186 通い慣れた路、桜の下で君を想う
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― 卒業式2日前 ―
[制服を着替えないまま、電気も付けたまま気が付けば寝てしまっていたようで。 皺々の制服を母に見せても、きっと仕方ないなあ、と言う風に微笑むだけで怒りはしないのだろう。 優しいひと。優しくて俺にも父にも甘くて、時折心配になる。
カーテンの隙間からそらを覗き見ればそこに広がるのは漆黒の闇。 時間を見れば日が昇るにはまだ早い時間。 窓を開ければ冷たい風が室内に入り込んだ]
(39) 2016/03/14(Mon) 18時頃
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さむ、
[吐いた息は白く、空に溶けていって。 太陽の光を受けて白く輝くおつきさま。そして春の星座が広がっている。 幼馴染の俺と司の家は隣り同士だ。 俺の部屋の窓から丁度見える位置にある司の部屋は、当然のことながら明かりはついていない。 ……カーテンの遮光性が高いだけで、本当は付いているのかもしれないけれど。
ぼんやり、そんな事を考えていると、いつの間にか明るんできたそら。 星の姿は段々見えなくなっていき、月の光は太陽に還る。 窓を閉めれば、制服を脱ぎ捨てて。 母にアイロンをかけてもらう事としようか* ]
(40) 2016/03/14(Mon) 18時頃
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― 校門近く、桜並木にて ―
[想像してた通りの柔らかい笑みで、こんな俺を怒ることなく母はアイロンをかけてくれた。 ピン、と皺の伸びた制服は少し着心地が悪い。 この制服を着るのも、あと、
そう考えるとこんなモノでさえ愛おしく思えてしまうのが、少し可笑しい。 バス停のベンチに深く腰掛けながらひとりくつくつ笑う俺は、誰から見ても変なやつだろう]
[掴もうとしても掴めなかった花びらは、 何もしなければ膝の上に、掌に落ちてきて。 それはまるで、掴もうとしても掴めないのだから、たまにはチャンスを待て、と言われているようで]
(43) 2016/03/14(Mon) 19時頃
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( そんな、待ってられるかよ )
[これから歩んでく時間は長くとも、今と言う時間は一瞬のうちに過ぎ去っていく。 だからいつも、振り返って後悔するばかり。
悔いなき道を選択しろ。 遠い未来、これで良かったって、心から笑える道を。 俺はきみに、思いを伝えるのか伝えないのか、 どちらを選んだら、そう思える未来を掴めるのかな。 伝えても伝えなくても後悔する。 そんな思いが胸中で渦巻いているから、こんなにも悩んでいて。 息がうまくできないくらい、胸が苦しいんだ]
(44) 2016/03/14(Mon) 19時頃
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[ ひとを想うって、戀をするって、こんなにも 苦しい* ]
(45) 2016/03/14(Mon) 19時頃
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/* ゆっきー→あいりかなあ、幼馴染だし(安直)
(-19) 2016/03/14(Mon) 19時半頃
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[此処のところ勉強ばかりで、何もすることが無いなんて久々で。 何をすればいいの分からなくて。 バスに乗るつもりもないのにこんな所でくよくよ悩んでいる訳だが]
( じっとしてんのがよくない。 嗚、夜なら星を眺めるだけで悩みなんて吹っ飛ぶのに! )
[どうしてか同じくらい好きな桜が運んでこれるのは悩みらしい。 俺からの想いは一方通行。 生憎と桜には好かれていないらしい]
(58) 2016/03/14(Mon) 20時頃
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あー、でも。 弁当持ち寄って花見とかしてみてぇ、
[折角の自由登校なんだし、電車で少し遠出して春の海もいいかもしれない。行く金はないのだけれど。 夏の夜、皆で見上げた夏の大三角。 桜の傍で春の夜空を見上げるのもきっと楽しいと、いい思い出になると思うだけ。
グループチャットでそれを提案する行動力は俺にはない]
[ふらり、ベンチから立ち上がると。 向かう先は学校、昨日と同じ屋上へと *]
(59) 2016/03/14(Mon) 20時頃
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[ 星が見えずとも、大好きなそらに一番近い場所へと *]
(60) 2016/03/14(Mon) 20時頃
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[屋上に辿り付けば、冷たいアスファルトの上に寝そべった。 夏ならいい感じに心地よいそこは、本日は寒い。吹いている冷たい風と相まってとてもさむい。 でもこうしていないとそらを見上げるのに、首が痛くなってしまうから。
星も、桜もない空。 きみもこのそらを見上げているのだろうか]
( あー、だめだ。 考えないようにしようって決めたばっかなのに! )
[瞳を閉じて大きく深呼吸。 ふと、昨日幼馴染が贈ってくれたメッセージ>>360を思い出す。
今度、それっていつ、なんて考えても答えなんて出る訳はない。 自分で、今度を今に変えなくちゃ]
(74) 2016/03/14(Mon) 21時頃
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『 今夜空いてる? 星、みせてあげる 』
[何様だよ、と突っ込みが入りそうな文章を打ち込んで。 司宛にメッセージを送った。 場所は俺の家でも、きみのところでも、学校の屋上でもどこだっていい。 一緒に星を見れたら、それでいい。
野球部に入部してから忙しそうに夜遅くまで練習に励んでいたきみとふたりでゆっくり観るのは、何時振りだったっけ *]
(75) 2016/03/14(Mon) 21時頃
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― 屋上へいくその前に、3−C教室 ―
[誰もいない、がらんとした教室。 自由登校になる前のあの騒がしさを思い出して、少しだけ、柄にもなく寂しくなる。
俺の席は司の隣。 最後だから自由に決めていいって言われて、真っ先に席をくっつけに行ったっけ。 受験前の空気がピリピリしていた時期は、ふたりの席が近いと雰囲気が煩いからって、意図的に離されたっけ。 椅子を引き、座ってノートを広げる。 お世辞にも綺麗と言えない字で、綴る]
(88) 2016/03/14(Mon) 22時半頃
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”少し早いけど、卒業おめでとう。 あのひ 助けてもらったこと、今も覚えてるよ。 最近将棋はじめたって耳にしたんだけど、 僕ともいつかお手合わせしてほしいな。
一生懸命に駆けていたきみは、 きらきら光ってかっこよかった。 卒業してもまた、あそびにきてね。
助けられた仔猫より ”
(89) 2016/03/14(Mon) 22時半頃
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[そうして、ペン先を止めて窓からそらを見上げる。 遠野は、これを仔猫からのものとして、綺麗な想い出として持っていたのかもしれない。 けれど、俺は? 俺は、彼女の想い出のなかに、少しでも色濃く在りたい。 忘れられたくない。だからこれは俺のわがままで、自己満足。
”仔猫より”の下、小さく書き足した]
”代筆 アイハラ ”
[それを描いたページを丁寧にちぎると、小さく折りたたんだ。 遠野の机の上に置くと、重石代わりにオレンジ色の星を模した飴を乗せた。
きみの記憶のなか、仔猫と一緒に仕舞っておいて *]
(90) 2016/03/14(Mon) 22時半頃
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/* >>87く、ラッキースケベとはいかなかったか……!
(-34) 2016/03/14(Mon) 22時半頃
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― 屋上 ―
[司にメッセージを送ったあと、返信がきたらすぐにわかるようスマートフォンを手に握ったまま、そらを見上げる。 本日は晴天なり。ただし寒い。
もっと熱くなれよー、俺では日本を暖められねえよ。 ギィ、誰かの来訪を告げる音>>87が耳に届いた]
その声は藍璃? おはよ、屋上で会うの久々だな。
[部活のことも相まってよく此処に出入りしている俺と、理由は分からないけどたまにやってきている彼女>>87とは、この場所で言葉を交わすことが一番多かったように思う。
足音が近付いてくる。 これは見えるんじゃないか!?アングル的に。 そんな期待は、脆く消え失せた]
(95) 2016/03/14(Mon) 23時頃
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ん、そんな感じー。 それに、そろそろ見納めだしな。
あいりはー?
[間延びした声で問いを返しながら、 ご一緒にいかがですか、と言う風に横のアスファルトをぺしぺし叩いた *]
(96) 2016/03/14(Mon) 23時頃
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/* >>94まどかちゃん、泣くなら俺の胸にしなさい
(-36) 2016/03/14(Mon) 23時頃
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/* >>96アスファルトじゃねえよ、コンクリだよ!!!
(-37) 2016/03/14(Mon) 23時頃
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[握りしめたスマートフォンが震えれば、藍璃に一言断りを入れて返事を確認する。 普段はひとと一緒にいるときはいじらないようにしているのだけれど、どうしても、早く見たかった。 ……どうしてだろう?]
『 良かった。 俺の家に20時集合でどう? 望遠鏡運ぶ手間省けるし、結構綺麗に見えるんだ 』
[簡素すぎる、父と同じような文面に藍璃が居なければ吹き出していただろう。 すぐ返ってきたメッセージに、楽しみにしてくれてんのかな、なんて。 単純な俺の事だから、思い上がってしまう *]
(105) 2016/03/14(Mon) 23時頃
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/* たまちゃん→まどか濃厚じゃない…?
(-38) 2016/03/14(Mon) 23時頃
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/* 自由登校ってそういう意味だったのか…!(強制的に自習) 登校自体が自由なのかと。
(-39) 2016/03/14(Mon) 23時半頃
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/* >たまちゃんメモ 旅立ちの日にか仰げば尊ししか思い浮かばない
(-40) 2016/03/14(Mon) 23時半頃
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[もう終わっちゃうからね>>118
少し寂しそうな声音で紡がれたその音は、風に攫われども、きちんと耳に届いていた。 届いていたけれど、そうだな、なんてありきたりな言葉を返すのは、違う気がして。 俺は、聞こえなかったふりをした]
……みえるかもとか、なんのはなしだ? みねえよ、目つぶってるから、その間にどうぞ。
[図星を付かれたように震えた声は、きっと彼女に気付かれただろう。 言った通り、瞳を閉じて。 合図があるまでは、決して、開かなかっただろう]
折角だし、一緒にサボろうぜ。
[自習より空を眺めてる方が楽しいだろう? *]
(123) 2016/03/15(Tue) 00時頃
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/* わああ、まどかちゃん拾って下さってるありがとう、うれしい。
(-49) 2016/03/15(Tue) 00時頃
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/* 俺は今どの時間軸にいるんだ???
(-50) 2016/03/15(Tue) 00時頃
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/* メモ あいりお返事 司過去回想に絡む 時間軸すっ飛ばして夜に行く
(-60) 2016/03/15(Tue) 07時頃
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[彼女が隣に寝転んだ音>>129を確認すれば瞼を緩く持ち上げた。 途中、目を開けようかとも思いはしたが。 そんな根性は無かったのと、見てしまえば何か大切なものが失われる気がした。信用とか]
あはは、元、だろ? いいじゃん、今はもう縛るもんなんて何もないんだしさ。
[以前、生徒会役員現役の頃の彼女にこんな事を言ったこともあったっけ。 その時はどうだっただろう。静かに、威圧的に、怒られたような気がする]
あー、俺をダシに使うとかずりい!
[その後、微笑混じりにその言葉>>129が聞こえれば、つられるようにして笑みをこぼした]
(156) 2016/03/15(Tue) 12時半頃
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そういえばさ、実際のところどうなの? ゆっきーとは付き合ってんの?
[仲の良い男女。それも幼馴染とくれば、あいつら付き合ってんじゃね?なんて思ってしまうオトシゴロ。 ここのところ気になっていて、夜しか眠れなかった疑問を、同じようにそらを見上げている藍璃に問いかけた **]
(157) 2016/03/15(Tue) 12時半頃
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― 最後の、夏 ―
[高校野球、地区予選第一回戦。 俺は応援席で齧り付くように見ていた。 野球になんて、昔は興味無かった。 司が野球をはじめてから、ぐいぐいとその世界に引っ張り込まれていった。 何度が誘われたことはあったが、終ぞ俺が野球をすることは無かった。
試合終了のブザーが鳴る。 菜野高校の勝利で幕を閉じた。 きらきら、汗が太陽に反射して輝いて。 みんなの笑顔もとても眩しくって。 おめでとう、って感極まって司に抱き付いてしまったっけ。
けれど、嬉しかったけれど。 同じようにきらきら輝いていた相手高校の選手の背中が、終わりを感じさせる雰囲気が。 どうしてか頭から離れなかった]
(163) 2016/03/15(Tue) 18時半頃
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