128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時頃
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―夜・お嬢脱走事件―
[どれほどの時間、そうして過去に思いをはせていたことだろうか。 男はゆっくりと、椅子から立ち上がる。
元々別れの挨拶など、するつもりはなかったのだが。 どうせ、ばれてしまったのだ。 この際だから、いくつか言い残して行こう、と思い至って。
仮に、自分のことをお嬢がこの先憎むようなことがあっても、それは構わないと思う。 もう、二度と会うつもりはないのだから。
けれど、お嬢には、どうか幸せになってほしいと思う。 それは、ともすれば籠に守られるふりをして、囚われた小鳥の幸せかもしれないけれど。 籠の中にも、幸せは必ずあると思うから。]
(4) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[部屋の外へ出ると、ちょうどこちらを尋ねようとしていたのだろう、父上と出会う。 やはり明日の結婚式には出席しないつもりか、と問われれば、首を横に振る。]
私なぞが、祝いの席にお邪魔するわけにもいきますまい。
[そう答える息子に、家庭教師ならば構わんだろうと言い募る父上。 けれど男はやはり、首を横に振る。]
丁度、脱皮の時期が近いんです。 明日辺りには、目も当てられない様になっていますよ。
[そう悪戯じみた笑いを見せれば、父上は一瞬ぽかんとした後で吹きだした。 当然である。 いくら蛇の血を濃く持つとはいえ、男が脱皮したこと等一度もない。 しかしそれでいくらか和んだのだろう。 寂しそうにしながらも、父上は了承し、立ち去った。
たまには手紙でもよこせ、という彼に、是の返事を返し。 それから男はもう目をつぶってでも歩ける廊下を進んだ。]
(5) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[こん、と軽くその扉をノックして。]
お嬢。
[先ほど言い合いをしたばかりであるからというわけではないが、時間の決まった授業ではない。 返事を待つのが礼儀だろうと、反応を待つが、待っても待っても返答がない。 もう一度、こん、と扉をノックして。]
…お嬢?
[やや声を張り上げて、呼ばうが、やはり反応はない。 拗ねているのだろうか。 あるいはもしや、寝てしまったのだろうか。]
(6) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[…まぁ、それならそれでも… と、扉に背を向けようとした。 が、何故だろう、違和感を覚える。 もう一度、扉を眺め。]
…?
[そっと触れれば妙に湿度を帯びた木の扉に、いつもよりわずかながら温度の低いドアノブに、嫌な予感がした。 先ほどから、強い雨が窓をたたいている。 しかし、もしも、窓を閉め忘れていたならば? 思った時には、扉を開けていた。]
…は?
[部屋に入った瞬間、目に入ったのは、開け放たれた窓。 そして…もぬけの殻のベッド。 広い部屋とはいえ、一瞬で姿が見つからないほど広いわけではない。 まして、男の目は、僅かな温度差も敏感にとらえる。 冷たいシーツ、どこにも熱源の感知されない部屋。]
(7) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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…いつからだ…!?
[男は悟る。 お嬢が、脱走した。]
(8) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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あんの、じゃじゃ馬が…!
[思わず口をついて出る悪態だが、しかしそれが少なからず自分のせいだろうと思えば頭を抱えたくなってしまう。 いやそれどころではない。 男は開け放たれたままの窓から外へと飛び出す。
結婚前夜に新婦が脱走だとか。 良家の娘が玄関扉以外の場所から外へ出ただとか。 そんなことはこの際どうでも良い。
この雨の中、しかも夜に。 ろくに鍛えてもいない箱入り娘が、山にでも入ったら。 無傷で済む方がどうかしている。]
(9) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[男の目は、暗い中でもよく見える。 尾行されない術を身に着けているわけでもないお嬢の足跡を見つけるのは、然程難しい事ではなかった。 その跡をたどるようにして、駆け出す。 嫌な予感は的中、お嬢は山へと入って行ったようだった。]
馬鹿な事を…!
[あの辺りは鉱山も多くある、当然穴もあれば地盤の脆いところもある。 何もこんな日に、しかも夜に。 思いながら夜の山道を駆け抜ける。 暫くは知ったところで男の足がぴたりと止まる。]
(10) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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く…っそ…
[冷たい雨が元々低い男の体温を更に下げる。 血のめぐりも悪い、すぐに酸欠になってしまう。 男は立ち止まったまま、進行方向へと目を凝らした。
少しの体温でも、男には、視える。 はたして、男の視界の片隅を、掠める熱源があった。]
お、嬢…!
[絞り出すように呟き、再び酸素の巡るようになった身体を駆る。 お嬢の体温は、常よりも低い。 これだけの運動をしているのに、雨がどんどん彼女の熱を奪っているのだ。 男の足元で、がさりと葉の音がした。]
スージー…!
[呼ばう声に、お嬢は振り向いただろうか、逃げ出しただろうか、あるいは… いずれにせよ、その姿に、男は思わず手を伸ばした。*]
(12) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* なっげぇ… 何で毎度毎度俺のロルはこう長いんだ… 直打ちだとそうでもないのに下書き挟むとこう…こう…
…ごめんお嬢orz
(-8) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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/* そしてここまで一度も秘話をロルに使ってない。 秘話りたい。
(-9) 2014/07/11(Fri) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 00時半頃
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[こちらに気付いたお嬢が突然走り出す。]
、馬鹿、止ま…!
[しかし男の制止は間に合わない。 あ、と思う間もなく投げ出される肢体。 声を発する間も惜しく、強く地を蹴り手を伸ばす。 伸ばした手を掴もうと、お嬢も手を伸ばし、その指先が触れ、強く掴もうと、]
ッ…!!
[とっさのことで忘れていた。 男には、人間の肌は、熱過ぎた。 刹那、怯んだ男の手の指先を、細い指が掠めるのみですり抜けて行く。]
お嬢―…!!!
[同時に崩れた足元より、宙に投げ出される浮遊感より、何より。 お嬢の安否だけが、それだけが、気がかりで…―――*]
(25) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* 死亡ロルはこんなもんでしょうか。 後は、補完かなー…
あ、館にも、逝かなくちゃね。
(-25) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* 皆さんがバトルで命を落とそうとしてる中、事故であっさり死んでてごめんなさい
(-26) 2014/07/11(Fri) 01時頃
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/* にゃもい…
ところでセシル、お前なんで唐突にお嬢の事名前で呼んだん? 書いてた僕がびっくりしたわ。
(-39) 2014/07/11(Fri) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 05時半頃
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/* まぁ、今日占っちゃうと逆呪殺も有り得るしの…
眠い… 昨晩はお嬢のメモ見てメモ返そうとしてる途中で寝てた… ボタン一個押せてなかった…無念…
(-53) 2014/07/11(Fri) 11時頃
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/* おつかれさまです、ヒセツさん。
(-54) 2014/07/11(Fri) 12時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* わぁ、凄いタイミングw
(-93) 2014/07/11(Fri) 23時半頃
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/* お嬢に抱きつかれている(メモで)。 何という役得。
(-98) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* やはりヒセツさんに身ばれしているようだww ですよねww
(-99) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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/* ねぇ、ロルを書けば書くほどこいつ使えない奴になってくんだけどどうしたらいいかな ヘタレとかレベルじゃないんだけどもう
(-107) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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―???―
[落ちる、堕ちる、墜ちる。 それはきっと、時間にしても距離にしても、短くはないが長くもなかったに違いない。 しかし、その悪夢のような時間は、まるで永久に続くかのように思え…]
ッ…
[気づけば濡れた大地にしたたかに叩きつけられる身体。 男の目の前で、まるで人形のように転がる姿。 お嬢は、落ちる途中で気を失っていたのだろうか。 声一つないその姿に、心臓が止まりそうになる。]
お、嬢…!
[反射的に立ち上がろうとする体が、その場に崩れた。 落ち方もひどく、体のあちこちが痛いのも確かなのだが。 伸ばしかけた指先が小刻みに震える。 動けなかった。]
(157) 2014/07/12(Sat) 00時頃
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[元々自身は水に近しい性質だ、けれど。 長く雨に打たれ続けた身体は、冷え切ってしまい、自由が効かない。 一部の末端などが麻痺していて、どこか怪我をしているのかもわからない。]
…ちく、しょう…
[力の抜ける体に、延ばしても届かない手に、何かと欠陥の多すぎる体質に、ついでにこの世の不条理に。 すべてに呪詛の言葉を投げつけながら、遠のく意識に縋り付いた。
視界を掠めた黒い蝶、それは死者の魂の姿と言われるクロアゲハにも見え、その不吉さに胸をざわめかせたのは、夢だったろうか、それとも……]
(158) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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―森―
[――…シル、セシル……――
愛しい声が、己の名を呼ぶのが聞こえる。 男の瞼がかすかに震えた。]
…おじょう…?
[かすれた喉の奥から、囁くような言葉が漏れる。 酷く、寒く、そして何故だか眠かった。 こんな寒さを感じたのは、ずいぶん久しぶりな気がする。 あそこは、常に、暖かかったから。 酷く億劫な心持を押しのけるようにして、瞼を開けば心配そうなお嬢の顔が目に入る。 同時にひどく安堵した。]
…お嬢、無事だったんだな…
[呟くと、深く息をついて、微かに笑う。 男にはまだ、周りの様子が見えていない。*]
(159) 2014/07/12(Sat) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/07/12(Sat) 13時半頃
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[こちらの無事を確認したからだろう、きゃんきゃんと喚くお嬢を見上げ。 その声は耳に突き刺さるが、しかし決して嫌なものではない。 男はふぅ、とため息を一つ着いて、ゆっくりと体を起こす。
酷く重たい体は、おそらく冷えによるものだろう。 とはいえ、全く動けないという程でもない。]
ほら…泣くな泣くな。
[お嬢は泣きそうなのか、泣いているのか。 どちらにせよ、まるで幼い少女のような有様に、少し苦笑しつつ、重たい腕を上げて頭をぽん、と撫でてやる。
怪我でもしたら…と責めるお嬢には、呆れを通り越して笑ってしまった。]
お嬢…それはあんたの言えたことじゃぁないだろう。
[返って来た返答には、少なからず後悔や反省の色が見えて、珍しい事態に、余程肝を冷やしたのだろうと思うと、胸が痛んだ。]
(201) 2014/07/12(Sat) 13時半頃
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[箱入り娘のお嬢には、夜の、雨の山の危険など、想像がつかなかったことだろう。 知識はあったかもしれないが、それと危機感とはまた別のものだ。 きっと、飛び出すに至った理由もある。 …それはおそらく、自分も決して無関係ではなく。
しかしそれよりも。]
…お嬢。
[呼びかけ、ちょい、と手招きをして。 躊躇ったならば、もう一度、少し強めに手招く。 それでも来ないのならば、こちらが動くしかないが…]
(202) 2014/07/12(Sat) 14時頃
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/* 1d中にキーアイテムである鏡の破片がついた首飾りが、主側のPCへと渡される事でしょう。 追記→この時、特殊な力を持った者達(獣人、アンドロイド、呪術や魔法を使える人々)は主従問わず、その力を封じられます(役職由来の能力が辛うじて残っている状態です)。※現在力を持つ者同士に対しては使用可能にするか思案中です
ってことだから、鏡の破片が渡されるまでは元のままだと思ってるんだけど、大丈夫かな。 結構ロルにガチで影響するんだけど…
(-142) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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/* メモより… 撫でられてにんまりするクラリッサ… にこり、じゃなくて、にんまり。 にんまり。 (なんかツボったらしい
(-143) 2014/07/12(Sat) 15時頃
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/* 洋館につく前に縁故というか知り合い取っときたいよなー
といつつ くっそねむい
(-144) 2014/07/12(Sat) 16時頃
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/* これ、従者が誰かの主人殺したりもするのかな?
(-145) 2014/07/12(Sat) 17時半頃
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[戸惑いながらもこちらへと近づくお嬢を、じっと観察する。 男は見ていた、お嬢の身体が地面に叩きつけられるところを。 そして、経験から知っている。 あんな落ち方をして、まともに立ったり歩いたりなどできるはずがないことを。
自分の身体でも感じた違和感を、お嬢を眺めることで、確信へと変える。 あれは、どう考えても、夢などではありえないことなのに。
男はばっと顔を上げる。 見渡す景色は明らかに見覚えのないそれ。 男は落ちたところの風景を見ているのだから、間違いない。]
…俺たちは…
[本当に、無事なのか? そんな不吉な問いを、飲み込む。 いや、死後の世界にしては、あんまりにも殺風景というか、死後であるならもっとまともな場所であってほしいとは思うのだが。 しかしならば、無傷である身体は、見知らぬ場所は、何だと説明着くというのだろう?]
(243) 2014/07/12(Sat) 23時頃
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