10/12(Wed) 22時半頃
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お別れは、寂しいかの。
獣も、子も、忘れる生き物。 獣も、子も、残す生き物よ。 忘れることも、一人では出来ぬ。 残すことも、一人では出来ぬな。
おぬしははじめから、一人ではないさ。 おぬしはしっかりと、残しておる。
[ふしあわせだと言ったら"せんせい"が泣くぞ。
獅子は寛容に、柔らかく、客として告げる。 肺腑に留めるよりもきっと柔らかなものを それもまた、願うように。*]
(789) 2016/10/12(Wed) 22時半頃
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