122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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― ソラ ―
……見つけたわ。 やはり来ていたのね、黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》
[10年前のあの時。 ディヴァインレイク教団はウィリアム・ウェーズリーをこう呼んでいた。
ああ、思えばあの頃から。 ヨーランダもライトニングも。 今のこのセカイへの感情は薄れていたのだろうか。]
(19) 2014/05/15(Thu) 00時半頃
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/* >>18 此処が魔女かいwwwwwwwwwwww
(-20) 2014/05/15(Thu) 00時半頃
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お久しぶりね。 あの時のお嬢さんも元気そうで何よりだわ。
[そう言って微笑む。 そして、謙遜するような言葉には。]
何を言ってるのかしら。 ただの内勤ならばあたしを見る事は出来ないわ。
こうして喋っていられるだけでも分かる。
貴方は、あの頃のまま。 何も変わっていないじゃない。
(31) 2014/05/15(Thu) 01時頃
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[引っ越すと言う言葉には満面の笑みを見せて。]
そう、こちらのセカイにね。
向こうのセカイはもう良いってところなのかしら。
[そして、最近出合った面々を思い出しながら。]
この10年で此方も随分と変わったわ。 あたしに会えるような能力者も増えたのだしね。
(33) 2014/05/15(Thu) 01時頃
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― ソラ ―
――太陽永久回帰≪ビッグバン・リヴァース≫ 始まろうとしているのね。
[黒い鳥に乗ったまま。 昇らない太陽の方向を眺めていた。
ああ、本来ならば。 闇属性と言えども彼女もこのセカイを見守る側の存在だというのに。
内心は全く別の事を考えていたのだった。]
(83) 2014/05/15(Thu) 13時頃
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[去って行った黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》の言葉。 そして、繋がっていた筈が今は繋がらない別のセカイ。
それらを思い起こしながら。 何かを考えるようにして。]
(86) 2014/05/15(Thu) 13時頃
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― 幕間・10年前 ―
[教団の関係者から相談を受けた件があった。 曰く、異世界から来た黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》が手に負えないのだと。
宿命の少女 ≪ヒロイックエターナル≫の排除の筈が。 いつの間にか宿命の少女 ≪ヒロイックエターナル≫を守っているD.E.A.T.Hの一員。
結果として闇巫女ヨーランダは彼を助けたのだった。 そして、彼らが異世界へ去って行く間際に。 当時10歳ほどの黒髪の少女に、守りの護符と称してアクセサリーを一つ渡していた。]
(111) 2014/05/15(Thu) 16時頃
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瑠璃神聖十字架《ラピスラズリ・セイント・クルス》
[銀細工をベースにふんだんに瑠璃が使われたそれを手渡した。 いつか、助けになれば良いとそんな事を思って。
“J”や“C”に渡した武器と同様に自身の意志でいつでも取り出せるそれの存在。 それをあの時の少女はまだ覚えているだろうか。]
(112) 2014/05/15(Thu) 16時頃
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/* アイリスに扇渡して “J”に鎖渡して “C”に剣渡して ホリーに十字架渡して
まあ、こんなもんでいっかw
(-77) 2014/05/15(Thu) 16時半頃
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― ソラ ―
[興味深そうに眺めていた影はもう一つ。 黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》が街中でいきなりサブマシンガンを乱射する辺りは10年前と変わっていない様でもあった。
しかし、その後の行動>>154は。]
……親バカ?
[白《ブラン》お姉様が昇って来るまでの間。愉しげに地上の様子を観察していた。]
(162) 2014/05/15(Thu) 19時半頃
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――?
[自分と同じ対象を観察している影が他にもあった>>159 しかし、この違和感は。
始まりの泉とは無関係の存在と察知するまでにそれほどの時間はかからなかった。 以前ほどの力は残っていないが。 それでも、その判別は容易だったのだが。]
何がどうなっているのかしらね。 ……全く。
(167) 2014/05/15(Thu) 19時半頃
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……あらあら。
親子喧嘩にしてはちょっと派手ね。
[全力での攻撃態勢に入ったホリーを見やり。そのまま暴れればこのセカイも壊れてしまうのでは無いかと思ったが。]
……ま、いっか。
[壊れたらまた創り直せばいい。 そんな風に考えるのはいつからだったか。]
(201) 2014/05/15(Thu) 22時頃
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/* >>209 すんなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-123) 2014/05/15(Thu) 22時頃
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そういえばあの子。
……昔から、度胸だけはあったっけ。
[闇巫女、ヨーランダをおばさん呼ばわりしたのは彼女ぐらいのものだった。
蒼褪めていた黄泉の重戦車《ハーデス・ジャガーノート》を横目にしつつも。面と向かって怒る事はしなかった。 まあ、外見はさておき年齢はたしかにそれなりなのだし。]
(237) 2014/05/15(Thu) 23時頃
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[そして今や、あの時の少女は次空門≪ゲート≫を操るぐらいには成長していた。
市街戦で力を抑えているのだろうが。 それでも、立派なものではあった。]
あの時協力して良かったわ。 これほどの使い手に成長した姿を見れたのだからね。
(240) 2014/05/15(Thu) 23時頃
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あら、白《ブラン》お姉様。
これでとは、あたし達のゲーム? それとも――
[そう言うと、白《ブラン》お姉様に微笑んだ。 どちらかと言うと、愉快犯的な思考回路に近い黒《ノワール》は笑う。]
――このセカイかしら?
(251) 2014/05/15(Thu) 23時頃
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ええ、白《ブラン》お姉様。新しいゲームを。
(*2) 2014/05/15(Thu) 23時半頃
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[そう、このセカイそのものが。 革命的再構築《リベリオン・リビルド》の時期とも言える。 現に、太陽は二度と昇らないのだから。
光でありながらも、このセカイにとっては必要ない存在になりつつある者達。 ならばいっそ、原初に戻る方が良いだろうと。
─────── 闇 は 光 を創生し直す事を決めた]
(*4) 2014/05/15(Thu) 23時半頃
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まあ、素敵。 それじゃあ、まずは。
生命の書《アカシックレコード》を書いたあの男。 彼から葬るとしましょうか――
[セカイを見放した湖の闇巫女。 彼女の笑みはどこまでも愉しげだった。]
(*6) 2014/05/16(Fri) 00時頃
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そういえば、白《ブラン》お姉様。
あたしが配った神器。 あれを受け取って、それで素質がある人ならば。
[そう、それだけの器ならば。]
あたし達の声が聞こえるはずだわ。
(*7) 2014/05/16(Fri) 00時頃
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協力者《オトモダチ》になってもらいましょう――
(*8) 2014/05/16(Fri) 00時頃
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そうね、讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》に。
彼の持っているはずの生命の書《アカシックレコード》それをあたし達の手に取り返さなくてはね。
[そう、白《ブラン》と同様に。 未だにそれは讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》の手にあると思い込んでいたのだった。]
(324) 2014/05/16(Fri) 01時頃
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新しいゲーム? 良いわ、教えて。
[黒い鳥に乗ったまま。 白馬と併走するように鳥は羽ばたいて行く。
愉しげな口調で語りかけてくる白《ブラン》お姉様に頷いていた。]
私たちのどちらが真のお姉様に――
[その言葉を繰り返し。 続きを促すように。]
(328) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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素敵ね、そんな新世界。 是非とも創りましょう。
[そう言って微笑んだヨーランダの瞳にも翳りは無い。 彼女と併走するようにして、教団本部の跡地を目指して飛んでいく。
やがて辿り着くころ。 一つの事をふと思い出していた。]
(335) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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― 過去 ―
さて、讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》 貴方は識っていたのでしょう?
死天使の壊誕《デス・エンジェル・バースデイ》 その存在も、その結果何が生まれるかも。
[今までに、天使《アンジェ》を生み出そうとした者達は居た。 他方、死を超えようとして吸血鬼《ヴァンパイア》になろうとした者も。
ならば、その両方を求めればどうなるのか。 吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》と言う新たな存在を生み出そうとした連中が居た。]
(340) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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セカイを存続させ続ける。 その為に吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》と言う存在は都合良いのでしょうね。
[だからといって、永遠不可欠の支持者達《Law Integral Followers "Endless"》の 構成員の95% 《全世界監視機関》も87%の死傷率。
これを止めなかったのはどうしてなのかと。 目の前の讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》を問い詰める。]
生命の書《アカシックレコード》の記述。 セカイの選択。
そんな理由、信用できないわね。
第一、吸血天使《ヴァンパイア・アンジェ》なんてどこに生まれたの?
(342) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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[それでも予言著者は語り続ける。 今すぐに生み出されるという代物では無いと。 やがて、時が過ぎてから生まれ落ちる子供。 その子供こそが、“資質”を持っているのだと言う。
やがて育っていき、その中から選ばれた者だけが育つのだと。 予言著者の言を信じるのであれば。
――その子は現在、高校生ぐらいか。]
(343) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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― 神気楼大聖堂・跡地 ―
[廃墟と化したその地を歩いていく。
自分と湖の騎風神……白《ブラン》お姉様を描いた絵画や魂泉の晶の模造品《レプリカ》を見やってから。]
ねえ、白《ブラン》お姉様。 この前はどこで間違ったのかしらね。
……今度はもっと上手くやらないとね。
(355) 2014/05/16(Fri) 08時半頃
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闇は闇に、光は光に。
――その魂に、祝福を。
[散って行った教団の面々。 せめての気持ちなのか、祈りを捧げ。
彼らが罪無き穢れ知らぬセカイで再生できるようにと祝福を与えていた。]
(367) 2014/05/16(Fri) 09時半頃
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讐怨の預言著者《ノマダ=パルック》 あたしから逃げられると思ったのかしら?
[荒廃した聖堂のその中で。 気配を探って蜘蛛の糸の如く魔力が廃墟に張り巡らされていく。]
あちらね、白《ブラン》お姉様。 行きましょうか。
(368) 2014/05/16(Fri) 10時頃
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